1 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :
2 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/10/19(木) 20:57
今年は平行プログラム多すぎ。
ワークショップを目玉とぶつけたりしないでくれ。
発表論文集のサイズが元に戻ったのは評価できる。
3 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/10/19(木) 23:56
金無いんだけど潜れる?あと近場の宿はもう満杯かな?京都逝きてー
4 :
主催側関係者 :2000/10/20(金) 00:03
発表申し込み件数が多すぎたのよ。過去最大だし。
ワークショップ断ればよかったんだけどねぇ。
宿は、近場&地下鉄沿線はもう多分無いな。
でも、京都は網の目のようにバスが走ってるので、バス路線をたどれば
まだあると思う。
潜るのは止めてね、、。
5 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/10/20(金) 11:02
京都周辺で宿を探すときには、
大阪に向かう方向よりも
大津をはじめ滋賀県に向かう方向のほうがいいですよ。
近畿在住者より
6 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/10/20(金) 13:54
大会御用達の観光会社に真面目に申し込んだんだけど
今んとこ何にも言ってこない.他に申し込んだ人,
なんか言ってきましたか?
発表論文集、使ってる紙が薄すぎ。
8 :
2 :2000/10/20(金) 17:21
昔からそうじゃないか。厚い紙にすると、重くなるから今のやつで十分。
9 :
2>4 :2000/10/20(金) 17:22
というか、ワークショップをやれる小部屋が少なかった、
てのが実情じゃないか?
10 :
社会・臨床かけ持ち屋 :2000/10/20(金) 21:03
4〜5日(あれ?3〜だっけ?)の社会心理学会も参加するとなる
と,宿泊費,か〜〜〜〜〜〜〜なりキツいんっすけど...(T-T)
一気にまとめてくれて嬉しいような哀しいようなだが....
ちなみにあたし,関東から行きます.
リーマンには平日開催は逝けないっす。
関大には逝くけど。
13 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/10/22(日) 19:48
日心と教心は仲が悪いと聞きますが本当ですか?
14 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/10/23(月) 16:20
そもそも教心ができた理由ってのは,日心から分派したんじゃなかった?>13
まあ,今や目の前の「学校心理士」に躍起になっている教心に,
かつての研究姿勢みたいなものは感じられないんだけど.さみしいねえ.
15 :
もう少しですから,:2000/10/24(火) 22:13
あげときますか.
16 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/01(水) 01:33
あげときましょうよ.報告待ちあげ
17 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/01(水) 05:31
来年の基礎心、関学らしいんですけど、日程を
ご存知の方いらっしゃいません?
18 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/01(水) 12:14
動心と一緒にやるってやつですな。
うまく融合するか楽しみ。
19 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/01(水) 15:47
ポスターできてねぇー!
20 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/01(水) 16:21
大丈夫、俺はシンポの準備できてない。
21 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/01(水) 17:42
>18
動心って動物心理っすか?
へえ,基礎心といっしょにやるんだ
22 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/01(水) 18:43
つうかポスターなんか前日に作れよな。
俺もワークショップの準備がぁあ
23 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/02(木) 16:12
なんか、人気ないね,このスレ
24 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/04(土) 21:28
あげとく.
25 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/04(土) 22:30
ポスター誰か作ってくれえ。めんどくさー。
ハンフリー・ボガード気取りでタバコ吸いながら
「そんな昔のことは忘れた・・」と言ってやりたいな。
原稿出したのって何時だったっけ?
26 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/05(日) 00:50
ポスター面倒だね。
作るのも持っていくのも。
27 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/06(月) 02:08
前日あげ
28 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/06(月) 02:12
↑当日じゃん。
29 :
マルシンド@京都:2000/11/06(月) 06:30
あんなに企画重なってちゃあアサイチのワークショップになんか
誰もお客さん来ないだろうなあ。俺だってむしろ裏のシンポのほうが
聞きたいもんね。
30 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/06(月) 18:03
疲れた。
京大文の人たちは本当に大変そうだった。
ごくろう。
平日に学会やるなんて無茶苦茶な話。
32 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/07(火) 00:21
↑
そうかな?ほとんど平日だぞ.<学会
休日メインの学会なんかある?
まあ,普通は週の真中から後半にかけてやって,
週末お休みくださいってのが多いとはおもうけど.
33 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/07(火) 03:01
ワークショップのOHPがまだ出来てねーよー
34 :
マルトロ@裏コンで二日酔:2000/11/07(火) 08:37
ワークショップに意外に人が来てくれて驚いた。
ガーゲン先生のperformative psychologyってのは
もらえると思った。
35 :
マルトロ@裏コンで二日酔:2000/11/07(火) 08:38
>33
京都でプリンター買った人?
36 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/08(水) 05:21
この時期先生がみんな学会にいっちゃってるから研究棟はシーンとしてます。
私の指導教授(社会心理)、14日まで帰ってこないらしい・・・
早く帰ってきて〜〜!!
そもそも学会って14日まであったっけ?私は友達と『きっと学会が終わった後、
飲みに行ってんだよ。』と話しています。
37 :
>32:2000/11/08(水) 11:01
31じゃないけど。私の所属している諸学会では、たいてい土日とか祝日を入れて
連休のときにやってるぞ。
38 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/09(木) 02:01
ほうこくまちあげええええええええええええええええ
39 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/09(木) 02:20
反省あげ
安堵sage
41 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/09(木) 10:34
ワークショップ時間オーバーしちゃった反省上げ。
来てくれた人ありがとう上げ。
42 :
マルシンド@学会お疲れ:2000/11/09(木) 12:45
今度の日心はよくも悪くも「心理学の大変動」を感じたね.
実験や数量的方法,統計などの力で「頭が悪くても金がなくても勉強して
がんばればそこそこの研究ができる」民主的なものであった心理学に
ふたたび「天才と名人」の時代がくる,ということを肌で感じた.
質的方法なんて,高い知性と感性のある人間でなくちゃ,
どんなに努力しても人を感心させられる研究は無理だと思うよ.
これは良いことなのか,悪いことなのか,どう思う?
43 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/09(木) 16:00
> 42
> 実験や数量的方法,統計などの力で「頭が悪くても金がなくても勉強
> してがんばればそこそこの研究ができる」民主的なものであった
> 心理学にふたたび「天才と名人」の時代がくる
どういう意味なんでしょうか?
具体的に教えていただければありがたいのですが。
44 :
マルシンド:2000/11/09(木) 17:21
↑
個人的経験,直感,センス,そして「考えること」を
すべて排除しても研究ができる現在の心理学の仕組みを
維持しているのが実験,数量的方法,統計.
もちろん「一流の研究」にはそれらの方法プラスアルファが
必要だけど,「そこそこの研究」なら教わった研究方法を守って
努力と時間さえあればおよそ誰にでもできる,という意味で実に民主的.
某先生によるとこれらは「頭が悪いことを政治力でカバーした
ブントによって作られた」心理学の伝統.
しかし,今回の日心大会で流行が見えてきた「新しい心理学」には
そうした「ルーティン的研究創成装置」は存在せず,すべては
各研究者のセンス,知性,個人的体験などから始まらざるを得ない.
つまり「バカには研究ができなくなる」.
もちろん,いまの心理学が進んできたように,そうした新しい心理学
もいずれは研究創成装置,あるいは質的方法における「統計のようなもの」の
出現によって民主化されるだろう.そうでないと臨床のような徒弟制度で,
師匠の芸を盗む才能のある奴だけが生き残るだけで「研究者養成教育」ができない.
でも,「統計のようなもの」の確立にはおそらくまだかなり時間がかかり,少なくとも
それまでは天才か名人でないと研究自体を成り立たせることができなくなるのでは?
というのが私の危惧なの.
45 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/09(木) 17:55
うむむ。具体例があるとわかりやすいです。
ピンと来てないんでお願いします>マルシンド様
多分新しい流れに取り残された人間には、
新しい流れの出現はピンと来ないもんなんですよ。
46 :
マルシンド:2000/11/09(木) 18:12
うーん,短く書くのは難しいよ.自分で体験して.
今回の日心の論文集に「質的方法」「フィールドワーク」などを
標榜するものがどれだけあるか数える,ワークショップ,講演などについても同様.
それから「社会構成主義」についても.そしてそれらを読む.
で,それらの内あなたにとって「面白い」あるいは「良い研究」と
思えるものの面白さ,良さが著者の努力によって決まっているか,
才能によって決まっているかを考えてみて.
(面白い,良いと思えるものがないなら,今の研究に没頭せよ!)
そして,そうした方向性の研究者(院生含む)が80人も集まる宴会が
日心大会中に開催されたという事実についても考えてみて.
47 :
もと不出来な院生:2000/11/09(木) 18:39
42>ふたたび「天才と名人」の時代がくる
いつ頃そんな時代だったんですか?
48 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/09(木) 18:57
すみません。日心には参加できなかったのですが、
シンポジウムの
いわゆる"キレル"行動を心理学的に考える
ってどういう内容だったのでしょうか?
49 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/09(木) 19:30
座談会で暴れた人いたね!先輩に聞いたら名物なんだって
「ヨーガ研究所」の山崎?
どういう人?
50 :
マルシンド:2000/11/09(木) 20:29
>47
たとえばゲシュタルト心理学の草創期.
あるいは1950年代実験社会心理学の黄金時代.
ワークショップ準備のためだけに旅先の京都でプリンター買った人,
そのプリンターが初期不良だったんだって.涙なしには聞けない話.
51 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/09(木) 21:57
>49
それは宗宮先生です。
52 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/10(金) 02:11
>マルシンド先生
そこでいう質的研究の「統計のようなもの」というのは,
量データの「統計・検定」に対応するもの
つまり,「質的データを客観的指標として共有するためのもの」ととらえていいのでしょうか?
いや,質の流行は分かるんですが,今のところエッセイが多い気がするので.
53 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/10(金) 04:53
日心二日目に電車の利用状況調査してたね。
あれって、心理学者のせいでずいぶんとデータが歪んだんじゃないのかな?
54 :
マルシンド@今日もこれから会議:2000/11/10(金) 09:58
>52
およそそういうこと.まあもうちょっと広く
量的でない言説にある種の客観性,あるいは間主観性を
保証したり,研究の「程度」や「進み具合」を判断したり
するための合意された基準,っていうかな.
それがないとエッセイになるし,研究の蓄積ができないから
すぐれた研究は名人の直感からしか生まれなくなる.
まあ「研究の蓄積」はいまの心理学にだって存在しない,
って意見もあるけどね.
55 :
>マルシンド:2000/11/10(金) 15:37
>そして,そうした方向性の研究者(院生含む)が80人も集まる宴会が
>日心大会中に開催されたという事実についても考えてみて.
やまだようこさんとか、佐藤達哉さんのこと?
私は心理学の素人で、日心にも初めていったのね。で、「質的研究」って社会学と
か文化人類学ではさんざんやられている話で、それを心理学業界が今さら真似っこ
して、どれだけのことができるの?って思ってしまったよ。ポスターの中にも、こ
れと似た研究、社会学会で見たよなあ、なんてのもあったし(社会学会で見たその
発表は、心理学での先行研究を踏まえ、批判していた。つまり心理学が社会学を追
っかけている、ということでもある)。
たしか佐藤さんややまださんのワークショップで、写真やビデオを「新しい表現」
として取り上げたものがあったけど、これまた文化人類学あたりじゃ当たり前の話
で、今さらはしゃぐなよ、なんて思ったよ。
>実験や数量的方法,統計などの力で「頭が悪くても金がなくても勉強して
>がんばればそこそこの研究ができる」民主的なものであった心理学に
>ふたたび「天才と名人」の時代がくる,ということを肌で感じた.
でも社会学や文化人類学ではこれは当たり前の話だったわけでしょ。心理学業界
が「甘かった」ようにも思うんだけど。
>いや,質の流行は分かるんですが,今のところエッセイが多い気がするので.
これまた社会学や文化人類学では「そんなもの」だよね。読み物として面白ければ
いいじゃん、という感じもする。
だからいかに「心理学らしさ」を出すか、がいっそう問題になるんだろうけど。
佐藤さんらによる『心理学論の誕生』ってどう評価されてるんですか、業界では。
56 :
マルシンド:2000/11/10(金) 16:46
↑だいたい同感.
おそらく心理学における質的方法が社会学や文化人類学における
それと同じような「思弁の材料」に過ぎないのなら,心理学で
それをやる意味は低いと思う.
心理学が社会学や文化人類学と違って「客観的データ」と
「データ分析の合意された手続き」にこだわってきたことは,
心理学のつまらなさの原因でもあるけど,心理学を
それらの学と差別化していた重要な要素でもある.
俺は心理学というのはなんだかんだいっても
自然科学ではなくて明らかに人文科学だと思っているけど,
読み物として面白ければ良いのではない,というのが
人文諸科学の中での心理学の独自性なのであって,
心理学における質的方法がその独自性を今持っていない,
ということが問題.「質的方法における統計のようなもの」
というのはまさにそれ.
>佐藤さんらによる『心理学論の誕生』ってどう評価されてるんですか、業界では。
評価なんかされてないよ(笑).でもおかげさまで日心大会でも何冊か売れた模様.
しかし,この本は別に質的方法やフィールドワークを推奨したり主張したり
した内容ではないぞ.できれば目を通してみてくださいよ.
57 :
52:2000/11/10(金) 17:14
>マルシンド先生.
ご多忙のところ,補足説明ありがとうございます.
56のくだり,胸にしみます.
>これまた社会学や文化人類学では「そんなもの」だよね
同感です.
私はそれがなんとなくイヤで,心理学を選んだんだけどなあ.
量的データの不都合や限界については,私も感じており,
質的研究への興味だってあるのだけれど,
今の諸学会の動向を見る限り,なんか「今のトレンドはこれ!」みたいな風潮で
なーんか興ざめ.
58 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/10(金) 18:39
うーん、、量的データも質的データも併用すればいいのでは、と思う。
自然科学の方法にこだわる限り「扱えるものを扱える範囲で扱う」っていう
限定は越えられないが、逆に言うとこの範囲におさまる対象であれば、
いまのところ、極めて強力な手法だと思う。ワトソンは、そうしたかったん
ではなかろーか。
で、量化できないものは、質的データで補えばよろしい。つーか、
心理学だけで人間を丸ごと理解するのは無理だろうから、質的データの
取り扱いに長けた人文科学と棲みわけるなり、学際化すればいいと思う。
59 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/11(土) 15:56
!
60 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/11(土) 20:01
>それは宗宮先生です。
そうですか?たしか、やまざきさん、とかパネリストが言ったと思ったんですが
61 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/11(土) 20:16
そのあとで行なわれたJust & Carpenterの講演のとき英語(?)で、
「そーみや あんど そーみや」と
言っていました。
確か、名古屋近辺の神社の神主さんです。
62 :
55:2000/11/11(土) 21:26
日本社会学会で広島にきてるんだけど、今日の部会の一つでも、量的研究と質的
研究によるものが同居してて、司会の先生が「この二つをいかにつなげるかが、社
会学会全体の課題」なんてことを言ってたよ。いずこも課題は同じなのね。質的デ
ータを取るときにも、量的なデータとの結びつきを意識して取った方がいいよ、な
んて話もあったなあ(逆もいえるんだろうけど)
ちなみに日社はほとんどが口頭発表。クズ発表にも時間とられるので日心のよう
にポスター中心の方が、(クズは無視すればいいので)良いと思った。
日社については、
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=sociology&key=972581664 も参照のこと。
私、日心会場で『心理学論の誕生』を買った一人です。今手元にないんでうろ覚
えなんだけど、尾見さんの論文なんかは「フィールドワークのすすめ」じゃなかっ
たっけ。全体には、心理学の知識社会学というか科学社会学の本という印象を持ち
ました。社会学者の手による心理学(ブーム)批判の本である『自己コントロール
の檻』(森真一)とか社会臨床学会あたりとの立ち位置の違いなども考えました。
63 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/13(月) 20:18
mada mada
64 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/13(月) 21:14
>62
『自己コントロールの檻』って本は、面白かった。
こういう本ってあんまり見ないからね。
心理学(特に臨床)や精神分析(これは厳密に心理学じゃないけど)
を批判した社会学の立場の本って他にあるの?
後、社会構成主義の何か良い本ない?入門的なやつ。
だけど、質的研究が今話題になっているって言うけど、
臨床ではそれが当たり前のことじゃない?
さんざん臨床の論文を日記だエッセイだって
批判していたのに。臨床心理ブームで心理学界も
臨床に媚びうっている証拠のかなぁー
65 :
悩める人:2000/11/13(月) 23:38
>52
「質的方法」「フィールドワーク」が日本の心理学業界で流行り出すかも
しれないというは見解はわからないでもないですが,
世界の心理学業界でも流行っている(流行りつつある)のでしょうか?
66 :
社会学万歳:2000/11/14(火) 02:50
64>
『感情の社会学』とか。読みやすいです。
社会学ではカウンセリング批判の話は良くあります。
心理系の人って「感情労働」とかって興味ないの?
あ、でも心理系でもカウンセリング批判いるじゃん。
ちょっと弱めだけど。
67 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/14(火) 10:30
>65
52じゃないけど、あんまり聞かないなぁ。私が不勉強なのかな?
APAやAPSでは流行ってない気がする。
日本でのブームは、「伝統的な分野では勝負できないやつらが始めた運動」では?
68 :
マルシンド:2000/11/14(火) 10:47
>65@`67
アメリカで流行ってないのは確かだけど,
それがなんかの重要な基準だとしたら情けないね(笑
「君の研究の意義はともかく,それはアメリカでは
流行っていないだろう」とでも言うわけ?
>66
興味あるとかないとかではなくて,心理学の主流は
「自分の頭では考えないこと」なのよ.
>67
>日本でのブームは、「伝統的な分野では勝負できないやつらが始めた運動」では?
やまだようこ,伊藤哲司,佐藤達哉あたりの以前の仕事を知っていたら
そういう話はできないだろうな.あるいは高橋直とかいわゆる実験系の
業績のある人もけっこう参入しているしね.
ただし,あなたの言うような理由で,以前なら臨床に流れたタイプの人々も
流入しているのは確かだろうな.
69 :
悩める人:2000/11/14(火) 20:49
>68
「心理学の大変動」と「日本の心理学業界の変化(もっと言えば日心
の発表件数)」とは全然別物だと思ったからです.
「アメリカで流行ってないからよくない」とかいうつもりは毛頭あり
ません.
アメリカも世界の中の一つの地域ですから,そこで流行っているか
どうかは多くの基準のなかの一つにはなるかもしれません.
あと,頭の良し悪しでいうなら,
「日本の心理学業界は,以前よりもっと頭が悪くなったから『質的研究』
に流れはじめている」
という言い方もできるような気がします.
70 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/14(火) 22:06
アメリカで流行っているのは
一つの基準と思っていたが、、
71 :
55@`62:2000/11/14(火) 23:15
>64
必ずしも社会学とは言えないけれど、日本社会臨床学会編『カウンセリング・幻想
と現実』は面白かった。確かこの学会自体が、臨床心理士の国家資格化批判で、臨
床心理学会からスピンアウトした人たちがつくったんでしょ。この中で書いている
石川准は「感情社会学」の人。ホックフィールド『管理される心』の訳者でもあ
る。ただ、社会臨床学会に対しては、批判するだけで建設的でない、という批判も
ありそう。
あと、香山リカ『「こころの時代」解体新書』も、まとまりがないけれど、心理学
ブームを担う当事者の反省として読める。
社会構成主義の本は、中河伸俊『社会問題の社会学』がいいんじゃないでしょうか。中河・平英美編『構築主義の社会学』なんて本もある。
中河のHP
http://jinbun1.hmt.toyama-u.ac.jp/socio/nakagawa/biblio.html には構築主義に基づいた文献がたくさん紹介されてるので、ここから拾ってみるの
もいいかも。
72 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/15(水) 03:05
>69
質的研究をとくに弁護するつもりはないが,
少なくとも自分が使ってきた方法に疑問を持って,
一から問い直した結果レベルは低いが自分の納得できる
スタートをきれたのならそれはそれで良いし,
将来を見てあげたら.
たとえば実験や数量化や統計の原理や成立ちなんか
まったく理解しないでそう習ったからその手続きを使っている,
というだけの大多数の「自称科学的」心理学者よりは
「自分の頭で考えている」とは言えない?それじゃほめ過ぎ?
73 :
>71:2000/11/15(水) 03:06
その手の本&考え方はここでは臨床家の感情的反発を
食らうのが通例だが,まだ出てこないね.
スレが臨床スレじゃないからかな?
74 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/15(水) 03:48
バカにしてたけど,読んでみたらわりとおもしろかったけどなあ.>香山リカ
75 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:2000/11/15(水) 05:55
香山リカ・・・いままで読んだ本はすべてダメ。自分的に。
76 :
マルシンド:2000/11/15(水) 10:08
俺的には最近の香山リカけっこう評価高いよ.
しかし,何かの本を読んで「ダメ」と決めつけられることは
俺にはほとんどないけどなあ,みんな偉いのねえ.
77 :
マルシンド:2000/11/15(水) 10:12
幻想と現実でも,自己コントロールの鑑でも,
カウンセリングという営みのマイナス面は直視すべきだと俺も思う.
とくに学校カウンセリングなどが学校や社会のシステムの問題点を
改善せずにすべてを生徒の「心の問題」に矮小化して,現在の体制の
維持に一役買っていること,あえてもっと言えば教育システム自体の
改善を遅らせていることは心理学以外からは常に指摘される,自明の
ことだよね.そうした説に反論するにしても否定するにしても,
心理学者は一応そういう本を読んでおくべきだよな.「臨床技術」を
磨くばかりじゃなくてさ.
78 :
↑:2000/11/15(水) 10:28
ほとんどの心理学者,特に臨床はそういう批判があること自体知らないよ
とにかく「臨床」にかまけて勉強しないことにかけては一流だもんね
79 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/15(水) 12:20
>しかし,何かの本を読んで「ダメ」と決めつけられることは
>俺にはほとんどないけどなあ,みんな偉いのねえ.
笑ってしまった.確かにそのとおりですね.
ちなみに最近ダメだと思った本は
「家族崩壊」林道義.
問題提起として出版の意義は認められるけど,議論になっていないところが痛い.
80 :
悩める人:2000/11/15(水) 21:09
>69
研究において,自分の頭で考えているかどうかなんて,第3者からみると
どうでもいいことだと思ってしまう.
心理学業界は「自己実現サークル」じゃないんだし,本人が納得している
かどうかも,第3者からみるとどうでもいいような気がする.
自分が納得したいことをやりたいなら,他の職業に就いて,空いた時間で
趣味を堪能したらよいと思う.
心理学が心理学以外や社会に対してどう貢献するかって視点よりも,心
理学者本人たちが,いかに納得するか,面白がるか,楽しむか,生き甲斐
を感じるか,就職するかとかに話がいきがちですよね.心理学関係者同士
の話って.
81 :
マルシンド:2000/11/16(木) 08:04
↑
そりゃあ心理学者に限らず学者は全員そうだよ.
「どう貢献するか」なんて考えて研究する学者はいないし,
科学史をひもとけばそうした「社会の要請」や「世論」に
敏感な学者の方がむしろ,長期的には社会や人間に害になる
研究や技術を生み出してしまう嫌いがある.
科学が政治や経済と結びついてひどい仕事をした例は
挙げるまでもないだろ.
学者が自分の興味だけで研究することが,むしろ学問の
危険性を薄める安全弁,って側面もあるぜ.
82 :
マルシンド:2000/11/16(木) 11:26
落ち着いて80を読んでみると,どうも「職業」ってものは
自分の頭で考えられなくても,納得できなくても外的な要求に
従って我慢してやるもので,自分の興味や自己実現は
職業以外の生活に求めるのだ,という「悩める人」氏の人生観が
深くにじみ出ていて,感慨深いね.
俺も含めて学者になろうとする人の多くは,学問という
仕事の中で自分の好きなことをやり,自分で考え,
納得して働くことを求めてこの世界に入ってくるのだと思う.
確かに実際には大学なんかに勤めていると学内行政とか
さまざまな雑用など研究教育以外のことで忙殺されることも
あるけど,それでも心理学者としての自分は研究者としての
「職業」の中で納得し,おもしろがって楽しみ,生甲斐を感じ,
「自己実現する」ってことを求めているし,それを少しづつは
実現している.
ああ,イヤなことはあるけど他にくらべたら幸せな職業なんだなあ.
感謝感謝.
83 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/16(木) 12:51
かわりに、そこへの入り口すら競争が激しい。
学部卒の一般企業への就職率70%なんて、D卒に比べたらはるかに高い。
ま、どっち選ぶかだろーね。
84 :
悩める人:2000/11/16(木) 21:36
「社会の要請」や「世論」に敏感な学者の方では,そうじゃない学者よりも長期的に
(1)社会や人間に害になる研究や技術を生み出している者の方が多いのか,
(2)社会や人間に有益な研究や技術を生み出している者の方が多いのか,
科学史をひもといたくらいではわからないでしょう.
自分たちがほとんど社会に貢献せずに収入を得ていることに対して
合理化しているだけだと思ってしまいます.
たまたま現状の社会がその状態を黙認しているだけで.
それともホントに,社会に対する貢献なんてことをついつい考えて
しまう人は,学者になろうとしない方が幸せなのかな?
自分の知的好奇心のためなら,他人の不幸なんてどうでもいい人間
じゃないと,学者にはなれないのか?
85 :
悩める人:2000/11/16(木) 21:38
人間や心を研究する学問だからこそ,こんな疑問を持ってしまう.
問題はだな。
>人間や心を研究する学問だからこそ,こんな疑問を持ってしまう.
心を研究してる心理学者ばかりじゃないし、中には人間を扱ってない
心理学者もいるってことだね。で、心理学は心を研究するもんだって
いう「常識」と巨大なズレがある。
ってのと
>自分たちがほとんど社会に貢献せずに収入を得ていることに対して
>合理化しているだけだと思ってしまいます.
あなたが知らないだけ。他スレで出てるよ。
もうひとつ。
>それともホントに,社会に対する貢献なんてことをついつい考えて
>しまう人は,学者になろうとしない方が幸せなのかな?
サラリーマンや自営業の人は、社会への(会社じゃないよ)貢献なんて
考えてるのかね? 自分の生活のために働いてるんじゃないの?
社会貢献、会社内の実績・名誉、金 などを天秤にかけ悩みながら働いてるのが社会人。
この板には社会人は少ないようだ(笑)
しかし、ま、大志と理想を抱き邁進するのは若者の特権である。ある意味、羨ましくもある。
90 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/17(金) 12:00
なんだかんだいってみんな負け惜しみじゃないか.
仕事はつまらないより面白くてやりがいがある方が良いに決まってるし
「貢献」なんか気にしないで人の金で好きな仕事ができるなら
みんなそうしたいだろう.くやしかったらみんな学者になればええやん.
いかにも自分達の方が常識人で社会に貢献してるみたいに
言ってるの,かっこわるいよ.そういう奴に限って誰の役にもたってないのと違う?
>社会貢献、会社内の実績・名誉、金 などを天秤にかけ悩みながら働いてるのが社会人。
この定義なら、大抵の大学院生は社会人ですな。
「金」の重みが小さくて、実績・名誉が大きいのが特徴か。
社会貢献に重みを置いてる人は、臨床めざす院生には結構いるかも。
それが、適切かどうかは別として。
92 :
悩める人:2000/11/18(土) 00:06
>87
よかったら,そのスレッドを教えて下さい.
93 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/18(土) 15:04
今年の日心はコーヒーやお茶のサービスがなかったのがちょっと不満.
自動販売機もどこにあるのかわからなかったし.
94 :
>93:2000/11/18(土) 16:31
4階。
会場借りるだけでかつかつでしょ。
普通学会は儲かるものだが。
95 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/18(土) 19:43
コーヒー有料に頭がきた
っていつか書こうと思ってて先を越された
96 :
悩める人:2000/11/18(土) 21:55
「負け惜しみ」か・・・
学者批判をしてうさをはらしたいわけじゃないですよ.
自分が将来なろうかなと考えている職業では,「自分の頭を使っている
かどうか」「自分が納得しているかどうか」とかいう小学校の自由研究的な評
価がされたり,「直感的に理解が難しいことよりも,わかりやす文芸的な発表
が評価される」ということを,公共の場所で自慢げに話されているのを目にして,
ちょっと悲しくなったのでした.
97 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/19(日) 00:20
やってみれば、これがどれだけ難しく、つらいことかわかるよ。
深くかつ論理的に考えるのは、とてもしんどい。しかも、その考える
土台となる知識は、他人の研究から持ってくるわけだから、まず、自分が
受け入れようとしている情報が本当に確実なことなのか吟味することから
始めなきゃならない。授業のように先生のいうことを「正しい」と思って
聞くのとは大きく違うし、間違えたときに上司の判断ミスにできるわけ
でもない。自分の考えたことにについても、同じように吟味することが
求められる。自分の考えは、自分が世界一詳しいわけだから、当然批判も
厳しい。自分を納得させるっとのが、これまたつらい。納得したように
論文は書くけどね。
自分の考えをわかりやすく表現することの難しさも、なんか文章書い
て他人に読んで貰えば、すぐわかるよ。伝えるべき自分の考えが曖昧だと、
伝えられないし、逆に精緻に考えたことをそのまま書いても、伝わるとは
限らない。
自由研究的な評価というけれど、君は自分が小学校のときにした自由研究
のテーマとそこで得られた結果、その考察について、間違いがないって
自分で納得して、他人に断言できるのかい?また、そのテーマは人から借り物
の思考ではなく、本当に自分で考えたものかい?
聞いた話だが、国際会議場は押しピンまでレンタルで金をとったらしい。
それにしても、昼飯高かった!!
99 :
唯伝仔:2000/11/19(日) 19:54
悩める人氏は
80で>研究において,自分の頭で考えているかどうかなんて,第3者からみると
>どうでもいいことだと思ってしまう.
84で>自分たちがほとんど社会に貢献せずに収入を得ていることに対して
>合理化しているだけだと思ってしまいます.
69で>アメリカも世界の中の一つの地域ですから,そこで流行っているか
> どうかは多くの基準のなかの一つにはなるかもしれません.
と言っておられますが、金をもらっている以上は「社会貢献」and/or「アメリカで流行っていること」のどちらかをすれば、
アタマを使ってるかどうかなどどうでもいいということでしょうか?あるいは他に基準があるのでしょうか。
いずれにせよ、研究する基準を外から押しつけられることを喜ぶ学者はどこにもいないはずですよ。
96で>「直感的に理解が難しいことよりも,わかりやす文芸的な発表
>が評価される」
といってますが、それこそ表現方法が問題なのではなく、
そこでどのような問題が扱われ解決が目指されているのか、
を問うことの方が重要だと思われますがいかがでしょうか?
ついでに
69>あと,頭の良し悪しでいうなら,
>「日本の心理学業界は,以前よりもっと頭が悪くなったから『質的研究』
> に流れはじめている」
> という言い方もできるような気がします.
「研究のスタイル」と「アタマの良さ」が交絡してます。後付け定義ではないでしょうか?
「研究のスタイル」と独立な「アタマの良さ」を示してもらえると考えやすいのでお願いします。
100 :
↑:2000/11/19(日) 20:24
唯伝仔;補足です。
96で>「直感的に理解が難しいことよりも,わかりやす文芸的な発表が評価される」
については、評価されているわけではないので悲しくなる必要はないでしょう。
101 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/20(月) 16:29
101あげ
102 :
悩める人:2000/11/20(月) 16:56
基本的には,42や44に対する反感です.
●「アメリカで流行っていること」について
日本心理学会第64会大会から「心理学の大変動」を感じたとのことなので,その変動は
世界的な変動なのか,日本での変動なのかを知りたく,ただ質問しただけです.
すると,「世界」というとまず「アメリカ」を考えてしまうらしい方が,
68> アメリカで流行ってないのは確かだけど,
68> それがなんかの重要な基準だとしたら情けないね(笑
と,脊髄反射的なレスをしてきました.
「アメリカで流行っているかどうか」は全く基準にならないというわけではな
いので,慎重な回答として,アメリカで流行っているかどうかも多くの基準の
中の基準の一つになる,と答えただけです.
103 :
悩める人:2000/11/20(月) 17:38
●「社会貢献」と基準
私の頭を離れない一つの疑問は,ひらたく言うと,
「大学の研究者はなぜ給料をもらえるのか?」ということです.
教育活動と学内行政に対して給料がでるのはわかります.
しかし,なぜ研究活動に関して給料がもらえるのがはっきりと
理解できないのです.
中世ヨーロッパからの大学の歴史や,日本の大学の歴史などを
徹底的に学べば,理解できるのでしょうか.(良い本があったら
紹介してください)
企業の場合は(個々の社員の思惑はどうであれ),価値がある
と認められるものを生産することによって収入を得て,そこから
個々の社員も給料を得る.社員が収入をよくしようと考え働けば,
(その社員に社会貢献の意志はなくとも)そこに社会的な価値が
生まれる.
この古典派的な単純な考えに対しては,反論や例外がたくさん
あるでしょうが,非常にクリティカルな問題じゃなければ,そこ
はおいておいてください.
そして,大学の研究者のが生み出す価値は,研究成果だと思い
ます.その成果が,人類の「知」の蓄積として価値のあるものに
なるのだと思います.
104 :
悩める人:2000/11/20(月) 17:57
上は理解できないなりに私がとりあえず考えたことです.
反論等ください.
●研究成果
研究成果を(あるいはそれを研究評価として)評価するのは,
一般の人,研究者の雇用に責任を持つもの,研究費の出資者,同
時代の他の研究者,未来の研究者等があると思います.
ここで,同時代の他の研究者からの評価が,少なからぬウェイ
トを持つと思います.なぜなら,研究者の雇用に責任を持つもの
や研究費の出資者も,実際の評価は同時代の他の研究者に委託す
るということがよくあると思われるからです.
そして,人類の「知」の蓄積としての研究成果の評価において,
「自分で納得しているか」「自分で考えたか」ということは,それ
程重要ではないのではないか? というのが,私の投げかけたいこ
となのです.
研究者同士の評価となると,研究活動に関して共主観的になるの
もわからないでもないです.
105 :
悩める人:2000/11/20(月) 18:09
●研究者になること
現在たまたま存在している大学の研究者という職業やルールを
利用して,知的好奇心を満たすことに打ち込むのもよいかもしれ
ません.また,やりたいことが比較的自由にやれる職業とみなし
て,それを目指すのもよいのかもしれません.
しかし,なぜ大学の研究者はこの世に生かされているのかと考
えると,私はそういう考えになりたくないだけなのかもしれません.
106 :
悩める人:2000/11/20(月) 18:15
最後.
●「アタマの良さ」
研究スタイルと「アタマの良さ」に関して,特に議論したいわ
けではありません.
42や44で,「頭の良さ」「天才」「民主的」等のイメージ的な
話題が出ていたので,その逆も言うことは可能でそんなことは意
味ないんじゃないの? ということが書きたかったのでした.
107 :
悩める人:2000/11/20(月) 18:18
いっぱい書いちゃいましたが,これらも,青年期特有の… で
片付けられちゃうのかもしれませんね.
青年期にそういう風に(学部生、院生時代)悩んできた人は多いんではないかな?
全く悩まなかった人も大勢いるだろけど。
安心して悩んでくれ。青年期特有に・・・で片付けたりしないよ。>悩める人
みんな通ってきた道、そしてこれから通る道です。
109 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/21(火) 14:31
あとでちゃんと読みます.
これから講義なのであげ
110 :
109:2000/11/21(火) 21:22
なんだか,じっくり読めていない気がするので
言いっぱなしで逃げます.と,予防線を張っておいて,
結局「社会貢献」ってところなのかな.
大学における科学的研究にも,企業社会と同じような「貢献」を求めるべきだというのであれば
その考え方には承服しかねる.
目先の利益にこだわった貢献なんぞ研究者は行うべきではないし,
行ったところでそれは学問ではない.富田隆なんていい例じゃないかと思う.
個人的には97さんの意見に賛同.
111 :
sage:2000/11/21(火) 21:46
ポスター会場のポスターを張る板.並び方がいびつだった.
「認知」の方は板と板の間隔が狭くて混雑がひどく,
その反対側は間隔が広くてすかすかだった.
112 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/22(水) 00:33
>悩める人氏
結局大学教育も研究も経済行為。
あなたから見て無意味に見えるものが維持されているのは
それが少なくとも何らかの経済的利益を生み出してきたからで
そういう意味では存在するすべての組織やその営みは
存在が認められている時点で社会に貢献している。
社会が学者に勝手に研究をさせてきたのは,そのことが過去において
何らかの社会貢献を生み出し,今後もそうだと期待されているから。
心理学という学問とその教育が現実にどれだけの金を動かし,
生み出しているか考えた上で,その経済システムが学者抜きで
存在し得ないという現実を冷静に見てね。
もちろん,利潤やマネーフローで社会貢献できないシステムは
自然に淘汰されて消滅する。心理学が,あるいは学者の研究が
社会貢献しないなら,あなたが心配しなくても心理学はそのうち
なくなるだろうし,心理学が利潤やマネーフローを生み出す限りは
あなたがいくら理屈を言っても今のシステムは残る。
大学や研究が会社みたいな短期利益原則に基づいていないのは,
これまでにおいてそうでない方が「利益」を生み出してきたからだろう。
もちろん98%くらいの学者は何も社会貢献しないだろうが
2%貢献すれば社会にとって十分利益である,と考えられているということ。
113 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/28(火) 20:19
余計なことをうだうだ悩んで不幸な気分になるくらいなら、
思考を停止して幸せな気分になった方がいいですよ。
これが悩んでいる人々に対する、心理学の知見の一つです。
114 :
マルシンド:2000/11/28(火) 20:28
3時から始まった教務委員会がやっと終わっていま8時半.
大学教員だって自分の好きな研究だけやっているわけじゃない.
そんなに目くじら立てられるほど楽しい仕事ではないよ.
115 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/28(火) 21:20
>111
そうだったのか!
認知ブームで人が多いだけかと思っていたぞ
116 :
悩める人:2000/12/06(水) 00:09
>114
あぁ.「忙しい,忙しい」って例のやつですね.
楽しそうでうらやましいとか,楽そうで妬ましいとか,
そういう話じゃないんですけどね.
>112
日本の心理学における2%貢献の具体例を知りたいです.違うスレの話みたいですが.
いろいろ調べているのですが,これだ!というのがなかなか見つからなくて.
NIHなんかは,基礎研究に投入した研究費と,それらの基礎研究の成果が応用されて
生み出された経済効果との関係を報告したりしているようですが.
117 :
112:2000/12/06(水) 11:05
>116
そうじゃなくて,資本主義社会では現にそこに金が注ぎ込まれている
と言うこと自体が「社会の役に立っている」ことの指標だ,という
ことを言っている.具体例がどうのこうの言う前に,大学に心理学科
がどんどん作られ,そこに大学補助金や科学研究費が注ぎ込まれている
という事実自体が,実は「社会貢献」なんだよ.
2%貢献の例をあげるのは容易いけど(がいしゅつだし),
実際に貢献している実例を心理学者も,その他の人もあげることができなくても,
上にあげたような意味での「社会貢献」を論じる上では問題はない.
「NIHの報告」の例を上げているが,そういう報告は「報告を求められる」
という文脈の中でそれに対応して行なわれるのであって,その報告が
「NIHの実際の社会貢献」のすべてを報告するわけではないし,
そうである必要もない.具体的に報告できるもの,報告できないもの
をあわせたものが実際の社会貢献なんだ.そういう話なら,
心理学だって求められればいくらだって「社会貢献の報告」を
することはできるだろうし,大学評価なんかでは実際にやってるけど,
その報告内容が「心理学の実際の貢献」を全て代表しているわけではないし,
代表する必要もない.
それ以前に,あなたの信仰している「社会貢献の教義」を
もっとはっきりさせて,それと心理学の実情を比較した方が
有意義だと思うけどいかが?
そういう意味では,悩める人さんからみて心理学とは逆に
「社会に貢献しているのに評価されていない(金が注ぎ込まれて
いない)学問や活動」というのがあるとすれば,
それは社会に貢献しているように見えるが実際には貢献していない,
ということだともいえる.
119 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/06(水) 11:43
120 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/06(水) 11:54
いや、私は「悩める人」氏は心理の学生または院生で、
自分の研究が社会貢献してないと言う念慮に苦しめられているのだと
思うぞ。あるいは誰かにそう責められているとか。
121 :
119:2000/12/06(水) 12:09
>>120 なるほど。そういえば「青年期特有の…」とか書いてたね。
「悩める人」氏が学生または院生だったら、むしろ、指導教官が不運にも
アレな人で「なんでこんな奴が給料もらってんだよって思うとやりきれない」
というパターンの方がしっくりくる。
院生同士で飲んだりして、「アレな指導教官をつるしあげ」みたいなことに
なったときにありがちな論調のような。
122 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/06(水) 19:49
まともなスレあげ
123 :
悩める人:2000/12/07(木) 15:43
疑問文をなんでも「反語」と読解していると,誤解が増えるだけだと思います.
さて,私の議論の中には「日本の心理学なんて社会貢献ゼロ」「日本の心理
学なんて何も社会貢献してないじゃん」という主張はないつもりです.そこ
のところ誤解ないようよろしくお願いします.
>120@`121
それらのことが,こういう余計なことを考えるきっかけになったのは確か
です.
そして,自分が研究者になったときにもやもやしたまま進むのは嫌だとい
うのが大きな理由です.そこで,研究者や研究者を目指している人やその
他諸々の人の意見を聞いてみたいということです.
とりいそぎ.
124 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/07(木) 16:55
>119
だったら厨房にもわかるような具体例を端的に上げてみさらせ。ブリブリ。
125 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/07(木) 17:23
森田療法:神経症の治療に用いられている。
内観療法:非行少年の更生などに役立っている。
PM理論:企業の管理職教育に役立っている。
YG性格検査・内田クレペリン検査:社員の選抜など各種の目的で用いられている。
霊長研松沢グループの仕事:人間とは何かを考えさせてくれる。
126 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/07(木) 17:26
>悩める人氏
「日本の心理学なんて社会貢献ゼロ」「日本の心理学なんて何も社会貢献してないじゃん」
というのが出発点。
しかし、学会で「自分のアタマで考えるよう研究発表を見ても違和感ある」
というのであれば、結論は出たようなものでは。
他にやりがいのあることを探したらどうでしょうか?
127 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/07(木) 17:30
>126
私は悩める人じゃありませんが、うさんくさい心理学で金儲けてる君らにムカツクのです。
128 :
119:2000/12/07(木) 21:37
> 悩める人(123)
あなたが知りたいことがよくわからないな。
>>112 氏が
> もちろん98%くらいの学者は何も社会貢献しないだろうが
> 2%貢献すれば社会にとって十分利益である
と書いたことを受けて、
>>114 で
> 日本の心理学における2%貢献の具体例を知りたいです.違うスレの話みたいですが.
> いろいろ調べているのですが,これだ!というのがなかなか見つからなくて.
と書かれたわけでしょう。いろいろと調べても、どれもこれも
あなたが「これだ!」と思えるものではなかったんですよね。
だから、私は
>>119 で心理板の関連スレを挙げたわけです。
119に挙げたスレで納得していただければそれで問題解決ですし、
納得いかないとおっしゃるならば、あなたの言う「社会貢献」と
いうのは私が考えるものとはずいぶん違うもののようですから、
まず「社会貢献」というものをどう考えておられるのか説明
していただきたいということです。
>>123 の後半の疑問に関しては、私は126氏の意見に賛成。
現在、日本の大学で研究者として職を得るのは非常に難しくなりつつ
あるように感じます(分野によって差がありますが)。研究者に
なることに疑問を抱きながら進学して、いざ学位を取ったはいいが
就職がないとなると、本当に救いがありません。育英会とかの
返済義務がある奨学金を受けてたりすると、30歳無職で何百万もの
借金、ということになりかねません。
安くない授業料や学会費を払って納得いかないことをするくらいなら、
納得いかなくても給料がもらえる仕事につくことをお勧めします。
129 :
悩める人:2000/12/07(木) 21:49
>119
スレを教えていただきありがとうございます.
しかし,まだ読んでいないので,またあとで読ませてもらいます.
読む前に書くのもなんですが,研究者自身は社会貢献を全く意図
したものではないが,その研究成果が応用され役に立った,とい
うような研究成果があれば,私の疑問の一部が崩れてよいですね.
130 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/07(木) 22:04
要するに道楽で心理学やってる研究者が多いっちゅう訳だ。
131 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/07(木) 22:07
>130
やってない人が多いってことでしょ?
132 :
悩める人:2000/12/07(木) 22:42
・経済行為に関して >117第1段落
あ,そういうレベルの話だったんですか.
そういう金をつぎ込むという意味では,道路工事でも地域振興券でも森首相
のIT革命でも何でもいいわけですよね.
予算の一部がたまたま科学研究費や援助金に廻るのは,文部省系議員,文部
省,圧力団体,その他勢力間の力関係の結果だということかな.
・すべて… >117第2段落以降
NIHが経済効果(GNPかGDPだった)を発表したのは,予算獲得(低下防止)の
ために行った一手段であって,そういう文脈のものが研究成果を代表する
と見なしても無意味だ,とも言えるでしょう.
もっとも「何かの本質の全て」を代表するものなんてないのは当たり前です.代表値もいろいろな算出の仕方があるように.
いろいろと総合的にみるのでしょう.
「全てを代表しないから意味がない」というのは,詭弁に近いと思いますよ.
133 :
唯伝仔:2000/12/08(金) 03:20
>悩める人氏
NIHが経済効果(GNPかGDPだった)を発表したのは,予算獲得(低下防止)の
ために行った一手段であって,
というのはある意味正しいけど、その前提として、科学技術予算がアタマ打ちになっているということがあります。
134 :
唯伝仔:2000/12/08(金) 03:26
>129(悩める人氏)
あなたの一連の書き込みを見てると(同一人物だという仮定で)
小学校以来、自分のアタマで考えた事がない。
大学院で、そのようなことでいいかと少し悩んだ。
学会の発表で、自分のアタマで考える人がいるということも分かった。
故に色々と不安になった。
というプロセスが透けて見えますが、いかがでしょう?
社会貢献などを考えて研究する人はいないと思いますが、「自分のアタマで考えないし面白くないことをやる」という前提で研究者になることは心苦しい。だから、社会に貢献したいということですよね。違ったらすみません。
135 :
悩める人:2000/12/08(金) 21:19
>126@` 128
研究者を目指すのをやめるという選択も,おっしゃるとおり検討しています.
少なくとも,マ氏のように「役に立たないことをやっていることを自慢できる」
境地には今のところ立てないです.
違う道といっても,選択肢は少なく厳しいですが.
人の心配している場合じゃないですが,今M1の人は,Dに進学するか
就職するかよくよく考えて欲しいですね.積極的な選択ができる
最後のチャンスかもしれません.
>134 唯伝仔
仮に,私のプロセスが理解できたとしても,このスレは対して
なんになるのでしょうか? 最後の段落が理解したうえの発言かな.
これに対してはまたあとでレスします.
それと「社会貢献などを考えて研究する人はいない」ってホントかなぁ.
えっと,私は「自分の頭で考えることを特別評価してもしょうがない」
と言っているのであって,
「自分の頭で考えない方がよい」と言っているわけではありません.
逆,裏,対偶をちゃんと考えくださいね.
136 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/09(土) 17:16
>>135 「自分の頭で考えること」ぐらいはせめて自分で特別評価してあげようよ.
すくなくとも,社会貢献よりは自己評価を先に考えて俺は研究やってるよ.
もちろん,それが社会貢献につながるようには考えてはいるけど.
137 :
マルシンド:2000/12/09(土) 19:04
>>22 プレゼンが駄目だと、内容も(たとえよかったとしても)
駄目に聞こえるってこと。心理学的問題だろ?
世界に何とかついていきたい、ってのなら、英語習って
せめてプレゼンくらいきちんとしろよ、ってこと。
おまえもな。
138 :
マルシンド:2000/12/09(土) 19:06
って、書くとこ間違えちゃったよ。
マルシンドのお馬鹿さん。
正しいスレをみんなで考えてね。
わかった人は、正しいスレまでコピペしよう。