拒食症は治らない?

このエントリーをはてなブックマークに追加
1ちよに
拒食症は治らないのか?
40を過ぎても、拒食症とアルコール依存の抜けないひどい母親に
育てられた娘はどんな性格に育つのだろう?
知り合いにいるんだが、なんだかひねくれている。
もっとひねくれるのだろうか。
母親に忠告しなくては。
2やちよに:2000/07/17(月) 13:58
おーい、臨床心理士ーーー。出番だぞーー。
実際に会ってみないと迂闊なこと言えないだろけど。
妙なこと言うと、症状進むこともありえるし。
3名無しさん:2000/07/17(月) 14:56
>実際に会ってみないと迂闊なこと言えないだろけど。
妙なこと言うと、症状進むこともありえるし

分かってるのなら呼ばないでおくれよ。
4やちよに:2000/07/17(月) 15:29
ということがわからないと、
心理学は役に立たないってresがつくかな、と思いまして。

しかし、新聞とかにコメントする犯罪心理学者とか精神医は、
会ったことも無い相手の心理について、よくあれこれ言えるもんだ。
専門家って肩書きの怖さを忘れてるのかな。
5名無しさん:2000/07/17(月) 17:21
特に、精神科医が社会事件にコメントする例があるけど、
精神科の仕事は、その枠を飛び越せるものなのか?
6ちよに:2000/07/17(月) 23:37
拒食症だと自分で自覚して周りに迷惑かけることで生きているんだよね、その母親。
その事を母親が認識しないとだめなんだけどなぁ。
7やちよに:2000/07/18(火) 00:15
そうなの?
注目されたい!!かな。
他者からの注目が強化になってるなら消去するのも手だけど、
一歩間違えると栄養失調とか餓死になるから、怖いな。
8伊万里焼:2000/07/18(火) 03:57
拒食症ならいくつか事例を見たことがあるな。
たしかに行動療法系だった。
9:2000/07/18(火) 08:22
>7
前から思っていたんだが、
拒食症で何の行動を消去するのだろうか?
拒食症って何の行動をターゲットにするのかな。
だれか行動療法の専門家おしえてくれ。
10やちよに:2000/07/18(火) 13:09
行動指標とる研究してるけど、行動療法はしてないのよね。
基礎屋なもので。7で書いたのは、他者からの注目を浴びることが
強化になって症状が維持されてるのなら、その強化子
(他者からの注目)を無くすのも手かな、ってこと。
拒食症を維持している強化子をなくして、「食べるのを拒否する」って
いう行動を消去するのが土台、やね。
一見、症状を無視することになるのかな。が、これやると、バーストが
起こって一時的に症状(食べないという行動)が頻発する。
で、生命が危険になって、こりゃやばいって介入すると(注目すると)
結果的にVI(間歇強化)スケジュールになってしまう。
一番消去抵抗の強いスケジュールだから、症状は、、、進むな。
この辺のバランスの取り方とか、消去スケジュールの設定とか、
そもそも、消去のかけ方とかは、臨床経験ないからわかんない。
「食べる」行動の強化の方が、現実的かな。
11:2000/07/18(火) 13:43
>10
ちょっと疑問におもったのは、
「食べない」という行動をターゲットにできるのかどうか
ということです。
「食べる」行動をターゲットにする場合の方がよさそうね。
しかし、食事行動って一日に数回なわけでしょ。
こんな少ない数をターゲットにすると、分かりにくくないかな?
もっといい方法はないのか。
 ヒントちょうだい。>10さん
12やちよに:2000/07/18(火) 14:40
そういわれると確かにそうだ。生起頻度が少ないな。この辺が臨床経験
の無さの悲しいところか。理屈は立つけど、応用できない。
ヒントと言われても、うーん。
行動から考えると、一回の量を減らして、食事回数を増やすってこと
くらいしか思いつかないなぁ。あとは、食べるっていう行動の
シェイピング。逐次接近法つかって、食卓に座る→箸を持つ→なめる
みたいに食行動を分解して、一個ずつ形成する。
強化は本人が強化されているという自覚がなくても有効だから、
裏を返せば、本人が食行動に近づいているという認識がなくとも、
シェイピングは有効。Liberman et al(1998)@`QJEP@`51Bが、
強化されている意識なしの強化についての研究。ただし、食行動では
ない。
もう一つは、本来、食べることに関するドライブはかかってるはず
なんだけど、それが機能してないんだから、「食べる」行動ではなく
「食べる」動機付けの操作。食行動を促進するには、っと。
社会的促進、匂いの提示かな。

拒食症の原因について精神分析して、それをとっぱらえると
確実だろうけど、ホントにできるんだろうか? 
13やちよに:2000/07/18(火) 14:50
追加 参考までに
拒食症じゃないんだけど。
納豆嫌いの人に、逐次接近法で納豆食わせるって研究が、
去年の日心であったよ。結局、自分では買わないけど、
出されりゃ食うっていう状態になってたと思う。
14:2000/07/18(火) 15:03
ヒマだからいろいろ考えちゃうぞ。
食事回数をふやす。なるほど。そういう手があったか。

>「食べる」動機付けの操作。
なるほど、行動分析的にいえば、「確立操作」という概念かな。
例えば、食行動を促進するために、絶食というのはどうかな?
と思ったが、危機的状況に絶食はやばいな。
それと、たしか拒食症は
正常人と比べて味覚が変容しているという報告があったような。
実は、嗅覚も変容していたりしてね。匂いの提示も、
拒食症には嫌悪刺激だったりして。

あと、Liberman et al(1998)@`QJEP@`51Bを詳しく提示してちょうだい。
15やちよに:2000/07/18(火) 16:31

>正常人と比べて味覚が変容しているという報告があったような。
この話。ソースが欲しい。

で、Libermanだが。
詳しくというのが、どういうことなのかわからんが、
探しやすいように、だよな。まさかここで解説しろという
ことではあるまい。Psyclit引けばでてくるんだが、まぁ、一応、
Liberman@`D@` A.@` Sunnucks@` W@` L.@` and Kirk@` J@` D@` J.1998
Reinforcement without awareness: 1.voice level.
The Quartely Journal pf Experimental Psychology@` 51B@` 301-316.
と、
Liberman@` D@` A.@` Connell@` G@` L.@`and Moos@` H@` F@` T.1998
Reinforcement without awareness: 2.Word class.
The Quartely journal of Experimental Psychology@` 51B@` 317-335.
ね。
Abstだけでも、読んでみてくださいな。それでだいたいわかる。
16伍長:2000/07/18(火) 23:14
『行動分析学入門』(産業図書)の第22章に拒食症の事例(かなり深刻)が出てました。
もっとも、お話自体は例によってフィクションで、元になった原論文は、
Bachrach@`A.J.@` Erwin@`W.J.@` & Mohr@`J.P.(1965). The control of eating behavior in an anorexic by operant conditioning techniques. In Ullman and Krasner(Eds.)@`Case Studies in Behavior Modification. New York:Holt@`Rinehart@`and Winston.
基本的にはシェイピングみたい。
ただし、1の事例とはかなり事情が違うけど。
17やちよに:2000/07/18(火) 23:51
>16
新版というか、カバーのかかった方はもってないんですよ。
旧版でいうと23章かな。強化のアナログT。
シェイピングとルール支配行動ですねぇ。強化子が社会的接触と娯楽。
手紙をもらうとか、髪のセットがタクトによるルール。
事情は違いますが、社会的注目がキーになってる(かも)というのは
同じでは? もっとも、本の方は、入院するまでになったから可能な
介入の仕方ですね。食事時しか社会的接触がない、なんて状態は
日常ではまず不可能でしょう。
18:2000/07/19(水) 08:28
>この話。ソースが欲しい。

Shin-ichi Nozoeら
Changes in taste responsiveness in patients with anorexia nervosa
during behavior therapy. Physiology&Behavior 59:549-553@`1996

>で、Libermanだが。
>詳しくというのが、どういうことなのかわからんが、
LibermanのはPubmedでは探せなかったのです。
また、探してみます。

拒食症でも、他の問題行動にしても、
最初は、社会的注目等が強化子なのかもしれないですが、
それが、長く続くと他の強化子の存在が重要になってくると思います。
結局、制御しにくい強化子が存在してくるので、簡単にはうまくいかない。
ここから、「理論はバッチリでも、応用が云々」とか
行動療法、行動変容に対して、「中身を変えなきゃだめだ。」といった
誤解?につながるのでしょう。
19やちよに:2000/07/19(水) 13:22
>18
ソース感謝。
Libermanですが、Pubmedにはないのか、、。Psyclitから
Abst貼り付けると楽なんだけど、著作権でダメかな。
Voice levelの方を、かいつまんで書くと。
被験者には、あるタスクをやってもらうということにして、
単語で答えてもらう。音声で。で、その言葉が正解なら強化するという
ふうに教示してある。しかし、実は単に声の大きさで、強化するか
どうか決めている、すると、被験者は声の大きさが強化されている
ことに気付かないままで、だんだん答える声が大きくなってくる。
ということで、何が強化されてるか知らないでも、強化の法則は
働くというお話。Word classの方も似たような手続き。

行動療法で「中身」(心の問題?)を変えなきゃいけないっという
問題は、ケースにもよるけど、その通りだと思う。先に書いた納豆
の話でも、結局納豆は食べるけど、自分で買うようにはならなかった。
行動療法は、行動と認知(なり心)が完全にリンクしてると仮定したら
有効なんだけど、「思ってることとやってることが違う」みたいな
状況になると、般化が効かないんじゃなかろーか。認知によって行動が
いわばトップダウン的に影響されてることもあるから、認知的枠組み
の変化に結びつかないと、見た目の行動だけ変えても、ちと苦しい。
20名無しさん:2000/07/19(水) 15:45
>結局納豆は食べるけど、自分で買うようにはならなかった。
食べる行動を形成しただけで、買う行動を形成しなかったということじゃないの?
21:2000/07/19(水) 17:50
>19
Reinforcement without awarenessで検索したら
PubMedでもみつかりました。感謝。

>納豆は食べるけど、自分で買うようにはならなかった。
納豆を食べる行動を形成した場合、行動内在的な強化子が強くなれば、
自分で買うようになるんじゃないかな。

例えば、悪い例をあげれば、
喫煙行動が形成される場合、最初は悪友?からの強化子だろうけど、
時間がたてば、あの独特の感覚(おそらくニコチンによる)が
強化子になると思うし、そうなれば、自分でタバコを買いにいくでしょう。
結局、行動内在的な強化子を出現させたかどうか
ではないでしょうか。

そういえば、最初ポ○リスエットを飲んだときは
まずかったな〜
22名無しさん:2000/07/19(水) 17:56
>21
甘いな。
事例によって違うと思う。
食べる行動と買う行動が上手い具合にリンクされるかどうかだろう。
買う行動の行動内在的強化子って何よ?
簡単には特定できないと思う。
それに、買う行動がレパートリーになければ、リンクは難しい。

23名無しさん:2000/07/19(水) 18:12
>認知によって行動が
>いわばトップダウン的に影響されてることもあるから、認知的枠組み
>の変化に結びつかないと、見た目の行動だけ変えても、ちと苦しい。

認知をどう定義するかでしょうね。
私は、「認知とは内言化した言語行動」というマイノリティな立場が
好きだけど、、
でも、内言化した言語行動ってそんなにあるかいな?
私の「内言化した言語行動」って
「ちっ」とか「くそ」とか「あちゃー」とかばかりなんだが、、、

ただ、動物と人間の違いは、言語行動だと思うし、
言語行動と行動形成の関連がもっとクリアーになれば、いいんだけど。
(もうなっている?)

認知療法家のコメントもちょうだい。
24:2000/07/19(水) 18:15
23の発言は私でした。

>22
専門家かしら。もっと発言よろしく。
25名無しさん:2000/07/19(水) 22:32
ぐだぐだ言う前に、まずはベースラインを測定しないことには。
26名無しさん:2000/07/19(水) 23:22
童貞少年が集まって、女をいかせるテクを研究する。大切な事だ。
27名無しさん:2000/07/19(水) 23:51
>26

ひょっとして煽りですか?
下品ですね。
28やちよに:2000/07/20(木) 00:46
26みたいなのに反応するのも、社会的強化の1つになるのかな。
こういう、意味のない煽りをなんでするのか考察するのも
面白そうだな。

さて、
「買う」のは、行動内在的強化子というよりも、「買う→食べる」的な
ルールだと思います。行動主義的に言えば。
で、なんとかして、
買う、調理する、食べるという行動チェーンが流れにそってできれば、
それで拒食症なり、納豆嫌いなりは、治療できたことになるのかな。
これが疑問なんですよ、実は。拒食症はとりあえず食べるようにする。
普通に食べるのと、とりあえず食べるのが同じかどうかわかりませんが、
とりあえず食べる。これが目的だからそれでいい。でも、納豆嫌いの方
は、納豆を食べるというのと、納豆を好むというのは同じなんだろうか。
好むの定義次第になるんでしょうけどね。

>認知をどう定義するかでしょうね。
>「認知とは内言化した言語行動」
行動主義ですねぇ。私は認知心理にも片足突っ込んでるので、
知識とか概念とかの影響を考えてます。

2926は:2000/07/20(木) 02:07
臨床経験もないのに机上で議論をする。しかるに、それも大切。
といいたいのでしょう。
30伍長:2000/07/20(木) 02:22
臨床的な悩み相談には基本的にタッチしないというのが素人の倫理のつもりでしたが、こういう基礎系に近い話なら構わないでしょう。読んだ人もよくわからないだろうし。で、面白いので私も分析の真似事。

問題行動というのは、「普通とは違う行動」のことで、社会的に好ましくないとされる行動、あるいは、他の人々(しばしば本人も)にとって嫌悪的な行動のことだと考えていいですよね。
だからこそ必然的に「注目」されやすいわけで、それが社会的な強化子になることが極めて多いという理屈だった。
だから、18の¥氏の
>最初は、社会的注目等が強化子なのかもしれないですが、
>それが長く続くと他の強化子の存在が重要になってくると思います。
というのは、事例によってはむしろ逆かもしれず、形成の際には他の強化子が働いていたとしても、生起頻度が高まれば必然的に注目を浴びるようになり、それが問題行動の維持に関わる主要な強化子になっている可能性が高いのではないか。

喫煙行動は微妙で、法的には容認されていても、社会的に容認されなくなりつつある行動ですよね。
法的に容認されない未成年者なら、注目されるだろうし、それが強化子として機能するだろうが、
大人の場合は、多分、喫煙しても通常はあまり注目されない(無強化? 間欠強化? どっちだろう?)。でも、今では注目はむしろ嫌子として機能するようになっているかもしれない。
しかし喫煙行動では、21の¥氏の言うようにニコチン摂取自体が行動内在的強化子として強力に機能しているはずで、これが厄介。
このように、必然的に強力な行動内在的強化子が伴う行動は、形成・維持は容易かもしれないが、消去は難しいんじゃないかな。いろいろな手続きを合わせた随伴性システムを工夫しないと。それでもニコチンは強敵だなあ。
31伍長:2000/07/20(木) 02:31
拒食の話に戻ると、「食べない行動」のように「〜しない行動」は、「死人テスト」に合格しないから「行動」とは考えないことにする、というのが行動分析学の現段階でのスタンダードらしい。 >10@`11
(死人テスト:死人にもできることは行動とは呼ばない)
とりあえずそれを受け入れると、消去のターゲットは、「食べたくない」と言ったり顔をそむけたりする「拒食行動」(言語行動も非言語行動も)ということになりそう。
形成のターゲットはもちろん「食べる行動」だが、これは論理的にはシェイピングで可能。
しかし入院中ならともかく、そうでなければ家族の協力が決定的に重要で、消去も形成も、失敗する可能性が高そう。

本来は食行動には強力な行動内在的強化子(匂い、舌触り、歯触り、味、喉ごし、空腹感の除去、etc.)や、家族・友人との団欒といった社会的強化子までもが伴うはずで、最終的にはそれらが食行動を維持できるようでなければならないと。
問題なのは、、
1)それらが強化子として機能していないのかもしれない。
2)それらが(もしくはそれらの一部が)嫌子として機能するようになっているかもしれない。
3)まず間違いなく拒食行動は社会的強化子によって強化されている。
4)ルールが拒食行動を制御している可能性も高い。
5)強化された拒食行動は、他の行動にリンクして、日常の行動連鎖に組み込まれているだろう。

『行動分析学入門』の第19章に、望ましくない行動を減らす方法として(「消去」を含めて)9つまとめられているけど、食行動の頻度が極端に低くなっているということは、これらの「9つ」のどれかが実際に起きているということかな。
たとえば、
6)食行動がDRL(低反応率分化強化)スケジュールで維持されている可能性はないのかな?

専門家は多分こんなことを細かく考えながら介入を始めるんだろうな。
できることは限られるだろうから、専門家は大変だ。いろいろと工夫しているのだとは思うけど。
32:2000/07/20(木) 07:06
>やちよにさん
>26みたいなのに反応するのも、社会的強化の1つになるのかな。
>こういう、意味のない煽りをなんでするのか考察するのも
>面白そうだな。

ここにはノンバーバルなコミュニケーションがないということでしょう。
逆にいえば、我々の実際の会話というのは、
ノンバーバルなコミュニケーションが大きな役割を果たしている。
ということじゃないかな。

>臨床経験もないのに机上で議論をする。
臨床家にとっては、こういった基礎系のトレーニングを受けた人達の
発言(私を除く)が、とっても必要なのです。
 臨床では、ある程度カンでやっている部分が多いのですからね。
 ここは、基礎系の人がいらっしゃるので、大変勉強になるのです。
ただ、いつかは下がってしまうので、もっといろいろ聞きたいのに
はちょっと不便。メールでやりとりできればいいんだが、、、

33:2000/07/20(木) 07:08
1に対してのアドバイスは難しいのですが、、
特に、摂食障害にアルコール依存症を伴う場合は
治療に抵抗し、長期遷延化することが多いです。即、専門施設への受診が
望ましいでしょう。
ただ、当本人には危機感はほとんどないことが多く、
強引に説得すると、抵抗にあうかもしれません。
頭ごなしに「だめだ」というのではなく、ゆっくりと対応しなければ
ならないでしょう。
摂食障害の治療には、その家族、友達等、巻き込んでする場合が多いので、
当本人が専門施設受診に対し、強く抵抗すれば、
その周りの人が、専門医へ対処の仕方をアドバイスにいくべきだと思います。

>伍長さん
数々の掲示板でのご活躍を拝見しています。
いろいろ勉強になります。

私の感ずるところでは、
問題行動が長期遷延化したばあい、操作しにくい
行動内在的強化子が強力に機能している事が多いのではないかと言うことなんです。
むちゃ食いもパージング(嘔吐とか)も、喫煙行動と同様に嗜癖行動の一種であり
なかなか強敵なのです。
>31
「拒食行動」をターゲットにすると観察しにくいような、、
この辺が分かりにくいところなのですが、、
「行動分析学入門」を読んでみます。
34:2000/07/20(木) 07:16
ちなみに、私は禁煙しました。
一番、役に立ったのは、ニコチンガムでした。
これって、喫煙行動に内在するニコチン強化子の強さを変える?のかな。
35名無しさん:2000/07/20(木) 22:55
あげ。
36伍長:2000/07/21(金) 04:29
あれれ、¥さんは専門の臨床家さんでしたか。
あんまり信用しない方がいいですよ。そんなにレベルが高いわけじゃないし、
思いつき程度ですから。私に限らず。

「拒食行動」が消去のターゲットかな、と言ったのもただの思いつきです。
とりあえずは様々な行動のベースラインを観察して、何が消去されるべき拒食行動かどうかを判断するとか、
食行動を妨害しているような行動(両立不能な拮抗行動。例えば、しゃべりまくるとか)がないかとか、
場合場合に応じて対応するんじゃないかと思います。
37名無しさん:2000/07/21(金) 08:14
age
38名無しさん:2000/07/21(金) 08:15
sage
39やちよに:2000/07/21(金) 13:35

>ただ、当本人には危機感はほとんどないことが多く、
これが大きな問題なんでしょうね。痩身願望から始まった場合には、
自分の姿を見ることも、ある程度強化になるでしょうし。
単に食べる行動を形成するだけでなく、食べる動機付けの方
を操作しないと難しいかもしれません。前にも少し書きましたが
食行動は社会的促進(人が食べてるのを見ると食べたくなる)
を結構受けるみたいです。少なくとも、食物レパートリーに関しては。
拒食症の人というのは、家族なり他の人と、食卓につくことも
拒否するんでしょうか?
40名無しさん:2000/07/21(金) 14:03
ケースバイケースだとおもいます。
食事行動ばかりを矯正しようとしてもなかなか上手くいかないこともあると思います。
家族や他の人と食事をしないような段階だと人間関係が希薄になっていくのでそのほうが
問題なのではないかとおもうのですが。
41名無しさん:2000/07/21(金) 18:04
かといって、危機的な拒食の場合は、そんなこと言ってられないしね。
とりあえず食べさせないと。
ただ、食事行動というのは、あまりにも日常的で基本的な行動だから、
たしかに、他の様々な多くの行動とリンクしているはず。
食事行動そのものと、食事行動にリンクすべき行動(家族と食卓に着くとか)とが、
どちらも上手くできないという場合もあるだろう。
その場合はそれぞれを行動形成し、そののちリンクさせる必要があるかもしれない。
36の言うように、ベースラインの分析と、場合場合に応じた対応が必要になると思う。
4225:2000/07/21(金) 22:21
だから言ったじゃないか。
ぐだぐだ言ってるヒマあるならベースライン測定しろって。
みんな無視するんだからぁ。(泣)
43名無しさん:2000/07/21(金) 22:56
初心者の質問。「どんなに少量でも食べたらふとる」「私は太っている」「太っていると嫌われる」
「私の価値は体型に依存する」というような非現実的で非適応の認知には直接アプローチしないんですか。

44名無しさん:2000/07/21(金) 22:57
精神分析は心理学とは違います。
45名無しさん:2000/07/21(金) 23:03
>44
43へのレスですか?
4644:2000/07/21(金) 23:10
うん。
47名無しさん:2000/07/21(金) 23:29
はて?
非合理的な認知→異常な食行動
だからその認知の正当性をセラピストとともに追及する,またはそれをどのように自分で抑えるか、というのは
精神分析なのか?
間違ってたら指摘して。
48名無しさん:2000/07/21(金) 23:33
あはは、だってさ。
「心理学といえば臨床」な人が迷い込んできているらしい。
49名無しさん:2000/07/21(金) 23:39
精神分析かどうかはともかく、
非合理的な認知→正常な食行動
ってのもあるぞ。
本人はダイエットしたくても、つい食べてしまう。
むしろこっちの方が普通なんじゃないの?
要するに、「非合理的な認知」が「異常な食行動」の原因だとは必ずしも言えない。
まあ、とにかく、25=42が正しい。
50名無しさん:2000/07/21(金) 23:58
ふつうじゃないから拒食症なんじゃないのか?
ダイエットしたいというのは認知?
ダイエットをする必要がないのに、「太っている人は
他人に認められない、好かれない」というような誤った認知がダイエット行動へ
結びつく、というのは?

>要するに、「非合理的な認知」が「異常な食行動」の原因だとは必ずしも言えない。

「必ずしも」とはいってるけど、根拠は?
それから拒食症の社会文化的要因というのはどうやって説明するの?
「美はやせていることだ」という風潮を内的な非合理的な考え方にしてしまったことが
拒食の維持、または動機にあたるというのは?
またまた間違ってたら指摘して。
51>50:2000/07/22(土) 01:09
>「必ずしも」とはいってるけど、根拠は?
「誤った認知が、不必要なダイエット行動へ結びつかない場合も多い」のだから、
「誤った認知が、不必要なダイエット行動へ結びつく」とは「必ずしも言えない」とみなした。
もしも「言える」なら、
「誤った認知が、不必要なダイエット行動へ結びつく」と同時に、「結びつかない場合も多い」
ということになって、論理的におかしいと思うけど、どこか変かな・・・・?

>それから拒食症の社会文化的要因というのはどうやって説明するの?
おいおい、簡単に説明できたら、それこそタレント心理学者の大風呂敷だぞ。

>「美はやせていることだ」という風潮を内的な非合理的な考え方にしてしまったことが
>拒食の維持、または動機にあたるというのは?
俺もそう考えたくなる誘惑に駆られるから、気持ちは分からないではないが、
君は上の方で論じられていた様々な分析に一切触れていないよね。
なぜ? そのことをむしろ知りたい。
52名無しさん:2000/07/22(土) 02:41
>51
そうかな?
多分「結びつく」という言い方がわるかったの…かな

とりあえず、異常な食行動の原因に誤った認知があるのと、誤った認知がすべて異常な食行動になるとは限らないというのは両立しない?
誤った認知をもつ人が誰でも不必要なダイエット行動に走るわけではないが、不必要で異常なダイエット行動に走るには誤った認知が必要ではないかということなんだけど。
材料Aと諸条件BCD等があわさってはじめてできる物質Zがあるとき、
材料Aは物質Zの精製になくてはならないものだが、すべての材料Aがそれのみで物質Zになれるわけではない、ということ。
もし反論するなら異常な認知なしで不必要なダイエット行動が起こることをいってほしい。
社会文化的要因の例はもちろん「説明しろ」といってるわけではなくて、人々の内的認知過程に影響を与えて間接的に不必要なダイエット行為に結びついているといえるのでは?という意味。
なにかおかしかったら指摘して。

>君は上の方で論じられていた様々な分析に一切触れていないよね。
 なぜ? そのことをむしろ知りたい。

これはおっしゃる通り。
ちょっと考えさせて。
53名無しさん:2000/07/22(土) 03:01
>25
あんたみたいな人が、やっかいなのよ。
54名無しさん:2000/07/22(土) 03:06
わざわざ内容の無い一行レスを書くために、スレを全部読みかえした53に乾杯!
55名無しさん:2000/07/22(土) 03:10
相手にされなかった25がキレたんでしょう。
56名無しさん:2000/07/22(土) 16:02
>52
>材料Aと諸条件BCD等があわさってはじめてできる物質Zがあるとき、
>材料Aは物質Zの精製になくてはならないものだが、すべての材料Aが
>それのみで物質Zになれるわけではない、ということ。
なるほど、そういうことね。素直に納得。
ただ、そうなるとその諸条件BCD等を特定する必要が出てくるな。
環境要因(社会的文化的要因まで含む)とか肉体的要因とかそういうものかな。遺伝とかも。
材料Aが「異常な認知」で、諸条件BCDが環境・肉体・遺伝要因で、物質Zが「異常なダイエット行動」か。

 認 知
   +   → 異常行動
 諸条件

何か変だな。認知と諸条件とじゃあ、諸条件の方が先だろう。

 諸条件 → 認知 → 異常行動

なんか当たり前だな。

 諸条件 → black box → 異常行動

っていうのが行動主義なのかな。
まあ、いいや。なんか変だが、とりあえず52に納得しておこう。これから出掛けるから・・・
57ちよに:2000/07/22(土) 16:19
この母親の場合ですが、
拒食症に関する本はすべて読み尽くし、薬を飲んで寝ているか、
あとはアルコールを飲んでいるか。。。
家事は両親が週に一回かよってやっている模様。
旦那は転勤になり別居中で、離婚をしたいと言っている。
子供は一人でお金を持って外に食べにいったりしています。
専門家にかかれど、どこへいっても治っていない。
その病気の母親曰く、「私がしねば皆楽になる、私の母が死んだら私の
病気も治るかも」とのこと。
娘のこと考えてやれよ!!
58ちよに:2000/07/22(土) 16:22
↑といいたくても、すぐに精神的に壊れたフリ?してしまうので、効果なし。
娘の成績について、あーだこーだ口うるさくもある模様。
本当に拒食症という病気なのだろうか。
59名無しさん:2000/07/22(土) 16:42
とりあえず素直に納得して出掛けようとしたら、ちょっと気が付いた。
「誤った認知」と「異常なダイエット行動」との関係は条件付きの因果関係だと言いたいわけだよな。
そうじゃなくて、相関関係(って言うのも変だが)みたいなもんだってことはないか?
例えば、どっちも結果だということはないか?
共通の原因(少なくとも一部分は)を持つ2つの別の結果だというのはあり得ない?

        認  知
 諸条件 →    +
        異常行動

いや、待て待て。いっそのこと、

        認  知
 諸条件 →   ↑↓
        異常行動

うーん、何か無理に模式化してるみたいだな。

ってここまで書いたら急に深刻になったな。
これじゃあ、上の方で書いてた連中は誰も書かなくなるぞ。
書くのは電波厨房と素朴厨房ばかりになるぞ。
こんな所に相談持ち込まずに、別の医者へかかるように言ってやれ。>ちよに
60名無しさん:2000/07/22(土) 17:25
>こんな所に相談持ち込まずに、別の医者へかかるように
それは童貞少年が議論をあきらめて、先輩に初体験を聞きにいくようなもんだ
61やちよに:2000/07/23(日) 00:32
>ちよに
59さんのいうとおり。2で書いたように、結局ほんとに個別の臨床に
かかわるようなことは、掲示板なんぞではできんのよ。
って、私は臨床スキルないからそもそもできないけどさ。心配なら、
いろんな公的機関に相談してみることをお勧めする。
60は、そういうことわかってて発言してるのかな?少なくとも¥さんは
臨床家みたいだけど。
で、議論はつづく、、。
        認  知
 諸条件 →   ↑↓
        異常行動
という模式は面白し。行動屋は行動、認知屋は認知しかみないけど、
これが独立してるわけないんだから、諸条件が強化や弁別刺激としても
認知的枠組みの変化としても影響してるだろう。もともと痩身願望から
でた拒食が、強化随伴性で補強されて認知の変化を産みだす。認知的
不協和をさけるために、さらに行動が維持される。なんてことはあり
そうですな。
62ちよに:2000/07/23(日) 01:01
ごめんなさい。
個別の臨床に関わるようなことが議論できないというのは分かってたんですよ。
ただ、不思議なのは、拒食症の人が拒食症の本を読んでさらに自分の状況を
悪化させてしまうことが実際そんなに頻繁に起こるのかということ。
本当に周りを心配させるために、それらの領域の本を読んで実行している
のかとも思えて来て。そういう場合、みなどんな風に考えるのか聞きたくて。
63やちよに
いえいえ、こちらこそ。きつい言葉使いで申し訳ない。
それにしても、
>拒食症の人が拒食症の本を読んでさらに自分の状況を
>悪化させてしまうことが実際そんなに頻繁に起こるのかということ。
これは知りたいっす。どうなんでしょ、臨床してる方々?
なんか、本で作った認知的枠組みの中に自分をはめ込んでいってる
みたいですけど。