■■■■■臨床のための基礎心理■■■■■   

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342マリリン ◆TJ9qoWuqvA
>325>326>331 他の皆様、夜中のうちに色々お話して下さってありがとうございま
した。面白く読ませて頂きました。

>325さんは人間の医者ですね。獣医の場合は実験室内での動物実験
そのものが治療研究になってしまうわけですから、ダブルブラインドなどと言う方法は
あまり用いないと思います。

何度も書いてきたように、獣医の場合は大学病院そのものが
研究施設のようなモノですから、飼い主さんも新しい治療法を求めて来院するわけ
です。それがイヤな人は近くの動物病院に行くので、その点が人間の大学病院と違うかな

そのため比較的、「この治療法はまだ確立されてないものですが貴方のペットに受けさせ
ますか」と言っても、そんなに奇異な事ではないような気がします。

大学病院内で治療法が確立してくると野外試験に入るわけです。
その場合は協力動物病院に置いて新しい治療を受けるペットを募ります。
プラセボ群なんて作りません。強いて言うならば、説明しても新しい
治療法を拒否する飼い主が、その動物病院においてのプラセボ群になるわけです。

つまり、獣医の場合、プラセボ群は最初の動物実験以外ではもうけたりしないと
思います。また、新しい治療法や薬品に関しても、医学の方で治験がすんでしまった
モノをペットに応用する事も多いです。