◆心理板・スレ立てるまでもない質問箱part24◆

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265は、「ええ、いますと答えたカウンセラー」についての話をしているのに、
267は、それを「あなたの自己理解」を主体とした話に置き換えようとしている。

「クライエントが何によっても強制されず、自由に語っていったとしても、
その語る言葉によって規制され、当初問題にしていたこととは別の問題、
つまり『あなたはこういう問題を抱えた主体なのだ、そのことをどう考えるのか』
といった問題に取り囲まれ、それを引き受けざるを得なくなる。
そういった過程に、カウンセリングの技術はかかわっているのだ」と、中島は指摘する。
言語戦略とは、そのような意味である。
「自由で民主的な技法」と期待される向きのあるカウンセリングは、
真綿のようにやわらかく、かつ強力な拘束力・管理力を有しているのである。

小沢牧子著(「心の専門家」はいらない。)
http://www.ngoicsa.org/n23.htm