中井久夫・木村敏・笠原嘉

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172りす ◆geDA3bDHJE
私は「通りすがりの臨床心理屋」というコテをメンタルヘルス板では使っています。
ます。
本来メンタルヘルス板で回答すべきなのですが、一応回答しておきます。
精神科は精神生物学が基本ですので、脳という臓器の病気に対しては、
投薬によって、統合失調症でしたら、ドーパミンの過剰放出を抑えるという
ことが治療の基本でしょう。
私がイチ心理屋として言えるのは、私は精神療法だけでの治療を目指している
わけではないのです。
統合失調症の人に対していきなりロールシャッハを行ったりしたら、陽性症状
がばんばん展開することもあるわけで。
箱庭もクライエントさんが退行regressionを起こすことがあるので、きちんと
心理療法家が退行から戻してあげるという作業も必要です。
薬半分、精神療法半分、という感じですね。
うつもセロトニン欠乏仮説が支持されていますので、きちんと服薬治療した
方が治療の早道だと思います。
中井先生が言っていたのは、アルコールを酔いを楽しむために飲むのではなく、
日常的に鎮静剤として使用すると中毒になりやすいということでした。
ほどほどにしておいて、足りない鎮静作用はより安全な薬という手段で対処
した方がいいと思いますよ。