1 :
没個性化されたレス↓:
町工場における技能の獲得という題材で、文章を書いています。
しかし専門は心理ではないので、認知心理学はそれほど知りません。
心理学弟の皆様に文章の間違いを指摘、
及び発展的な考察をともにしていただきたいと思います。
どうぞ宜しくお願い致します。
面白そうなら読んでやるから、アドレス晒せ
とりあえず僕が書いた文章をコピペ致しますので、間違いのご指摘をお願い致します。
―――
このような職能を受け継ぐシステムを構成するのは、
これからどのような企業においても必要になってくる事と予想できます。
そして熟練技能の必要性はこれからも存在すると予測します。
売り上げを伸ばしている企業ほど、
その必要性が高いと解答しているという調査結果もあります。
同時に、熟練技能を誰にでも扱える技術へと一般化することも望まれています。
熟練技能を伝達していくには、
熟練技能を定量化できるところと出来ないところに分けることを最初に行うべきでしょう。
技能を分割する事により、早期における教育効果が現われます。
この学習という分野については、認知心理学や脳医学の知識が重要となってきます。
まず脳についての簡単なお話を致します。
意識的な動作を行うところは大脳であり、
無意識で動作を行うところは中脳です。
大脳は大脳縦裂(だいのうじゅうれつ)によって、
左右の大脳半球に分けられており、
左右それぞれの大脳半球は、前頭葉・側頭葉・頭頂葉・後頭葉の4つに別れています。
前頭葉は思考や運動に関係する部分、側頭葉は聴覚や嗅覚に関係する部分、
頭頂葉は皮膚の知覚や認知に関係する部分、後頭葉は視覚に関係する部分です。
かえって中脳は間脳の後方、小脳や橋の前方に位置しています。
中脳は脳幹の一つで、分類上中枢神経系に属されています。
神経繊維の集まりで、感覚機能や運動機能などを司っています。
歩行や姿勢の制御、瞳の瞳孔の収縮などより高度な運動を調節しているのが特徴的です。
小脳は運動の調節や運動能力の学習においての機能を持っています。
また、海馬の働きも知識の伝達において重要な要素となってくるでしょう。
海馬は記憶を形成するのを助け、蓄積するべき感覚情報を蓄えるものです。
このような脳の特長を捉え、
脳にどのようにアプローチする事によって技能の学習効果を高めるのかが、
技能の伝達において重要な要素となってきます。
次に技能の伝達を認知心理学の視点から見てみましょう。
知識は幾つかの視点から分割されます。
その一つとして、AndersonやChiの理論が挙げられます。
彼らの視点から知識を分割すると、
知識は宣言的知識(declarative knowledge)と
手続き的知識(procedural knowledge)に分けられます。
宣言的知識とは、事実や物理的法則など、
「何であるか」(What is?) についての知識です。
手続き的知識とは、工具の扱い方や回路の組み方など、
「どのように行うか」(How is?) についての知識です。
手続き的知識は自転車の乗り方などに代表され、
それを言葉で伝えるのは非常に難しいものとされています。
そして熟練技能というものは、多くの部分を手続き的知識に依存しています。
缶詰工場の打検士の技能の研究をしていた人が居たなぁ。
論文になってるのかな?
どうでもいいが、卒論か?
レポートなら手伝わんぞ
>>2 どこにもアップしてないのです…。すみません。
元々が熟練技能を主体とした文章ではないのですが、
熟練技能の伝達に興味を持ちましたので、
その項を加えることに致しました。
本文は現在も執筆中です。
8 :
没個性化されたレス↓:02/10/30 20:51
出版すんの?
こんなトコに晒して剽窃されても知らんぞ
fatalな間違いもあるけど、その前にこの章で何を主張したいのかが
わからないと指導しようが無いと思う。
10 :
没個性化されたレス↓:02/10/30 20:57
>>1 どのような読者を想定した文章なのでしょうか?
それによって適切・不適切の判断基準も異なってきますが。
>>6 >>8 出版でもレポートでも卒論でもありません。
最初は知人周りに配る町工場についての文章を書いておりまして、
それをきっかけにこのような分野に興味を持ちました。
心理学素人なので皆様の意見を拝聴したく、スレを立てた次第です。
>>9 このような文章は書きなれておりませんが、
主張したいのは、
「熟練技能伝達をより効率化するため理論として、
認知心理学という理論があり、このように使うとより効果的である」
ということで、具体的な手法までは考えついていないという段階です。
>>10 相手も心理学素人だとお考え下さい。
対象は工学屋ばかりです。
なるほど。効率化する手法についてなにか目処がついていますか?
バイオフィードバック、モデリングあたりには言及すべきと思われ
運動スキーマとかもかな?
ここでアフォーダンスや正統的周辺参加を持ち出すのは
話をややこしくするだけかな?
17 :
没個性化されたレス↓:02/10/30 21:18
先にfatalな間違いを指摘してあげれば?
正直、そういうテーマなら脳神経系の話はばっさりカットしてもいいような気がするが。
結局、何がしたいのかをまず書け。
1です。雑用でPCの前を離れていました。
>>13 恥ずかしながら、特には…。
ただ、町工場関連の書物を10冊程度読み、
社内教育について触れられているところはある程度ピックアップしてみました。
大体以下のような分類になります。
■統合型
・設計をする場合は、ものづくりの基礎(旋盤、熔接など)を全て学ばせてから。
・多能工の熟練度を段階別に判定し、その全てを全社員に後悔する。
・技術屋にも営業に出向かせ、納期や価格、サービスなどを行わせる。
■専門知識型
・社内技術検定の実施。
・師弟制度(マンツーマン教育)の導入。
・企業の有する技術と関連する技術理論の教室を開く。
・学校教育で培った理論を現場への落とし込む訓練。
・教育用工場の創設。
・現場とは全く別に技術伝承に専念させるシステムを作る。
■その他
・実力給の導入。(技能レベルを検定によって測るものが主。社員同士の相互評価なども)
・自社のアピールと雇用の厳選。(技術を外に知らしめることによる若い人材の発掘)
・一人一月一件の改善案提出義務。
・技能の明文化による技術への落とし込み。マニュアル化。
・技能五輪への積極的な参加。
・学会への積極的な参加。
・技術者の処遇の向上。
・技術者の誇りを育ませる。
・技術者自身が面白さを感じるような教育を順に行う。
教育とは少し違うものもありますが、その辺りは後にふるいにかけるつもりです。
>>14 >>15 その辺りは初耳です。
少し調べてみます。どうもありがとうございます。
>>16 正統的周辺参加については少しだけ書きました。
たまたま「状況に埋め込まれた学習」を以前読んでいたもので。
正統的周辺参加については以下のように簡単に記述するつもりです。
―――
町工場では正統的周辺参加が行い易い状況にあります。
例えば、最初は工具の調整などをさせられる従弟が、
徐々に重要な業務をこなしていく過程で、
周辺にある共同作業をしている親方や
熟練技能者の営みを観察して学習する事が可能です。
このように熟練された技能を持つ人々を全体参加と見なし、
未熟な従弟を周辺参加と見なすと、
従弟は単に技能を獲得するだけではなく、
共同体の営みや信念、人間関係など、
技能を実際に活かす為の様々な実践力が同時に獲得されていく事になります。
この正統的周辺参加の学習形態によって、
直接教える事の出来ない暗黙知を伝える事が出来る、というのです。
これを日本でいうと「技を盗む」ということになり、
学習心理学(教育心理学ではありません)でいう、
観察学習に近いものとなります。
詳しくは「Situated Learning: Legitimate Peripheral Participation」
(Jean Lave & Etienne Wenger, 1991, Cambridge,
邦訳「状況に埋め込まれた学習」)を御覧下さい。
―――
>>17 そうしていただければ嬉しいです。
>>18 そうですね。
もう少し深く掘り下げるか、ばっさり切り取るかにします。
>>19 結局僕が知りたいのは、
熟練技能の伝達を心理学的に見れば、
どのように行われるのか、
そしてどのようにすれば効率よく行えるのか、です。
知人らに見せるものは、町工場の現況についてが主ですので、
もっぱら個人的興味が先立っています。
脳関連は,いったんバッサリ捨てるべきじゃないかな.脳に対するアプローチを論じるには,
まだまだデータが揃ってないんじゃないかと.
それより
>>4あたりの話を,もっと掘り下げるべきかと思われ.
あとは,観察学習関連と運動スキーマ,暗黙知の言語化方などを考察すると面白いかなあ.
明らかな間違いは脳の話に集中しているんじゃないかねぇ。
側頭葉も後頭葉も視覚関連領野はあるということとか、
海馬は感覚情報を「蓄える」ものとは言えないこととか。
ま、それとは別に脳の話は必要ないでしょう。
興味の方向は本当に面白いし、社会的な要請も大きい問題だからがんばってね。
は、認知?身に覚えがねぇこた認る気ないね。しつけえゾ!
26 :
没個性化されたレス↓:02/10/31 00:27
もっとかまってあげて。
27 :
没個性化されたレス↓:02/10/31 14:22
技能獲得について認知心理学的に論じた本で、日本語のものはあんまりない。
英語だと幾つかあるんだけどな。
さしあたり参考になる日本語の文献をあげてあげよう。
手塚太郎(1996) 技能学習における速さと正確さの関係についての心理学的研究.
東京:杉山書店
森清義行.1980 労働と技能. 神奈川:労働科学研究所出版部.
技術・技能伝承研究会(編).2001 「技術・技能伝承マニュアルのつくり方」.
東京:社団法人日本プラントメンテナンス協会メンテナンス技術研究所.
小池和男,中馬宏之,太田聰一.2001 もの造りの技能 ―自動車産業の職場で−.
東京:東洋経済新聞社.
手塚のと、森清のが割と良いんだけど、手に入りにくいかもしれんな。
あと、波多野誼余夫って人の論文探してごらん。産業場面で見られる技能とは
違うんだけど、参考にはなる。
>「熟練技能伝達をより効率化するため理論として、
>認知心理学という理論があり、このように使うとより効果的である」
>ということで、具体的な手法までは考えついていないという段階です。
手法の開発は、いま金沢工大の小松原さんがやってる途中だな。
心理ではないが、徳島大の森和夫も、訓練法開発は盛んにやってる。
>町工場では正統的周辺参加が行い易い状況にあります。
>例えば、最初は工具の調整などをさせられる従弟が、徐々に重要な業務をこなして
>いく過程で、周辺にある共同作業をしている親方や熟練技能者の営みを観察して
>学習する事が可能です。
いま、これが成り立たなくなってるんだけど、まぁ、今回はいいだろう。
書いてるものの主張とは、ちと外れる。
ちなみに、あと10年か15年くらいで、町工場の技能者はいなくなってしまう、
と言われてる。後継者問題ってやつね。データがほしいなら、各地の
民主商工組合が調査してるから探してみ。
>14 :没個性化されたレス↓ :02/10/30 21:13
>バイオフィードバック、モデリングあたりには言及すべきと思われ
>15 :そ :02/10/30 21:14
>運動スキーマとかもかな?
作業にもよるけど、この辺で学習できる技能は、わりと自動化されてる。
判断とか推理とかの認知的技能をどうやって育てるのか、ってのが
今の問題。
例えばサンダ-とフライス盤と研磨機があれば、ヤスリをかける運動技能は
ほとんどいらん。どの機械で、どの部分から、どこまで削るか、材質によって
操作と機械の設定をどう変えるかってとこで、熟練による違いが出る。
個人特定されそうだから、これでおしまい。
30 :
没個性化されたレス↓:02/10/31 15:33
ほんものの専門家か?
>>23 >>24 一日考えましたが、脳の話は切り捨てる事に致します。
皆さんのお蔭で踏ん切りが付きました。
アドバイスどうもありがとうございます。
>>27 本の紹介までして頂いて、感激です。
森清氏の著作を探しつつ、他の書籍も探してみます。
波多野氏の著作ですが、以前にいくつか目を通しました。
波多野・稲垣共著のものは全て読んだと思います。
昔、「人はいかに学ぶか」で大変感銘を受けました。
もう一度読み返してみて、参考にさせて頂きます。
>>28 後継者問題については少し調べました。
そもそも製造業自体が生産の効率化を目指す産業なので、
そこに従事する人が減るのは仕方が無く、
町工場の技能者もそうならざるを得ない、と結論付けました。
また、技能の技術化についても興味があります。
例えば熟練技能の一つ、nm単位での誤差を指などで計測するものがありますが、
機械が人間の計測機能を超えれば、
そのような熟練技も消えていくのではないかと思っております。
小松原氏、森和夫氏についても調べてみます。
情報どうもありがとうございます。
漏れも以前熟達化ということでちょっと研究しようかと思ったが、そのときのものもっとprimitiveなレベルでの話だったな。
視覚パターンの弁別とか。東大出版の認知心理学の中にさらっと熟達化に関する記述の章があったような気がする。
っていうか技能の獲得なのか?純粋に学習の話?
34 :
没個性化されたレス↓:02/11/01 10:37
このスレは技能の獲得の話でないのか?
視覚パターンの弁別は、Perceprual Learningっていう学習の話だと思う。
もっとも、技能獲得と学習なんて区別できない話題だけど。
36 :
没個性化されたレス↓:02/11/02 14:17
今,TBS系でやってるドキュメンタリー。
パティシエ(ケーキ職人)の仕事振りを紹介してる。
世界中の賞を最年少で総ナメしてきた30代の天才パティシエが
自由が丘に構える店で弟子の仕事にダメ出ししてるんだけど,
100回叱るより1回完璧にやって見せた方が効果的だとか。
師匠としてもなかなか優れた人物のようだね。
37 :
没個性化されたレス↓:02/11/02 14:26
このパティシエ,
和菓子屋の三代目になるはずだったんだそうだ。
38 :
没個性化されたレス↓:02/11/02 14:30
和菓子職人だった父の教え。
「仕事は目で盗め」
職人や芸人の世界では当たり前のことかもしれないが,
学者の世界にも当てはまるのでは?
39 :
没個性化されたレス↓:02/11/02 14:59
>>38 常日頃、臨床心理学のそういった姿勢をボコボコに叩いている
実験屋がそんなこと言ってたら噴飯ものだな。
>>33-34 主題は技能の獲得です。
34さんの言う通り、学習と区別は出来ませんし、
教育分野にも参考になる文献がありました。
熟練技能の多くは運動に関することだと感じていますので、
学習の一つのカテゴリに属しているのかもしれませんが…。
でも知識も必要ですしね…。
まだまだ整理できてません。
>>38 ですねー。
先生が数学の問題を解くとき、どのようなところで間違いに気付くのか、
などは勉学において非常に参考になります。
41 :
没個性化されたレス↓:02/11/03 23:39
>>40 失礼ですが,
ホントに工業高校生なのですか?
42 :
没個性化されたレス↓:02/11/04 01:02
教授学習過程を研究している者です。
内容から生田久美子氏あたりは押さえておいた方が良いような気が。
生田氏は乱暴にまとめてしまうと職人の「わざ」の伝承過程を研究している方です。
参考文献:
生田久美子 認知科学選書 「わざ」から知る 東京大学出版会
生田久美子 職人の「わざ」の伝承過程における「教える」と「学ぶ」
in状況論的アプローチ3 実践のエスノグラフィ 金子書房
また,製造業の実践の中でどのようなインスクリプション(記録物)が
生成し用いられているかを研究した川床靖子氏の研究も現場で
どのような技能が用いられているかを捉える上で参考になるかもしれません。
川床靖子 人,もの,世界の関係を可視化するインスクリプション
in心理学評論 vol.43 no.1 2002
>>5 打検士の技能の研究は発表されていますが、佐々木氏の著作から入るのが
一番分かりやすいのではないでしょうか。
佐々木正人・三嶋博之編 アフォーダンスと行為 金子書房 2001
がんばってくださいね。
なにやら堅実なスレに育ってますね。
よしよし。
44 :
没個性化されたレス↓:02/11/05 02:10
ほんのり良スレあげ。
お久しぶりです。
>>42 生田先生ですね。ご紹介ありがとうございます。
明日あたりに本屋に行ってチェックしておきます。
佐々木氏のアフォーダンスの本は学校の図書館にあったのですが、
誰かが借りっ放しで借りられないです。残念です。
いろいろ調べてみましたが、やはり町工場の教育にはそれ特有のメリットがありますね。
大企業でも技能の伝達を積極的に行っているようですが、
調べた限りでは期間が極短いです。(2年から5年程度でした。)
技能の伝達に必要となる条件として、
・長期間行う事
・毎日行う事
が挙げられると思います。
大企業では煩雑な作業に終われ、それが思うように行えないようです。
しかし町工場では技能訓練を仕事を通じて行う事が出来るので、
町工場における技能伝達は大企業に比べて効率的であると思います。
また、「人材マネジメント」というHarvardBusinessReviewの論文集も読んでみました。
一節に、
「大卒新入社員につける最初のボスは、
社内で社員で最も優秀な者でなければならない」
と書かれていました。
これが正しいとするのなら、町工場では最高の技術者が近くにいることにより、
この一節を成し遂げているような気が致します。
現在、世界で一番盛り上がってる町工場はイタリア北部の町工場だと思います。
僕は今、そのあたりの書籍を調べています。
何か心理学に結び付けそうな成果がありましたら報告いたします。
46 :
没個性化されたレス↓:02/11/08 23:59
よいスレだ。胸張って上げれ。
47 :
没個性化されたレス↓:02/11/09 00:04
>>45 イタリア北部の町工場というと何の工場なのかな?
金属の工芸品とかヴェネチアングラスとか?
>>47 イタリアの町工場全般的に、です。
二年ぐらい前にビジネス塾で放送されてたのは織物関連の事業でした。
知人の経営者からは、
「最近のイタリア町工場の製品は魂が篭っているというか、何と言うか」
というコメントを頂きましたように、
現在も色々と注目を集めているようです。
経営学は専門じゃないんですが、
イタリアでは企業のモジュール化が行われているみたいですね。
モジュール化っていうのは、個々の町工場を一つのモジュールと見立て、
それぞれ独自の技術を持っている状態で、
製品の完成のために、
モジュールである町工場が集まって一つの製品を作り上げるシステムだそうです。
それゆえ企業規模は拡大しにくいのですが、
行き届いた指導が出来ているのではないかと推測しています。
モジュール化については本も出てますので、詳しくお知りになりたいならそちらを御覧下さい。
僕も探求中です。
49 :
没個性化されたレス↓:02/11/11 22:46
日本の町工場もまさにモジュール化してるんだが
大手メーカーを頂点とするヒエラルキーに組み込まれ
その最底辺を血の滲むような努力で支えてきたわけだ。
イタリアの町工場の場合は
対等な立場でのモジュール化なのかな?
50 :
没個性化されたレス↓:02/11/19 18:12
ほんのり良スレあげ。
51 :
没個性化されたレス↓:02/12/07 21:17
世界ふしぎ発見で北イタリアを取り上げてるね。
染色や楽器の町工場が紹介されてる。
はっ?
こんなこと言って悪いが、技能の獲得は
手続き的知識だからやっぱり、脳科学の方じゃないか?
(^^)
伝承するためには、
「人間の尊厳」「技能を身に付けることの喜び」が
まず前面に出てこないとだめ。
尊厳というのは、なにか。
単純にいえば、戦いにおいて勝つこと。
大企業と対等に渡り合える戦略を作り上げてごらん。
その過程で、伝承の効果的方法が必ず見つかるはず。
そうすると、一般論じゃだめだということが、わかるだろ。
具体的に、絞りこまないとだめだと思うよ。
これは、君の戦いでもある。敵は誰かをはっきり
認識しなきゃだめだよ。
心理学の本から学ぼうなんてのはだめだと思うよ。
読むのはまあいいんだけど、そんな本に感心している
ようじゃだめよ。取っ掛かりで、そういうのに労力
を割くのば無駄だよ。
新しい切り口でゼロから出発することですね。
能書きの得意な専門家と渡り合ってもまず、勝ち目は
ない。最初から、どんな小さな戦いも負けてはだめ。
それは死をいみする。頭をつかって勝つ。
訂正:
能書きの得意な専門家と能書きで渡り合ってもまず、勝ち目は
ない。
ほしゅ。
(^^)
59 :
没個性化されたレス↓:03/03/23 20:41
ひっそり良スレあげ。
(^^)
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
62 :
没個性化されたレス↓:03/05/03 18:15
うぷ
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
67 :
没個性化されたレス↓:03/09/27 02:49
こんなのもあげてみる。
1です。もう一年も経つのですね。
これを調べ始めたために、来年専攻を変えて心理系に進学しそうです。
こういうことを勉強できることが楽しみという感情と同時に、
大学院以降の身の振り方へ不安を抱えております…。うう…。
もう、ここで1さんを色々手伝って書き込みしていた方達は
いらっしゃらないのかな。
スレが停止してからロムをした者ですが、このスレ大好きでした。
なんと心理系に進むのですね。
頑張ってくださいね。
70 :
没個性化されたレス↓:03/11/28 22:34
心理学板の良心ここにありというようなスレだな,おい。
>1
心理系の進学、心よりお祝い申し上げます
同時に、けったいな所へ足を踏み入れた歓迎でもあります。
熟達研究や技能の研究は、決して平坦ではありませんが、
いい研究をなさることを心より願っています。
同じく技能の獲得や熟達を研究する仲間より
ついでに
もしこの領域をそのまま研究に生かされるなら
M.ColeやCarraherの研究(Carraherはstreet math)
ハッチンスの分散認知の研究など、
面白い領域はまだまだ沢山あります。
楽しいですよ
73 :
没個性化されたレス↓:03/11/29 17:10
>三流心理屋さん
認知心理学がご専門のようだから、レス期待します。ただし、あんまり
難しいと2chではついていける人が、なかなかいません。
>>69 皆さんのおかげで自分のやりたい事がある程度定まったと思います。
心理に行っても頑張りたいです。
心理学でも工学系の知識が活かせればよいのですが…。
>>三流心理屋氏
研究者になるまでの過程も非常に大変なものだと聞き及んでいます。
それをなんとか乗り越えて、良い研究がしたいというのが今の僕の夢です。
一応、今のところは認知心理学から学習についての研究をしたいと思っています。
しかしこのテーマではちょっと範囲が広いので、学部課程で何とか的を絞りたいです。
今は東京大学出版会の認知心理学シリーズと、
Hilgard、How People Learn、知識の哲学を読んでます。どれもこれも難しいです。
認知心理学は本当に学際的な分野だなぁと、
その範囲の広さに圧倒される毎日です。
1さんへ
>>74 心理学でも工学系の知識が活かせればよいのですが…。
何でも、というわけではないでしょうが。活かせるものもあるでしょう。
折角心理学以外の世界を垣間見られたのですから、
どの世界でも「理解可能な」考え方なり、事実なりを探してみてください。
身の回りの人たちが持っていたちょっとした「技」「コツ」を
丁寧にたどるだけでも、意義あるものが見つかるかもしれません。
>一応、今のところは認知心理学から学習についての研究をしたいと思っています。
なるほど、大枠は決まっているのですね。
とはいえ、「学習」を認知から考えるとしても
お読みになったLaveや稲垣先生のような「状況論的認知」から、
実験心理学色の強いものまであります。
あなたが、
「研究の結果どのようなことを明らかにしたいのか」
「どのような視座に立って進めたいのか」 も
どこかで固まるといいかと思います。
勿論、本当に固まるのは修士論文を書き上げた以降、
あるいはもっと遅くてもいいのですが。
読書も大切です。今のようにどしどしお読みください。
そして、大学生らしく、大いに遊び、「余計なこと」も沢山してください。
研究の上で、いいヒントの詰まった資源になるかもしれませんよ。
駄弁を弄しました。まずはここまでで。
>>三流心理屋氏
レスポンス、どうもありがとうございます。
氏のレスの内容を見ていると、やる気が湧いてきます。
>身の回りの人たちが持っていたちょっとした「技」「コツ」を
>丁寧にたどるだけでも、意義あるものが見つかるかもしれません。
これは今からも出来そうなので、
先生方に少しずつ聴いて周ってみる事にします。
類稀ないこの機会に乗じて、一つ相談がございます。
実は、諸事情で来年9月から海外(カナダ)の大学に行く事になりそうです。
一度行くと当分日本には戻らないと思いますので、
日本でしか手に入らない心理学・認知心理学・その他関連の名著は、
今のうちからちょっとずつ買っておきたいと思っています。
もしそういう書籍があれば、ご紹介願えませんでしょうか?
宜しく御願い致します。
>>76 >実は、諸事情で来年9月から海外(カナダ)の大学に行く事になりそうです。
一度行くと当分日本には戻らないと思いますので、
日本でしか手に入らない心理学・認知心理学・その他関連の名著は、
海外ですか、改めておめでとう、頑張ってください。
日本人が書いた「名著」がそれ程ある訳でなく、
大概は向こうの本だったりしますねえ。
既にチェックなさっているのではないかと思うので、
蛇足かもしれませんが、
・認知科学選書
・認知科学モノグラフ あたりは純粋に「日本人」のものですね。
欲しいものを選んで、座右に置かれるといいでしょう。
個人的には、ついにシリーズといっておきながらシリーズとならなかった
「心理学における論争 1 認知心理学における論争」は
かなり面白いと思います。
あと、福村出版の「心理学の技法」シリーズは良く出来ていると思います。
認知研究の技法は、持っていて損はないのでは。
カナダですか、東の方でしょうか?
東はあのトロント学派の総帥、タルヴィング以下、
記憶関連の学習研究が強いですね。
良い刺激になることでしょう。
英語も度胸もからっきしない三流には、
全くもって「雲の上の世界」ですが...
>>三流心理屋氏
レス有難う御座います。
>・認知科学選書
>・認知科学モノグラフ
両方とも名前は知っていましたが、
前者はいささか古いのが気になって購入には至っていませんでした。
でも氏のレスで踏ん切りがつきました。ちょっとずつ買っていきます。
>認知心理学における論争
絶版みたいです…。
目次を見る限りかなり面白そうなので、何とか手に入れてみたいと思います。
>「心理学の技法」シリーズ
認知と教育心理あたりは買っておこうと思います。
ご紹介どうも有り難う御座います。
>カナダですか、東の方でしょうか?
はい。東の方になると思います。
TrontoのTulving他、WaterlooにはThagardもいます。
でも問題は、TrontoやWaterlooといった大規模大学の学部課程では、
彼らのような有名教授の場合、講堂での講義しか聴けないようなので、
どれほど自分のプラスになるか分かりません。
院でなら非常に良い刺激を受けさせていただけると思うのですが…。
とまぁ、こういう理由で、もう少し小規模なところで、安くて良い教育を受けたいと思っています。
(実際、向こうでの教育の方が多少安くあがります。
あと書籍も最新のものが手に入るので、そういう情報をこちらにも流したいと思ってます)
色々と御付き合い頂いて、本当に有難う御座います。
>>78 >認知心理学における論争絶版みたいです…。
そうですか、きっと図書館にあったりするでしょう。
>TrontoのTulving他、WaterlooにはThagardもいます。
>でも問題は、TrontoやWaterlooといった大規模大学の学部課程では、
>彼らのような有名教授の場合、講堂での講義しか聴けないようなので、
>どれほど自分のプラスになるか分かりません。
いいのですよ、近くにいるのが分かるだけでも。
学部生の時にはピンとこないかもしれませんが、ビッグネームであっても、結構話したりする機会はあるものです。
特に似たような研究をしている方とは、必ずチャンスがあります。教えを乞わなくても、触発されるでしょう。
>院でなら非常に良い刺激を受けさせていただけると思うのですが…。
そうですね、おっしゃるとおりだと思います。
2chでこの手の発言はためらわれますが、どんなところでも、どんな師についても、
しっかりと研究・勉強する努力を惜しまなければ、大丈夫です。
大概の先生は、「研究者としてある程度の力をつけた」方ですから
学部生の要求に応えられない程では大抵ないはずです。
(日本では、そうではない例もあるようですが ex.私!)
その意味で、「研究者の先輩としてのセンス・経験」はありますから
いろいろな方から情報を集めて、自分のものになるものは取り入れると
「研究者の後輩」たりうる力はつくと思います。
「師」を求めない方が賢明です。大学は既に「お勉強」の場ではありません。
自分でスキルを獲得する場です。
賢明な1さんは、既にお分かりかと思いますが。
済みません、またつまらぬことを書き連ねてしまいましたね。失礼。
>>79 >特に似たような研究をしている方とは、必ずチャンスがあります。
>教えを乞わなくても、触発されるでしょう。
今、三流心理屋氏とこうして言葉が交わせるだけでも、とても触発されています。
毎朝元気に「きょうもやるぞ!」という意気込みを感じています。
>「師」を求めない方が賢明です。大学は既に「お勉強」の場ではありません。
>自分でスキルを獲得する場です。
このような言葉を専門家の方から聞くと、大学進学が一層楽しみになります。
これまでの教育がいささか受身的過ぎたことを反省し、
自戒して、邁進したいと思います。
聞いてばかりでは気が引けるので、僕からも少し。
最近の研究者の著作の中では、
「素人のように考え、玄人のように実行する」という本が面白かったです。
著者はカーネギーメロンの研究者だそうで、この本からも色々と感銘を受けました。
あの大学も認知科学系に強いようなので、いつか訪れてみたいと思っています。
>済みません、またつまらぬことを書き連ねてしまいましたね。失礼。
そんなことありません。
こうしてレスを交わせる機会というのは、僕にとって非常に稀なことです。
もしお時間が宜しければ、一層のご教示を御願い致します。
81 :
没個性化されたレス↓:04/03/19 15:27
荒れ果てたかに見える心理学板の片隅で
こんなに穏やかで有意義な対話が行なわれていたとは。
82 :
没個性化されたレス↓:04/04/29 16:21
保全あげ。
83 :
没個性化されたレス↓:04/06/11 01:10
1は元気にやってるのかな・・・
半年ぶりの1です。元気にやってます。
OSを変えて、トリップはなくなってしまいました。
もうすぐ数ヵ月後には渡航することになります。
大学名は明かせませんが、Tulvingの近くにいることになりそうです。
図書館の蔵書数が多い大学ですし、
これからの4年間はとても充実したものになると思います。
皆さん、特に三流心理屋さんのおかげで、
学部過程の間にやりたいこともとりあえず定まりました。
この場を借りて、お礼申し上げます。
僕は本当に未熟ですので、何かと疑問がついてまわる日々を送っております。
また色々と質問させて頂くかもしれません。
(大学生の態度として駄目だとは思いますが)
そのときはどうぞ宣しくお願い致します。
85 :
没個性化されたレス↓:04/06/29 16:10
おかえりなさいあげ。
86 :
没個性化されたレス↓:04/08/08 12:39
age
獲得って概念は認知心理学じゃねえだろ。最初から頭にモデルが
あった奴には獲得する必要のあるものなんてないさ。
88 :
没個性化されたレス↓:04/10/07 07:27:37
人を賢くする道具―ソフト・テクノロジーの心理学 新曜社認知科学選書
D.A.ノーマン (著), 岡本 明
価格: ¥3,780 (税込)
この本はおもしろい、人間中心のテクノロジ(ソフト・テクノロジー)にすべきだとしてます。
認知科学て、認知心理学と同じですか?
89 :
没個性化されたレス↓:04/10/07 07:32:42
精神の生態学
グレゴリー ベイトソン (著), Gregory Bateson (原著), 佐藤 良明 (翻訳)
価格: ¥6,825 (税込)
ここのスレットにはこちらの本の考えがいいのかな?
技能の獲得についての考察はすごいです。
出版社大乱入〜
91 :
没個性化されたレス↓:04/12/07 18:48:08
良スレ虫干しあげ。
92 :
没個性化されたレス↓:04/12/25 09:35:38
珠玉の短編小説のようなスレ。
2年前の心理学板にはまだ余裕があったのね。
は?
自分の相談してりゃ、良スレか?
んじゃ、みんな相談スレ立てまくれや
94 :
没個性化されたレス↓:05/03/09 13:42:37
春なのでなんとなく保全あげ。
勘違いしているようだが、技能の獲得という身体性の知、臨床の知は
臨床的アプローチだよ。
>>95 いまごろ気がついたのか。
認知心理学こそ正統なる臨床心理学なのだよ。
>>96 違います。
数量化できない主観的感覚要素の分析は認知心理学には無理です。
98 :
没個性化されたレス↓:05/03/09 21:52:42
>>97 本気でそう思うなら
ここの
>>1氏に
臨床心理学の立場からアドバイスして差し上げなさい。
臨床の知を会得しなさい。
自分自身の血肉を通して。
笑ってもいいですか?
身体化された知というのは、行為者にしか分かりえませんね
102 :
没個性化されたレス↓:05/03/09 22:28:10
それでは学問にならぬ。
学問とは知の公共化を目指す営みゆえ。
やり方が明らかになってもできるわけではありません
やってみないと理解はできません
できないと思うものは口を閉ざして見物されよ。
できると信じる者しか扉を開けられんからな。
105 :
没個性化されたレス↓:05/03/10 00:06:37
職人さんの技能の獲得を認知心理学的に研究しても
職人さんになれるわけではないのは自明の理。
職人さんの技能の獲得を臨床心理学的に研究すれば
職人さんになれるのか?
106 :
没個性化されたレス↓:05/03/10 00:12:40
つまり、やり方だけが解明されてもなんの役にもたたない。
ただ現象を記述しただけ。
現象の記述とやり方の解明は次元が違うだろ。
現象の精密な記述ができるならそれだけでもたいしたものだと思うが。
>>106 職人さんの身代わりロボットを作るのには役立ってるよ。
結果的に職人さんの職を奪うことになっちまってるが。
109 :
没個性化されたレス↓:05/03/10 00:20:18
臨床心理学はやり方と同時に体験を重視します。
体験を通してやり方にまた反映させるループを重んじます!
110 :
没個性化されたレス↓:2005/05/15(日) 10:37:25
>>1くんはカナダにいるのだろうか。
元気でやってるだろうか。
たまには近況を知らせてくれよ。
111 :
没個性化されたレス↓:2005/07/16(土) 22:16:19
遥かなるカナダの
>>1くんへ。
暑中お見舞い申し上げます。
113 :
没個性化されたレス↓:2005/12/15(木) 17:51:45
113