http://plaza15.mbn.or.jp/~report/seisinkaitohananimono.html >さて、心理的な治療法同士のトーナメント研究をたくさんしてきた米国からの報告を総合すると、
>なんと流派間の有効率にそれほどの優劣はなさそうなのである。
>精神分析も、来談者中心法も、行動療法も、認知療法も、家族療法も、
>グループセラピーも、成績に僅かな差しかなく、しかも治療しない群と比べても
>軒並みに「やらないよりは少しはマシ」といった程度なのだ(ただし精神障害の種類によっては優劣が明らかな場合もある)。
>これらの紹介については『心理療法』(朱鷺書房)にある中尾の総説を参照のこと。
>中には傑作な実験もあって、ヘビ恐怖の治療を二群に分け、
>片方は行動療法のインプロージョン(いちばん苦手な状況にさらす技法)、
>片方は四十分ほど単に体操をさせる(もちろん参加者にはもっともらしい理論を説明してある)という効果比較研究である。
>参加者が進んで「治療」に臨んだ場合、ヘビ恐怖の改善率は両群で統計上の有意差がなかったらしい。こんな報告なら、
>行動療法以外の流派が大喜びするかもしれないが、ではおまえの流派も体操と
>効果比較をしてみようかと迫られたら尻込みするはずである。
心理学はもうだめぽ