海外では心理学を学ぶための本、カリキュラムがしっかりしているのに、
日本ではあくまで教官が「これやっておけばいいだろう」という独断と偏見のもと
講義を行っています。
まだ宮廷や上位私立ではいいかもしれないが、遅刻やDQN私立では、
化石行動主義や重箱の隅をつつくような講義がされているのが現状でしょう。
「4年間、結局何やったんだろ?」とわけ分からない、不満を抱いたまま
卒業していく心理学徒が後を絶ちません。
そこで、今までのスレで出てきた本、論文、あるいはトピックを参考に
「これだけやれば、心理学をやったと名乗っていいぞ」といえるような
カリキュラムを作ってみませんか?
2 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/22 21:19
>>1 あれもこれもと盛り沢山になっては現実性に欠けるので,
学年ごとの取得可能単位数など制約条件を設定しておいた方がいいかな?
叩き台になるようなカリキュラム例があると好都合なのだが。
3 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/22 21:29
4 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/22 21:31
>>2 細かい条件は後まわしでいいでしょう。
まずはブレイン・ストーミング風に
各自が理想と考えるカリキュラムを出し合ってみては?
禿道。
では、一年生前期の学生に心理学を教えるとしたら?
心理学=カウンセリングの幻想を抱いて入ってくる彼らに、
ただ単に心理学の現実を突きつけるのではなく、
うまく興味の方向を転換させるような心理学概論を作る必要がある
6 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/22 21:49
まずは心理学史からかな。これは通年で、その前史から前提となる哲学も
含んだ歴史を網羅的にやる。テキストは何にすべきだろうか?
7 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/22 22:08
>>6 学史の授業はどの学問でも退屈だからな。
だれか現代から過去へ遡る「逆さま心理学史」を書かないか?
8 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/22 22:30
>>7 それは面白いかも(w
だけど1年生の段階で詳しい心理学史を教えても
学生が十分理解できるとは思えないっす。
概論の中で19世紀以降の大まかな流れだけを押さえておいて,
本格的な心理学史は2年生以上でやった方が身につくと思います。
9 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/22 22:50
学問の内容を網羅的に教えるよりも,何か学生の考え方に影響を
与えるような,インパクトのある内容が1年生にはいいかと。
例えば,「サルでも分かる構成概念という考え方」とか(藁。
これまで学生が日常的に考えてきた,心理学に関する様々な考え
方が,実は心理学ではちょっと違う見方で捉えられるんだよ,
という授業がいいなあ。しかも分かりやすくね。
10 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/22 22:55
心理学史を教えるにしても、学説を総花的に教えるよりも、インパクトの
ある人物中心で教えたほうが入りはいいかもね。「心理学者スーパースタ
ー列伝」とかね。人物中心の歴史教育。なんか、新しい歴史教科書を作る会
みたいになってしまった。
11 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/22 23:36
化石行動主義が支配する大学では
精神分析は非科学的な誤った心理学の例として教えられてるそうだけど,
ゲシュタルト心理学とか認知心理学はどのように扱われてるのかな?
12 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/23 00:56
>11
あっしは遅刻ですのでお答えしましょう。
>ゲシュタルト心理学とか認知心理学はどのように扱われてるのかな?
行動主義と対立するものとして扱われます。
しかもその行動主義というのが、徹底的〜ではなく、ワトソンのやつです。
知覚系の先生は認知心理学を取って、行動主義では説明できないと批判。
行動分析の先生と対立するのだが、どうも論点がずれている。
13 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/23 02:21
認知と行動を対立させる枠組みでは、
生理学をはじめとする隣接分野に
インパクトを与えられないよ。
兎にも角にも、誤解を与えないか誤解を解くような工夫が欲しいね。
心理学フォーラムの掲示板を
見てきたらひどかったよ……。
>>14 あそこは臨床屋さんとプシコさんばかりだね。
精神分析と学習理論の関係についての
ウソ心理学史を開陳してる半可通もいるし。
殴り込みかけようか(w
>>15 これね。
カリキュラムと関係ないのでsage。
72 :名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/21 20:12
>>学習理論と精神分析
>これは親戚関係。似てても不思議ではない(^^)。流れとすると:
>精神分析(特にフロイトの1909年アメリカ講演)
>→新行動主義心理学(S.ホール、C.L.ハル)
>→学習理論(N.E.ミラー、J.ダラード、R.R.シアーズ)
>って感じ。つまり学習理論は精神分析の孫。
>新行動主義は「パーソナリティ」を「習慣の複合体」と考え、
>精神分析の理論をネズミの実験で証明することを目指したものです。
こんなふざけたことをほざいてる奴がいます。
殴り込みをかけてやってください。
心理学FORUM/学習理論と精神分析
http://www.twin.ne.jp/~pure/bbs3.html
17 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/23 14:25
>>16 こんな半端な認識を持つ心理学徒を生み出してるとしたら,
カリキュラムと大いに関係ありだよ。
18 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/23 14:27
20 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/23 14:39
>>16 その記述,
たしかに事実も含まれているんだが,
全体の流れのまとめ方が歪んでるだよな。
中途半端なだけにたちが悪い。
21 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/23 15:05
いまさら素朴な疑問なんだけど,
心理学史をちゃんと教えられる教員がどれだけいるかな?
日替わりで分野ごと学派ごとに専門の先生が教えてもいいけど,
全分野は網羅できないだろうし,誰かが全体のまとめをしなけりゃならない。
それに近代以前の歴史や他の学問との関係についてまで語れる人は稀では?
よし、心理学史をするしないは別として、具体的に決めよう。
まず心理学概論という講義があるとして、前期系15コマ。
15コマをいろいろな意見で埋めてみよう。
23 :
人物中心の心理学概論(心理学史?)試案:02/03/23 22:34
1 Rene Descartes and the foundation of modern psychology
2 Philosophers of mind : John Locke and Gottfried Leibnitz
3 Psychologisits of mind : Brain scientist from Gall to Penfield
4 The sensing and percieving mind : Immanuel Kant, Hermann
Helmholz and Gustav Fechner
5 Wilhem Wundt and the establishment of experimental psychology
6 Charles Darwin and the theroy of evolution
以下へ続く
24 :
人物中心の心理学概論(心理学史?)試案:02/03/23 22:35
続き
7 The measurement of mind : Francis Galton and the psychology
of individual differences
8 William James and psychology in America
The eminent students, Hall, Calkins, and Thorndike
9 Psychology as science of behavior: Ivan Pavlov, John B.
Watson, and B.F.Skinner
10 Eary hypnotism and psychology of social influence
Mesmer,Puysegur,Le Bon,Nancy and Salpetriere school
11 Mind in conflict : The psychoanalytic psychology of Sigmund
Freud
12 The developing mind : Alfred Binet, Jean Piaget and the
study of human intelligence
13 Mind and machines : Artificial intelligence from Pascaline
to General Problem Solver
25 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/23 22:56
>>23-24 意欲的な案だが,教える者がいないと思われ(息
ところで,Gestalt psychologyが含まれていないのはなぜ?
26 :
化石大学心理学科:02/03/23 23:18
心理学概論授業概要
心理学の基礎知識として必要な研究領域をひととおり紹介する.
前期
第1回:心理学の定義
第2回から5回:学習心理学の基礎
第6回から9回:記憶研究
第10回から11回:臨床心理学の方法:行動療法
第12回から14回:情緒と動機づけ
第15回:前期試験
後期
第1回から5回:知覚心理学と認知心理学の基礎
第4回から6回:言語心理学の基礎
第7回から10回:生理心理学の基礎
第11回:比較行動学
第12回:個体発生との関係:発達心理学
第13回:より複雑な行動理解の試み:社会心理学
第14回:人間工学への応用
第15回:後期試験
27 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/23 23:37
>>26 これを見る限り,そんなに偏っているとも思えないが。
でも臨床心理学では行動療法しかやらないのかな?
28 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/23 23:50
概論の講義の最初の方では,
心理学の知見が日常生活の中で役立っている事例の紹介とか,
心理学・常識のウソクイズとか,
知覚供覧実験とか,
とにかくインパクトのある内容で「つかみ」をやっておくと良い。
これ,経験談。
29 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/24 00:13
つけ加えると,
講義の最初の方でまちがっても心理テストなんかやっちゃいけません。
とにかく早いうちに心理学の歪んだイメージを叩き壊しておくこと。
一度頭をまっさらな状態に戻してから正しい心理学を学んでもらいましょう。
30 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/24 00:37
>>26 これは心理学専攻専用の授業ですか?
あと前期と後期は同じ先生が担当なさるのでしょうか?
31 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/24 02:34
心理学専攻生向けなら
>>26みたいにガチガチでもいいと思うけど,
他専攻の学生も受講する科目なら
>>28-29の言うように
もう少し遊びと驚きのある授業内容にした方がいいね。
32 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/24 03:43
概論用のお薦めテキストはありませんか?
日本語のやつにしてね(w
頭をフォーマットしてやらないとな.
いわゆる通俗的心理テストは,フォーマットするための材料には使うかも
しれないが.
34 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/24 10:12
>>27 26例は回数も見てみるとやはり偏っていますね(笑)
基礎心理学は1つの領域あたり4回前後とってますが,発達1回,社会1回(w
臨床が学習の次で「行動療法のみ」だし
>>31 心理学専攻だろうが、他専攻だろうが、入学時点ではどちらも同レベル。
まずインパクトを与えて、心理学に引きずり込む必要がある。
これだけは押さえておきたいという内容ではあるかもしれないけれども、
心理学に対する興味、関心が強める、という目的で従来のカリキュラムが
組まれてきたとは思わないので。
せめて最初の1,2回でどれだけインパクトを与えられるか、だ。
前期
1回…あなたの思う心理学と学問としての心理学
2回…血液型、恋愛占いは心理学?
3回…実証性のある方法とは(科学の定義)
4回…知覚の歴史(ヴント)
5回…精神分析(フロイト)
6回…行動主義(ワトソン、スキナー)
7回…社会的学習理論(バンドゥーラ)
8回…心理学はどういうところで生かされているのか
9回…臨床心理士、カウンセラーの現状と問題点
10回〜…思いつかないから君たちで考えてくれ
ってどうよ?
37 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/25 00:11
>>36 知覚の歴史(ヴント)って何よ?
概論ではヴントに深入りしなくていいと思うが。
むしろ精神物理学,ゲシュタルト心理学,認知心理学という
感覚・知覚研究の流れを押さえておくべきでは?
>>36 禿同。
そこのところ書き直す。
4・5・6回…感覚・知覚の歴史(フェヒナー・ウェルトハイマーなど)
7・8回…精神分析(フロイト・ユング)
9・10回…行動主義(ワトソン・スキナー)
11・12回…社会的学習理論(バンドゥーラ)
13・14回…心理学はどこでどんな形で生かされているのか
15回…期末試験
にしてみたが?
39 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/25 14:33
>>38 これは概論だよね?
前期で完結するの?
だとしたら偏り過ぎだし古過ぎだよね。
バンドゥーラに2回も当てていることからして(w
ふーむ、そういわれるとそうなのだが……
概論だから1年かけて広く浅くする必要がある。
しかし今までみたいにきっちりかっちり講義をしても
面白くない。
だから俗っぽい心理学と学問としての心理学の違いを
鮮明にわかってもらうような講義が欲しい。
ならどうくめばよいものか?
41 :
哲学思想関係:02/03/25 16:24
レイン、ガダリなど反精神分析についても最後の方でふれるべきです。
42 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/25 16:33
>>41 なんでそういう心理学でないものを心理学概論で教えなきゃならんのだ。
そもそも精神分析自体,扱うべきでないという意見もあるのに。
レインやガタリを取り上げるなら,
上級学年の臨床心理学特別講義とかなんとかいう授業でやればいい。
43 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/25 17:21
>>38 「心理学はどこでどんな形で生かされているのか」は
最初の方に持ってきたほうがいい。
幅広い分野から意外性のある事例を紹介すること。
できればヴィジュアル教材で。
44 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/25 17:27
45 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/25 17:31
>>43のつづき
これとは別に,やはり最初の方で,
最先端の心理学研究の事例を紹介する時間があっていい。
霊長類研究,脳研究,人工知能研究など学際領域にも触れておくべし。
心理学の論文とはこういうものだと現物を示して見せるのもいいかも。
46 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/25 19:12
>できればヴィジュアル教材で。
「心理学への招待(?)」とかいうビデオ教材はどうよ?
おれも1年の時に見せられたYO!
その先生の講義よりもはるかに面白かった。
47 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/25 19:33
ジンバルドーが出てくる奴?
48 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/25 19:36
↑それそれ
確かにうさんくささ、セリフの不自然さは残るけどね
49 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/25 20:57
これだけカリキュラムを練ったら講義で用いるテキストはどうするつもりですか?
ヒルガード等洋書並みにお勧めできるテキストってありますか?それとも作りますか?(w
50 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/25 21:17
2chで本作ってもバカにして誰もよまんだろーなー
51 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/25 23:35
本当に心理学を学びたい人の為に〜心理学概論 2ちゃんねる出版委員会(編)
52 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/26 18:24
>>49 キーワード心理学とかは?
表紙が黄色いやつ。
全範囲網羅していてよろしいと思われますが?
53 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/26 20:47
>51
で匿名で原稿集めてみると、著作陣は実は錚々たるメンバーであったりして・・・・。
54 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/28 00:33
age
55 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/28 11:44
これで概論の方も決まりつつあるみたいで安心。
ちょっとこのことに興味のある人が少ないのかな?
話が続かないので、話題を少し変えてみよう。
心理学には付き物の研究方法習得の授業。
しかし、これもただ古典的実験を繰り返して、検定方法を覚えるだけでは
あまり面白さ、新鮮さがない。
そこで研究法の授業をつくるとしたら、どんな研究をさせる。
観察法、実験法、面接法、質問紙法
の4つを網羅してください。
心理学概論の隠れた名著をおすすめします。
辰野ら著「心理学」日本文化科学社
です。読みやすく、簡単すぎず難しすぎずで、広く網羅してあります。
まぁ、知っている人は知っている名著です。
興味があったら、読んでみてください。
>>56 どうして何度も何度もその本のこと書くの?
著者のひとり?
58 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/28 15:33
>心理学には付き物の研究方法習得の授業。
しかし、これもただ古典的実験を繰り返して、検定方法を覚えるだけでは
あまり面白さ、新鮮さがない。
物理行けば今でも最初は
振り子揺らして時間計ったり
斜面で玉転がししてるよ?
すんません。しつこいですか?
この本辰野ら著「心理学」日本文化科学
を読んで感動したので。
60 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/28 15:59
>ホームズの兄
ここは心理学の専門家たちが,学生に何を教えるべきかを論じているスレだよ.
今更概説書読んで感動する人はいないよ.
おお。良くご存知で。
すんません。
心理で教えることか。心理学の中では、臨床は一部ってことかな。
きちんと1年、2年で基礎を教えて、その後、幅広い応用的な心理
学を教える。ってのどう?>
62 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/28 16:06
63 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/28 17:18
>>58 >物理行けば今でも最初は振り子揺らして時間計ったり
>斜面で玉転がししてるよ?
レスありがとう。もちろんそれは大切なことは100も承知。
ただしこの面白さがわかるのは、ある程度心理学について理解しておく
のが前提では?
例えば、臨床心理学に興味がある学生に対して、彼らの期待を無視して
スキナー箱や錯視実験をさせても、興味がないことだからいいかげんにしか
取り組まないと予想される。あるいは単位のために仕方なくする。
ここでのカリキュラムは「これだけやれば、心理学をやったと名乗っていいぞ」
ということを目指すとともに、心理学への知的好奇心を喚起することも
重要だと思われますが。
64 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/29 16:34
なんか大学受験関係のスレばっかりAGEているあほがいる。
ので、保全age
65 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/31 00:21
臨床とか福祉とか冠のついた心理学系学科の一部では
基礎実験の実習さえ経験せずに卒業させるところもあると聞きますが,
本当なんでしょうか?
本当だとすれば,それこそ心理学教育の危機ではないでしょうか。
66 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/31 00:29
>>63 おいおい,スキナー箱の実験を学生にやらせてる大学
なんて一部の動物強いとこ以外聞かないぞ。まあじっさいに
ネズミ動かしたらいかに臨床カルトな学生でも感動するけど。
67 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/31 02:56
教職課程向けの教育心理学のカリキュラムは?
68 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/31 10:32
概論用のテキストとしては、
・心理学(東大出版)
・心理学の基礎(培風館)
・心理学への招待(サイエンス社)
などは、どうでしょうか?
なんだか話が拡散してるな。
739さん,仕切ってくれよ。
70 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/31 12:54
このスレ、心理系の教官がカキコしているようですね。
ここまでいろいろ考えてカリを組もうとしている姿勢には感銘した。
オイラが学生の頃は、心理の専門といえばその教官の書いた論文を
校正代わりに学生に読ませて、学生の質問などは受けつず、独自の
講義の進め方をしていたセンセもいたからなあ。
今も専門によっては、そんな授業もあるんだろね。
名無しで書き込んでいたけど、話を整えようと思い、もう一度コテハン。
>>66 >まあじっさいにネズミ動かしたらいかに臨床カルトな学生でも感動するけど。
そう、この感動!純粋に実験(調査でも面接でも)って面白いものなんだ!
本にはない楽しさがそこにあるんだ!
という気持ちを喚起させるカリキュラムが欲しいわけです。
さて、どうしましょうか?
概論についてはある程度固まった気がしたので、次の研究方法のカリキュラムに
ついて移行しようとしたのですが、もう少し概論を追求した方がいい?
意見を聞かせてほしい
>>68 参考書ありがとう。
そうだねえ、
Hilgard がベストだけど、一年前期からは少々きついかもね。
しかも、その経験を元に英語を毛嫌いされても困るからね。
68さんの本は優れた参考書だと思われるが、同じ本を一冊だけ
やらせるという気はない。
ただ、授業の参考に何か一冊持ちなさいと決めるときには、
・
・
・
俺は灯台出版かなあ???
73 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/01 22:17
ヒルガードの訳本って無かったっけ?ちょっと高かった気がするが。
74 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/01 22:21
>73
邦訳している間にどんどん改訂されるから。
日本語版は使いたくないな。
まあ、改訂にあわせてばしばし邦訳できればいいのだが。
(日心にヒルガード翻訳委員会とか作って、改訂の度に邦訳の仕事が回れば
小遣い稼ぎにちょうどいいかも)
75 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/01 23:45
しっかり分業すれば原版の改訂にも追いつけるんじゃないの?
76 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/02 00:43
心理臨床学会のカリキュラム検討委員会が大学院向けのカリキュラム案
(というか実質的には強制に近い)
を出してきている.いずれ学部向けのものも出るだろうから
そうなれば全国の心理系大学は従わざるを得なくなるだろう.
独自のカリキュラムなど考えても,しょうがないよ.
77 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/02 01:57
>>76 まさか本気で言ってるんじゃないだろ?
臨床心理士なんて,
そのうち泡のように吹き飛んでしまうだろうからどーでもいいけど,
国家資格の医療心理士(仮称)ができると影響があるんじゃないか?
基本的に医療系資格の養成カリキュラムを
心理学系の大学教育に持ち込んで欲しくないのだが。
78 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/02 02:01
>>77 DQN医科大に併設された保健学部医療心理学科なんてところは
真っ先に飛びつくだろうな,医療心理士養成に。
79 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/02 02:04
>>78 医学部医学科より保健学部心理学科の偏差値の方が高いようなところね(w
80 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/02 02:12
心理学の学部教育の中で
遺伝や進化を中心とした生物学関係の授業を充実させることは必要だと思うが,
医療系資格に直結した形でそれが持ち込まれるのには賛成しかねる。
81 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/02 02:34
82 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/02 03:24
数年前,揉めに揉めた挙句国家資格化された言語聴覚士の養成施設は
高卒後3年制の専門学校が一番多く,
大卒後2年制の専門学校がそれに続く。
養成課程を持つ大学は全国で7校ほどしかない。
いずれも言語学系ではなく,保健医療系学部に置かれている。
また上智,金沢,愛媛の3大学院が科目指定校に指定されている。
ちなみに過去3回の国家試験ではこれら養成校卒業生の合格率が高く,
既卒現任者の合格率が低いことが問題になっている。
医療心理士(仮称)の場合もこれに準じる形にして,
(高卒ではなく,大卒後1〜2年の養成課程が望ましいと思うが)
基本的に大学の心理学教育とは切り離して扱うべき。
言語聴覚士が国家資格化されたからといって
大学の言語学系のカリキュラムが影響を受けたという話は聞かない。
83 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/02 03:43
>>82 言語聴覚士の場合は国家資格になる以前から
専門校での養成が普通になっていたからだろうね。
心理学の場合,専門学校自体非常に少ないし,
現実には大学+αの形になりそうだけど。
どこまで大学の中でやるかだな。
84 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/02 03:59
保健医療系学部で医療心理学科とか臨床心理学科の新設ラッシュが起きてるのは
医療系の国家資格を見越してのこと。
国家資格が成立したら,当然のことながら養成課程を置くだろう。
そうなるとカリキュラムにも厚生労働省が介入してくる。
そういう所の卒業生は純正心理学科卒(w)とは別物として扱ってもらうか。
>>82 そういう話、医療心理士問題のスレにも書いてくれよ。
86 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/02 04:22
あちらのスレでは
医師の「指示」の下の診療補助職なら,
養成プログラムを大学とは切り離した上で,
「心理」の言葉を入れさせずに
「医療精神技術士」のような名称にさせろという声もあるよ。
87 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/02 04:26
理想のカリキュラムを目指す委員会が
こんな浮世の生臭さにまみれてしまうとは。
しかし、現実問題として避けて通れないもんな、
国家資格問題...
88 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/02 09:28
臨床心理士にしても医療精神技術者(仮称@2ch)にしても,
大学院または学外の養成機関での養成を前提にするということにして,
ここではとりあえず
純正心理学科(!)のカリキュラムに限って考えることにしませんか。
うわー。寝ている間にこんなにかきこが!!
しかし「臨床心理士の…」の方が適切ではと思いながらも、
避けて通れない問題だ。
心理学という学問体系が一つ存在し、その中で
学問の追究とその姿勢を身につける…心科学
心理学の知見を生かしむしろ実践に励む…心工学
の2つにきっぱりと分ける必要がある(↑の名称はある本の受け売りだけど)
ここでは心科学のカリキュラムを目指すとして、もし学生が
「私は研究したいんじゃなくて、人を助けたいんです」などとぬかしたときに、
どう対応するべきか、というマニュアルを作っても面白いのでは?
>>89 ほとんど俺の脳内対話だから気にすんな(w
91 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/02 16:23
研究方法1年間、計30コマ。
それぞれを何に振り当てる?
実験・質問紙・面接・インタビュー
にそれぞれ7コマずつ。
残り2コはおまけという具合で
92 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/02 18:14
>>91 面接とインタビューってどう違うんだ?
普通は実験・観察・調査・面接でないの?
93 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/02 19:00
>>91 実験が7コマだけ?
君のところはそれっぽっちで単位出してるの?
実験は他の研究法とは別扱いで2コマ×15週というのが最低ラインでは?
もちろんこれは2年生を想定した基礎実験だけの話。
94 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/02 19:15
観察はマンウォッチングでもモンキーウォッチングでもいいけど,
フィールドワークの技法をしっかりと身につけさせたいな。
俺が学生のときはほとんどほったらかしで,
グループごとに「銭湯における脱衣の順序」とか
「待ち合わせ相手が来ないときの行動」とか,
自分たちで決めたテーマに沿って数週間かけて観察を行い(ほとんど週末だが),
レポートにまとめて発表するというやり方だったけど。
>面接とインタビュー
おっしゃるとおり、観察でしたね。
>実験は他の研究法とは別扱いで2コマ×15週というのが最低ラインでは?
>もちろんこれは2年生を想定した基礎実験だけの話。
うちは遅刻ですが、これが現状です。
数少ない教員がお互いに負担をしあって教えています。
しかし、それぞれの内容が教員の裁量にかかっているので適当にされています。
生徒からの不満の声にあふれています。
知覚の教授は適当に作った錯視の実験用具を毎年使い回し、t検定させて終わり。
定年間近の教授は与えられたコマすべてを自分の人生体験談。
ようするに、系統立ってないため全然研究法が身に付かない状況です
あ、そうそう。
週1コマじゃなかった。
週2コマ(3時間)
年合計60コマになりますね。
失礼
97 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/02 21:11
>>93 漏れはDQN私大卒業だけど、
2年次の実験は研究法とは別に3コマ×30週だったのだが。
恵まれていたのか…?
当時はキツくてキツくて泣きそうだったけど。
98 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/02 21:17
>>97 それは恵まれてるよ(微
まあ,時間割上は2コマでも事実上3〜4コマ,
つまりほとんど1日がかりというのが
マトモな大学の実験演習の実態だと思うが。
99 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/02 21:28
>>94 フィールドワークの技法を学ばせるのには賛成だけど,
心理学のスタッフで教えられる人がどれだけいるだろうか?
文化人類学の先生に出張授業してもらうか?
100 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/02 21:43
>>99 ここでは理想のカリキュラムを目指すということだから,
実現させる手段はあとから考えればいいんじゃないの。
夏休みなどに合宿形式の集中講義でやってもいいわけだし。
101 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/02 21:53
>>100 1学年に200人もの学生がいる「心理学部」なんかじゃ大変だわな。
102 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/02 22:18
学部1,2年の頃、講義でアトキンソンとシフリンの記憶の実験をやりま
した。きちんとした実験と言うよりも、デモンストレーションみたいな奴
でしたが、綺麗に結果が出て、感動したのを覚えています。
103 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/03 03:55
>>102 概論の講義の中で実施可能なデモ実験についての情報交換もしたいけど,
まず心理学専攻の2・3年次を想定した心理学研究法の授業をどうするかだな。
心理学研究法Ta(一般実験)2コマ×15週
心理学研究法Ua(面接および査定)2コマ×15週
心理学研究法Tb(調査)1コマ×15週
心理学研究法Ub(観察・フィールドワーク)1コマ×15週
このあたりがベースラインか。
これを2年次前期後期に配分する。
研究法の中にデータの統計処理に関する内容を含めてもいいが,
その場合,実験や調査のコマ数をもっと増やす必要があるだろう。
このやり方なら別枠で統計学をやるよりも身につくかもしれない。
104 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/03 04:35
>>103 俺が学生のときには
2年次の実験や調査の授業と並行して統計学の授業があった。
だが実験や調査の授業との連携が取れていないため,
統計学ではまだ記述統計をやってるのに,
調査の授業では因子分析使っていたりと,ちぐはぐなことが起きていた。
記述統計までの基礎的なことは1年次のうちに済ませておいて,
推測統計や多変量解析は研究法の中で扱うというのはどうだろう。
105 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/03 04:45
>>104 観察の授業を前期に持ってきて,
その中で記述統計とノンパラメトリックを扱ってもいいのでは?
106 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/03 07:27
観察法の授業って,
みなさんの所ではどんな内容でどのくらいの時間をかけていますか?
うちも
>>94さんと似たような感じでしたが。
107 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/03 18:21
あげ。
108 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/04 02:37
どーして誰も答えてくれないのかな?
観察法の授業ってやらない大学もあるのかしらん。
>108
残念ながら、うちは名目だけでやらなかったよ。
悲惨なものだ。
91にも書いてあるとおり、研究法とは名前だけのもの。
他に独立した実験法の演習もない。
遅刻は悲惨だ。
110 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/04 15:15
うちは、やったよ
幼児と母親・父親との相互作用を撮影したビデオを使って
観察法のいろは教え、それを使った研究を紹介してから
実際に幼稚園にいかせ、学生1人1人にテーマを持たせて研究させた。
ひどいものですね>91
でもうちもそんな感じです。遅刻はお互いいやですね。
なまじ教員が公務員ということで守られているから、
よぼよぼのじいさんがいつまで経ってもポストを明け渡さず、
大昔の知見(いわゆる化石)を延々としゃべり続ける。
観察は心理学というか、科学研究の基本ですからね。
絶対にはずすわけにはいきませんね。
ただし3年になるとゼミに分かれるのですが、
社会心理学専攻の人は観察法をやりました(今更遅いよね?)
コンビニで立ち読みをしながら、店員と客のやりとりを観察する
というものでした。
あ、俺は別のゼミだけどね
113 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/04 15:39
こんなんじゃフィールドワークの授業なんて夢のまた夢か。
しかし,観察も実験もマトモに学ばずに卒論書けるんですかね?
>>109
>しかし,観察も実験もマトモに学ばずに卒論書けるんですかね?
それでも某京都文教やDQN臨床大よりはまともなものを
書いていると思われ。
自分の分野について学生は自分自身で勉強せざるを得ない。
偏っているかもしれないけど、自分の研究法については詳しい。
(質問したらしっかりした答えが返ってくる)
何が諸悪の根元かというと、野晒しにしている老凶漢たちですね
115 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/04 16:01
これは地方国立だけの問題なのか?
臨床心理ブームの蔭で
日本の心理学教育は崩壊の道を歩みつつあるのか?
116 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/04 22:31
思っていたよりも事態はずっと悪いようですね。
こんな状態で独立法人化の嵐の中に船出していけるのでしょうか。
そのうえ医療心理士養成カリキュラムが持ち込まれたりしたら,
心理学教育は完全に変質してしまいますね。
遅刻がんばれ。
(鬱になってる先生方を励ましちゃいけないかな...)
117 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/04 22:41
実験実習というのは
ただの厨房が心理学徒になるための通過儀礼と思っていましたが,
今の学生はそんな経験もなしに心理学徒を名乗るのですね(息
118 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/05 00:12
旧教養部があったころのカリキュラムなんて酷いもんだったぜ.
半年で実験,観察,面接,フィールドワークにロールだのYGだのテストもごちゃまぜ.
ちなみに,某地底.
119 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/05 00:23
実験も統計もいらない.精神分析の解釈法とロ・テストの見方と
面接技法だけ出来ればよい,,,,と宣う先生方が占めているからなぁ.
(某指定大学院を擁する学部)
120 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/05 00:25
>>118 現在はその頃よりもマシになっているということでしょうか?
121 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/05 01:01
20年ほど前に駅弁教育学部で学んだ者です。
私のときには2年次に一般実験という名の授業があり,
金曜日の午後の3コマが当てられ,
前期は基礎的実験,後期は心理検査で毎週レポートを書かされました。
これとは別に前期に調査,後期に観察の授業がありましたが,
内容はグループに分かれての自由研究みたいなもので,
先生が出てくるのは初回と最後の発表会だけ。
先行研究の読解からデータの収集・解析まで自分たちで勉強しながらやりました。
また教育統計という授業もがありましたが,
化石先生よりも先輩方から学んだことの方が多かったかもしれません。
3年次には特殊実験という名の授業が前期・後期にあって,
グループごとに自分たちで選んだ海外の研究の追試をやりましたね。
というわけで,手取り足取り教わった記憶はないのですが,
学びのチャンスだけはふんだんに与えられていたように思います。
現在の大学ではこういうことは望むべくもないのでしょうか?
>>121のつづき
ちなみに心理学専攻は1学年40人弱で,
3年次からはゼミに分かれますが,
上に書いた研究法に関する科目は共通です。
グループ分けも科目ごとに好きな相手と組むわけで,
共同作業の中で恋が芽生えることも多かったようです(微
123 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/05 01:27
>>121-122 古き良き時代だったんですね。
好きな相手とグループを組んで実験や観察の実習ができるなんて,
羨ましい限りです。
>>122 1学年40人弱の中で引っ付いたり離れたりってのは
結構エグイ状況でない?
>>124 いや,まさにエグイ状況だったですね(w
ただ,最近の若者みたいに簡単に引っ付いたり離れたりはしなかったと思います。
自動車はもちろん,電話でさえ学生には贅沢品だった時代の話です。
126 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/05 11:58
なんだか脇道に逸れてるけど,
おもしろいぞあげ。
127 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/05 19:28
>>121さんの学んだカリキュラムって,
>>103で提案されているものとよく似ていますね。
もしかして同一人物?
128 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/05 19:45
>>119 >実験も統計もいらない.精神分析の解釈法とロ・テストの見方と
>面接技法だけ出来ればよい,,,,と宣う先生方が占めているからなぁ.
>(某指定大学院を擁する学部)
頭に臨床とか医療とか福祉とかがついてる心理学科でしょうか?
実際のところ,実験や統計の授業はどうなっているのですか?
129 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/06 00:29
>>128 いらない,というのだから,やらないのでしょうね.
頭に「臨床」がつく心理学科だと,実際,ほとんど統計も実験も
やらない所が結構あるらしい(教えられる教員もいないだろうし,
うっかり,そんな授業が認定境界の目にとまったら
実験や統計に逆恨みしてる幹部の逆鱗に触れて
指定取り消しかも)
>>120 マシになった,とはいわない.
ダメダメの質が変わっただけ.
ただ,
>>121のいうように
学びのチャンスはあったというのは本音.
あのころ,大学ってのはレジャーランドが当たり前で,
ちょっとでも意欲を見せると,教官も喜んで面倒を見てくれた.
ま,俺の場合それが道を誤った端緒だが....
131 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/06 05:34
「科学的に正しい心理学」の先生!
先生の推奨する研究法のカリキュラムをぜひ御紹介ください。
さて、そろそろ話を戻すとするか。
あまり詰め込みすぎてもだめ(地底のように)
かといって、何もしないのもだめ(指定校)
研究法に関しては、
実験法のみで、一年間60コマ
観察(フィールドワーク)、質問紙、面接で一年間60コマ
と別枠を作った方がよいですな。
(ちょっと実験が多い気がしますが)
133 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/06 13:07
うーむ、講義を受ける側の立場からいうと、大変すぎる。
大学の授業は、教官が好きな内容を好きなように教えれば
いいから、他の授業との連携は全くない。
学生にとっては、「今週演習のレポートもあるのに、実験法も重なった。」
「課題多すぎて嫌になるわ」と思うこともざらにある。
いい体験といえばそれまでだが、あまりに課す内容が多すぎるのであれば、
一つ一つの講義に対する姿勢もいい加減になったりしないだろうか?
134 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/07 02:09
>>133 言いたいことは分かるが,
このぐらいのカリキュラムの詰め込みは,短大なんかでは普通.
ドナやってて,つくづく思うのは,自分の学部生時代があまりに温かったことかな.
いいじゃん,昔に比べて,出席率も上がってるらしいし,
大学にこないと不安になる学生もいるらしいし.....
135 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/07 12:44
>>132 実験の中に心理検査の実習も含むなら,そのぐらいの時間でいいと思います。
ただ,この時間数では実験の準備や実施に費やす正味の時間だけでいっぱいで,
実験計画法やデータ処理のためのコンピュータ利用の指導に
別枠を取る必要があるのではないでしょうか。
私としては臨床系や社会系も含めて,
心理学徒を名乗るための最小限の水準として提案しているつもりです。
136 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/07 12:46
>>133君の不満に対しては,
心理学のスタッフ間で連携を取ることで対処すべきでしょうね。
137 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/07 12:50
つけたし。
心理検査を「面接」の授業で扱うなら,
実験計画法やデータ処理の指導は「実験」の枠内でもいいでしょう。
私の出身大学では,
赤ちゃん屋になった人も,
人工知能屋になった人も,
社会的構築屋になった人も,
ユング屋になった人も,
チンパンジー屋になった人も,
>>121の同じカリキュラムで学びました。
共通のカリキュラムで学ぶ体験こそが
多様な分野間の建設的な対話を可能にする基礎になると思うのですが,
最近の大学の様子を聞くにつけ暗澹たる気持ちになってしまいますね。
139 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/07 13:53
>>138 121さん自身は大学関係者ではないのですか?
140 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/07 14:00
>共通のカリキュラムで学ぶ体験こそが
>多様な分野間の建設的な対話を可能にする基礎になると思うのですが,
禿胴。
例え分野は違おうと、同じカリキュラムで学ぶ体験があれば、
そこで得た研究法についての考え方を元にして知見を共有することができる。
心理学で大切なのは中身の知識ではなく、ものの見方(論理的な見方)
につきるね。
こればかりは教え込むだけではだめで、自らの体験を重ねることによって
しか身に付かない。
私臨床系学部生ですが、
そういう経験は大学では出来ないので
ここ心理学板で補ってます
142 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/07 14:03
>>139 私も大学教員の端くれですが,
心理学とは縁遠い所にいるので,
古巣の混迷を遠くで歯軋りしながら眺めているのです。
誤解のないように言っておきますが,
古巣の混迷というのはI学院のことじゃないですよ(w
心理学系大学全般のことです。
では、僭越ながらそろそろ仕切らせてもらいます。
研究法については上述の通り意義がないものとみなし、
心理学実験法(実験計画法、準実験、単一被験体法など)…2コマ×30
心理学研究法(観察、面接、質問紙、心理検査)…2コマ×30
くらいでしょう。統計の授業は別枠です。
では、具体的にどんな内容をさせる?
145 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/07 21:48
age
146 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/08 14:45
研究法のマニュアル本もいくつか出版されてるからそういうのを参考にして,
あとは大学ごとの事情に応じて決めていくしかないのでは。
1学年40人のところと200人のところで同じことはできないからね。
147 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/08 15:52
>>141 お気持ちはわかるのですが,
>>140にもあるとおり,
実験実習を通して身につけることを期待されるもののうちには,
暗黙知というか,非宣言的知識というか,
なかなか言葉では伝えられないものがあるのですよ。
(それは臨床における面接技法などでも同じことでしょうが)
あなたのせいではないのですが,
学部教育における臨床系と非臨床系の乖離が
両者の間に埋めがたい溝を造ってしまったように思います。
>>147 言いたいことは分かるし,俺もそれは痛いほど実感するが,
現実問題として学部のカリキュラムでは「言葉で伝えられないもの」
は教育内容として明示できない。明示できないものは
教育の達成を評価できず,成績評価が不能になる。
だから,カリキュラム上の科目における暗黙知や非宣言的知識は
あくまでも付随的なものとして扱わざるを得ず,
カリキュラムは明示的で評価が可能な知識・技術の教授に
よって構成される必要がある。これ今後の学部カリキュラム編成の
大原則。
そういう意味では今後最も問題の大きいのが卒論なんだけどね。
149 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/09 09:11
ここの人たちは真剣だぞあげ。
150 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/09 10:01
>>141 実験法のマニュアル本も出てるので,
仲間を募って研究会でもやってみてはいかが?
大げさな実験でなくても,知覚,記憶,思考など,
手作りの材料で被験者を回り持ちして実施できる実験もあります。
20人程度のデータがあれば統計処理の真似事もできるでしょう。
実験の経験がある先生や先輩の助言が受けられるとなお良いですね。
151 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/09 22:21
これでもあげとけ。
152 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/10 22:14
先生方,つづきをどうぞ。
年度初めで書き込む余裕が時間的にも、肉体的にもありませんでした。
さて、研究法の中身の方は各学校の需要と供給にあわせて、適宜決める
という形でいいみたいですね。
概論と研究法は終わりました。次に何をするべきかな?
学部3年生のメインテーマは何か教えて欲しい。
それがわかり次第カリキュラムに移りましょう。
154 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/11 17:01
3年生くらいになったら,心理学の基礎的な考え方はマスター
していると考えたい。
155 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/12 22:41
>154
秀胴age
156 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/14 10:33
本当の意味で心理学の考え方がわかったと思えたのは
非常勤で概論を教え始めてからだったな。
157 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/14 18:18
学部生に心理学の真髄をわからせるのは4年では酷なのでは
と書いてみるテスト
>157
そう思う。俺も非常勤やり始めて初めて分かったと思えたからね。
しかしできるなら,3年くらいまでには教え込みたいね。
159 :
まだ若い名無しさん:02/04/15 00:14
ここまでのスレを全部よんで。
なんか随分と話が「ズレ」ているような気がする。
きっとここにいる人たちって、長年大学で心理学を教えてきた人たちなんだろうけれど、
そのためなのか、「心理学教育」というものについて、何とも言えない「ズレ」を感じてた。
何なんだろう、ってずっと考えていたけれど、147と148を読んで何となくそれが分かったような
気がする。以下、随分長いけれど、一言書かせてください。
(以下続く)
160 :
まだ若い名無しさん:02/04/15 00:15
違和感が最高潮に達していたのは、23から38にかけて、週毎に列挙されたカリキュラムを
見たとき。
まず思った。「このカリキュラムの背後にあるメッセージは何だ?これじゃあ、単に
過去の心理学者が研究してきたことをとにかく列挙して端から順番に教えているだけじゃ
ないか?」と。
その後、カリキュラムに修正を加える人たちの発言を読んでいても同じ事を感じた。
「結局、それらを通じて、何を学生に伝えたいのか?」と。
自然科学と違い(反論する人もいるかも知れないが知覚等一部を除けばこれは厳然たる事実)、
心理学者が蓄積してきた「知識・技術」は、それを伝達するだけでは何の役にも立たない。
知覚系にしても、学んだ事が直接仕事に結びつくことはない。
もちろんこれは非自然科学系全般に当てはまる問題である。だが、心理学だけに
フォーカスしてみよう。いったい「学生が大学で学ぶ対象として心理学を選んだとき、
何を伝達できれば、“わざわざ金を払って大学まで来た価値があると言えるもの”を伝えられたと
言えるのか?」
(続く)
161 :
まだ若い名無しさん:02/04/15 00:15
もちろん、「学生が喜びそうなモノ」を教えようと言ってるのではない。そんなことを
追求していたら、大学は専門学校にならざるを得ない。大学という場でこそ「教える価値
があるもの」があるはずだ、という事を言いたい。
けれど、その「何か」を、ここのツリーで挙げられていたカリキュラムからは全く感じ取れない。
最初に書いたように、それらを通じて「教えよう」とするモノが何も見えないから。
以下は私見。思うに、「心理学」なるモノを学生に教えて伝えるべきメッセージは、
2つあるように思う。1つは140や147が挙げているような「(論理的な、あるいは
ここに入る言葉は人によって異なるが)物の見方」というもの。
これは大学という場以外では伝達することが難しい、だからこそ、本当に大切な
モノだと思う。だが148が言ってるように、これは教官+院生からなる研究室が
整備されていて、卒論の段階から院生・教官に巻き込まれながら、実験・議論を
する場がないと、難しいと思う。けれど、だからこそ、それが出来る大学では、
この重要さを決して忘れてはいけないと思う。
けれど、それが出来ないマンモス大学で出来ることは何か?
(続く)
162 :
まだ若い名無しさん:02/04/15 00:16
それは「知的な仕事」というモノの「おもしろさ・楽しさ」を、あるいは、そこで
明らかにされたモノの「おもしろさ」を伝達することに尽きると思う。
例えば、下条信輔の「サブリミナル・マインド」。これには本当に感動した。
この本は単なる「知識の列挙」ではない。伝えたいメッセージがあって、
「それに必要なだけの情報」だけを取捨選択している。
これでは心理学の全貌は決してつかめない。けれどこの本を読むことで、
科学者以外の人間でも「知っておもしろい」あるいは「なるほど」と
新鮮な驚きを覚える「何か」が得られる。
「大学教育とはこういった“何か”を伝える場ではないのだろうか?」
「そしてカリキュラムとは、その“何か”伝えるべきモノがまず先にあり、
それを伝えるために必要なものを教えるように構築されるべきだ」
少なくとも、大学が専門学校化=「金を稼ぐのに役立つ技術を教える」のは何とも
愚かしいことだと思う。けれど「過去の心理学教育」をそのまま踏襲し、
「表面だけ」を整えたカリキュラムを作るのでは、「こんな役に立たんもの
いらん」と言われる状況を作り出すだけじゃないのだろうか?
「役に立たない」けれど「心理学者が伝える価値があるモノ」は何か?
しかも、単なる「論理的な物の見方」にとどまらないモノで。
世の中には、「知的」なるモノに敏感な人間がいる。数は少ないかも
知れないけれど。彼らは、分野を問わず「これはおもしろい、知的に意味がある」
と思うものを見分けることが出来る。そしておもしろいと思ったモノに吸い付かれていく。
こうした人間を対象としたときに、心理学者が伝えて「なるほど
おもしろい」と思ってもらえるモノ。
それを教えるべきじゃないのだろうか?
163 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/15 00:27
> その後、カリキュラムに修正を加える人たちの発言を読んでいても同じ事を感じた。
> 「結局、それらを通じて、何を学生に伝えたいのか?」と。
勘違いをしているようだが,ここで今まで議論されてきたのは実験計画法など
研究法のノウハウを学ぶためのカリキュラムだ.
伝えるべき何かを他の授業でやるのは当然だし,ここで議論されている授業がすべてではない.
だが,こういう授業も必要だ,ということをわかってくれ.
本で読めばいいことは授業をする必要がない,というのは間違いだろ?
ここ語っているのは一般教養の心理学ではなく,研究者を育てるための訓練法なのだよ.
164 :
まだ若い名無しさん:02/04/15 02:10
>>163 >勘違いをしているようだが,
そうは思いません。
>ここ語っているのは一般教養の心理学ではなく,研究者を育てるための訓練法なのだよ.
1さんの最初の発言を読むと「研究者予備軍」以外も含まれています。
なによりも、教養ではない学部生向けの授業を「研究者を育てるための訓練」の
ために使うのは、現在求められている新しい大学の姿にそぐわないように感じます。
また、みなさんが何歳なのか知りませんが、あと30年近くこの業界で食っていく
必要がある、つまり、その間に「こんな学科、教官はいらん」と言われて
切り落とされる可能性がある人間からみて、「研究者育成」を目的とした
学部教育という考えには、納得できないものを感じます。
165 :
まだ若い名無しさん:02/04/15 02:15
>>163 補足。
「研究者育成のための教育」という側面が組み込まれるのは別に良いですが
「それだけ」では立ちゆかないと思います。これからは。
166 :
考える名無しさん:02/04/15 06:06
どんな議論がおこるか興味ありage
167 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/15 09:44
このスレで論じられているのが
研究者を育てるための訓練法だというのは
>>163氏の勘違いと思われ。
研究者志望の学生も,臨床家志望の学生も,どちらでもない学生も,
心理学の学部卒業生として身に付けておくべきことは何かということでしょ。
それを抽象的に論じるのではなく,
理想的なカリキュラムの作成という形で
操作的に(w)提示していこうというのがこのスレの目的では?
>>164 まず対象者について答える。
あなたのおっしゃるとおり、対象は研究者志望学生に限らず、心理学について
学びたい、あるいは知りたい、もしかすると、滑り止めで入学したところが
たまたま心理学だった、という学生全てを含みます。
研究者を養成するのは大学院以降と思いますし、実際それくらいにならなければ
心理学の研究像というものは見えないことでしょう。
そこまでは同意見です。
さて何を教えたいかということであるが、あなたのいう
>「(論理的な、あるいはここに入る言葉は人によって異なるが)物の見方」
>「知的な仕事」というモノの「おもしろさ・楽しさ」を、あるいは、そこで
>明らかにされたモノの「おもしろさ」を伝達する
点は確かに重要ではあるし、私もその力は身に付けるべきであると思う。
しかし、指摘された点はどのような教育環境の整備を行なえば、論理的思考力が身につくか、
面白さが伝わるかというものであり、「何を」教えるべきかという点ではない。
すなわち、若い名無しさんは How to について論じている一方、われわれは
what to について論じているのである。
もちろん How to を軽視するわけではないし、中身と伝え方(伝わり方)を
厳密に切り離すことはできない。
しかし、心理学の智識を主体的に学ぶうちにあなたのいう2点は身につくのではないか、
と私は思う。
形式陶冶という言葉がある(かなり古いが)。
高校の国語を思い出して欲しい。国語の目的は、文章を読んで、()にはいる
適切なものを抜き出したり、主人公の心情について書いてある文を抜き出して、
理由を説明することであろうか?否。
真の目的はあなたのいう「論理的なものの見方」である。
残念ながら、大学だけで教えられるものではない、
知らず知らずのうちに身についているのである。
あなたの指摘する2点は心理学だけに当てはまるものではない。
どういった学問領域であれ、ものの見方、関わり方として、あるいは人生を
充実させるものとして重要なものである。
ただ、心理学教育で「知的なものの面白さを伝える」のみを前面に出した
カリキュラムだけで十分かというとそうではない。それは大学教育における
必要条件でしかないからである。
172 :
まだ若い名無しさん:02/04/15 17:20
739さん
真摯なご返事ありがとうございます。
>すなわち、若い名無しさんは How to について論じている一方、われわれは
what to について論じているのである。
>ただ、心理学教育で「知的なものの面白さを伝える」のみを前面に出した
カリキュラムだけで十分かというとそうではない。それは大学教育における
必要条件でしかないからである。
ポイントはここだと思います。
それでは、739さんが考える「what to」とは何でしょう?
そしてそれは「研究者(大学教員全般ではありません)」が考える
「このくらいは知ってなくちゃ」ということなのか、あるいは、
「一大学教員」として考える「金払って大学にやってきた学生に
我々が提供すべき事」のどちらなのでしょうか?
739さん(あるいは他の方々も)がwhat toを考えるとき、何を考えて、
何を基準にして「選んでいこう」とされているのですか?
「我々はそれを習った。何であれ心理学者がやってきたことだから」という
理由を越えて。
173 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/16 14:22
誰か答えてあげろy
174 :
名無しさん@お腹いっぱい:02/04/17 13:26
>>173 たぶん返事はこないだろう。学者ではなく、(研究者にならない
一般学生に対する)教育者としての自覚を持った人たちは、ほと
んどいないと思うほんの一握り。
若い名無しさんと同じ様なことは感じてたよ。表面的な授業構成
を決める前に、いまの時代だからこそ考えるべきことがあるのじゃ
ないかって。けれどそれに気付いてない人が多数派らしいから、
きっとこのまま放置プレイ。
心理学教育の未来は暗いのかなぁ...なんてヤダよ。俺は。
先生方は年度始めで忙しいいんだよ。
暫し待たれい。
>172
一般教養心理学の授業をしているが、
はじめに、「心理学についてのイメージ」と「どういう話を聞きたいか」
を聞いている。話の順番とか、説明の仕方、前フリは、それ見て決めるから、
年度&クラスによって授業内容がかわってくる。
私の場合、「what to」は「リクエストがあったこと」だね。
あるいは、こっちが伝えたい内容(基礎知識)を、リクエストにくっつけて
説明する。性格診断とか読心術のリクエストには、できない理由を答える。
説明の仕方も、応用から説明したり、日常生活にくっつけたり、
数式使ったり使わなかったり。
一般教養の心理学の目的って、「心理学の紹介」だから、学生さんが
受け入れやすいように話すれば良いんでないの。
つーかよ、大学に何しに来ているわけだ?
面白ぇこと探しにか?
だったらゲーセンや風俗にでも行ってろや。
心理学科の学生なら心理学における常識を学ぶ義務があるだろーが。
そうでない学科の奴らなら、最低限心理学がどういうものかを知らなきゃダメだろ。
心理学の授業で恋愛における対人魅力とガキの発達だけ習って満足した猿どもに
「俺は心理学勉強した」なんてホザかれたくねぇだろ?
心理学科以外の奴らも心理学という科目名の授業を受けに来るんだから、
面白くなかろうが面白かろうが、心理学の概要を知る義務はある。
何が面白ぇかってのは人によって違うに決まってんだから、勝手に本でも読んでやがれ。
178 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/17 22:45
>>177 でも,世の中そんなもんみたいだよ。
大学での学び方とかノートの取り方とかいう授業もあるみたいだし。
なんじゃそりゃ.って言ってても始まらないレベルにあるみたい。
>>178 ここは実現不可能でも理想を追い求める孤高のスレだろうがっ!
そんな哀しいこと言うなよ…
すまそ。孤高のスレということを忘れておりました。
178はあぽーんということで,,,,(w
心理学の常識つっても、
心理学の研究者(院生以上)たる常識と、
専攻学部生に求められる常識と、
教養科目やってるだけの奴に求められる常識とでは、
おのずから求められる水準が違うのでは?
とりあえず,トーシロのオレは参考にしてるぞ.
がんがれ.
>>181 文盲か?
>>177を読めや。
心理学科以外の学生には心理学の「概要」を、
心理学科の学生には心理学の「常識」を教えろ、と俺は言ったんだ。
常識は概要を含むだろうけどよ、それ以外のこともあるだろうが。
ちなみに心理学科の学部生と院生じゃ、求められる常識に違いはねぇだろうな。
量に違いはあっても質に違いはねぇ。
心理学科の学部生は心理学を深く学ぶ義務があるんじゃねぇのか?
就職するから関係ねぇってサルを基準にするな。
大学は勉強するところだ。
進学しないで心理学の勉強を打ち切る奴を基準に考えてどうするよ?
184 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/19 18:06
あげとく。
185 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/21 18:27
昇竜拳!
age
186 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/25 07:47
孤高のスレあげ。
187 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/25 13:49
俺たちの目的は何なのか?
とりあえず誤った心理学観をなくしたい。
というのはかなり重要なのではないか。
彼らの誤った心理学=Cocorogy
純正心理学=Psychology
という区別をまず始めてみない会
68 :参加するカモさん :01/12/11 17:29
ひろゆきってたまーに驚く程幼稚なセリフ真顔で吐くんだけど、いったいどういう
青春を送ってきたのだろう?
普通に成長を遂げた人間であれば赤面してしまうような恥ずかしいセリフ
82 :参加するカモさん :01/12/13 15:02
なんとなく言ってることわかる。
俺もひろゆきと何回か話したことあるけど、大昔のドラマでも見てるような気になった
95 :参加するカモさん :01/12/22 16:35
飲み会になると、必ず「遅刻」の話を得意気に語りだすけど、ひろゆきって遅刻することかっこいいと
思っているのかな?
回りの人間は苦笑するしかないけど、この人やっぱり幼稚だと思う
psychology自体は、ヴント以前からあるやん。
academic psychologyとpopular psychologyの区別を
popularizationすることが肝要かと思われ
190 :
苦悩するドナ:02/04/26 01:55
あげてみる
191 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/26 09:52
>189
ついでに臨床心理術もね
192 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/28 00:14
このスレの目標を改めて確認しておきたい。
>>167氏による以下の書き込みにそれは集約されていると思うが。
>研究者志望の学生も,臨床家志望の学生も,どちらでもない学生も,
>心理学の学部卒業生として身に付けておくべきことは何かということでしょ。
>それを抽象的に論じるのではなく,
>理想的なカリキュラムの作成という形で
>操作的に(w)提示していこうというのがこのスレの目的では?
193 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/28 00:22
心理学系の学部卒を対象とする
認定心理士の資格要件と同じレベルということ?
194 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/28 00:27
レベルとしては同程度だろうが,
履修科目や必要単位数を羅列するだけでなく,
教材や指導法といったことまで含めて
具体的に論じようというのがこのスレの当初の目的だったように思う。
195 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/28 14:40
「正統な心理屋達」は逝って良し。
カリキュラムについて考えるのは良い。心理版の中でもここは真摯な
スレだとは思う。ただ、心理学の講義は学部に限って言えば退屈。内容が
つまらない。こんなに
面白く、ポテンシャルのある学問を退屈にしやがって!
あんたたちは、例えば
臨床よりも面白いものを、本当に面白いものをどれだけ持っているのか?あるんだったらそんなに
小細工しなくても「正統な」心理学に、新入生を導くことは自然にできるだろ?
心理学は、カウンセリングやセラピーにつられて来た人たちに頼っている。
「治療」とか、「療法」がどうして面白いかって説明しなくても、
臨床に興味を持つやつはいくらでもいる。
学問的に面白いもの、興味深いものを学部生に提供しろ!出来ないのだったら
やめちまえ。存在意義がない。自分の吹き溜まっている場所に学生を閉じ込めて
自分のささやかな立場を守っているやつらめ!
心理を志した時の感触を忘れたのか?だから生物学的なことぐらいしか
面白い科目がない。つまらん授業をたれ流して。逝って良し。教育工学の
某氏のような面白い事を吐きやがれ!
196 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/28 14:48
>心理学は、カウンセリングやセラピーにつられて来た人たちに頼っている。
それは臨床バブルに乗じて小銭を稼ぐべく、慌てて学科を制定した各地のドキュソ私大に関してのみだと思われますが。
>>195 おっ、久しぶりに楽しいコザルちゃんが現れたな(藁
もう少し暴れてもらうために、ちょっと相手してみっか。
てめぇの主張はてめぇの在学する大学の、しかもてめぇが学んだ授業に限ってのことだろーがよ。
すげぇな、それを心理学全般に適用する頭の構造ってのは。
とりあえず自分の授業を担当している教授に文句言いにいけや。
まあ、小心なコザルちゃんだから、直接本人に言えなくて
2ちゃんで息巻いているだけなんだってのはわかるけどよ。
臨床が無条件で面白ぇって感じるのはコザルちゃんの勝手だけどよ、
世の人間全員がそんなコザル脳を持っていると考えちゃだめでちゅよ(ププ
他人の興味の方向を勝手に決めんなよ、サル。
前にもこのスレで言ったけどな、面白いことだけに価値を置くなら
風俗に行くとかプレステの前で一生を終えるとかしやがれ。
…う〜ん、どうも調子が上がらねぇな。
198 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/28 15:17
>197
最近いまいちね。ネタ厨房の質も下がったからかな。
199 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/28 15:46
>>197 :PPP
>とりあえず自分の授業を担当している教授に文句言いにいけや。
いつもやってたので、学期の初めの恒例行事だったよ。おかげで授業料
分はフンダクッテキタ。教授は大体歓迎してたな。
>臨床が無条件で面白ぇって感じる
よく読め。心理学と(大学から)一般に認められている(くだらねえ)
分野の事を言ったんだ。つまらん臨床の分野や、つまらん臨床家だって腐るほどいる。
(心理学の中で)学問的に面白いと言う事は、応用の広さ、理論の大きさと構成の魅力、
異分野との自由で不可欠な交流、発達の余地を感じさせる、読んでてボー然
とする様な論文(ちゃんとしたフォーマットにそれでも収まっている)を元に
した上でのことで、何でも良いとは言ってない。
あんたは、自分の研究が本当にやりたくてやってるのか?やってるのなら
2ちゃんで言える範囲で逝ってみやがれ!
俺は病理学。それ以上いうことは2chでは
怖くて言えない。2秒で所属が分る。(それでも良いってやつは、自分の
研究分野の詳細を逝ってみた上で煽って来い。)
をを、頑張れ。斬られ役の粘り次第で久々にPPPの活劇が見れるかもしれん。
>>199 なるほど、病理学かよ。
心理学に対する興味が偏っているわけだ。
これだから中途半端なサルは困る。
それに俺はただのDQNで厨房だよ。
俺の主張は二つだ。
ひとつはテメェの興味あるなしを学問の価値に勝手に変換すんなってことだよ。
テメェが魅力的に思わねぇ? だからどうした?
テメェとは逆のことに興味を持つ奴らだっているんだよ。
それともテメェは学問の価値を決められるほど偉いのか? サルがそんなに偉いのか?(藁
二つ目はテメェの経験を心理学全体に一般化して吠えんな、ってことだ。
自分の経験だけで心理学のイメージ勝手に作り上げて、
自分が優れたサルだと勘違いしてキャンキャン吠えてるのは見苦しいって。
それとも世の中の心理学の講義全部受講したのか?
だったら謝ってやるよ。
テメェのサル脳はどれだけのサンプルから判断している?
ほら言って見ろよ。10か? 20か?
202 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/28 17:00
↑
それは1をはじめ,このスレ全体に言えることと思われ
あー.オレは工学屋のDQNだが,>195のが面白くネェとほざいている
「正統な」心理学が最近面白くて仕方が無いんだが.
まぁ,講義が面白いかどうかは,内容如何よりも話しての技量の問題もあるが,
そんな底の浅い「面白さ」を求めるんだったら,学問なぞせずに寄席にでも
行けば良いと思われ.
目をつぶって開こうとしないヤツに,景色の美しさを理解させることは,
いかにこのスレの熱意のある心理屋諸氏といえども,不可能ではないか?
つか,ROMとしてはカリキュラムに関する話題に戻ることを希望。
学問の面白さってのは自分で探求していくものなんだけどよ、
>>195ザルにとっては授業で与えられるものなんだろうよ。
消防並みの考え方なんだが、
こういう可哀想な奴は今の教育制度の犠牲者ってことで憐れみを感じてやれよ。
206 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/28 19:08
>205
飼い慣らされたサルは自分でエサを採ることも忘れてしまうということなのかねぇ?
207 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/28 20:56
で,口を開けてエサを待っている
>>195の反論はまだかな?
208 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/28 21:42
モスクワ大学でのヤコブソンの講義。中世教会スラブ語のある助詞が時の
流れのなかでどのように変化していったかを、まるでこの宇宙で一番面白
いことのように語ったと言う。
どんな分野であれ、面白いのは当たり前。問題はヤコブソンのような教師
に巡り合えるかどうかだ。だから、
>>195よ、くだらない分野などないの
だ。それは教師の限界、もしくは学ぶ側の限界であり、その学問の限界で
はないのだ。
209 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/28 22:15
当たり前の面白さ、
素朴な研究の中に隠された面白さ、
というやつがなかなか初学者の頃はわからないものよ。
俺たちは心理学を学んだものとして最低知って欲しいことをカリキュラムに
含むことと同時に、
いかに、見えにくい面白さを伝えることができるか、あるいは
学生達に素朴な発見の楽しさを見つける能力を獲得させるか
という点も考えている、のだと思ったが。
それなのに>195は1の真意もくみ取ろうとせず、
「心理学?疑似科学だろ?内容つまんねーよ」のような態度をとる。
君は病理学を学んでいるようだが、そんなことでは専門の方も
飽きてしまうであろう
210 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/28 22:45
しかしそれならそれで195に心理学の面白さを伝えるのもカリキュラム作成委員会の実践的活動と言えるような気もするが
そんな暇は無いか(w
敢えて195氏擁護派に,,,
確かに195氏は自分自身の経験だけでしかも自分自身の主観のみの主張である。
しかし批判を受ける側はその動機ではなく結果をみるべきではないだろうか?
では逆に日本の大学の講義がすべて興味深く全く問題のないものだろうか?
すべてが整合性がとれ,自然と興味を引く内容になっているだろうか?
PPP氏も
>>205で
>今の教育制度の犠牲者ってことで憐れみを感じてやれよ。
と書いているように,大学も含め教育制度自体に問題があるんだろ。
にもかかわらず,おもしろさがわからないヤシは来るな!
という姿勢はどうかと思うが。
そのためのカリキュラムを考えようというのがこのスレの主旨でないの?
>>211 ここは理想を追い求める孤高のスレという前提でなんだけどよ。
大学ってのは勉強しに来るところで、
しかも義務教育の小中学校や義務もどきの高校なんかと違って、
自分で勉強する場所なんだよ。
確かに日光サル軍団にも理解できる授業を提供するってのもひとつの方向性の目標ってのもわかる。
そんなことをやった結果がDQN大学の現状だ。
「○○(←小説の登場人物)の心理分析してください」なんてことを心理学科卒業生がほざくんだぞ!
これじゃあサルどもに大事なことを伝えられねぇってことがわかるだろ?
教科書の朗読のように知識を切り売りしてりゃイイってことじゃねぇけどよ、
学生にもある程度の理想論を背負ってもらわにゃ、理想は追えねぇんだよ。
213 :
名無しさん@お腹いっぱい:02/04/28 23:59
>>195を非難してるみなさんへ。
あなたたち、「大学院生or心理学者」としての視点しか持ってない。
大学とは、研究者予備軍の為だけに存在するのではない。
あなたたちの非難からは、心理学教育を語る以前に、大学教育
(大学院教育ではない!)はどのようにあるべきか、何も見えない。
私は195が「汚い言葉使いをとおして伝えようとしたメッセージ」に
大賛成。
214 :
名無しさん@お腹いっぱい:02/04/28 23:59
>>211 彼は学生にこびた授業をしろとは、一言も言ってない。そして
君は良く「心理学はココロジーではないということをはっきりと
教えるべきだ」と言ってるが、そんなことは、「大学教育」において、
副次的なモノに過ぎない。それを越えたところにある「べき」心理学
教育の目標とは何だ?君の考えを聞きたい。骨がある人間だと思うから、
煽りではなく、こんな質問をしている。
>>213 心理学科においては大学教育と大学院教育は同じ質を持っているはずだろーが。
違うのは量だけだ。
専門家になりたくねぇ? そんなのは学生の勝手だ。
学部での専門教育ってのは専門家を育てるためにやってるんだよ。
本来は就職活動を大学が助けるのも必要ねぇんだよ。
甘ったれんじゃねぇよ、サルどもが。
学部卒程度の心理学に何を期待するのか?
という問題もあるからなぁ。心理学は、潰しが利かない。
217 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/29 00:05
>大学とは、研究者予備軍の為だけに存在するのではない。
そう断言されるのであれば
「では大学とは何の為に存在するのか」
ということをあなたがまず明言してみせるべきだ。
218 :
名無しさん@お腹いっぱい:02/04/29 00:10
>>217 大学とは「教養を学ぶ」場である。
教養という言葉は手垢がついて汚れきってしまったが、
本来のliberal artsという概念には、「論理的思考や
モノの見方に長けた市民を生み出す」という目標が
ある。
つまり、そこで学んだ「モノ」そのものには意味がなくとも、
その「モノ」を学ぶ過程で別の「モノ」を得ること期待されている。
PPPの主張を前提に話を進めるなら、
国内の大学進学率はもっとずっと低くていいはずだと思う。
そうなると今度は、ただでさえ少ないアカポスがさらに減り、
専門家の活動資金状況も厄介なことになると思われるが。
220 :
名無しさん@お腹いっぱい:02/04/29 00:14
続き
この「教養を持った市民」という手垢の付いた言葉に反発を
感じる人も多いかも知れないが、「近代的社会」を維持していく
上で、これほど重要なものは他にない(自然科学者を除く)。
論理的な思考とは何かを知っている人間、論理的に議論を
進めることの重要性を知っている人間。
「心理学はココロジーではない」
「心理学者が学んできたモノをとにかく全部学んでみよう」
こんな考え「だけ」に基づいたカリキュラムを作ろうとするのは、
本来、なぜ「大学」という場があるのかを知らない証拠ではないのだろうか?
>218
論理的思考やモノの見方に長けた、なんてところに到達するには、
それこそ研究者クラスの素養が求められる気がしてならないが。
ココロジーでない心理学には、まさしく論理的思考が求められる。
しかし、論理的思考に基づいた心理学は、素人が聞いて面白い類のものではない。
それゆえに、サルどもの興味を引くに当たらない。
そういうジレンマじゃねえの?
222 :
名無しさん@お腹いっぱい:02/04/29 00:19
>>221 研究者レベルの教育をしなくても伝えられるべきモノはある。
そんなことを言ったら、大学にきながら研究者の道を目指さない
学生に何を教えるべきだと思っているんだい?心理学を学んだ証
として知っておくべき知識を詰め込むよう強制することしか、
我々には出来ないのかな?
大学が教養を学ぶ場だぁ?
馬鹿かテメェは。
教養を学ぶ場は他にも山ほどあるだろうが。
生涯教育が叫ばれている今、学校に通わなきゃ勉強できねぇってわけでもねぇだろ?
大学をカルチャースクールと同一視すんな、サル!
大学に教養を学ぶという側面があったとしても、
他の場と違うものがあるからこそ存在しているんだろーが。
それはやっぱり研究者養成だ。
専門学校の数が充実してきた今、専門家養成でさえ大学の仕事じゃねぇ。
いいか、現実との妥協と理想を混同するんじゃねぇぞ。
就職のためのステップだとか、モラトリアム延長っつー現実もわかってるけどな、
現実と妥協するにも理想をハッキリさせとかなきゃサルどもの泥沼に引きずり込まれるんだよ。
224 :
名無しさん@お腹いっぱい:02/04/29 00:23
>>221 >論理的思考やモノの見方に長けた、なんてところに到達するには、
>それこそ研究者クラスの素養が求められる気がしてならないが。
私がここで述べているのは研究者レベルでの話じゃない。
社会に出て会社を経営している人間達と話してごらん。
彼らが求めているレベルの論理的思考、教養を持ち合わせた
人材が思っている以上に少ないという事実を知っているかい?
そして、そうしたモノは大学教育の段階で教えることが可能だ
ということを。
225 :
名無しさん@お腹いっぱい:02/04/29 00:26
>教養を学ぶ場は他にも山ほどあるだろうが。
>生涯教育が叫ばれている今、学校に通わなきゃ勉強できねぇってわけでもねぇだろ?
>大学をカルチャースクールと同一視すんな、サル!
君には、本来、「教養」という言葉が持っていた意味を
再学習してもらいたい。個々で話をしているのは、
そのレベルでの「教養」ではない。
例えば、自然科学者の数が、直接経済レベルに影響を
与えるのと同じように、ここで言う「教養や論理」を
持ち合わせた人間は、経済や社会を円滑に運営していく上で、
縁の下の力持ちとなりうる「賢い」人たちのこと。
「東大生がみんなアホになった」などと叫ばれて久しいが、
そこらの四大卒が阿呆だらけであることの責任は
心理学の学部教育にあるわけではないし、
心理学の学部教育を改変したところでどうにもならない要素が大きい気がしてならんが。
だいたい、心理学の学部卒なんて世間全体からすればごく少数派だし、
社会において何らのアドバンテージを持っているわけでもない。
心理学の専攻教育に、「アホなサルども」を賢くして社会に送り出すという義理があるのか?
>>212 別に素人が聞いて面白い類のものが必要だといっているわけではない。
現状の大学に問題はあるのだから、批判として批判は素直に受けてよいのでは?
>>221氏の
>それこそ研究者クラスの素養が求められる気がしてならないが。
がポイントでPPP氏はそうでないヤシは大学に来るな。と主張しているのだろう。
禿同である。研究者になるかどうかは別として。
228 :
名無しさん@お腹いっぱい:02/04/29 00:30
ともあれ、こんな話を延々繰り返しても、ツリーの
目的からはずれるので終わりにするけれど、こうした
問題意識に欠けたままでカリキュラム案を考えていくのは
片手落ちだと思う、ということが言いたい。
229 :
名無しさん@お腹いっぱい:02/04/29 00:32
止める、といったけれど、やっぱりもうちょっと続けます。
>>227 >がポイントでPPP氏はそうでないヤシは大学に来るな。と主張しているのだろう。
>禿同である。研究者になるかどうかは別として。
じゃあ、あなた。専門家教育だけに特化した少数の大学院大学
だけが存在する世界で、jobを得ることが出来ると思いますか?
230 :
名無しさん@お腹いっぱい:02/04/29 00:36
>>226 >だいたい、心理学の学部卒なんて世間全体からすればごく少数派だし、
>社会において何らのアドバンテージを持っているわけでもない。
>心理学の専攻教育に、「アホなサルども」を賢くして社会に送り出すという義理があるのか?
少なくとも、専攻がどのようなものであれ、大学レベルでの教育とは、
「近代的な人間」を作り出す上で大きな貢献を成し遂げてきたのは事実。
ゆえに心理学者だろうが何だろうが、この問題を考える必要がある。
231 :
名無しさん@お腹いっぱい:02/04/29 00:41
ついでに言っておけば、これまでの日本の大学教育は
受験レベルで使えそうな人材とそうでない人材を振り分ける
ことで、企業に対して「使える人材」を提供してきただけ。
そのため、少数の専門家を生み出す以外には、大した「モノ」を
学生に与えていなかったのが、日本の大学教育。
>>225 そんなことは分かりきった上で言ってんだよ。
本来大学は賢い人間が来るところで、賢い人間を作ることじゃねぇってんだよ。
研究者になりたくねぇ人間は大学に来るなってほど極論を主張してるわけじゃねぇよ。
だがな、本来研究者を養成する場所を、教養獲得や就職のために
「利用させてもらってる」んだってわきまえろってんだ。
> じゃあ、あなた。専門家教育だけに特化した少数の大学院大学
> だけが存在する世界で、jobを得ることが出来ると思いますか?
だからそれは現実と折り合いをつける際の話で、
理想とは別だっつーの。
わかんねぇサルだな。
233 :
名無しさん@お腹いっぱい:02/04/29 00:48
>>232 なんか微妙なところでズレがあると思う。
「カルチャースクールの代わり」や「就職に必要な技能
(パソコンの操作方法)などを習得させること」を
教養と呼んでいるわけではないんだけど。
>本来大学は賢い人間が来るところで、賢い人間を作ることじゃねぇってんだよ。
激しく反対。むしろ「賢く“なりたい”人間がやってくる場」であるのが
本来の大学。現在ではそんな学生の数は少ないけれどね。
234 :
名無しさん@お腹いっぱい:02/04/29 00:51
たとえば知っている人たちはいるだろうか?
アメリカでは専門教育ではなく、「教養教育」を徹底的に
押し進めた大学がいくつか存在している。日本では無名ながらも。
そして実際にこうした大学の人気は高い。表面的なカリキュラムを
見る限りでは他の大学と変わりないように見えるが、実質的な内容は
大違いだという。
>>233 > なんか微妙なところでズレがあると思う。
> 「カルチャースクールの代わり」や「就職に必要な技能
> (パソコンの操作方法)などを習得させること」を
> 教養と呼んでいるわけではないんだけど。
んなことわかってるって言ってるだろーが。
カルチャースクールの例を出したから混乱させちまったかも知れねぇが、
テメェの言ってる教養の意味くらいわかるって。
> 激しく反対。むしろ「賢く“なりたい”人間がやってくる場」であるのが
> 本来の大学。現在ではそんな学生の数は少ないけれどね。
俺の主張では、
ある程度賢い人間が特定の専門分野での賢さを身につけるのが大学だ。
本はあくまで読むもので、枕として役に立つからと言って枕機能を充実させるのは愚か。
枕機能のために読みにくくなった本は本末転倒。
>>234 ICUあたりもそうだっけ?
あくまで教養を求めるならそういうところ行けってことだな。
サルどもは何のために学部があると思ってるんだか。
237 :
名無しさん@お腹いっぱい:02/04/29 01:01
>ある程度賢い人間が特定の専門分野での賢さを身につけるのが大学だ。
しかし、残念ながらも現在の「心理学」はその目的に値する領域に
成長しきっていない。ただし「心理学研究」を否定しているのではない
点に注意を。
少なくとも「心理学を勉強したら知っておくべきことを詰め込む」なんて
言うよりは、この一文の方が重要だとは思うけどね。
私が言いたいのは「専門分野の賢さ」を身につけることよりも、あるいは、
それと同等の重要性をもって「専門分野を学ぶことを通じて一般的な
賢さ」を身につけるべきだ、ということ。
>>237 >「専門分野を学ぶことを通じて一般的な賢さ」を身につけるべきだ、ということ。
曰
| | ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ノ__丶(〃´Д`)_ < それが本末転倒だって言ってんだよ。
||水||/ .| ¢、 \__________
_ ||道||| | .  ̄丶.)
\ ||水||L二⊃ . ̄ ̄\
||\`~~´ (<二:彡) \
||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄
. || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
一般的な賢さが大学入学時点で身についてないサルは、
「専門分野を学ぶ」というところにも辿り着けず、四年間モラトリアムだと思われ
結局大学は「教わる場でなく学ぶ場」という結論に再帰。
>だがな、本来研究者を養成する場所を、教養獲得や就職のために
>「利用させてもらってる」んだってわきまえろってんだ。
これは反対意見です。
大学は専門的な基礎知識を習得するところでしょ。
それを利用して研究者となるか、就職して応用するかはその人しだい。
工学だとそのへんがはっきりわかれているような気がするが、
心理学は?と思われるので,専門的な基礎知識とはなにかを決めようが
このスレの主旨じゃないの?
心理学はつぶしが利きません
そして
心理学はつぶしが利きません、
ということをまず学部で理解させなければなりません
賢くなりたいんだったら,根本的な知的好奇心が必要不可欠だろうに.
だったら,「なんでコイツらはこんなことを,楽しそーにやってるんだ?」と
思うのが当然だろ?
面白く感じない原因を己に求めず,その内容に求めるようなヤツは,「賢く」
なる権利なんてねぇよ.
もっと言えば,教養「だけ」を身につけたいのなら,大学行かずとも専門学校でも
豊富なネット環境でも,無数に出版されている書籍でも学べる.
そんな下らない施設なら,無くしてしまって良いって.大体日本は無駄に大学進学率が
高すぎるんだ.
それでjobが無くなるってんなら,社会に出て自分の能力を生かせる場を
開拓すれば良いじゃん.
「心理学は潰しが利かない」なんてのは,言い訳に過ぎないね.
実際オレの同僚は,潰しが利かないどころかビジネスシーンでも,開発研究
でも,無くてはならない人材だぞ.
要は,学生も教官も「甘ったれてんじゃねぇよ」という感想だ.
その上で,「いかに初学者に心理学の面白さを伝えるか」という視点を
持ったカリキュラムを作るかという話なら,興味しんしんなんだが.
>>240 工学や医学ってのは技術だからな。
大学が専門学校化するのもしかたねぇのかもしれねぇな。
だからそーいったもんと比較するのは間違いだ。
なんか平行線っぽい気がするな。
曰
| | ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ノ__丶(〃´Д`)_ < 飲むしかねぇな
||水||/ .| ¢、 \__________
_ ||道||| | .  ̄丶.)
\ ||水||L二⊃ . ̄ ̄\
||\`~~´ (<二:彡) \
||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄
. || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
「心理学はつぶしがきかねぇ」ってのは言い訳を提供してんじゃなくて、
覚悟決めろと言う主張だと思うのだが。
>>240 >工学だとそのへんがはっきりわかれている
分かれているっちゃあ分かれている.
研究職に就くことを前提にすると,学部4年ではまともな知識を与えるのは
不可能だし,院進学が半ばデフォルトだからなあ.
ある種,6年カリキュラムが前提となっているとも言える.
とはいえ,そこらは大学のレヴェルにもよるだろうし,抱えている問題は
同根だよな.
246 :
名無しさん@お腹いっぱい:02/04/29 01:42
論点1:「専門家教育に絞るのは無意味だ」
論点2:「賢くなりたい学生が来ても、現在の心理学教育の多くは、
その需要に耐えうるものではない。」
論点3:「賢くなろうと思わない、知的好奇心を持たない、“何か”を
学ぼうとしない学生は、議論の対象外」
論点4:「心理学はつぶしが利かないorココロジーではない、などという
ことが心理学教育の目的であるなら、ない方がマシ」
心理学がつぶしがきかないというのは「心理学の基礎知識」なんぞというものが
「電気工事ができる」とか「普通二種免許を持ってる」とか「薬剤師の資格を持ってる」とか
そんな具合に「職に結びつく」というわけにはいかないということです
また企業に入ってもあまり役には立たないでしょう、直接には。
心理学出で、優秀な人がいないということでは、ありませぬ。
>>244 「心理学は潰しが利かない」
「心理学者は潰しが聞かない」
上記の二つは全くの同値ではないわな.
実学かどうかという観点で言えば,「潰しが利かない」ジャンルなんて工学だって
結構あるし,技術の発展によって「潰しが利かなく」なった分野も一杯ある.
オレが「言い訳だ」ってのは「潰しが利かないんだし,就職先としてDQN大学
を確保するしかない」みたいなことを言われると,なんだかなーと思うということ.
249 :
名無しさん@お腹いっぱい:02/04/29 01:46
>>245 だから日本でもアメリカのようにプロフェッショナル
スクールが導入されようとしている訳ですよね。
そして研究者の養成は大学院から。実際アメリカの大学院では
(心理学の場合など)マスター1年で、日本ならば学部〜院レベルに
おける専門・一般知識を驚異的な速度で詰め込んでいく。
それでは「学部レベルでの教育は何を目的とすべきか?」
このツリーにいた(特に初期)人たちの多くが、この視点に欠けている、
ということを言いたい。
>>249 なんか妙なことを言っているな。
> そして研究者の養成は大学院から。実際アメリカの大学院では
> (心理学の場合など)マスター1年で、日本ならば学部〜院レベルに
> おける専門・一般知識を驚異的な速度で詰め込んでいく。
>
> それでは「学部レベルでの教育は何を目的とすべきか?」
>
> このツリーにいた(特に初期)人たちの多くが、この視点に欠けている、
> ということを言いたい。
そういう前提で話していないんだから、そういう視点がないのは当然。
そして、そういう前提で話すつもりはないはずだろーが。
>工学や医学ってのは技術だからな。
すでにある知識は技術なんじゃないかな?
新知識の探求が学問。既知識の応用が技術。
>心理学はつぶしが利きません
ていうのは,言い訳といっているのは,
心理学にもせっかく技術があるのに,世間が認めてないだけでなく心理学徒自身がわかってない。
それを外野であるXYZ氏が言ってるのに。
だから,心理学屋は心理学とはなにかを広めないとだめだって。
>とはいえ,そこらは大学のレヴェルにもよるだろうし,抱えている問題は同根だよな.
ここは実現不可能でも理想を追い求める孤高のスレだろうがっ!
そんな哀しいこと言うなよ…(w
252 :
名無しさん@お腹いっぱい:02/04/29 01:53
>>そして、そういう前提で話すつもりはないはずだろーが。
この考えが問題だ、と言いたいの。
本来の大学(学部)が果たすべき機能って、
日本ではちゃんと存在してなかったと思うの。
唯一の目的は一握りの専門家脂肪の人間を
生み出すことだけ。
けれどそれでは、俺達が生きていくニッチは
どんどんと消えていくだろう。
「研究者養成してます」って主張するならば、
教官、院生含め、英語雑誌への投稿がざくざくと
出てくるぐらいにならなかったら、誰がそんな場所に
金を出す?
結局のところ
・サル学部生を大量に集めてモラトリアムさせ、親から金を搾り取る
・その金で研究者を食わせる
・サル学生は大学で得るものなくアホ社会人となり、一部の人間だけが研究に進む
このような現状を変えようという主張と、
サルの中から研究者候補を発掘するためのカリキュラムを組もうとする前提とが、
衝突しているのが今宵の論争だと。
>>247 そんなことを言えば,工学屋の多くのジャンルだってはっきりした資格なんか
無いし,職にダイレクトに結びつくわけでもないが.
まあ,メーカーや研究所にはある特定の分野におけるニーズが常に存在して,
そうした人材の供給源として期待されているという意味では,状況は異なる
かもしれないが.
つらつら考えるに,「潰しがきかない」というのは現状であって,決して心理学
が本質的に持つ性質じゃないような気がするんだが.
特に,博士課程前/後期に進学してしまうと,一般企業への就職が難しい
という,人文社会系の多くの分野の問題はオレも承知しているが,時々
来襲する「心理学って役に立ってるのか?」という煽りに対して,この板の
諸氏が語る内容など,DQN工学よりよほど「潰しが利く」ものだぞ.
「つぶしがきかない」ことを教えるのではなく,「いかにアピールしていくか」
という視点は無いのかよ?なんでどんどん象牙の塔に登っていこうとするんだ?
しかし,理系のオレが心理学擁護して,心理屋さんが弱気であるという
素っ頓狂な展開になってきたようだし(w ちょっと観戦に戻る.
255 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/29 02:26
>>209 >君は病理学を学んでいるようだが、そんなことでは専門の方も
>飽きてしまうであろう
飽きたら他の学問へ逝く。でも8年間病理に飽きた事は無い。それをやる為に薬、医、数、(科学
的な思考とは何か)臨床心理、アート等、どの分野でも基礎を独学し、使える物を
かき集めて、そして思考する喜びは他に替えるものがない。
それに引きかえ思考のおかずに使うのに、心理学と名乗る学問はあまりにも退屈だ。
俺の個人的な意見だけだったら、なぜこんなに心理を志し、棄てるやつが
多いのか。人の奥底にある根本的なテーマを追求しないと
心理といえるのか。人を枠にはめようとしているのはそっちだ。
このスレで何人かが指摘しているように、枠からはみ出し、人に頼らずに
自分の思考を発展していくのが学問の(ひとつの)形。それを妨げるシステム
にしがみついているから、何時まで経ってもアメリカの論文の翻訳を
研究だと思っているDQN 研究者が殆どの有様だ。
>>208 Uohhhhhhhhhhh!イイ!The Beautiful Mind 読んだか?
>>255 「暗いと不平を言うよりも,進んで明かりをつけましょう」……ってな.
もしくはJ.F.ケネディばりに
「心理学がが諸君に何をしてくれるかを訊きたまうな.
諸君が諸君の学問のために何ができるかを訊きたまえ」とでも言ったほうが良いか?
ここはそういうスレだと思っていたのだが.
専門外の思考のおかずに、社会的認知の研究はたいそう面白いがな
阿呆が基本的な帰属の誤りをやってると、すぐハケーンできるし
>>255 今何が問題で他人が何を主張しているか理解できないのはあまりにも悲しい。
>>256-258 コテハン3兄弟が並ぶのははじめて見るが,鬼ですか。(w
ししゃにむちううたなくても。
260 :
名無しさん@お腹いっぱい:02/04/29 05:44
>>255 259が言ってるように、ツリーの流れとは関係ない話だけど、
なかなかおもしろい方のようですね。
255さんがおっしゃることは「本当に研究して論文書ける
研究者」ならば、越えなければならないプロセスだと
思います。こうした「研究者が生まれてくる」ためには、
現状のカリキュラムがあまりにも「過去の」心理学のみに
フォーカスしすぎているとも思います。
ただ、「研究者」を生み出すっていうのはカリキュラムを
組んでシステマティックに行えるようなものではないと思うので、
ここでは議論していません。それを議論し始めたら、もはや、
誰もが客観的な議論など出来なくなってしまうでしょうしね。
261 :
名無しさん@お腹いっぱい:02/04/29 05:46
>>253 ウマイ!
そんなことを無意識のうちに考えながら、前者の主張を
していたつもりです。
262 :
名無しさん@お腹いっぱい:02/04/29 05:51
>>254 これもまたウマイですね。
そう思うことはあります。例えば聞いた話ですが、アメリカだと
有名な大学で社会心理のPh. Dをとり、そのまま選挙カウンセラー
として仕事を始める連中が、かなりの数に上るそうです。
彼らはもはや「科学的な心理学」という枠組みを捨て、とにかく、
怪しかろうが何だろうが、使えそうな研究・モデル・理論を
使いまくって、効果的に「候補者の印象を高める」ことに専念し、
それで実際に金をもうけている訳です。
確かに、こちらの方向に本腰を入れて進んでいけば、現在の心理学
程度の知識でも、結構金を稼ぐことは出来るでしょうね。
ただし、私自身は、そちらの道を進もうと思いませんが。
263 :
名無しさん@お腹いっぱい:02/04/29 05:55
262の続き
おそらく、ここにいる多くの人間が、私と同様の道を
選んでいるのだろうと思います。
しかし、ここで常々問題だと感じているのは、「それにしては、
諸科学における心理学の理論的配置や意味」に鈍感で、ただ
ひたすら過去の研究成果を「教えるだけ」の方向に、この
ツリーが進んでいるのではないか、ということ。これはそのまま、
「大学における心理学教育の意味」にも直結するのに、それに
関する深い議論もない。それが随分前に発言したときからの
問題意識です。
264 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/29 08:29
>>263 > これはそのまま、「大学における心理学教育の意味」にも直結するのに、それに
関する深い議論もない。
前半は同感だが,あえて「深い議論」をする必要もないだろう。
小学校の学級会じゃないんだから(w
それよりも,それぞれが自分の目指す心理学教育の方向性を明示した上で
カリキュラムを提案すればいいじゃないか。こういう学生を育てるなら
こういうカリキュラム,ってな。
265 :
おりひめ様、ひこぼし様へ:02/04/29 12:13
---------------------------------------
| とりあえず、心理学史っちゅうよりも、
| 心理学の分野とか主義を整理してほしい。
|○ いっしょじゃん、って思うかもしれないけど、
| この、微妙な違い、わかってほしい。
|
----------------------------------------
266 :
名無しさん@お腹いっぱい:02/05/02 22:10
>>264 まあ、個人が自分の責任範囲内でやってるなら
別に良いんだよ。けど、わざわざ作成委員会
なんぞという名前まで掲げて、何かしら共通の
モノを見つけようとした割には、中身が薄かった。
なんつーかさ,「心理学徒」を名乗る最低条件みたいなものはイメージできないのかよ?
>>268 無理なんじゃないの? ただでさえ文学部と教育学部で似たような違うような
ことしてたのに,最近じゃ人間ナンタラ学部みたいなところでも心理学やって
るし,卒論を必修にしないところも出てきたし,大学進学率も50%にせまる
勢いだし。教員養成系の心理学は,学生が向いている方向が違うし。
ま,しょせん学部教育は,一種の教養教育だから,あんまり強いアイデンティティ
はもたせられんのでしょ。
・・・と思わざるをえん学部はいっぱいある。
むむ.必修レヴェルでの調整も無理なのか……
>>269 そーゆうサルは心理学徒に入れる必要はねぇって
272 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/03 02:07
>>272 俺はそもそも心理学徒を名乗った覚えはねぇっつーの。
>>270 思うに,必修レベルでの調整がきちんとできるのって,
医学系学部とか専門学校のように,資格試験があって
卒業後即戦力で働かなくちゃいけないとこじゃねーの?
ほんとーに
>>1がいうように,海外ではカリキュラムが
しっかりしてんのか? このスレで海外の話でたか?
単なる欧米崇拝の妄想か(w
>274
では、なぜ大半の研究者は欧米へ留学をする?
海外でも研究体制、教育体制が日本と同程度であれば
日本国内の上位大学にロンダすればいいではないか。
もっともキャリアアップのためとか、箔をつけるためといった理由であれば、
何求めることはないが、それこそ欧米崇拝の典型だろう。
276 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/03 11:59
>275
自分は欧米崇拝していないくても採用側がしているのでやはり実効があるため。
>276
ということは、キャリアアップのための留学といっても過言ではないか。
そして、
欧米の大学もそれほど優れている環境ではないということなのか?
確かに、欧米誌は優れているとただ単に連呼するだけではただの馬鹿だが、
自分の研究分野に置いては、日本のそれよりはるかに規模が大きく、
実験計画がしっかりしている(それだけではないが)。
あと教科書の質も違うぞ。
278 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/03 12:57
国家資格の試験のように、全国一斉で卒業試験をするのはどうよ?
日本心理学会が中心となって。
その試験をクリアーできなくても卒業はできるけど、
心理学を学んだことの照明にはならないというような。
そうすれば必然的に国試対策として勉強するだろうから、
心理学徒のレベルは上がる。
そのうち認定心理士が国家資格化するかもしれん。
問題はその中身だがな…
279 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/03 13:18
>>277 大学院レベルのカリキュラムの話だったのか?
違うだろ。
話をすりかえるなよ。
280 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/03 13:52
>279=274
海外の事情は知らないけど、
>医学系学部とか専門学校のように,資格試験があって
>卒業後即戦力で働かなくちゃいけないとこじゃねーの?
もし即戦力で働く必要のないその他学部では、どこも必修レベルの
知識は身に付かないまま学部を卒業しているということか?
あなたの発言はどこの学部を出ようが能力的に差はないということを認めているととれる。
そんなわきゃないだろ!
別に話をすり替えるつもりはない。
>このスレで海外の話でたか?
>単なる欧米崇拝の妄想か(w
のような煽りをするのなら自分の意見を言って欲しいものだ。
海外の話か…、詳しくは知らないが。
ヒルガードやアロンソンのような本に匹敵するものが日本にはない。
例え自習するにしても、良書があるのとないのとでは大違いだ。
博士前期だとか後期だとか学部だとか言う前にさ,必要条件を洗い出すわけにはいかんのか?
その後カリキュラムを策定した結果,博士前期まで必要となるなら,
それはそれで仕方が無いと思うんだが.
医学なんかはもうそうなっちまってるし,工学系も暗黙の了解でそうだし.
たとえば,作家の田口某のように臨床系の話をざくっと摘んだだけで,
「自分は心理学を修めた」なんつってもそれを明快に否定できないのは
ヤヴァイんじゃねぇのか?
っていうのが
>>1の主題だったと理解してるんだが.
ところがかなり初期の心理学史のあたりから,心理学各派のバランスをとる方向ばかりに
諸氏が腐心されている様で,かなりむず痒いんだが……
望ましい心理学徒の像(そんなものがあるかどうかを含めて)がまずあって,
そこからカリキュラムを作ったほうが良いのじゃないかと思ったり.
同じ科学を名乗る領域の者として希望するとすれば,統計学のイロハ,
数理的思考のイロハ,実験のイロハくらいは抑えておいて欲しいんだが.
あとは,心理学のベースにどんな学問の素養が必要かということではないか?
工学系なら,物理学・数学・実験は必須.
あとは業界によって化学,生物学などが選択されるかな.
283 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/03 14:45
>>281 オレの意見は
>>264,
>>269だ。「一本化は無理」というものだ。
テキストが厚ければいいとは思わんぞ。それにテキストがカリキュムを
決定するとは思えんぞ。テキストはあくまでも,ひとつの授業での
話だからな。
>>1はどっちの話がしたいんだ?
ちょっとさかのぼってみたら,
>>234にアメリカの話が出てるな。
「表面的なカリキュラムを見る限りでは他の大学と変わりないように
見えるが、実質的な内容は大違い」だそうだ。
なんだ,それじゃあこんなところで「表面的なカリキュラム」の話を
してもしょうがないじゃないか。
とりあえず
>>1には,実質的なアメリカのカリキュラムを紹介して
もらいたい。
確かにこのスレの初期の頃は、表面的なカリキュラム作りに腐心していた。
でも、作っているうちにこれはあくまで、大学にいるもの側の意見として、
これだけやれば心理学やったといえるわな、というものだったことに気づかされたのは事実。
表面的なカリキュラムを作っていくほうが、実質的なもの、あるいは理想の教育について
延々と語るよりも、より説得力のあるものだと考えたのがきっかけですが何か?
理想的な心理学徒像?
これについては意見が分かれると思うし、実際このスレでは収まりきらない
内容の話だから、誰か別スレを立てるものだろうと思っていたのですが
が、いろいろ書き込みをしたり、読むうちに、形式よりもまず中身、目的を決めないと
話が進まないようだ
285 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/03 15:23
>とりあえず
>>1には,実質的なアメリカのカリキュラムを紹介して
>もらいたい
紹介しろっていわれても、書けるのは形式的なカリキュラムじゃないか
理念とか、目標とかは大学のHPでも行けばみれるけどよ
それはそうと一本化は無理という主張はわかるけど、
そんなこと無理だというのならその理由は何なのさ
>269で書いていることは現状を書いているだけで、それは無理という理由ではないぞ
たぶん
286 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/03 15:31
一つの学位があったとしても、それがランク分けされている。
まあ成績評価を伴った学位のことだろう。
Aの人は大学院受験資格がある
Bの人は卒業研究をしたが、院へ行く成績は難しい人
Cの人は卒業研究していないが卒業した人
同じ学位であったとしても、それをみれば学部時代にどれだけしたかということが
一目瞭然にわかる
今の日本のようにちょっと心理学の講義でたから私は心理学者です
というような状況は生まれにくい
287 :
名無しさん@お腹いっぱい:02/05/03 15:42
横スレ
「(XYZさんの言葉を借りれば)初期の議論はむずがゆい」という
点が、それなりに1さんとかにも理解されているようで、
生意気な発言をしてきたかいがあったというものです。
ところで。
>>PPP
君の考えはかなり「大学教員or大学院生」からの視点に偏っている
と思う。これから数十年、大学という業界で食っていくためには、
それ以外の視点「も」持った方が良いのではないかと思う。
また機会があったらやってきます。
288 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/03 16:09
>>285 うむ。これは心理学教育だけの問題ではないのだが,ユニバーサル段階にある
大学が,エリート段階(進学率15%以下)の大学と同じような教育をしていて
いいものかと常日頃疑問をもっている。
一般的な心理学教育は,実験や演習を中心とした方法の知識と,講義を中心と
した内容の知識の2本立てで,それを卒論に結実させるものだろう。
そういうカリキュラムは,エリート段階の大学,あるいは卒業生の過半数が
専門職や大学院に行くのであればよかろうが,ユニバーサル段階すなわち
教養教育としての学部教育としてはいかがなものかと思う。
残念ながらオレは海外の教育事情についての知識は乏しいが,基本的には
アメリカは,体系的なカリキュラムでみっちりトレーニングするという
よりも,選択科目を増やして個々の学生の興味や目的にあったカリキュラム
が各自作れるようになっているのではないかな(エリート大学を除く)。
具体的な案はないが,専門教養としての心理学は,内容や方法の知識
ばかりを強調するのではなく,それらを通して学ばれるべき「心理学的な
ものの見方や考え方」を前面に打ち出して,個々の授業(あるいはカリキュラム)
が作られてもいいのではないかと思っている。
そうなると,先の基本的な2本立て(内容と方法)は変わらないにしても,
必修にすべき内容の知識は最小限に抑え,方法の知識は幅広く教え,
個々の授業の力点を「考え方」的なものに変えていくのも,ひとつの手かとは
思う。
そういう考えは,古い学科のスタッフにはなかなか受け入れられないだろうが。
289 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/20 01:39
もっともっと続けてくれ。
290 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/23 17:59
心理学専攻は入試で数学と生物(最低限どちらか一方)を課すべし。
学部教育では統計学偏重を改め,低学年で哲学と生物学を必修にすべし。
また言語学,社会学,文化人類学,経済学,情報科学など隣接諸科学のうち1つを
副専攻とは言わないまでも般教より突っ込んだレベルまで学ぶ機会を作りたい。
このスレの議論が
内向きで旧来の学問枠に囚われているかのような批判をされていたが,
まずは心理学の専門科目,
すなわち心理学徒にとって必須の知識の再検討が主眼と思い
それ以外の話題にはあえて触れなかっただけだが。
昔は良かったなどと言いたくないが,
近年の臨床バブルの中で,
実験や観察さえマトモに経験せず,卒論も書かずに卒業して
心理学徒を名乗る者が増えていることには危機感を感じる。
このスレの前半で論じられていたのはまさにミニマル・スタンダードであって,
10年20年のスパンで大きく変わるものではない。
だがそれさえクリアできていない大学が増えているのだ。
結局,上に書いたことなど夢のまた夢,絵に描いた餅なんだろうか?
291 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/23 18:28
大学もユニバーサル段階を迎え,教育方法の再検討は必要だろうが
教育内容を学生のレベルに合わせて変えるというのは本末転倒では?
学部教育は基本的に保守的であっていいと思う。
で,学部で卒業していく学生は,
心理学の基礎的方法論と心理学の成果をきっちり学んでくれれば良し。
臨床家を目指す学生はプロフェッショナル・スクール的大学院で,
実務をみっちり鍛える。
研究者を目指す学生は研究大学院で,
既成の学問を疑い,壊し,乗り越えていく方法を身につけさせる。
学部レベルで
中途半端に臨床なんか教えるのはやめにしてもらいたい。
293 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/23 19:08
アメリカなんかじゃ国策として
すべての大学生に遺伝学の講義を受講させているのではなかったかね?
なにも真似する必要はないが,
心理学徒が遺伝学をきちんと学ぶ機会を持たない現状は
どう考えてもおかしいだろ?
>>293 血液型信者と戦うためにも身につけておかねばならない武器だな,
遺伝学は(w
295 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/23 19:26
研究法についても実験偏重を改め,
質問紙調査やフィールド・ワークにもう少し時間を当てたいな。
化石大学を除けば質問紙調査で卒論を書く学生が一番多いだろうし,
就職しても役立つ技術なのだから,
質問紙の設計とサンプリングの方法についてもっとしっかり訓練すべきだろうね。
少なくとも社会学徒に文句を言われないぐらいに(w
296 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/23 20:39
>291
入学者選抜基準が変わっていないのであれば,
「学部教育は基本的に保守的であっていい」だろう。
しかし現実には,大学を増やし,18歳人口の増加に
合わせて入学定員を増やし,そのくせ18歳人口が
減少してもそれに見合った定員減は行っていないのが
現状。
つまり入学者選抜段階ではすでに学生や受験生に迎合して
いるにも関わらず,教育内容だけ保守的というのは一貫性の
ない話でしかない。
297 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/06/30 01:51
もっと意見を
保守age
298 :
没個性化されたレス↓:02/07/05 11:56
まずは基本的な「研究法」からたたき上げるべきかと思われ
299 :
没個性化されたレス↓:02/08/03 00:55
延命あげ
300 :
没個性化されたレス↓:02/08/20 10:04
300ゲット
保全せよ。
心理学のテキストを用いて,日本語の授業.
まず,言葉を使って考えることから始めよう.
と,ほしゅほしゅ.
303 :
没個性化されたレス↓:02/10/16 13:26
学習心理学スレで
現在の学部カリキュラムでは学習の扱いが不十分に過ぎるという指摘がありました。
実際のところ皆様の大学ではどのようになっていますか?
実情をお知らせください。
304 :
没個性化されたレス↓:02/10/16 16:21
臨床心理学科とか福祉心理学科とか
最近増えてる冠つき心理学科での
「学習心理学」の扱われ方を知りたい。
現役の学生,教員の方,いらっしゃいませんか?
305 :
没個性化されたレス↓:02/10/16 20:08
大学のカリキュラムにも問題はあるだろうが,
概論用教科書の学習に関する記述自体,中身が薄くなっていることも問題。
最近の教科書では記憶とあわせて1章になっているものが多く,
古典的条件づけ,オペラント条件づけ,観察学習,技能学習などが漫然と紹介されているだけで,
相互の関連や記憶研究との関連についてほとんど触れられていない。
またオペラントひとつ取っても,
強化についての説明はあっても罰については不十分なものが多いし,
随伴性の概念やルール支配行動について触れていない教科書は多い。
別に学習心理学の講義を取らなければ,
心理学徒でもこの程度の理解に留まっているものが多いのではないか?
306 :
没個性化されたレス↓:02/10/16 20:24
>>305 頼むから、このスレの中ほどを読んでくれ。
あなたのような考え方に基づくカリキュラム作成案に対する
強烈な非難がみられる。これは心理学者全員に対する警告だった。
ぜひとも、アレを真摯に受け取って考えよう。
307 :
没個性化されたレス↓:02/10/16 20:26
学習以外の分野を専攻する心理学徒は
学部レベルでどの程度まで知っておくべきでしょうか?
味覚嫌悪学習やレスコラ=ワグナーモデルまでは必須か?
308 :
没個性化されたレス↓:02/10/16 20:33
>>305 読んでるってば。
だけど教科書の記述と教育の進め方は別問題だろ。
309 :
ロリ−タ−と即アポ:02/10/16 20:35
310 :
没個性化されたレス↓:02/10/17 02:51
>>305 動物実験やってる学習心理学者のアカポスがこの20〜30年くらいで徐々に減って、
今ではほぼゼロ。だから、そういった基礎的な学習心理学の項目を書ける大学教員
がいなくなってる。そこで、非専門家が他の教科書を参考に書くので、不十分なも
のしかできない。
>>307 レスコーラ=ワグナー・モデルや味覚嫌悪学習は必要ないと思うけど、
ブロッキング現象は必要だと思う。
311 :
学習屋ではないが:02/10/17 06:52
>>305 学習は知覚と並んで心理学の屋台骨を成していると思うのだが,
そのひとつがこんな有り様では日本の心理学の将来は暗いな。
それにレスコーラ=ワグナー・モデルのように
他分野からも注目され評価されている成果を
心理学徒自身が知らずに卒業していくというのはあまりにも悲しくないか。
312 :
没個性化されたレス↓:02/10/17 07:19
そもそも心理学専攻の学部卒に求められる知識量の水準が低すぎやしないか?
他専攻の卒業生が半年や1年の勉強で院試に合格できるというのがおかしいよ。
313 :
没個性化されたレス↓:02/10/17 13:43
>>312 現状の心理学=理論のない細切れの現象を集積しただけの分野では、
詰め込み教育をしても意味ない。
314 :
没個性化されたレス↓:02/10/17 18:57
>>313 それはむしろ逆だろうが。
心理学にグランドセオリーが生まれにくいのは,
全体を見通せるほどの知識を身につける以前に
細分化されたタコツボに嵌め込まれ
狭い領域の知識とローカルセオリーに染まってしまうからではないのか?
>>314 だれも専門領域をたこつぼ的に学べ、とは言ってない。
広く学ぶ方がいいに決まってるが、各領域でトピックを選ぶ際、
無用に深く細かなとこまで突っ込みすぎても仕方ない、と言ってるだけ。
316 :
没個性化されたレス↓:02/11/03 23:37
保全あげ。
317 :
没個性化されたレス↓:02/11/03 23:57
とりあえず、アメリカ式にするといいと思うな。
先行研究とそこで引用されている論文2,3読むだけで
ちょと条件を変えて実験するだけで卒論になってしまう現状では
幅広い知識など付きようがない。
実験で測っている現象が一体何なのか?自分が知りたいこととの
整合性があるのか?くらい考えろと思うが。
319 :
没個性化されたレス↓:02/11/04 01:08
>>318 卒論があるだけマシ。
新設の冠つき心理学科では卒論を課さないところも結構あるらしい。
320 :
没個性化されたレス↓:02/11/18 15:41
つづきが聞きたいあげ。
321 :
苦悩するドナ ◆oyDevpsyVg :02/11/22 21:22
シラバスつくらなきゃ,あげ
322 :
没個性化されたレス↓:02/12/07 17:19
ふと気がついたが、このスレ、科学哲学という言葉が出てきてないね。
ツールとしての方法論や個別的な領域の知識よりもまず先に、
「ものの考え方」から入る必要があると思うのだがどうよ?
それもかなり突っ込んで。できれば例の探検隊の宿題レベルまで。
(^^)
324 :
没個性化されたレス↓:03/01/16 22:17
>322
それやってたら、学部レベルの授業は始まらない。
(^^)