カウンセリングは、本当にQOLの向上に役立つのか?

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1名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/27 18:41
カウンセリングを学んでいる人たちの間では、
「正しいカウンセリングをやっていれば、必ずクライアントのQOLの向上に役立つ」
という考えが強すぎるような気がします。
しかし、本当にそうなんでしょうか?
僕は必ずしもそうとは限らない、と思います。

さて、みなさんはどのようにお考えですか?
まじめな意見、お待ちしています。
21:02/01/27 19:00
ちなみに、僕は心理学を学んでいる大学生。
以前、大学の学生相談を受けた経験があります。
(もちろんクライアントとして。こういうのを、ミイラ捕りがミイラと言う)
その時は、精神的に追い詰められた状態で、いわば鬱状態でした。
それで、カウンセリングを受けることによって非常に精神的に安定しました。

しかし、失ったものも大きかった。
僕は作曲をやっていて、将来的にはこれで仕事していこうと思います。
実は、曲っていうのは、強く伝えたいことがないと作れません。
相当、自己の内面に相当集中して想像力を膨らませる必要があります。
こういうことって、基本的に孤独をつらぬかないて、
いつも満たされない状態でいないとできないんです。
何でも受け入れてくれるような話し相手がいると、逆効果になってしまう。
僕は、カウンセリングの後、1年間くらい曲を作れなくて、
ずっとリハビリしてました。

僕はつい最近、わざと精神的に不安定な状態を作るよう、心がけています。
(言い換えれば、いつも何かに心を動かすような状態を作っている)
カウンセリングには、負の面もあると思う。
特に、並外れた集中力とイマジネーションが必要な場合は。
誰か救急車を。
措置入院です。
4名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/27 19:07
そういや、芸術家の誰かがフロイトの精神分析を断ったって話を聞いた事が
あるな。
51:02/01/27 21:28
ちょっと話はそれるかもしれませんが……。
知り合いに、レコード会社でデビュー前の訓練受けてるような人たちが何人かいます。
彼ら・彼女ら、みんな性格的に独特なんですよ。
基本的に優しいというか、人当たりがいい人が多い。
しかし、心の底に地雷が埋められてるというか、
なんかある特定の話題に触れると強い口調で言い返されたりして、
ちょっと怖い感じもします。
ただ、みんな相手の個性を最大限に尊重するなあ。
おとなしい人でも、根は強い感じがする。

彼ら・彼女らのおもしろいところは、社会的な面で部分的に違和感があっても、
生き生きしているっていうこと。
それでいて、社会的にものすごく魅力的なこと。

彼ら・彼女らが一時的に不適応症状を示すこともあるもしれないが、
それは、なんとなく要援助者とは質の違うものになりうる気がします。
芸術家のQOLは一般人のQOLと意味が異なると思われる。
誰だったかクラシックの有名な作曲家で重度の欝だった奴がいるが、
「もしも彼の時代に抗欝薬があったら、彼はあんな見事な曲を書けなかっただろう」
といわれている。
カウンセリングに負の要素があるというより、
ある種の芸術は「負の要素を必要とする」ということではあるまいか。
カウンセリングを受けることで人の中の「負の要素」が処理されてしまうと、
芸術表現はうまくいかなくなることがありうる、といえる。

このことを端的に一言で表す慣用表現がある。

「芸術家ってやつはみんな頭がイカれてる。」
>>6
確かにそうかもね。
カウンセリングの目的って不安定な心を安定させることで、
芸術の場合は心の不安定さを昇華させて表現することが目的だからじゃないかな?
81:02/01/27 22:16
>>6
的確なレス、ありがとうございます。
特にトドメの一言、ただただ笑うしかなかった……。

最後に、“支持的カウンセリング”について書いておきます。
たしかに危機的な状況から一時的に抜け出すためにはいいんだけど、
ずっと受容され続けると、独創性というか自分らしさが消えていく気がします。
いつも受け入れてもらえるとは限らないから、
自分のイメージを現実に近づけようとするようなエネルギーが沸いてくる。
すみません。これも芸術を志す人間に限った話なのかも……。

このスレ、僕の独白状態が続いてるし、
自分にとっても2チャンネルに入り浸るのは毒なので(カウンセリングと同じ理由で)、
しばらく此処をあとにすることにします。
9名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/30 00:33
短命に終わったようだけど,
なかなか含蓄のあるスレではあるな。
復活させてみようか。
10:02/04/30 01:04
1が帰ってきたのかと思ったじゃないか。
111:02/04/30 21:28
1です。久しぶりに覗いてみたら、まだこのスレあったんだ。
僕以外に話を提供する人はいないんだろうか?
121:02/04/30 21:36
そう、せっかくやって来たので、少し話します。
僕は、明らかに空想的な人間です。幼いころから。
当時のカウンセリングの現場では、
そういう空想力がマイナスに捉えられている気がして嫌だった。
中学以降、僕がずっと大切にしてきたものなので、絶対に失いたくなかった。
だからカウンセリング、途中でやめさせてもらいました。
担当の先生はなんとも残念そうな顔をしてたけど、
しょうがないなあという顔もしてました。

この前、あるコンペで東芝EMIのディレクターに会いました。
もう一度、デモを録り直して送れ、って言われました。
こういう評価もらったのは、はじめてなんでうれしい。
そういうわけで、がんばります。
>>12
頑張れそしてsageろ
14名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/01 00:17
1の受けたセラピストが訓練不十分な人だったのです。
学生相談みたいなものを信用するなよ。
15:02/05/01 13:52
カウンセリング、臨床心理、勉強中の学生ら、このすれを3回読み返して欲しい。
人間の問題は、かくのごとき複雑なのである。不適応がその人の活動の原動力
になることがるのだ。また、適応が次の不適応を作り出すこともある。自分の
若かかりし頃の経験で、外出恐怖が直ったクライエントがその直後に家出して
しまったという笑い話のようなケースの覚えがある。QOLはそれぞれクライ
エントごとに異なり、その洞察把握が重要なのである。生身の人間を扱う仕事
には、深い人間洞察が必要であり、心理学の勉強だけでなく、文学、哲学、
もろもろと同時に具体的な人間観察から人間を学んで欲しい。
16‘あなたが臨床を見限った理由’の108:02/05/01 15:26
>>1
自分で「ミイラ取りがミイラに」といっているけど
確かにあなたは、カウンセリングの被害者だよ
カウンセリングの被害者というか、「心の時代」だとか
「メンタルヘルス」とかの言葉が蔓延する時代の被害者。

あなたがどんな心理学を勉強してるか知らないし
どんな音楽を作ってるかも良く分からないが
多分その二つは両立しないぞ。分かってるだろうと思うが。
かといって心理学を簡単に捨てる事も出来なくなってるだろうし
前みたいに作曲にのめり込むのが難しくなってるだろうけどな。

がむばれ
171:02/05/01 17:17
>>16
レスありがとうございます。
僕は、もはや完全に作曲の方にのめりこんでます。
今、4年なんだけど、ほとんど卒論にもとりかかっていない状態で。
とりあえず、がんばります。
18名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/01 17:31
「がんばる」という言葉は時々人を思考停止させる危険な言葉のような気がする今日この頃。
19名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/01 22:22
がんばってる人を見かけたら,
がんばり過ぎるなよと声をかけてあげましょう。
201:02/05/01 22:26
>>19
(今日は、何時間ここに居るんだろう?もうそろそろ離れよう。)
それ、そのコンペ会場で言われました。
ただ、曲作るときってものすごく精神を張りつめさせる必要があるから、
必然的にこうなっちゃうんだけど。
持病みたいなものだから。
QOLという概念がなぜ必要だったのか、どういう経緯で出てきたのか。
という視点が明らかにこのスレには欠如していると思うのだがな。
福祉系な心理学の者から見て。
QOLの向上云々ってのは、カウンセリング自体がどうとか以前の問題。
QOLってある特定の場における人の集まりの程度とかを表すものじゃなかったっけ?賑わい、みたいなものを。
23名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/04 12:38
Quality of life
24:02/05/04 23:50
QOL,生活の質っていうわけだから、本人が自分の生活がいいと思えば
それが上等。したがって、各人各様さ。<1>さんはいい曲ができれば、
それが自分の生活が一番上等と思えるのでしょう。そのために、精神的に
少々苦痛があっても上等と思えるならば、カウンセリングなどに頼らず、
自分流を見つけるのが肝要かと。
25名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/05 09:47
カウンセリングの最終的な目標って、人それぞれ。
深い部分まで関われば、それだけ危険度も増す。
カウンセリング=自己を知り、自己実現すること、
とすれば、自己実現はいばらの道だから、しない
ほうが良かった、ってこともおおいにある。
Q氏はまだしも、25は……ひでぶ。
27Q:02/05/05 23:29
カウンセリングの本質はクライエントのQOLの向上を目的にしているのだが、
理論と技術面で素人が容易に手を出せそうなところがあり、世間に出来損ない
カウンセラーがはびこり、カウンセリングを疑問視する世間の風潮を作っている。
しかし、だからといいて、むずかしい資格を設定し、業務専有にしても、
カウンセラーの生活安定には貢献するかもしれないが、QOL低下にしか
貢献しないカウンセラーは減らないだろう。むずかしい資格なのに、悪徳
弁護士と不埒な医者がのさばっているからね。まだまだ、カウンセラーは
クライエント側からカウンセラーとして認めてもらうという苦難の道を歩み、
カウンセリング技術の内容向上に自身で努力研鑽をつまなければならない
状態だと思うよ。

28名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/05 23:42
QOLとは何ですか?
このスレではみな当たり前のように使ってますが本当に全員が共通の認識の元で用いているのでしょうか?
はなはだ疑問です。
誰かQOLの定義を教えてください。
29名無しさん@お腹いっぱい:02/05/06 00:37
>>28
みんなから受け入れられる定義ができれば、ノーベル経済学賞
を貰えます。それは心理学のみならず正義というという問題を
考える上で社会科学全般において過去数百年に渡って議論され
ているトピックです。他人に頼らず、頑張って自分の頭で考え
ていきましょう。
30名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/06 01:10
ここで言う「QOL」は
他のスレで論じられている「適応」概念と同じものなのか,違うものなのか。
違うならどこがどのように違うのか。
その辺を明確にしていきませんか?
31名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/06 01:31
とりあえず、精神科医・カウンセラーは邪魔だから救急救命にはこないでくれ。
32名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/06 21:05
>>30
ちがうちがう
ちがうのに、適応=QOLと思い込んでるDQNカウンセラーが多いから
どうにかしようという話。

じゃあ、QOLとはなんだってことになるけどな
33名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/06 23:28
QOLは、quality of life 生活の質とわかるようなわからんような訳が
されてるけど、ようするに、自分の生活が「これでいいわい」と満足感を
抱ける状態のこと。環境に上手く適応して「これでいいわい」となること
もあるので、意味的に重複するけど、一致しない場合もある。人ざまざま
でしょう。
34名無しさん@お腹いっぱい。
終わり?