心理学専攻の人から見た文学・哲学って?

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11
英文学科出身です。
いつも英語板か文学板か哲学板にいます。
心理学やってる人って哲学とか文学とかを
どう思ってるんか興味あって立ててみました。
あつかう対象は人ってことで同じですからさ。
彼女が英文科だった。
話は合わなかった。
英文科の卒論の構成を知って驚いた。
たった今哲学板を覗いてきたところだが、
さっぱり分からなかった。以上
41:02/01/04 02:12
卒論の構成ってもいろんなのがいたよ。
わたしなんか参考文献3冊しか
使ってないし。20冊使ってた人もいた。
話ってどういうふうに合わなかったの?
全部、文系じゃん
61:02/01/04 02:13
>>5
わたしはそっち系ってことで。
哲学の人は素直に尊敬。(人によるとは思うが何となく)
文学は・・・俺にはわからん・・・。小説とか読まんし、英語苦手だし。
8:02/01/04 02:28
>>7
文学作品は感動ってイメージがあるけど、
そんな先入観すててバシバシ分析的に
読んでいくと分かってくることが多い。
初心者は短編読むのがオススメ。
で、作品の背景に思想がからんでくるのも
けっこうあるのよ。だから一部の哲学とかぶる
部分も否定できない。境界は曖昧です。
9名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/04 02:44
>>1
文学専攻の人から見た心理学徒って,どうなんですか?
科学者たろうとするなら、哲学は必須だろ?
11:02/01/04 02:56
分析的で理性的な人が多いかんじがする。
人文系ってよりはお医者さんのイメージのほうが
強いかも。とにかく人に対して客観的だから。
12名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/04 02:58
>>10
それは当然だが,
現実には哲学書にも文学書にも縁のない心理学徒は少なくない。
情けない限りだが。
13名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/04 03:38
おいおい、12さん、他の大学のことまでよく知らんのだが、
哲学を一般教養でやらんのか?
やらないにしても、「心理学調査・実験心得」みたいな感じで、
学部の時にさんざん科学哲学については言われるだろ?
地方国立や二流私立のDQN化は、思った以上に進んでいるようだな。
文学についても同様だ。
だから「心を知らない心理学者」なんて文学者とかから批判されたりするんだろうな。
やれやれ……。
142:02/01/04 03:41
学部4年間でデータ,統計,検定,方法論,実証という教育を受けたので,
直感とか感性で論文かいててビクーリ。
もちろん,気は合うんだけど,ぜんぜん考え方の違う人間同士だった。

はっきりいって,「文学」の学問としての進め方が未だわからない。

>>10
オレもだ。情けない。
15:02/01/04 03:49
>>14
まず大切なのは作品そのものをじかに
読み込むことだと思う。
で、感じたことをなんでもいいから
メモっていくわけよ。つまんないとか
でもいいから。
で、メモったこととか浮かんできた疑問を
まとめていくとだんだん作品に何が書いてあるか
見えてくるわけよ。
それが自分の解釈ってわけっす。
それをしないで初めから引用しまくる
ような人にはわたしはあまり賛成できないな。
16名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/04 03:51
解釈学だな。ある意味、精神分析っぽい? チガウカ……
17:02/01/04 03:52
そうかもね。
18名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/04 03:54
>>14
学問としての文学を知る手始めに
筒井康隆の「文学部唯野教授」を読んでみてはいかが?
19名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/04 04:07
>>1
英文科のご出身というのでお聞きしたいのだけど,
心理学者でもあったウィリアム・ジェイムズの「意識の流れ」という考えが
ジェイムズ・ジョイスやヴァージニア・ウルフに与えた影響なんてのは
語り尽くされているのかね?
20:02/01/04 04:16
>>19
キッツイ質問ねえ。
あんまり時代背景とか詳しくないんよ。
「意識の流れ」というのは
ジョイスが開発した文体だと思ってました。
とにかくジョイスの文体と技法が
その後の文学史に与えた影響は多大らしいっす。
ジョイスの作品は『若い芸術家の肖像』しか
読んでないので詳しいことはちょっと・・・。
原文で読んでみると幻想的な感じがして
面白いよ。
ヴァージニア・ウルフはノータッチです。
21:02/01/04 04:19
>>19
ただ、ジェイムス・ジョイスは
教授とかかなり専門的な見解のある
人が読む小説ってイメージがある。
2219:02/01/04 04:22
2319:02/01/04 04:28
失礼。本文が消えちゃったので,もう一度。

>>20
こんな夜中にレス下さってありがとう。

ジョイスやウルフがジェイムズの影響を受けたとかいう話はよく聞くのだけど,
実際にその影響関係を跡づけた研究はあるのかなと思いまして。
24:02/01/04 04:30
>>23
ちょっとわからない。すいません。
それだけで卒論が書けそうな気もすると
思われ。
25名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/04 04:35
>>23
文学板いけばわかるかもよ。
26名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/04 04:51
日本の文学者の心理学への関心は精神分析方面に偏ってるような印象がありますね。
実際,フロイトの日本への紹介には独文学者の貢献が大きかったですし,
ラカンなども構造主義華やかなりし頃,仏文学者によって紹介されたという経緯があります。

現代の小説家を見ても,
村上春樹には河合隼雄が,村上龍には妙木浩之が「憑いている」。(笑
筒井康隆などはもう少し興味の範囲が広いようですが。
27名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/04 05:07
そう言えば,故冥王まさ子(柄谷行人夫人?)が
かなり歳をとってから心理学を学ぶつもりで米国の大学に入学したが,
行動科学としての心理学に幻滅して
シュタイナーに転向したという話をどこかで読んだ記憶があります。
心理学とはいいっても,感性や直感,影響,理論だけで,論文書く人たちもいる。
この際,臨床心理学は英文科で解雇じゃなかった開講してもらえんだろうか?
29名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/04 11:29
>>28
臨床心理学を英文科で開講?
文学作品中の人物と生身の人間じゃ
やっぱちがうんじゃあ・・・。
30名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/04 11:32
童話とかには、その文化圏内にある人間の深層心理が表現されてるんだろ?
カワイ大せんせによると(藁)
31名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/04 11:54
童話だって大人が作ったもんでしょ。
大人向けか子供向けかの違いってこと?
文学と童話の違いかぁ、すごく曖昧そう。
32:02/01/04 12:57
>10
そりゃそうだけど。
「無知の知」とか「我思う故に我あり」とか「飛ぶ矢は全ての瞬間において静止している」とか「神は存在する能力を持つから存在する」とかあるいは「未だ生を知らず、いずくんぞ死を知らんや」とかいう程度の知識では、哲学板の内容なんて一割も分からんからな。
残念ながらうちの大学にはそんな授業はないし、仕方ないから独学してるけど……哲学板の連中と対等に話せるところまで哲学にはまったら、戻ってこれなくなるだろうなという気はした。別にはまりそうなわけじゃないけど。
33名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/04 13:13
心理学といっても,人格,臨床などなら関係あるかもしれないが
実験系だと,文学は全く無関係.
文学部に心理学科があること自体間違ってるという意見をよく聞く.
心理学科は理工系学部に設置変更してほしいって.
(ただ,心理学全部を理工系にもっていくのも無理があるが)
実験系は文学と全く無関係...か。
かのスキナーだって,若い頃は小説家志望だったのにね。
実験屋さんは「ウォールデン2」なんかを読もうとは思わないのかな?
35名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/04 13:50
>実験屋さんは「ウォールデン2」なんかを読もうとは思わないのかな?
文学作品は興味ないって,知り合いの実験屋さん.
小難しいこと考えるの嫌いだから,他の人文科学系のもの
(思想系とか)も読まないって.ま,たしかにそういうの
知らなくても研究には支障ないのだろうね.
英米文学はあまり読まないが、文学の話ということでいいなら、中島敦は好きだ。
例の文体での伝記小説の「弟子」や「李陵」もいいが、「悟浄出世」などに見られる、「世界は何故在るか?」という問いは哲学そのものだと思う。

あと全然関係ないけど、「百万回生きた猫」には泣いた。ていうか「百万回生きたギコ」だけど。
37名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/04 23:40
あげ。
38名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/05 12:54
>>34
そもそも「ウオールデン2」がスキナーの書いた小説だと
言うことを知らないんだよこの人たち。

アメリカでは古典文学の仲間入りしてペーパーバックで
ごく普通の本屋に並んでるんだがな。
39名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/05 13:41
Enjoy Old Age : A Practical Guide

こんなのも書いてるぞ、スキナーは、しかもアマゾンのレビューでは
5つ星。誰か読んだ人いない?


40異世界の扉:02/01/05 13:45
41Sigmund Freund:02/01/05 14:17
The old-dated culture is alive!

What in the world are you trying to persuade philosophy to do?
Can it meet your expectations?
I don't think so.
Surely don't you believe, the man who learned philosophy continue to be a person of high rank, do you?
I don't think so.
Why, yes. Philosophy has been called white elephant today, and many post-modernist say it like that.

Oh, yes, now I remember!
I have to give an explanation of the modern things.
People ware taken personality through the incident of "modernization" at the time.
That was what was called kierkegaard's "holizontalize".
So, the most needed to do something that sorted out himself from the other people who had no personality.
To make a long story short, in modern times, in german in particular, every studies loads to philosophy through the concept of culture.
It functioned as the sonb's delicious diner ...that's all.

I think phlosophy is a kind of unwell, rather than use.
何で英語なの?
ドイツ語でお願い。
43名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/05 15:06
>>39

それ日本語訳も出てたんだよ。もう絶版だけど。
44Sigmund Freund:02/01/05 17:18
Tut mir leid, aber ich cann nicht.
ich spreche ein wenig Deutch.
Habe ich dir uebringens schon gesagt,
dass Mann wer beschreibten auf der Maschine
gesprochen mit einander ueber dem englishen Buechern haben?
45名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/06 15:11
哲学と文学を同じスレで論じるのは無理があるな。
哲学については別スレがあるから,
ここは文学専用にしませんか?
46:02/01/06 19:57
哲学を背景にした文学とかあったり、
文学賞もらってる哲学者とかいるから
はっきり分けることは難しい
というのが私の意見。
うむ。ニーチェなんてどっちか分からんしな。
48:02/01/06 20:00
あ、でも別スレあるから
文学専用でもいいかもしれない・・・。
っていうか、どうせ適当に続いていくんじゃないの?
49名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/06 20:23
のほほんage
50名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/08 02:01
心理学徒はどういう文学作品が好きなの?
みんな書き込んでくれよ。
51名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/08 02:09
安部公房の小説,戯曲。
花田清輝の評論。

安部と花田は表裏一体で切り離すことのできない創作家−理論家コンビ(と俺は思う)。
それはちょうど川端康成と横光利一の関係にも似ている。
夏目漱石 『こころ』 ...ふっ。
53名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/08 02:15
太宰治(特に『人間失格』)。
川端康成(技巧派。文章の透明度はピカ一)。
マーガレット・ミッチェル(作品、2つしか無ぇな。でも好きサ)。
ゲーテ(『ファウスト』は大して感銘を受けなかったが)。

心理学徒だからこういう文学作品が好き、っていうのは多分ないだろ。
個人の趣味嗜好。
三島由紀夫 『行動学入門』 ...ふふっ。
55名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/08 02:20
臨床で目指される方向は哲学に支えられてるんだお。
哲学が無ければ全ての学問はヒモの無いタコだお。
気をつけるんだお。
椎名林檎詩集 『所詮サイコロジー』 ...ぷ。
57PPP:02/01/08 02:25
フランス書院…
58名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/08 02:38
国木田独歩 「武蔵野」
中島敦   「山月記」
梶井基次郎 「檸檬」
59名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/08 02:56
>>57
ワラタヨ
坂口安吾「堕落論」
スレタイトルから言うと、別に好きな作品の話ばかりでなくてもいいよな。
吉本ばななの「マリカの夢」だったか、多重人格の子供が出てくるやつ、あれを読んだときは血を吐きそうになった。
聞きかじり程度の知識をベースに、安物のオカルトを無理矢理混ぜ込んで作った、ぬるま湯で100倍に伸ばした「ビリー・ミリガン」を読まされたような不快感。
「TU・GU・MI」とかは好きだが。

ところで、哲学スレってどこです?検索してもここしかかからないんだけど。
いや、それは知ってるんだけど、
>45と>48で言ってるスレがどこなのかな、と……
65名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/08 17:51
心理学徒にはSFファンが多いような気がするのですが,
どんなもんでしょうか?
多いかどうかは知らないけど、俺は好きだ。神林長平とか。
67名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/08 19:14
スキナリアンにはSFファンとジャズファンが多いね。
まあ心理学者はおしなべて舶来ものが好き。
SFといえば、「ウォールデン・ツー」でしょう。やっぱり
ところで、最近老荘思想に凝っている。
どうよ
70名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/08 22:59
>心理学徒にはSFファンが多いような気がするのですが,
>どんなもんでしょうか?
 人それぞれです。私はアシモフ好きですが、友人はアシモフの名前すら知りません。
71名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/08 23:30
心理学徒にはSLファンが多いような気がするが(わら
SLは別に興味ないなあ。
73名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/08 23:34
SEXファンなら多いだろ。
経験なくて憧れている貴様らが。
心理学徒にはSMファンが多いような気がするね。
罰と報酬で強化するんだろうなぁ。
>>74
私の読んだ資料(フランス書院刊)では、
痛み刺激によって、βエンドルフィンを分泌させて強化するって仮説でした。
76名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/09 04:36
フランス書院あげ。
77名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/11 02:19
心理学徒の文学談義はフランス書院で打ち止めか?
78名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/11 02:21
心理学徒は一般に文学に疎い
78よ、それはオマイさんだけだろ?
心理学徒かどうかは知らんが。
じゃあ、「チャタレイ夫人の恋人」や「悪徳の栄え」、
あるいは「ロリータ」や「ファニー・ヒル」などを提示してみる。
純文学ポルノヽ(´ー`)ノ
81名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/11 21:00
自分もその指導教官も大学生の頃は小説家になりたがっていた。
どっちも心理学に傾倒していく前は文学青年。
82名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/11 22:41

ようするに心理学は、芸術や文学にあこがれ、科学にあこがれながら、
どちらにもなりきれなかった、理系くずれや文系くずれの、
すべてにおいて中途半端な者が消去法で辿りつくなれの果てということか。
志の低い学問といえる。
またアフォが出てきたな。
昨年の年末、さんざん駆除されてたのに。新種か?
その時のワクチンが効くかどうか……でも一応。

「文系・理系」の枠組み自体、もう化石だゾ?
それを気にするあなたは、更に志が低いというか、アポ?
>>82
で、君は何くずれなのかな?
85名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/11 22:57
>>82
自分がそうだからって一般化するなよ
86名無しさん:02/01/11 23:18
澁澤龍彦ってどう思う?
87名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/13 16:27
心理学の連中は澁澤龍彦なんか読まないのかな?
マルキ・ド・佐渡の翻訳でお世話になった人は多いと思いますが。
89名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/13 20:49
やっぱ心理学の人は人のありようとか
には興味ない人が多いみたいね。
90名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/13 22:31
高丘親王航海記って面白いね!
91名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/19 17:35
「シャーロック・ホームズ氏の素敵な冒険」って言うパスティーシュがある。コカ
イン中毒になったホームズ(モリアーティ教授の話は全部、ホームズの妄想とな
っている)をワトソンが治療のため、コカインについては当時の世界的な権威であ
り、最近神経症に対するスキャンダラスな治療法を開発した、ウィーンのあるユ
ダヤ人医師の所へ連れて行くのだが、そこで事件に巻き込まれるってストーリー。

精神分析、もしくは臨床心理学とミステリってのは相性がいいみたいだけど、他
の分野の心理学者が主人公のミステリってないのかな。あったらぜひとも読んで
みたい。ハーバード大学の学生寮で起こった連続殺人事件の謎解きを、学長直々
に頼まれた若き大学院生、バラス・フレデリックの活躍、とかね。

ミステリの主人公にふさわしい心理学者はいろいろ居そうなのだがねー。誰か知
らない?

心理学者が犯人の話ならアガサ・クリスティにあるぞ(藁
女史は精神分析がお嫌いらしく、ことあるごとに「心理学」というものをボロクソにけなしてる。
「誰かが嘘の証言をするとき、内容自体は嘘であっても、
その人がなぜそのような嘘をついたか考えれば、いろいろな情報が読み取れる」
というエルキュール・ポアロの言葉は含蓄に富んでいて好きだ。
93名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/19 22:35
>>92
刑事コロンボにもあったぞ。それも複数。

知覚や認知、発達、学習が専門の心理学者が主人公のミステリはないのか。心理
学をきちんと勉強した作家か、心理学者が書いたものになるのだろうけど。

心理学者ミステリの舞台は、主観だがアメリカではなく、ヨーロッパの方がしっ
くりくるな。党内のスパイ摘発をスターリン直々に依頼された青年心理学者、ア
レクサンドルの冒険活劇とかね。
ミステリじゃないけど、パトリック・オリアリーの「時間旅行者は緑の海に漂う」(SFホラー)の主人公はユング派のセラピスト。
「精神病者だと気付いていながらセラピーを断らなかったのは間違ってる」などと解説の香山リカに突っ込まれていた。
95名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/20 00:07
ヤーロムの「ニーチェが泣くとき」は、ミステリではないが、フロイ
トの兄貴分にして、共同研究者であったブロイアーが出てくる。ブロ
イアーがニーチェに「哲学的」サイコセラピーを受けるって話。そこ
にフロイトもちらっと絡んでくる。

それにしてもセラピストばかりだな、小説に出てくる心理屋は。
96名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/20 00:10
だって、ネズミに条件付けを施している分厚い(「牛乳ビンの底」な)メガネした実験屋が出てきても、
犯人役しか勤まらんしな。
セラピストにしても、大半がDQNな気がする。CL喰ってたりするし。

・・・現実もそんなもんだ、という話もあるが。
そういえば「アルジャーノンに花束を」はこのスレでは未出だな。
ベタすぎて誰も口にしなかったのか。
99ペーター・キュルティン:02/01/20 00:29
>>94
むうう!香山リカ

年末
このスレ簡単に潰されたが今度はそうはいかねーぜ。
100名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/20 00:38
バーナードショーの小説にパブロフをモチーフにした
盲目な科学主義者がでてるらしい。
「すべては条件付けられてるのだよ」とか言ってるとか。
101 :02/01/20 14:14
「罪のゆくえ」バーバラ・シャピロ
”女性セラピストと境界例の美青年の愛憎渦巻くサスペンス”
メロドラマ風でどうも・・・でしたが。
102バラス・フレデリックの冒険:02/01/20 20:06
書いてみました。

「しかし、バラス、殺人だぞ」。ターマーズは叫んだ。「ファーストネームで呼ばれる
のは」、スキナーはさして不快な様子も見せずに続けた。「嫌いだといったはずですよ、
学長」。「殺人とて、人間の行動のひとつです。そして生物の行動は必ず因果の法則に
従います。例外はありません」。「まるで、君にはこの事件のことがすべてわかってい
るような口をきくじゃないか」と、ターマーズは彼を窺うように言う。「もちろん、わ
かっていますよ。答えは」、スキナーはケージを開け、中からジェシカを取り出した。
「彼女が知っています」と、滑らかな羽毛に包まれた彼女の頭部をやさしくなでる。タ
ーマーズは、真意を知るべく彼の顔を見たが、スキナーが冗談など言う男ではなかっ
たことを思い出し、彼の手に抱かれているジェシカに目を移した。
103名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/21 02:32
>「文系・理系」の枠組み自体、もう化石だゾ?
物理学(神経科学)と、心の間に大きな溝がある現在では、文系理系の枠組みが外れたとは言いがたいのでは
外れかけてはいるが
>103
その溝と「文系理系という二元的区分の是非」の問題は別だと思われ
105名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/21 04:28
そうか?おおーーーーーーきな溝がある以上やってることの根拠もぜんぜん違うように見える
二元的区分がだめだっていうだけのことならわかるが
106 :02/01/22 04:14
>ハーバード大学の学生寮で起こった連続殺人事件の謎解きを、学長直々
>に頼まれた若き大学院生、バラス・フレデリックの活躍、とかね。

本があったら教えてください

107名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/22 05:17
S.レム『泰平ヨンの航星日誌』
おでん屋氏や始皇帝陛下が大喜びしそうなネタが満載。
108名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/22 19:48
>>106
そんな本はもちろんありません。>>102の「バラス・フレデリックの冒険」は、た
だ書いてみただけです(わかっていると思うけど、一応念のため)。
ところで、私はハードボイルドが好きなんだが、その主人公が似合う心理学者は
いないかな。
109106:02/01/23 02:54
>>108
レスすみませんでした。酔っぱらってて、かんちがいデシタ。
110 :02/01/25 19:56
age
「バットマン・アーカムアサイラム」は名作
漫画だけど。
112名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/25 20:12
心理学者に支持されない文学者は・・・。
文学者に支持されない哲学者は・・・。
哲学者はすごい。
>>112
ん? 言わんとすることが判らん。
114名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/25 22:15
嫌いなのは
早川書房の心理バブル便乗本全部
115名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/26 02:22
>>108
ハードボイルドが似合う心理学者、ヘルマン・ロールシャッハ。外見がよし!
116名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/26 02:24
>115
ハードゲイも似合いそうだぞ
>>115
ロールシャッハは精神科医だろうがゴルァ!...ってツッコンデもいい?
118 :02/01/31 17:38
age 賢い人たちのカキコ求む。私は読みたい
119名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/09 02:34
科学がテーマの小説はあっても心理学の小説は無いのかい?
120名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/09 02:53
>>119
既出だけど「アルジャーノンに花束を」なんかは、モロに心理学だね。
ディティールが意外にしっかりしている。
SFだと、知能や超能力を扱ったものは多いけど、
心理学やってるものの目からすると、細部が荒っぽいものがほとんど。

心理学とは少しずれるけど、ルーディー・ラッカーが面白いよ。
人工知能を扱った「ソフトウェア」なんかお勧め。
121PPP:02/02/09 02:59
>>119
どうして科学と心理学とを同レベルで比べるかな,こいつは.
科学の範疇に心理学が入るかどうかって話になるとややこしくなるから,そこは置いとくとしても.
あからさまに科学の方が広い概念だろうが.
122122:02/02/09 05:31
哲学と心理学ってどう違うの?
123名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/09 12:47
>122
哲学と心理学をそれぞれどのような学問であるか説明してみせよ。
124名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/09 15:48
121は馬鹿
125名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/09 15:53
心理学系小説か
読んでみたいな
126名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/09 15:54
>121
そういうことじゃねえだろ
127名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/09 19:09
ゲームなら女神異聞禄ペルソナ
128名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/09 21:31
心理学は行動の研究をする。
哲学が探しているものはこの世のことではない。
129名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/09 21:58
哲学?阿呆の画廊.うそうそ(ワラ
でもフーコーはすきよ.
ロボトミーを身近に見たなんてうらやましい.
あ,漏れホモではないからね?
130>128:02/02/09 22:13
心理学=行動主義
の時代は終わった。
しかし、あまり話題にあがらんな、ダニエル・キイス。
「アルジャーノンに花束を」もだが、
「24人のビリー・ミリガン」にせよ「クローディアの告白」にせよ
れっきとした心理学系小説だと思うが。

俺としては「よく書けている」という感想しかないが。
132名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/09 22:20
哲学と一番扱ってる領域が似てるのは社会心理学かと思うんだけど,どうよ?
集団とかさ.
133名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/09 23:37
>>132
集団って集団力学のことかしらん?
哲学と扱ってる領域が似てるというのはよくわからんが。

社会心理学の中では
帰属理論がJ.S.ミルの心的化学の焼き直しだとか,
そういう繋がりはあるけれど。
やっぱり1つのスレで文学と哲学と両方というのは無理があるな。
心理学徒なら,こんなスレ立ては落第じゃ。
ダブルバーレルというやつじゃな。
ややこしくてたまらん。
135名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/09 23:53
>>128
哲学はあの世の探求をしてるとでも仰るのかね?

心理学は哲学が扱ってきた問題のうち,
認識論の部分に関してはかなり貢献してきたと思うよ。
Piagetの発生的認識論なんかはその代表格だろうが。
Cognitive Psychologyだって認識心理学だろ?
136名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/10 02:14
やっぱニーチェは一度病院にブチこまないと駄目でしょ。
137アムロ・レイ:02/02/10 02:17
>136
それはエゴだよ!
138名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/10 02:35
ダニエルキイスね
読もう
139名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/10 09:15
>>122
哲学は「原理」を追求している
「我思うゆえに我あり」という原理に基づいて発展したのが「科学」
その科学を基盤にしているのが行動主義的心理学
「事象そのものへ」という原理に基づいているのが「臨床心理学」
だから、哲学が一番偉いといえば偉い
140名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/10 12:40
哲学を全くかじったこともないようなヤツにどでかい研究なんぞ成し得ないと思われ。
141名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/10 19:50
フロイトはかじりすぎて卒業オクレチャターヨ
でもたしかに歴史に残ってるねぇ研究.
142名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/10 21:12
ダニエルキイスって有名なの?
143名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/10 21:13
ていうか少しでも心理学的な色が入ってないと読む気しないなあ
144名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/10 21:15
ていうか人の心理に関係しない文学の方が珍しくないか?
人の心理に関係するのと心理学的なのとは別だと思うが
146お前ら:02/02/10 23:11
本当に読んだ哲学書を述べなさい
147名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/10 23:22
論理哲学論考
148名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/11 00:04
知覚の現象学
149名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/11 00:12
方法序説
論語
老子
荘子
孫子

最後は微妙だな
151名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/11 00:15
ソフィーの世界
152名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/11 00:39
視覚新論
153名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/11 00:42
新視覚新論
154名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/11 00:49
ソクラテスの弁明(w
へえ〜真面目だなあ
156名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/11 01:00
>>155
真面目とか,そういう問題じゃないだろ。
まともな大学生なら,この程度の本の1冊や2冊,当然読んでるだろ。
高校生でも読んでるぞ。
高校生のときというと、「弁証法的理性批判」を読もうとして、
2ページで投げ出したことがある。

哲学も結構だが、ものには読む順番というものがあるからな……
まあそのへんは哲学板の初心者スレあたりを参考に
158155:02/02/11 01:27
>>156
激鬱,,,
159名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/11 05:35
心理学系小説読みたい
160名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/12 16:00
お前ら当然芥川ぐらい読んだことあるんですよね?
161sage:02/02/12 16:52
あると思うけどどれが芥川だかわかんない(ワラ
162名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/13 19:43
ダニエルキイスは既に読んでます
>160
羅生門、芋粥、鼻、杜子春、トロッコくらいなら。
芋粥のテーマは深いな。

>162
感想を書け感想を。
>>163
芥川で最も心理学っぽい作品と言ったら,やはり「藪の中」でしょう。
黒澤明監督の映画「羅生門」の主要部分はこの作品がベースになってるし,
アラン・ロブ=グリエ脚本,アラン・レネ監督の「去年マリエンバートで」は
さらにその引用だし。
165名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/14 02:34
>>164
ひょっとしてロフタスもネタにしてるんじゃないの。(w
166163:02/02/14 02:44
ああ、そういえばそんなのもあったな。
原作も多分読んでると思うんだが、黒澤映画のインパクトが強すぎて思い出せん。
167名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/14 04:26
以外と心理学ぽいことは結構小説に登場してるものです
168名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/14 09:36
心理学的な小説?
心理学的な映画?
心理学徒はちょっと調子に乗りすぎ何じゃないのか
心理学なんて単なる一学問だろ
基本的には小説をはじめ芸術作品は心理学なんかとは
全く関係の無いところで成立している
それを心理学に結び付けて鑑賞する事はとても視野の狭い鑑賞だ
もし、本当に心理学的な小説とかがあるんだったら
つまり、心理学の範疇に収まってしまう小説があるんなら、つまらない小説だし
小説とはいえない
169名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/14 11:14
>168
お前こそとらえ方が狭いな。小説が心理学の範疇に入ってしまうとどういう不都合があるんだよ?
なんかくやしそうだが?

別に小説とはそういうものでもないし、心理学もそういうものではないけどな。

「関係ないところで云々」と書いているのを読んでいると少なくとも学術的な見識も大して無いみたいだしね。
そんな犬のなわばり争いじゃないんだから、他の学問的手法でアプローチできるのならすればいいとは思うがね。
というかそれが現在の所のあらゆる学際的研究の潮流じゃないか?
170名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/14 15:01
>139

哲学が偉いか否かってのは、よくわからないけどさ、

>「我思うゆえに我あり」という原理に基づいて発展したのが「科学」

っていうことだけど、、、。

今時、「我思うゆえに我あり」なんて言葉を当然何の疑いも無く肯定
していないでしょう?
煽ってるんじゃなくてさ、聞いてみたいことはココからなんだけどね、

「「我思うゆえに我あり」だって?ふざけんな?何だソレ?」って
のがさ、乱暴な言い方だけど“科学の危機”ってやつに繋がるでしょう?

その辺、どう考えてる?
俺はよくわかんないから、いろんな人の考えを聞きたいだけなんだけどね。
だから、煽りじゃないことを強調しておくよ。
科学は道徳的な価値と無関係であるのか。      
学問としての心理学そのものを内容に含んでいる小説はそりゃ珍しいだろう。「アルジャーノンに花束を」なんかは特殊な例外と言っていい。名作だが。
が、心理学的見地からの考察対象になる文学作品ならいくらでもある。
たとえば、ウィリアム・シェイクスピアが心理学を知っていたはずはないが、
彼の作品を紐解くことでシェイクスピアの深層心理を読み解こう、などという
試みは実際に行われている。こういった「自分の学問分野による作品へのアプ
ローチ」は心理学だけにあるわけではなく、例えば法学分野では「ハムレット
裁判」と言って、ハムレットの暗殺事件を現代の法律の基準で裁いてみよう、
なんてことをやったりしている。(判決は第一級殺人罪で有罪。)

173名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/15 02:11
「目撃者の証言」の著者が小説仕立てにしたのって何だっけ?
>173
これか?エリザベス・ロフタス『目撃証言』。
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/5/0252890.html
ところで皆の衆、ロシア文学なんかどうよ。
俺は『罪と罰』ぐらいしか読んだことがないが。
>>174
サンクス。で、それって面白い?
工房時代の愛読書、『堕落論』を久々に引っ張り出して再読。
……坂口安吾、カコー良すぎだ。
178名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/16 00:08
168は頭悪すぎ
あんまし心理学と関係ないかと思われるがカフカが大好き
カフカの『変身』に心情的解釈を加えると中島敦の『山月記』になるんだよな。
個人的にはカフカが政治風刺だとかいう読み方は好きじゃないが。
181名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/16 11:19
>169
俺が聞きたいのは
その「心理学的な小説」ってどういう意味かってこと
全然意味わかんないんだよね
具体的に何処がどう心理学的なのか教えてくれ
>181
興味があるなら「アルジャーノンに花束を」を読んでみろ。
心理学的だから。
183168:02/02/17 08:07
>>182
あれは確かに心理学的だな
話の内容というかテーマが心理学だから心理学的
でも、172が言ってたようにそういうのは特殊

芥川だとかこの板に出てくる作家の作品を「心理学的」などというのはおかしいって事
あるいは心理学的考察の対象になるからといって「心理学的な小説」というのもおかしいって事
人の心理に関わっているかもしれないが、
それと、心理学は別
だって、心理学は「学問」だから
「学問的な小説」っていうのはおかしいだろ
作家に対して失礼だろ

だから皆さん、何かにつけて心理学的という言葉を使うのは辞めましょう
心理学が勘違いされたり、誤解されたりする要因になるし
反感を買ったりもするんだよ
184名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/17 08:38
細かい事はおいとくとして
アルジャーノンに花束をは感動した!
185名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/17 11:15
>>183
君は知らないかもしれないが,
文学の世界には心理小説(psychological novel)というジャンルがある。
出来事の描写よりも作中人物の精密な心理描写に主眼を置く小説のことで,
代表的な作家はスタンダール,ドストエフスキー,
ヘンリー・ジェイムズ(ウィリアム・ジェイムズの弟),プルーストといったところか。
日本語の「心理」が日常語として使われるのと同様,
英語の“psychology”は学問としての心理学と指すと同時に,
日常的な意味での「心理」を指すのだよ。
学問としての心理学を誤解されたくないという気持ちはわからなくもないが,
文学を話題にするスレでそれを言うのは野暮だ。
186名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/17 11:32
ついでに言うと,
このスレで名前が挙がっているのは
必ずしも心理小説というわけではない。
カフカの作品などは心理小説の対極にあると言ってもいいが,
「学問としての心理学」や「病跡学」的にはとても興味深いと思う。
「赤毛のアン」シリーズと「大草原の小さな家」シリーズはどちらも読破した。
まあカワイハヤオは文学者だしな。
違った、作家だった。
違うよ、宗教家だよ。
191名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/18 14:34
カワイハヤオって、エッセイストじゃなかったの?
違うよ、漫談師だよ。
193名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/18 15:07
>>192
あのオッサンの漫談は結構オモロイよ。
194168:02/02/21 10:11
>>185
>学問としての心理学を誤解されたくないという気持ちはわからなくもないが,
>文学を話題にするスレでそれを言うのは野暮だ。
はい、素直に反省。

>日本語の「心理」が日常語として使われるのと同様,
>英語の“psychology”は学問としての心理学と指すと同時に,
>日常的な意味での「心理」を指すのだよ。
日本も外国も一緒か…
どうにかならんかな
心理学と文学の区別をしっかり付けたい
心理学の為と言うより、文学の為に
>心理学と文学の区別をしっかり付けたい
>心理学の為と言うより、文学の為に

大きなお世話。ほっといて。
196168:02/02/21 11:09
区別した方が良いって
197名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/02 22:40
久しぶりにあげてみる。
198名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/02 23:27
私は大学時代に二番目の専攻(?)として哲学をやりました。
面白かったです。
ただそのせいで絶望も経験しました。

「できる」人は多いけど、その「できている事」は一体何を意味するのか、
それを考えずにただ漫然とやった結果が尊重されるのかなと。
中島らも「ガダラの豚」
      「今夜すべてのバーで」
はどうよ?
    とか言ってみるテスト。
200DJ狼:02/03/07 19:59

    -= ∧_∧
  -=≡ ( ´∀`) 200ゲトー♪
    -=( つ┯つ
   -=≡/  / //
  -=≡(__)/ )
   -= (◎) ̄))
201名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/12 21:55
人の日常生活での「心の動き」とやらを解釈したり,
文学の中の登場人物の「心理」を解釈するようなものは
そもそも心理学ではない.よって文学は心理学とは関係なし.
心理学と哲学は...昔はともかく今は,まったく関係ない.
 自然科学である心理学にとって,哲学など知らなくても
別に困ることは何もない.むしろ数学や生物学,工学などの
知識や技術を持っている方がずっとよいだろう.
心理学という名称自体,人文科学であるかのような誤解を招くので
よくない.
行動科学とか認知・学習科学などのような名称にすべきだと思うね.
 ここは,じっさいに心理学をやっている人間が少ないのか,
そういうこと言うと化石呼ばわりされるが,大学などで専門に心理学を
学べば,すぐ分かることだよ.
「哲学はまったく関係ない」は化石云々以前の問題だ。
科学哲学を放棄して科学に耽るのは科学者としても危険な態度だ。

などと久々に哲学ネタを持ち込んでみるテスト。
203考える名無しさん:02/03/12 22:31
哲学板から来ました。

>>198
うーん、たしかに。
哲学で「できる」て何ができているのか不明であったりします。

それと、上のレスのどこかで「哲学は原理を探求する」とありましたが、
原理でなくて、真理という言葉を使いますね。原理ってあまり使わないんですよ。

私は一時的にですが認知の研究室に在籍してたことがありますが、
認知と臨床だと、臨床はうさんくさい印象がぬぐえない…(すみません)
というか、個人の人間性に左右されすぎると思えるのですが。
どうでしょう?
204名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/16 19:00
科学、哲学、文学、
3つの間にはさまざまな論点がある。

良スレあげ。
205名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/18 00:33
>科学哲学を放棄して科学に耽るのは科学者としても危険な態度だ
しかし大概の自然科学研究者はそうだろ.科学哲学を踏まえて研究してる
人間などあまりいないのでは?自分の実験に必要な知識と技術さえあれば
研究は進むし,それで十分.
もちろん科学哲学の知識もあれば,それはそれで一般教養としては
より幅広い教養を身につけていることになるが,
アカデミックな心理学(すなわち基礎心理学に基いた心理学)研究
にとって,それほど重要なことではない.
統制と測定さえ正確にできれば心理学の研究は成り立つはず.
..あと基礎的行動以外の怪しげな変数を扱う領域(人格とか社会とか,
まして臨床など)は,アカデミックな心理学のカテゴリから外れる
ので,対象外だが.

>205
そんなことはない。
意識しないだけで、常に踏まえてるんだよ、反証可能性にせよ何にせよ。
哲学は教養ではない。科学の根源そのものだ。
実際の研究の場においても、意識されないだけで、哲学は生きている。
そうでなきゃ研究などできるものではない。

俺が言いたいのは「心理学と哲学は関係ない」への反論だけで、
それ以上の主張は何も無いのだが。
207名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/18 02:19
文学作品を読んで、「この人物のモデルになった人は何々症だな」
と気になりませんか?
208PPP:02/03/18 03:54
>>207
俺は医者じゃねぇから、病気のことはサパーリわからん。
>207
大江健三郎とかはその表現のうまさにニヤリです。
210名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/18 07:47
生物学専攻の人から見た心理学・文学・哲学って?

というスレが立ちそうな予感
最近読んだ本
アルバート・カミュ「カリギュラ」

なんとも哲学的な戯曲。
相対主義にどっぷり漬かってしまっている俺には、
カリギュラの気持ちは痛いほど分かった。
212フランス語使い:02/03/28 06:08
>>211
アルバート・カミュ→アルベール・カミュ
哲学的な気分に浸る前に、著者の名前をちゃんと確かめましょう(w
213名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/31 22:27
>>212
211は英語で読んでるんじゃないのか?
いや……表紙にALBERT CAMUSと書いてあったから、
綴りのまんま読んだだけ
よくあるよくある
216名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/05 17:35
あげ。
217名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/05 22:19
>>206
ただ心理学は,直接的な刺激と反応の関係だけを扱うのであって
そこに解釈の余地はないのだし,統計的検定によって,きっちり証明
されている以上,すでに哲学の出番はないのでは?
反証されるとしたら 5%なり1%の過誤であったというだけで.
もちろん,分散分析法が生み出されるまでには,科学哲学も
その発想の根元に寄与していたのかもしれないが.
少なくとも心理学のように既に方法論が確立されている自然科学では,
その方法論に従って,条件を変えて従属変数に有意差があるかどうかの
実験を繰り返すだけで十分かと.
(もちろん相関分析のような,非科学的方法まで拡大することを容認するなら
別かもしれないが,,,それは科学的に正しい心理学とは言えないしね)
化石は死ぬように。
なには、ともあれ、心理学にとって最も重要な哲学者は
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi/philo/1017967653/
こいつと見て間違いあるまいか。
220名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/05 22:35
哲学板で心理畑を名乗って論陣を張ってるのは
化石さんじゃないよね?
221217:02/04/05 23:16
化石なんて言われるのは意外ですな.
わたしが言っていることは,ちゃんとした学問としての心理学
としては,常識に属することでしょう.
精神分析やカウンセリングや発達心理学のような,科学的
な因果関係を証明できないものを心理学だと思っているのは
素人たちか,いいかげんな教育しかやらない大学だけのことでしょう.

思っている
再度言う。化石は死ぬように。
223名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/05 23:32
>>221
たぶんあなたは
御自身の領域では生産的で優秀な研究者なのだとお見受けします。
しかしながら,
御自身のやり方だけが「科学的に正しい心理学」だと断言して憚らないその態度が
他分野との建設的な対話を妨げ,
結果的に「科学的に正しい心理学」を極めて矮小で硬直したものにしてしまっている可能性を
お考えになったことはないのでしょうか?
224名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/05 23:39
ところで「科学的に正しい」心理学屋さんの御専門は何なのかな?
まさか行動分析ではあるまいな。
225名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/06 00:01
>>224
分散分析マンセーなのだから,行動分析ではありえない。
知覚屋さんや記憶屋さんでもなさそうだし。
行動分析以外の行動屋さんか,生理屋さんか?

化石を演じてるだけだろ。
>>227
ときどき出没する心理学板名物として楽しませてくれる分にはいいのだが,
遅刻などにはこういう先生が実在するらしいからな(息
229名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/06 20:29
科学的に正しい心理学あげ。
230名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/06 22:11
今ジュラシックパークやってるぞ.
現在、科学哲学のおべんきょ中なんだが
ファイヤアーベントとかクーンって心理学的にどうなのよ。
232名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/08 00:45
語れるやつはおらんのか?
クーンに言わせれば精神分析が行動や認知に取って代わられたのは
ただ「そっちを信じる人のほうが多くなったから」で、
ファイヤアーベントに言わせれば「何でもアリだから内観もアリ」
ということになると思われるのだが。
233名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/08 00:50
というか,
心理学の歴史の上で
精神分析が支配的パラダイムだった時代なんて存在しないのだが。
そりゃあそうだが、論点はそこじゃないのだが。
検証可能性も反証可能性もなく、決定実験は不可能で、
観察命題から理論命題を検証することすら認められない。

パラダイムの選択には政治革命におけると同様に,真偽を決定するうえで,
関係者の集団同意より以上の高い基準というものはない。

科学的でない心理学派認めないとか言ってる連中は、
どう思ってるんだ?これを。
とりあえず手すさびのおべんきょのおさらいを兼ねて
哲学厨房にして心理学専攻の人(俺)から見た科学哲学の印象は

ポパー:論理実証主義に突っ込みを入れつつ、科学の方法論的発展に寄与しようとした。
クーンら:論理実証主義がドグマ(お約束)の上にしか成り立たないことを暴いてしまった。
ファイヤアーベント:誰もが薄々気付いていたけど言わずにいたことを叫んでのけたDQN。

こんな感じなんですが。
236名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/19 16:22
勉強になります。
「オイディプス王」を借りてみたが、正直全然面白くない
238名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/21 01:56
>>237
パゾリーニの「アポロンの地獄」を観たまえ。
239ぷくぅ。:02/05/21 02:02
Polanyiいいよね。
240没個性化されたレス↓:02/07/07 11:21
文学は、それが良質のものであれば、資料としても使えるのかも・・・
でも、それだと、カワイのやっていることと同じになってしまって、不愉快極まりない。
故に、片手間に、疲れたときの清涼剤のように使っている。
哲学に関しては、そもそもが、学問上においては、あらゆるものにとっての上位概念として
見ている。言語を扱うにしても、ウィトゲンシュタインや記号論関係は現代思想の潮流
としてはずすわけにもいかないであろうし、困ったとき原点に立ち戻ろうとするに際しては
いいヒントを与えてくれたりもしてくれるような気がする。もっとも、間違った解釈をしては
何等の意味もなさないどころか、根底から崩壊する可能性も当然あるとは思うが・・・
241粘着 ◆jg.ZqYqk :02/07/07 22:18
ビデオの「オイディプス王」は、退屈せず見れる。
242考える名無しさん:02/07/15 01:53
243没個性化されたレス↓
hozen