「世界から見た日本の心理学の停滞:原因と対策」

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1名無しさん@お腹いっぱい。
高校生と思われる方にこのような質問をされました。

「今ほどこころのケアが叫ばれている時代はないのに、なぜ心
理学科の地位(?)はこんなに低いのでしょう?」(『心理学
を学ぶならどこの大学??』発言:331)

どうしてでしょうか。私も疑問に思います。さらに問題なのは、
このような疑問を当の心理学者達が真面目に議論していないこ
とかもしれません。一部には学会などでこのようなテーマでの
議論を拒む風潮もあるようです。

というわけで、ここで公開シンポジウムです。欧米から見て日
本の心理学はどうしてこんなに停滞しているのでしょう。その
原因はなんでしょう。また対策はあるのでしょうか(そもそも
対策は必要でしょうか)。

臨床系、実験系は問いません。みなさんの意見をどうぞ。
2名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/25 00:00
そりゃ、地位や発言力のある人たちが研究に対して真摯じゃないからでしょ。
大学村での慣れ合いにうつつを抜かしてること。それ以外に論じるべきことはないんじゃない?
3名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/25 00:05
ではどうしたらいいと思いますか?

あといい研究さえしていれば社会が振り向くという考えは、
少し甘いのではないですか。
4名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/25 00:12
社会が振り向くようにするのが目標なのか?
学問界でのステータスアップが目標なのか?
社会からの関心や期待はすでに最も大きい学問の一つだと思うけどな。
5名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/25 00:23
>>4
「地位や発言力のある人たちが研究に対して真摯じゃないから」
日本の心理学が停滞している、という発言には真摯に研究して
さえいれば停滞は防げる、という意味に受け取れたのです。

また真摯に研究してさえいれば、学界がそれを認めその研究者
が自分の地位が確保でき、心理学全体として業績があがり、社
会がそれを認めることで学界の発展を促せる(例えば税金が研
究費に回る、いい人材がこの分野に入ってくる、など)という
構図を理想と描いているのかな、と受けとれたのです。

もちろんそれは絶対必要なのですが、それだけでは足りないの
ではといいたかったのです。

それで、この点についてはどうしたらいいと思うのですか?
6名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/25 00:56
参考にこれまでの意見を抜粋しておきます。
(『心理学を学ぶならどこの大学??』より)
http://yasai.2ch.net/test/read.cgi/psycho/1001614809/

(333 :名無しさん@お腹いっぱい。)
一般論としては、「ここに問題がある」とか「ここを変えなければい
けない」ということがほとんど一目瞭然の場合でも、なかなか変わっ
ていかないのが、いまの日本の最大の問題だと思います。身近なとこ
ろでは、大学、教育など、もっと大きく見ると政治、憲法。

(334 :名無しさん@お腹いっぱい。)
しょせん日本では心理学のできることはとても限られているのかもしれ
ません。それに変わるものが元来あったのではないでしょうか。それは
何だったのでしょう・・・。

(338 :名無しさん@お腹いっぱい。)
日本の心理学界の今の最長老は独文和訳を生業としていた人たち。
それはそれで重要であった。
が、その後に続く世代が次に何をすべきかを考えることもなくさぼった。
そういう世代に学ぶ我々の世代は、世界の中で浦島太郎となっている
現状に気がつき苦しみもがいている。

(342 :名無しさん@お腹いっぱい。)
独文和訳の次の世代がすべきだったことは、叩かれても
けなされても海外に発信することだった。
そうしたら、そのフィードバックによって今ごろ国内も鍛えられていたはず。
ちょうど一世代遅れて今の20−30代が海外に挑戦して叩かれる役回りになっている。
7名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/25 00:57
(『心理学を学ぶならどこの大学??』より抜粋2)
http://yasai.2ch.net/test/read.cgi/psycho/1001614809/

(346 :名無しさん@お腹いっぱい。)
そういえば、今年の某学会で、それに近いことを言ったら、一部の
先生から睨まれた。その後、社会心理学会でその先生方とお会いし
たら口もくれなかったなぁ。
心が狭いというかね。。ただ、自分達がこういうことが言えるのは、
先人達の怠慢というよりは、先人達が日本に心理学を持ち込む際に
どうしても必要だったプロセスだと思います。それがあって、問題点
も見えてきた。
だけど、そうした問題は、明治〜昭和の初期くらいまでで、その後は
とっくに見えていたような気も。。。も40年とか、50年前から指摘されていたようで

(348 :名無しさん@お腹いっぱい。)
しかし残念なのは、世界に負けない業績をあげている若い人で
も、こういう問題からは賢く逃げて目を付けられないようにし
ようという姿勢が見られることです。
このような姿勢は結局自分の首を絞める結果になりかねません。
つきつめていけば、何のために学問をしているのかということ
にぶつかると思います。(社会に貢献しないとなれば、税金も
出ないのではないでしょうか。)

(349 :名無しさん@お腹いっぱい。)
このような内容のシンポ、ワークショップは、申し込みの段階で却下されるかもね。

(350 :名無しさん@お腹いっぱい。)
なにいってんだ,プログラムをよく見ろよ。
心理学を批判する的なシンポやワークショップは
あちこちの学会で腐るほど開かれているだろ。
もっとも,その壇上で喋ってるのがもっとも
批判されるべき人たちなので萎えるわけだけどな。
8名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/25 01:13
散漫な場当たり的な実験結果の積み重ねばっかりで
アカデミックな貢献が少ないからじゃない?
物理なら統一的な物理法則が実験の繰り返しから得られるが、
心理学はいくらやっても統一的な研究対象としての法則が見えてこない。
いや、微視的には法則が観察されても、包括する全体像が見えてこない。
俗的であることは学問の場では大きなマイナスだよ。
9名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/25 01:19
欧米でも心理学には統一的な包括理論はないですが、それなり
に発展していますし、社会に目に見える形で貢献しているよう
です。それは日本における心理学の停滞の根本的な原因ではな
いのでは?
10名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/25 01:25
それは、日本が学問を神聖視しがちだからだよ。
11名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/25 01:35
もおすこーし具体的に言うと?
12名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/25 01:36
停滞はやっぱり世界に比する成果を出してないからでしょう。
成果をきちんと上げれば他の分野との相対的な地位が上がり、
人、金が集まる。そうすればさらに研究が盛んになり成果が上がる。
心理学科だけ高倍率、高偏差値という大学があるほど
世間から注目されてるんだから心理学隆盛のチャンスだよ。
今はその注目に答えるレベルになってない。このままではチャンスを逃す。

対策としては、まずは一流の人を世界から輸入することかな。
13名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/25 01:46
そのアイデアは大学(科学)界の一般論として言われていますね。
なかなか実現しないのはどうしてでしょう?実現するにはどうし
たらいいのでしょう。
14名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/25 01:50
私は日本心理学史家サトウタツヤ氏にはこの問題に何か言及が
あるべきだと感じますが。
15名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/25 01:58
>>13
やっぱり地道に主張して、同志を増やして声を大きくしていく
しかないんじゃない?
16名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/25 02:07
>>15
現実問題としては、日本人でさえポストが少ないのに外国人にポストを
ゆずれるか、となりますよね。

また一流という人が日本に来たがるかという問題もあります。そのため
にはインセンティブが必要で、金銭的に日本人より多い必要があるかも
しれません。それは日本人のポスト一つ以上に相当するかもしれません。

そうなると抵抗がでるのは当たり前です。例えばそのためにあなたが、ポ
ストをあきらめることができますか?
17名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/25 21:44
>>16
そういう方向の改革をする、というなら返り血を浴びるのが
わかっても反対しないよ。
18名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/25 21:50
そういう言葉を聞くと、正直とても嬉しくなります。

こういう問題はいわゆる「上層部」を批判していても何も変わら
ず、つきつめていけば、結局自分自身が血を流せるかということ
いうことに必ず帰ってくると思います。
19名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/25 22:15
公募が一般化していけばある程度よくなっていくと思うけど、
有力大学が相変わらず情実で人事をやってるのが
期待を削いでいるかな。
イギリスの臨床心理士は
1.心理学的アセスメント
2.認知行動療法
3.(実証にもとづく)治療評価
4.リサーチ
というのを行うらしいが
日本の臨床心理学を見ると4つともない。
よって科学的でなくアートや宗教、呪術のように見られてしまう。
と書いてある。
2001年に文部科学省の科研費「実証にもとづく臨床心理学をわが国に定着させるシステムづくり」の補助を得ることができて、
2004年には世界行動認知療法学会が神戸で開かれ、科学的臨床心理学が日本でもさらに発展することだろう
と書いてある。
日本にあるのは心理療法とカウンセリグだけで
「臨床心理学」と「異常心理学」は日本ではすっぽりと抜けている。
それらの仕事は精神科医がおこなっている。
日本には異常心理学がないので、アカデミックな心理学と心理臨床が対立してしまうのかもしれない。
それは科学vs反科学の様相を帯びてくる。
だそうだ。

 ○○○○
 ○
左から異常心理学、臨床心理学、心理療法、カウンセリング
下の丸が精神医学となっている。
だから臨床心理士と精神科医の連携や理論の構築、検証ということもできないという説明になっている。 
異常心理学(精神病理学)の教科書としては
DSM-Wにしたがって構成され、科学的で正確な記述をめざしている
村瀬孝雄監訳 異常心理学 誠信書房 1998)
が素晴らしいらしい。
(重複するが)
わが国では実証にもとづくなどといった考え方が希薄である。その特徴をまとめてみると
1.診断をしない
2.クライエントの症状を質的に言葉で記述する(定量的な指標を全く用いない)
3.適応対象の非特異性(どのクライエントにもほぼ同じ治療技法を適用する)
4.治療効果を質的に言葉で記述する(治療効果についての量的なデータを持たない)
といったことになるだろう。
25名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/25 23:44
医者の地位が高いからでは?
いい意味で2ちゃんらしくない真摯なスレですね。
他の学問板みたいにこういうスレが増えればいいのですが・・・
27名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/26 09:17
>>20-22
貴重な提言ですね。行動をおこしている人がしっかりいる
ではないですか!ちなみにどちらに書いてあったのでしょ
うか。よかったら教えて下さい。
28名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/26 11:26
村瀬孝雄監訳 異常心理学 誠信書房 1998)買います。
29名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/26 18:26
>>27

自作自演にのせられているような気もするが、
丹野先生はいい仕事をしていると思うので、
答えちゃおう。

エビデンス臨床心理学(丹野義彦著 東京大学出版会 2001)

まぁ、この本は、寄せ集めみたいなもんだから、他のところにも
出ているかも。
30サトタツ:01/10/26 19:53
思ったことをお互い忌憚なく言えばいい。
牽制しあってるから誰もが思っていることもできない。
31:01/10/26 21:49
こいつバカのくせにウザい
32名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/26 22:44
>>31
バカのくせにウザい?

・・・普通なら賢いやつがウザということですか?
33名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/26 23:05
>>30
それはまさに言うとおりで、皆そう感じていると思うのですが、
そうならないのが実状です。どうしてでしょう。

おそらく言うことで不利になると感じていたり、実際にそうなっ
ているからではないでしょうか。また思ったことが言えない状況
は心理や大学の世界に限らず、日本全体で見られることではない
でしょうか。

これを変えるのはおそらく簡単なことではありません。思ったこ
とをお互い忌憚なく言う(生産的に)というのは、考えるより難
しいのだと思います。

サトタツさんはこの点をどう思いますか?
34名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/26 23:06
>>29 ありがと!
35名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/30 05:39
このスレも停滞気味。一度あげとこ。
36サトタツ:01/10/30 06:03
>>33
案ずるより産むがやすし。
忌憚なく言っても効果は思ったように上がらないだろうが、
とりたてて逆襲をくらうこともない。じじいどもは単に怠慢なだけで
正論をなぎ倒すような勇気もない。
37名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/30 06:18
いや、学生なら教官には刃向かわないのが常識ですし、刃向かっ
た場合はやはり流浪の民となって苦労します。

下っ端の教官なら次の就職での評判に左右します(反抗的な意見
を言う人はやはり大学村では敬遠されます。)

終身在職(?)みたいになってしまえば忌憚無く意見も言えるか
もしれませんが、そういう人はあまり波風を立てません(または
そもそも立てなかった人です)。

また教室内で教官同士が我の通しあいになって、醜く対立してい
る例もあります。

その意見はちょっと甘い気がします。
38名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/30 09:40
サトタツさんがサトウ・タツヤさんなのか知りませんが、彼の
心理学ワールドの記事は大変楽しみです。しかしいつも根本的
な部分で違和感を感じるのです。

日本の心理学史はそんなに誇らしいものなのでしょうか。世界
に誇る成果はどれほどあったのでしょうか。むしろ現状を考え
ると問題だらけであったのではないのかと思えるのです。

一度その問題意識を抱えると、ただ無邪気に歴史を紹介するこ
とにあまり意味を見いだせないのです。現在に至る道程をさぐ
るというのなら、むしろ現状を引き起こしている問題の原因は
何なのか、という視点が重要のような気がします。

一度この点からの徹底した考察を読んでみたいです(期待して
います)。
39サトタツじゃないけど:01/10/30 10:26
>>38
でも,その日本の心理学史の中であなたが育ってきたことは事実。
日本の心理学を批判するあなたを生み出したのも日本の心理学。
自分だけをそこから疎外して批判だけすることには意味がないし,
日本の心理学の良い点も,問題点も歴史から切り離しては考えられない。
歴史を知らずには何もいえない。あなた,サトタツの書いたものに
書かれた日本の心理学の歴史,それらを読む以前にどれだけ知ってましたか?
40名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/30 13:33
初カキコ.

欧文文献を読んでいて思うのは,日本は研究論文の多様さに欠けるってことかな.
で,そこを補うためには研究者の数が増えればいいと思っていたんだけど,
過日,梅本・大山編「心理学史の招待」を読んでたら,
日本の心理学者の数は世界第2位と推定されるって書いてあった.

そのわりには主張の多様さに欠けるように気がするんだけどなあ.
なんか,仲間内で群れてごちゃごちゃやっているだけのような.

ま,その仲間から疎外されてる身の,バイアスといわれちゃあそれまでなんだけどさ(藁
41名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/30 13:47
>>40
いい内容ですね。もっと書いてください。
論文書きに飽きていてここ数日やる気のでない
一院生より
42名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/31 03:24
>>39
もちろんこれは私の問題意識なので、自分が心理学史をみるなら
まずその点を考えるということです。しかしかなり共通して持た
れている問題意識ではないかなと思います。

また自分のやっている心理学のオリジンは欧米から横滑りして
入ってき続けているものなので、日本の歴史を見てもルーツが
あまり見えません。

またさらに言うと日本の心理学の環境で「育まれた」自分は学
問的には大したことないなーというのが実感です。
43名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/31 04:26
というよりも、私の中で心理学への情熱が停滞してきています。
このままでは日本の心理学を発展させたり、貢献することなく
研究者をやめてしまうでしょう。

米のある有名大学では学部生の時には、知識を詰め込むのでは
なく、研究者となったとき一生この分野をやり続けるような情
熱を詰め込んでいる、と聞いたことがあります。

少なくとも私には詰め込まれていない、気がします。
44名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/31 08:04
>>43

ならやめればいい。答えは簡単だよ。
45名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/31 08:08
はい、そうします。みなさんこれからも頑張って下さい。
46名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/01 08:42
残念ながら、日本の心理学にはあまり未来が見えません。
これからは一市民として大学の心理学関連には税金が回らないよう
働きかけることにします。自分の子供、友人の子供らには日本では
心理学を学ばないように諭すことにします。
47名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/01 09:10
>>46
単に自分を排斥した(評価しなかった)人々への怨念だけじゃない。
自分がうまくできなかったことをシステムの問題に転嫁するのは
あまりカッコよくないね。
48名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/01 14:04
あなたはうまくやってください。頑張って。
私は市民としての義務を全うします。
49名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/01 15:38
>>48
あなた前にも同じようなこと延々と言ってた人でしょ?
まだ心理やめてなかったの?
50名無しさん@お腹いっぱい。 :01/11/01 15:46
士業、権威、名誉のせいかと
思われ。
心理学ってとことんだめな学問だな。
いくら批判者の問題に転嫁しようとしても、
流れでちゃんと分かるんだよ。
関係者は何もまともに答えられていない。
52名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/03 01:55
>>49 そんな覚えはありません。
53名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/03 01:55
結局そういうことです。日本の心理学がここまで停滞しているのは
当の心理学者にそういう意識が無く、また何とかしようと本気で考
えている人がいないからでしょう。(といってもここにどれだけ当
事者が来ているか疑問ですが)

対策としては別の人間が横から仕組みを変えるか、税金の無駄使い
で必要ないとわかれば、もう無くしてしまうしかないですね。優秀
な若者がこのような無駄なことに使われることも、避けねばなりま
せん。
54名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/03 02:05
そうです。皆さんもっとアジりましょう。
55名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/03 06:53
>>53

どんな学問でも、学んでない人、成果をあげる前に
学ぶのを止めた人には、その学問が実際にどのくらいの成果を
あげているのか、停滞しているのかしてないのかなんてわからないよ。
>>53も、どの分野の、どの研究が、どこの国と比べてどのくらい
停滞しているのか具体的に示せよ。そうなら議論もできるだろ。
そうでなけりゃ改善のしようもないだろ。

あなたがたは物理学や経済学が停滞してるなんて言わないけど、
それぞれの学問の内部にはやっぱり「停滞してる」「このままじゃだめ」
という議論はある。でもそれは、それぞれの学問をきちんと勉強した人の
意見。心理学についてもそういう人がそういう議論するなら意味がある。
もともとこのスレはそういうスレだったのに。

素人やドロップアウトが自分の勝手に期待したものが心理学から
与えられなかったからと言って「心理学は停滞してる」とか
「無駄」だとか言ってる議論には、なんにも意味はないよ。
そもそもあなた自身の人生も停滞してないか? だったらもう
あなたもあぼーんしてしまうしかないわけですね。
56名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/03 07:51
別にまだやめたわけじゃないですよ(何を根拠にそのような意
見を言っているんですか)。それなりに有名な大学の大学院を
出てアメリカに留学しています。

ちなみに1=53=私です。臨床系も実験系もそれなりに遅れ
を取っていますよ。それを知らないなら相当業界オンチです。

危機意識さえないならつける薬はありません。またそれが日
本の心理学者典型なのかもしれません。53で言っているの
はあなたのような人のことです。
57名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/03 10:07
だからそれをこんなところで言って何の意味があるんだよ?
日本が停滞していると思ったら,自分が勝手に先に進めばいいじゃないか。
別に「日本」が心理学やってるんじゃなくて,心理学やってんのは
個々の心理学者なんだからさ。自分が日本の心理学の遅れてるところが
わかるんだったら,そこの部分をどんどん研究して,自分が日本の心理学を
進歩させればいいじゃないか。

心理学をやるのは自分,進んでたり遅れてたり,進歩したり停滞したりするのも
日本じゃなくて自分。自分の研究が進んでいるなら,日本の心理学が停滞してようが
どうでもいいし,自分の研究が停滞してるなら,それは日本の心理学が
どうのこうのじゃなくて,自分の問題。

>>43
>というよりも、私の中で心理学への情熱が停滞してきています。
>このままでは日本の心理学を発展させたり、貢献することなく
>研究者をやめてしまうでしょう。

情熱が停滞するのはあなた個人の問題。そのことと日本の心理学には
何も関係ないし,むしろ自分に情熱があるなら,日本の心理学が停滞してると
したら,自分がどんどん研究して,日本のトップになり,主導権を握る
チャンスじゃないか。自分の研究がうまく行かないなら,それを「日本の心理学」
なんて抽象的なもののせいにすべきではないし,自分の研究がうまくいってるなら
日本の心理学のことなんか心配するなよ。それに,もし自慢したいことがあるなら
もっとストレートに,「自分はこんなすごい研究をしてるぞ」と自慢しようよ。
「(自分に比べて)日本の心理学はダメだ」みたいな屈折した自慢のしかたは
やめよう。
>>57
もろに英語慣れしてる人の文章だね。
別にどーでもいいけど。
59名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/03 12:27
>>57
情熱うんぬんは個人の問題だけど、心理学の停滞は個人とは
ある程度別だと思うけど。そちらの方を答えてくれると嬉し
いな。あなたは問題を感じてないの?>>51の感想もあるよ。

それに私が心理学を続けるなら全体として前進することも考
える(というか個人で研究が完結するなんてことはありえな
いわけですけど)。自分だけよければなんてあまり意味がな
い。そんな気持で研究なんてできますか。

なぜ議論に意味がないと言い切れるのですか?
60名無しさん@お腹いっぱい。 :01/11/03 12:33
要は未だ研究途中、実験段階だということ?
診察、治療と称して直した気分にだけはなっているわけだ。
真摯な態度を忘れちゃダメだな。
臨床の分類と考察を今一度一からやる事でしょう。
過去の権威に縛られた中で新たな臨床例を当てはめようと
苦心したって、その権威がずれていたとしたら茶番にしか
なりませんな。
6157:01/11/04 08:54
>>59
それはあなたの議論がルサンチマンに基づいているからだよ。
心理学を(日本の心理学,なんてものに限らず,アメリカの心理学だって
バカみたいなものはたくさんあるから)もっと良くしよう,ってんじゃ
なくて,ケチを付けるのが主な目的なんだもん。

漏れはあなたにいわれなくてもいろいろやっているよ。
ここでそんなこといってるなら,漏れたちが学会などでやっている
活動に実名で参加してくれよ。
62名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/06 04:18
どのような活動ですか?
63名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/06 10:51
ルサンチマンに基づいているかどうか知らないけど、もちろん個人
的な感情も関わっていますよ。一番大きいのはいろんな茶番に対す
る怒り(そしてそれに無関心な業界人)。

つまらないと思える世界なら、たとえポストが与えられて食ってい
けても一生やり続ける気はないよね。ましてや次の世代を育てる教
育なんか意味が無くてとてもできない。

それに世間を見れば臨床心理がいかに機能していないか、というこ
とにもあきれる。別にアメリカがすべて素晴らしいなんて言う気は
ないけど、結構あたりまえのことがあたりまえに行われていますよ。
日本はそれができてないですよね。

言っておくけど私は日本が大好きで、アメリカなど抜いて大学の教
育レベルや研究レベルが世界一になることを望んでいます。日本の
ためにならないなら、一生アメリカで研究なんかしません。

あなた方には怒りはないのか?
64怒りのアフガン:01/11/06 10:57
怒りのアフガン
65名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/06 11:28
>>63
じゃあ,みんなそれなりに,面白おかしくやってることが最大の問題なのかね?
日本にいて自分の研究が面白くて,それだけに熱中して意欲持ってやってるような
人はバカなのかね?
66名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/06 23:06
・・・↑この人は、誰に対して言ってるのだろうか?

真面目に考えている人がここにはいないことがわかった
のでもう来ません。
67名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/03 20:16
age
そろそろまじめに話そう
68名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/06 23:16
age
69名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/25 23:40
さて、学問の停滞は何も心理学科に限ったことではありません。ここで
語られている多くのことは、日本の大学に共通して存在する問題でもあ
ります。

現在行われている国立大学改革に「学問の自由」だけを唱えて抵抗する
大学人はお笑いぐさでさえあるという指摘をされています。

MSNジャーナル『大学と小泉改革:担い手不在の不幸』
http://journal.msn.co.jp/articles/nartist2.asp?w=123227

大学人はよく考えてみよう。
70名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/27 05:40
大学人はよく考えてみよう!
71名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/27 07:25
うちの先生、「学問の自由」は「学問しない自由」も含まれると
豪語してますよ。
72名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/27 07:57
どなたですか?
73名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/11 23:04
あがれあがれ
74名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/16 07:47
んー、大学はもうだめかもね。本当に終わってる…。
75名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/24 04:20
皆さんの個性化の、根底に近いところに無ければならないはずの、論理的思考の単純な方向性に対してのバランス感覚に陰りが見えるのは、日本の心理学の危機的状況と繋がりがあるのでは?
76名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/24 04:27
私にはあなたの言語能力に少し陰りが見えます。何が言いたいのかな?
77ご苦労なこった:02/03/24 04:36
始めてカキコ。

心理学が駄目?
それは厚生労働省が精神科医の既得権を保護しようとして、
心理学者の社会進出を妨げているからじゃん。
だから心理学者は文部科学省とくっつかざるをえない。
文部科学省は医療現場に権限を発揮できない。
よって心理学のウェイトは軽くならざるを得ない。
厚生労働省と医者の癒着が無くなればねえ。

2ちゃんでまっとうな議論をしようとしている時点でオワッテイル。


78名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/24 04:39
>>77
臨床心理業界の話を
心理学全体の問題に勝手に拡大するなよ。
79ご苦労なこった:02/03/24 04:44
詳しく読んでないから良く分からんが、話のスタートは「こころのケア」だろ?
80PPP:02/03/24 05:02
>>79
アホ丸出しだな、おい。
心理学=カウンセリングじゃねぇんだよ。
81名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/24 05:03
>>79
はあ?
どうも根本的に思い違いをしていらしゃるようですね。
心理学はもともと「こころのケア」を目的とするようなものではありません。
心理臨床は心理学の一応用分野に過ぎません。
82名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/24 05:07
あーそーすまん邪魔したな。
83PPP:02/03/24 05:15
消えたのか?

それにしても2ちゃんじゃ議論できないなんて、思いこみもいいところだな。
この板探せば議論できることの証拠がいくらでもあるだろうにな。
84名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/24 06:37
このスレもなかなか良いと思う。ただ議論が発展していかないね。
85名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/17 07:21
これからは大学から心理学科をなくすよう働きかけていくことにするよ。
86XYZ:02/04/18 00:05
なんつーか,方法論の全く異なる集団が,「心的現象」という目標に群がって
収拾がついていないような印象なんだが.
今のテリトリーはそのまま保持しておいて,もっと自分と親和性の高い
学問領域を取り込むような,フロンティアスピリットを持った人がどんどん出てくれば,
もっと心理学の実像に対する世間の認知も高まるだろうし,閉塞した状況に
活が入ると思うんだが……そんなことはやはりガイシュツか?
87名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/18 00:36
>>86
その印象は真実に近いと思うよ。
しかしXYZは畑違いなのに,
ヘタな厨房心理学徒より心理学の全体像が良く見えてるよな。
いや,畑違いだからこそか?
88XYZ:02/04/18 01:15
いや,この板に常駐しているだけで面食らうことがたびたびあるもんで.
たとえば,臨床心理とそれ以外に関しては,大きな溝があるよなあ?
臨床心理は,オレの理解では全くの個人の内面に関わる領域だし,理論
を確立する余地がない,一種のアートだと思うんだよなあ,
その是非はともかくとして,対象個人の内面のストーリーに関わっていく
という点で,「心理文学」とでも名乗ればどうかなあ?

で,仮に社会心理や認知心理も個人が対象となることが多いとしても
(別スレで,そんな話を聞いたが),般化した「個人」は,臨床の対象とは
全く別物だと思うし.「心理科学」あたりが適当かね?

それに,認知屋さんと行動屋さんに「心とは何か?」と尋ねても,一方は
内的な仮説構成体がなんたらとか,強化随伴性がどーたらとか,統一した
見解は出ないみたいだしさ.

寄り合い所帯の面白さを満喫できるのは,門外漢としては在り難い限りだが.
もうちっとどーにかならんのかと感じることもしばしばなのよ.
89名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/18 01:18
XYZとPPPの討論が見たい(・∀・)!!
90名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/18 02:22
同一人物だよ
91XYZ:02/04/18 02:32
>>90
証明も何も出来ないが,それはちがうぞ(w
92名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/18 03:00
心理学は古くからある学問と比較すると未分化なんだよな。
学問として成熟してくると,
医学,生物学,工学とかに分化していって発展的解消するかもしれん。
しかし,心というテーマで横断的に渡る学問として,
新しい学問の形かもしれん。
93名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/18 08:06
そうだよ。今更何いってんの。
94名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/24 06:09
>>91
本人も気付いてないらしい。
95XYZ:02/04/24 10:30
>>94
何がだよっ!(w
96名無しさん@お腹いっぱい:02/04/24 12:59
>>95
まあまあ。
XYZさんの印象は心理学の実状を的確に捉えていますよね。
けど現状ではどうしようもないでしょうね。研究対象が
同じでも方法論が異なれば意志疎通不可能っていう状況は、
自然科学以外の分野では幅広く見られる現象。それが望ま
しいとは思わないけれどね。

たぶん認知科学におけるニュートン力学みたいなものが出てくれば
話は変わるのでが。
97名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/24 13:09
横断的なものは簡単には受け入れられない、
ということは経験的に明らかでございますから
98XYZ:02/04/24 13:35
>>96
ネタにネタで返しただけだから,気にしなくて良いぞ(w

それよりも本題だが.
いやさ,初学者から見ると入り口がわけ解らんのだよ.
工学というウチの業界だって,細分化していく中で異なる方法論を採用する
シーンは増えていくし,いきなりの意思疎通が困難な場合はあるんだけど.
それでもちょっと遡れば,ベースとなる思想は共有できるから,そう深刻な
問題にはならんのよ.

ところが,心理学は違うんじゃないか?
まず,初学者からみて「心理学」の守備範囲がよく見えない.(そもそも,
守備範囲という概念を持ち込むのが間違いかもしれないという気もするが)
次に,首尾よく適当な入り口を見つけても,その流派によってベースの思想が
異なっていて,他所と話をするのに,凄まじい労力を必要とするようだし.

たとえば,認知・臨床・行動・社会・発達など,それぞれの入り口が明確で,
ある程度均等に認知されていれば(現在のところ,臨床の一人勝ち状態じゃないか?),
初学者が入り口で混乱することも無いだろうし,精神医学なんかと混同される
こともぐっと減るんじゃないかと思うんだが.
で,たとえば例のカリキュラムスレみたいに.各ジャンルが協力して基礎ベース
を作り上げるとかすれば,もっと議論もかみ合うと思うんだよな.
その過程で,どうしてもベースが共有できないジャンルは,思い切ってエクソダス
を行うなんつー選択肢も生まれるだろうし.

その上で,それぞれが内輪で議論を戦わせるだけでなく,外に向かって積極的に
発信していけば,俗に言う「理系」サイドの誤解も排除できて,これまで取り
こぼしていた人材・情報も仕入れられて,ウマーだと思うのだがなあ.

ま,トーシロの妄言だが.
99名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/24 13:47
ハル・トールマン・ヴェルトハイマー
フロイト・ユング・ロジャース
ワトソン・スキナー・バンデューラ
ロス・マクドゥーガル・オルポート
ピアジェ・ワロン・ビネー

各派適当に挙げてみたが、さて、このうちで「三人以上」知ってる素人がどれだけいるやら。
100名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/24 13:54
なぜ共有できないかというと、
入り口の時点でパラダイムが並列的に存在してるからよ。
守備範囲は「知られていない」のではなくて、
もともと混乱した状況のままにある。
それゆえに心理学は素人には分かりにくく、
身内にいてもいかんともしがたい状態にある。

結局、入り口はいくつもあるんだが、
中ではほとんど繋がっておらず、出口さえもない迷路。
それが心理学の現状だわな。
101名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/24 14:54
>>99
>ハル・トールマン・ヴェルトハイマー
>フロイト・ユング・ロジャース
>ワトソン・スキナー・バンデューラ
>ロス・マクドゥーガル・オルポート
>ピアジェ・ワロン・ビネー

これって各行がそれぞれ認知,臨床,行動,社会,発達の代表のつもり?
こんな選び方じゃ素人とあんまり変わらんぞ(w
102XYZ:02/04/24 14:59
ああ,そういうことだったのか.
しかし,フロイトは心理学者じゃねぇんじゃないのか?
わざと素人臭く選んだんだよ。フロイトを入れたのも。
それでもなお、「素人の知ってそうな」のが二人しかいない。
素人は心理学といえばフロイト、ユング、犯罪心理学と来るからな。

でもそこは心理学の入り口というには狭すぎ、中はすぐに行き止まり。

理系を標榜して喧嘩を売りに来る馬鹿たれが
「心理学は文系で解釈学」みたいなことを言うんだからどうしようもない。
化石も「心理学は行動の科学であって個人差なんてアイマイなものは以下略」
っての、身内でやる間があったらそういう奴等に向かって言ってくれりゃいいのに。
104XYZ:02/04/24 21:10
あと,河合隼雄・ココロジーの冨田某も認知度は高いなあ.
中には中谷彰宏を心理学者だと思ってるやつもいる.
なんか,「ドクター中松は,非常に立派な工学者」と言われているような,
そんな気分.
105名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/29 13:05
このスレとカリキュラムすれを使い分けれ
106名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/29 14:07
>>99=103
行動屋さんなのかも知れないが,
認知系のハル・トールマン・ヴェルトハイマー
社会系のロス(社会学者だぞオイ)・マクドゥーガル・オルポート(ゴードンの兄のつもり?)
はちょっとひどいな。
せめて
認知系はバートレット・ブルーナー・ミラーorナイサー
社会系はG.H.ミード・レヴィン・ハイダーorフェスティンガーぐらいにしてくれ。
107名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/17 09:29
中松の何が悪い。
108名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/17 09:54
ラカンが抜けてるぞ。
109XYZ:02/05/17 10:45
>>107
悪いとは言わないが……「なぜ中松?」という思いは拭えないなぁ.
誇大広告気味の業績自慢と,山師的な物言いを除けば普通の技術屋さん
だとは思うのだが.
110名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/17 13:06
>>108
そのひとことで君がシロートなのがよくわかる。
111シロート:02/05/17 16:47
この問題は多分文系のほとんどの分野で共通の問題だと思うな。(ちなみにおれも
文系。)原因はもちろん、つい最近にいたるまで日本のエライ先生たちが「心理学」
なり「哲学」なり「西洋史学」なりを実際にはやっていなかったというところにある
わけだが(6の引用している「独文和訳」という言葉は正確でよろしい)、その
また原因をたどると、問題は結局彼らの「度胸のなさ」と「節操のなさ」に行き着く
ように思われる。日本のエライさんたちに声を大にして言いたい。欧米の研究者
たちがそんなに怖いのか?どうして自分の目で現象(心理学の場合なら心理学的
現象、古典文献学なら文献)を観察して自分の議論を展開しようとしないのか?
お前たちは自分自身の眼さえ信頼することができないのか?
われわれの世代(おれは三十代)のやるべきことは明白だ。自分独自の、借り物
でない理論をひっさげて英文(またはその他の一般に通用する言語)の論文を
海外の学会誌にどんどん発表していくことだ。欧米のエライ学者の理論よりも、
自分自身の眼を信頼することだ。もしそれが世界の広い土俵で通用しなかったなら、
それは仕方がない。しかしそれは土俵の外で借り物の理論の翻訳と紹介をやって
偉そうな顔をしているより遥かに面白いことだ。
112名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/17 17:06
まあこんなところに来てないで
それを自分の分野でおやりなさいよ。
113名無しさん@お腹いっぱい。:02/06/28 21:52
保全あげ
114名無しさん@お腹いっぱい。:02/06/29 00:43
臨床心理学会の左翼体質の話題は出たっけ?
左右対立が臨床心理の停滞のひとつの原因。
>>114
臨床心理学って停滞してたんだ。
知らんかった。
116名無しさん@お腹いっぱい。:02/06/29 02:11
ここのスレタイトル見てね。
117名無しさん@お腹いっぱい。:02/06/29 02:12
臨界心理学とかってなんかカコヨクな?

臨海心理学だと楽しそう。
臨界心理学・・・精神分裂病発症機序の解明。
臨海心理学・・・ごんぞうの勤務先は湘南の海岸端の精神病院。
119愛はケミカル:02/06/29 06:44
私が問題提起したいのは、
ここの板に集う日本の心理学徒に生物学的な視点が欠如していることです。
議論があくまで形而上的、主観的でほとんど文学的、宗教的、自閉的といってもいいでしょう。
このような議論の進め方に国際競争力があるとはとても思えません。
欧米の心理学徒はたいてい最新の脳科学の知見を取り入れています。
こういった生物学的な視点を取り入れそこなった日本の心理学は滅びていくしかないでしょう。

私は諸悪の根源は京大系の川井ハヤオ門下だと思います。
かれらユング系の臨床心理のシンパがあちこちの心理学科にのさばっていることが、
日本の心理学をだめにしている最大の原因でしょう。
実社会の要請にも応えられていない上に、
まともな学問として世界にも発信できていない。
これから独立行政法人化して、業績評価が導入されれば、
こういった意味のない心理学科はつぶされていくことでしょう。
120名無しさん@お腹いっぱい。:02/06/29 07:01
>>119
じゃあお前が何とかしろ。
天気予報じゃあるまいし、
でしょうでしょうじゃ何も始まらない。
121名無しさん@お腹いっぱい。:02/06/29 08:00
>>120
ネタニマジレスカコワルイ
>>121
残念ながら,ネタじゃない。
ケミカル君は本気で書いている.....
123名無しさん@お腹いっぱい。:02/06/29 10:23
いいじゃねーの、しょせん心理学なんだから。
124:02/06/29 10:42
なんだか「全国高校生の主張」みたいだな・・・
125:02/06/29 10:47
まあでも生物学的な視点が欠如は問題だよな。
社会や臨床にもっとそういう視点があれば面白いと思うぞ。
126名無しさん@お腹いっぱい。:02/07/03 02:57
カワイ オオツカ が悪い
127没個性化されたレス↓
もう日本のどこにいっても、大同小異なんじゃないの?
自分としては、金さえあれば、もう外の世界に出て行きたくて仕様が無い
と、入院してからずーっと考えているよ。