9 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/09/27 01:12
それよりも,探索的因子分析してαで内的整合性とって,
再検査やって,それで構成概念の妥当性に触れないまま
論を進めるのを勘弁してください>社会心理屋.
妥当性ってなあに?
10 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/09/27 03:17
構成概念妥当性って別スレ立てたほうが良くないかな?
11 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/09/27 06:39
そりゃあ操作的定義スレに続く基礎方法論的良スレになりそうね。
コピペで申しわけないです。
9さん、具体例がありますか?
自分で教科書調べたことある?
いろいろ検索して見ましたが、
妥当性がつく言葉がたくさんあるので区別がつきません。
それどころか信頼性と妥当性の区別もできない厨房です。
でも重要な基礎らしいし、操作的定義スレが良かったので
立てました。よろしくお願いします。
つまり今の君が知らなくてもいい言葉なんじゃないの?
心理学実験法とかでやるまで待ってたらどう?
6 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/09/30 15:56
尺度の妥当性とはたとえば「知能検査がほんとうに知能を測っているのか」ということで,
大きくわけて基準関連妥当性と構成概念妥当性とに分かれます.
基準関連妥当性は,その尺度以外の「知能」の基準と,その尺度の測定値が
一致しているかを問題にします.たとえば,知能検査の得点から
その人のその後の知的行動が予測できるか(予測的妥当性)とか,
他の知能検査の結果と一致するかとか(併存的妥当性)とかがそれです.
予測的妥当性は比較的簡単に客観データによって確認することができるので,
尺度の作成では必ず確認されます.
しかし,予測的妥当性では尺度項目の一部が知的行動を測っていれば
尺度全体の妥当性とは関係なく予測が可能ですし,併存的妥当性では
他の尺度が正しい(妥当である)ということに依存すること,また
他の尺度と測定値が全く一致するような尺度なら最初から作成する
意味がないこと,などの問題があって,本当の意味での妥当性が
これでわかるのかどうかは疑問視されることが多いです.
7 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/09/30 15:56
構成概念妥当性は,その尺度が測定する構成概念を本当に測っているのか,
ということを問題にします.いいかえると,その構成概念を尺度化する
ときに尺度作成者が行った構成概念の操作的定義が本当に正しいのか
(代表的かつ包括的であるのか)が問題になります.しかし,この妥当性は
客観データで簡単に確認することはできません(見た感じ妥当なように見えるか,
という「表面的妥当性」も構成概念妥当性の一種ですが,ここでは除く).
知能検査であれば,知能という「もの」がどのようなもので,どのように機能しているのかという
理論的な考察や,研究史を総合的に見て,その尺度が知能というものを
正確に測っているか,また,知能の全体をくまなく測っているか,などが
考察されますが,それにははっきりしたゴールはありません.なにをどうしてあれば
構成概念妥当性がきちんと検討してあると言えるのか,ということに
明確な基準がないのです.
8 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/01 01:08
>なにをどうしてあれば構成概念妥当性がきちんと検討してあると言えるのか,
>ということに明確な基準がないのです.
たしかに、「はっきりしたゴール」や「明確な基準」があるわけではないので、
「理論的な考察や,研究史を総合的に見て,・・・考察される」
ということになるわけだが、
これでは
>>1氏にはよくわからんだろう。
もう少し具体的に構成概念妥当性を確認する方法はいろいろ考案されていることはいる、
とも言えるのでは?
9 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/03 02:03
親切な発言ありがとうございます。
>「明確な基準」があるわけではない
という説明は他でも読みましたが、
具体的な手順が想像できないので、ン???です。
どうか厨房にも分かる説明をお願いいたします。
10 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/03 14:52
>もう少し具体的に構成概念妥当性を確認する方法
その方法を何種類か並べて解説している本を読んだはずなんだが、
どの本だったか思い出せない。
本屋の立ち読みだったのかな。
11 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/03 17:16
>>10-11 同じ本かどうかは判りませんし、他の昔の本でも読んだような気もしますが、
並木博『個性と教育環境の交互作用』(培風館)という比較的新しい本(1997)の
113〜128ページにかけて、他の妥当性(3分類)と共に解説されています。
特にp.118以降が「概念的妥当性の確認手続き」と題されていますね。
ちなみに、p.116の図8-1(3種類の妥当性の関係)はとても分かりやすい。
で、「本を読め!」でもいいのですが、それでは議論が進みそうにないし、
この本の内容をパクりながら解説を試みてみると・・・
>>8-9 まず、「基準関連妥当性」(予測的妥当性、併存的(同時的)妥当性)を保証する指標は、
外部基準(例えば他のテストの得点とか)との相関ということになろうかと思います。
また、「内容的妥当性」(特に表面的妥当性)を保証する標準的な指標は、
その性質上あり得ないのではないかとも思われますが、
前掲書では、クロンバックらの提唱した面倒な手続きが一例として紹介されています。
(続き)
さて、懸案の「構成概念妥当性」(=概念的妥当性)を保証する標準的且つ単一の指標は存在し得ません。
というのは、基本的にこの妥当性は、
理論の細かな部分の検証を科学的手続きに則って数多く行うことによって高められるものだから。
つまり、「理論」や「それにまつわる諸々」が必要(または「理論」を構築できなくてはならない)。
(この点については、操作的定義スレでは「知の体系」という言葉を使いましたが、
前掲書では、「法則定立的ネットワーク」という言葉(これもクロンバック)が使われていました。
少し意味合いが異なるようですが、後者の方が適切みたいだし、カッコイイ。)
例えば、「理論」の中には様々な構成概念がたくさん含まれていますから、
ある構成概念Aが単独で成立しているわけではないし、
ある構成概念妥当性を他とは独立に論じることもできません。
ある構成概念をある測度がどれほど反映しているかということを言うためには、
他の諸々の構成概念、及びそれらの測度についても論じる必要がある。
つまり、「さまざまな構成概念同士の関連性」が理論的に成立しなければならず、
そのためには、対応する(とされる)「それぞれの測度同士の関連性」を示さなければならない。
だから、ある構成概念妥当性を「独立に」保証する「明確な基準はない」ということにもなる。
そうなると、早い話が、ある構成概念妥当性を保証するのものがあるとすれば、それは
「理論」の科学的な「構築または検証行為」そのものであると言っても良い。
そして、「理論」は常に未完成なものなので、「はっきりしたゴールはない」。
ですから、構成概念妥当性を保証する標準的な単一の指標は存在し得ないはずですが、
それでも構成概念妥当性を確認でき得るような研究・手続き(construct validationと言うらしい)
はあるし、そうでなければ何も言えないではないか(ということになってしまいます)。
前掲書では、そのようなconstruct validationの例として、
以下の7種類のやり方を列挙して解説しているわけです。
1.項目の課題と概念構成体との対応
2.テストの均質性
3.発達的変化との関連性
4.群間差
5.理論どおりの実験処理効果
6.収束的妥当性と弁別的妥当性の確認
7.因子分析
ま、表題だけでは詳しい内容はよく分からないでしょうから、結局は「本を読め!」かな。
他にいい本があったら教えて下さい。>諸先生方。
なお、6については、昔テスト理論の勉強をしていたときに関連論文を読み始めたものの、
途中で投げ出したことがあります。(笑)
15 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/04 03:27
こんなスレッドをたてた1は厨房だ。
信頼性からの疑問:1はいつもこんなスレッドをたてるだろうか?
妥当性からの疑問:このスレッドは厨房的スレだろうか?
表面的妥当性からの疑問:2chだからたてたんだろ?
内容的妥当性からの疑問:なんでこんなスレッドから1が厨房かどうかわかるんだ?
基準関連妥当性からの疑問:1はたまたまこんなスレをたてたのであって、
1=厨房とはいえない。
構成概念妥当性からの疑問:1は大学生であり、中学生ではない。
またはその他で厨房的考え方をもっていない。
こんな感じでいいんでしょうか?
構成概念妥当性は、ある結論への概念の定義が他でいわれているその概念の定義と一致しているかどうかとしか覚えていないんですが。
16 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/05 04:11
>>12-14 なるほどね。
>>15 >構成概念妥当性からの疑問:1は大学生であり、中学生ではない。
> またはその他で厨房的考え方をもっていない。
「大学生」「中学生」はいいとして、
「厨房」「厨房的考え方」の操作的定義を述べよ。
珍しく良いスレではないか。
18 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/20 03:18
>>14「収束的妥当性と弁別的妥当性」
って何ですか?
知らないオレは厨房ですか?
>>18 これは気がつきませんで。
前掲書を読めと言うべきでしょうが、知らなくても絶対に厨房ではないと思います。
とりあえず、
収束的妥当性:
「共通の概念構成体を測定するためのいくつかの検査得点間に比較的高い相関が見られるとき、これらの得点が妥当性を持つことをいう。」
弁別的妥当性:
「これらの共通の概念構成体の測度と、これとは別個の概念構成体の測度との間に比較的低い相関が認められるときに、これらの測度の妥当性が立証されることをいう。」
複数の特性を複数の方法で測定し、各相関係数の行列から、
収束的妥当性係数、弁別的妥当性係数、信頼性係数が同時に得られます。
ひどく面倒な手続きですが、前掲書での評価は極めて高いです。
20 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/26 02:39
伍長さんおかえりage
21 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/26 23:47
「前掲書」注文したYO!
22 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/28 17:24
25 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/02 16:03
あげ
26 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/21 09:36
妥当性検証しつつ平行してその尺度を使った,より先の研究するのも
ありだよね。でも,と中で,妥当性の検討がうまくいかなくなったら
どうするの?その尺度を捨てる?押し切る?
27 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/21 10:23
尺度も構成概念も捨てて,1からやり直し(涙
28 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/19 13:02
なあに?
29 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/20 16:27
30 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/23 02:51
ちょっと人としてどうかと思った酔っ払いだ.
>>29 押し切ってるってのは禿同だが,
少なくとも心理学で,妥当性を確証できてから使われた概念なんぞないと思われ.
とりあえず,「使えそうだ」で「押し切って」はじめて,
その後の研究の流れの中で,妥当性たるものは徐々に「了解」を得ていくものではないか?
万人に対する説得性という意味における「妥当性」は不可能に近そうだしな.
31 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/23 15:09
32 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/02/23 15:52
妥当性や信頼性ってのは「研究者間の間主観性を保証するための
取り決め」であって,もともと「万人に対する説得性」とは
別だと思うぞ。万人に対する説得性はそんなことよりも
その学のもつパブリックイメージに依存するんだ。たとえば
いまなら大脳生理学っぽい言説はその言説がその学の内部で持つ
妥当性や信頼性とは関係なく「万人への説得性」を持つだろ?
33 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/04 22:12
保全あげ。
34 :
名無しさん@お腹いっぱい。:
名スレあげ