>>384-387
水晶の球を見ていると、心の中に生じたイメージが、水晶球に映りこんで見えてきます。
この種の、直感像のプロジェクションは、黒い漆の椀などでも可能です。
西洋の魔法使いは、プロジェクションの技法を用いて、
この種の物体上に、イメージを投射する術に長けています。
もちろん、見えるだけでは魔法の技法としての意味がありません。
トレーニングを積んでいない人は、磐座の磁気の外乱を受けると、
幽霊や妖怪などが見えてしまい、混乱するだけですが、
きちんとした精神修養の修行を積んだ人は、自分の心中を正しく映し出す鏡として、
磐座が帯びている磁気を用いることができます。
このあたりの、実用的なことが、一通りきちんと説明できるのならば、
私と同等の知識をお持ちと言えるでしょうが、
そうでなければ、まったくの不勉強な素人ということになりそうです。
読み齧りの知識を振り回すことしかできない素人と違って、
本物の研究者ならば、自分で知識を創って、勉強不足を補える筈です。
参考までに補足すると、
私のように、下絵無しで、正確無比のリアルな絵が描ける人の中には、
この種の技法を用いて、描く絵が紙の上に最初から見えているケースがあります。