マリヤ崇敬は・・(2)

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280名無しさん@1周年
>ユダヤ教史(山川出版社)には、第二戒が、像を刻むなかれ。で、
>(3)と区切りが一緒でした。(2)だけ、像を刻むなかれの戒がないのです。

違うのではないでしょうか?
カトリックの第一戒同様、ユダヤ教では、他の神々の否定と偶像の否定がひとつに
結びついているはずですよ。
そして他の神々の否定と偶像の否定をひとつに結びつけて解釈することは必ずしも不当とは
いえないでしょう。というのも4節(偶像の否定)には説明的付加(5〜6節)があるからです。
読めばわかる通り、5〜6節は他の神々に関する内容です。
だから5〜6節に着目して4節を捉えるならば、4節の偶像の否定は他の神々の像に関する規定
とも解釈でき、とすると他の神々の否定を定めた3節と4節を一体的に捉えることも可能でしょう。
現に旧約聖書には、他の神々の否定と偶像の否定を一体的に捉えて解釈している箇所が
散見されます(レビ記19:4、同26:1など)

カトリックはこのように、十戒では他の神々の像を造るのが否定されているに過ぎないと
解釈するので、聖母マリア像を造ることは偶像を造ることに当らないと解します。

ちなみにユダヤ教の分け方は、1節が第一戒、3〜6節が第二戒、第三戒以下はギリシャ正教や
改革派と同じです。