α多重人格治療の間違いを正すω

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388頑固な名無しさん
>はしくれさん
少年犯罪板は疲れますので、ほどほどにね。(笑)

精神保健の話、文明論の話、『宗教論争』の話が出てきました。ここまで理解していただ
けたのなら、多分大丈夫だと思いますので、「健康」について少し触れさせてください。

これまでWHOの健康の定義は「完全な肉体的、精神的及び社会的福祉の状態であり、
単に疾病又は病弱の存在しないことではない。」と定義されてきましたが、この定義を改正
しようとの議論があります。
この改正論の動きは、文明論(進歩一本槍)基軸に対して「第三国」と呼ばれた国々から
提起されました。彼らの視点では、文明生活には欠落しているものがあり、「不健康」に
見えるのでしょう。改正の論議は「健康」の定義に「霊的(スピリチュアル)にも健全な状態」
を加えろいうものです。

基本的に改正の方向には十分に肯けるものがあります。しかし、議論の展開にあったよう
に、霊的なものには「悪霊憑き」や、火あぶりや幽閉のような因習、障害者に対する迫害など
が付随する危険性を指摘できます。
日本の常識的現状では、霊的な健康というものは「ない」か「???」であり、いざオカルト
やカルトに霊的な健康を実感させられれば「信じ切ってしまう」「嵌ってしまう」。そこに「霊的
なものに対する無知さ」が指摘できると思います。
俺的には、霊的な健康というものが「ある」ことを前提としつつ、その部分を『宗教論争』で
是非を論じつつ、一般生活では「ある」ものに普通の判断(既決)をしていくことが大切かと。

厚生省の改正案に対する公式ステートメントは、下記URLの通りです。
WHO憲章における「健康」の定義の改正案について
http://www1.mhlw.go.jp/houdou/1103/h0319-1_6.html