>>687 残念ながら、君の使ってる聖書は英訳されたものをまた日本語訳した
”また”翻訳の誤訳だらけの聖書だ。
新共同訳聖書は、カト&プロ双方の聖書解釈のコンセンサスを求めるという目的の他に、
君の指摘したような”また”翻訳による誤訳を徹底的に排除する目的もあった。
死海写本を下敷きにしたビブリアヘブライカシュトッドガルテンシアを底本とし、
英語訳にはいっさい頼らずすべて原語から直接日本語に翻訳しなおし、
カト&プロ双方の聖書学者による討論で原語の語義学的部分まで徹底的に吟味した上で、
カト&プロ双方の納得の上で起こされた聖書だ。
従って、従来のフランシスコ会訳のような誤訳や誤謬は一切はぶかれた。
たとえば君が例に取った部分は新共同訳ではこうなっている。
創世記8.7
『・・・烏を放した。烏は飛び立ったが、地上の水が乾くのを待って、出たり入ったりした。』
イザヤ書46.4
『同じように、わたしはあなたたちの老いる日まで
白髪になるまで背負っていこう。
わたしはあなたたちを造った。
わたしが担い、背負い、救い出す。』
詩篇110.1
『わが主に賜った主の御言葉。
「わたしの右の座に就くがよい。
わたしはあなたの敵をあなたの足台としよう。」』
残念ながら新共同訳聖書には英訳からの”また”翻訳による誤訳は無い。