マリヤ崇敬は・・

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499名無しさん
森山諭氏の本、古本屋で発見!スレッドの議題の箇所につき転載。

現代日本におけるキリスト教の異端(ニューライフ出版社)森山諭 著
1976年2月28日 初版発行 1986年10月15日 第3版発行

総論 第二章 初期の異端 七、ネストリオス派

ローマ帝国がキリスト教を国教に定めた結果、
異教徒たちが罪の悔改めもなく、今までの偶像も捨てきれず、
異教的習慣を持ったまま、キリスト教に転会してきたのでした。
そこでローマ教会は、彼らの心を教会につなぎとめる手段として、
異教の偶像に代わる、キリスト教の偶像を提供したのです。
それが聖母マリヤでした。今日ローマ・カトリック教会は、
プロテスタント教会への再一致運動を推進していますが、
彼らの公教要理を読みますと、モーセの十戒中、第二戒目の
「偶像を造ってはならない。拝んではならない。仕えてはならない・・・・・・」
(出エジプト二0・四−六、申命記五・八−一0)、がカットされ、
第十戒目が二戒に分割されて十戒を形成しているのです。
彼らはほとんど聖書を読まずに、公教要理で教えられる場合が多いのです。
彼らはその公教要理の中に、偶像崇拝を禁じる公文は書けないのでいます。
ローマ教会はマリヤの立像を造って、民衆に拝ませました。
その像は、敬虔で、慈愛の相があり、今までのどんな偶像よりも魅力的でありました。
そのうえ、「マリヤの永生処女説」を打ちたてました。
マタイによる福音書一章の終わりには、
「ヨセフは眠りからさめ、主の使いに命じられたとおりにして、その妻を迎え入れ、
そして、子どもが生まれるまで彼女を知ることがなく・・・・・・」(二四−二五)
とあるところを、「生まれるまで」を削除して、「子どもが生まれてのちも知らなかった」
ように翻訳しました。さらに、「マリヤの無原罪説」から、
彼女の「被昇天説」まで創作しているのです。
そして、祈祷をささげるときは、イエスの名に替えてマリヤの名で祈ることをも勧めています。
ネストリオスは、その罪を突いてローマ教会を告発したのです。