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宿酔いの暇人:
宗教版の名無しさんを考えるスレを読んでいたら、
思わず夜中に目が冴えてしまってこんなのを放出してしまいました。
スレ立てるまでもないと思ったんですが、ここもスレ違いなら、どうにかします…
信ずるということについて
まず、信ずる、ということは個人の意思的選択にかかわる行為を意味する。
一方、意思的選択にかかわらず「信じる」ということはある。
たとえば、”空気がここにあると思う””明日という時間が訪れる思う”
このようなことは疑いようもないゆえに「信ずる」という心のありよう
に近いのではないか。この場合「信ずる」ということは、客観化されない
心の状態を意味している。
たとえば宗教板の「名無しさん」に「信ずる」が含まれると、発言者の
立場を隠匿できなくなると感じられるのは、
「信ずる」という語のもつ、このような逆説性によるのではないか?
この逆説性をのりこえるためには、客観化されない心の状態として
「信じている」何かを積極的にえぐり出すしかないのではないか?
それはかつて吉本隆明が国家を宗教的装置として幻想領域に位置付
けたように、いまここにおいて置かれている現実を過不足なく、
かつシンプルに浮き彫りにするものでなければならないだろう。
BGM: アイヴズ「答えの無い問い」
ベタでスマソ。