>>586 歴史から検証◇48◇
>「新しい歴史教科書」p184−p185(近代日本の置かれた立場)
ペリーの来航と幕末の混乱、イギリスとフランスのわが国への内政干渉、ロシアの
南下―これらの日本をおそった欧米列強の軍事的脅威は、当時の日本人に、恐怖の
感情を引きおこした。・・・
・・・第一に、欧米列強の植民地支配圏の拡大は、明治維新のあともずっと続いて
いた。・・・第二に、・・・中国(清)は、・・・朝鮮も・・・西洋文明に対し、
敬意も関心もいだかない傾向があった。この結果、清はしだいに列強に侵食され、
領土の保全もあやうくなった。
第三に、日本は江戸時代を通じて武家社会という側面があり、列強の武力脅威に
敏感に反応し、西洋文明に学ぶ姿勢へと政策を転じた・・・。