高橋佳子のGLA・TL人間学について 3

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284平会員X
適者生存を原理と考えるダーウインの進化論に関しては、科学的に否定され
つつあります。最近の著書で「追いつめられた進化論」(西原克成氏著)を
読まれればその詳細が書いてあります。(一部抜粋)
「人類が150年以上慣れ親しんだ「適者生存・自然淘汰・突然変異による進化」
を全くの誤解として排するもである。進化論は、生存できた生物を「適者」と想い
込もうとしている目的論的な考え方の一つである。・・・
進化のメカニズムは、「永続的に、身体の使い方を変えると、その変化に従って
形が変化する。この「身体の使い方」という「ソフトの情報系」さえ、何らかの
かたちで次代に伝えられれば、形の変化は同じ遺伝形質のまま伝えられる・・・
生殖細胞には、一定の割合で突然変異が発生するから、行動様式を変えて形が
変化すると、それを後追いして遺伝子が少しずつ変化する・・・」
この論は、猿から人間へのこの数百万年かけての進化についての、最新の有力な
進化の論ということです。自発的によりよくいきるために身体の使い方を変えて
使うことが、進化の原動力となっているとともとれます。
おそらく、そういう最新の進化に関する議論を踏まえて、「・・・科学の
新しい潮流は示し始めています。」と「新しい力」の著書に書かれている
のではないかと受け取っています。
285平会員X:2001/08/26 08:36
(続きです)
 生物が進化することは、否定していないと思います。唯、この数百万年の
間だけで、猿が人間に進化したということに対して、GLAは疑問を呈して
いるのだと思います。猿からここ数百万年で進化したことは、世の中の主流
の意見ですから、それを覆す論議自体は今は大変困難に思えます。
 唯、今常識となっていることは、いくつもの前提の上に成り立っていますから
今後の遺伝子学を含めた最新の科学の解明を待つということだと思います。
 進化の原動力という話は、よくエントロピー増大の法則(熱力学第二法則)を
考えれば進化するというのは、説明できない。よって、負のエントロピーの
法則とも言える神の力(生命を進化成長させる意思)があるのではないか?
という論です。これについては、熱力学第二法則は閉じられた系を前提にして
いるので、地球自体が閉じられた系で無いから説明にならないと反論されて
います。
286平会員X:2001/08/26 08:38
(続きです)
 例えば会社で上司からこの原稿より綺麗な原稿に仕上げて、大量にコピー
してきなさい。と依頼された場合、単純にコピー機を使うだけでそれが
可能か?ということだと思います。コピーを繰り返していけば行くほど
品質は劣化するのは当たり前で、熱力学第二法則の通りです。
ダーウインの進化論だと「コピーして良いのがでたらそれだけ選んで
それをコピーをするという適者選択続ければ、その上司からの依頼を実現
できる」というものだと思います。
そんな作業のやり方をする人は、いないでしょう。
 地球をコピー機と考えれば、上の熱力学第二法則と進化論という論議は
コピー機は閉じた系でないので、コピーを繰り返してより綺麗な原稿ができる
という進化論は否定されないという感じにも思えます。コピー機が閉じた系で
ないというのは、コピー機を外から揺すったり、蹴飛ばしたりして、コピー
中に力を加えるから、きっと綺麗な原稿ができないとは言えないではないか?
と言っているように思えます。変な論理ですよね。
 ですから、生物自体の意思も含めて、進化成長したいという自発性が、
熱力学第二法則に反して、あるのではないかとも考えられます。