>>769 あなたこそ自分に都合の良い考えばかりで凝り固まってないで
もう少し歴史を勉強なさい。
カトリックがマリア崇拝や聖人崇拝を推奨してきたのは
異教徒の地にあってもキリスト教を受け入れられやすくするための
いわば方便です。
日本のような八百万のアニミズムが土着の信仰として根強い土地では、
いきなり唯一絶対なる神の一神教なぞ持ってきたところで
簡単には受け入れられません。
そこでマリアや聖人を崇拝させる事で入り込もうとしたのです。
マリアや聖人それぞれに、土地の氏神や地蔵などに対応した役割を与え、
この聖人を拝めば豊作祈願になりますよ、
この聖人は道中の交通安全を守ってくれます、といった具合にね。
とにかく布教してしまえばこっちのもんだと思っていた当時の宣教師は、
キリスト教の素地を根付かせるためならば
どれほどひどい教義の捻じ曲げも平気でやりました。
なぜか?
その時代にあって宗教とは、侵略・植民地獲得の手段だったからです。
いきなり外人がやってきて武力で支配し圧制を敷けば必ず叛乱が起こります。
そこで、珍しい品々や便利な道具でまず民の気を引き、
次にありがたい神様の話をします。
そして我々は地上における神の権威の代行者なんですよと根気強く教育(洗脳)する。
そうすればもうこっちのものです。
あとはどんな無理難題を吹っかけても、圧制を敷いて重税をかけても、
現人神様であるローマ法王の権威に逆らう者はいませんから叛乱も起きません。
植民地の運営は安泰です。
このヨーロッパ列強の植民地獲得の為の宗教侵略に気付いていた秀吉は、
伴天連を国内から追い出しキリシタン弾圧をしたのです。