αマリヤ崇敬の間違いを正すω

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236信仰虚弱
 最も古くに書かれた「マルコ福音書」にはこうあります。
 「花婿が奪い去られる時が来る。その日には、彼らは断食することになる」(マルコ2:20)
 つまりマルコは、キリストを「花婿」に喩えることによって、誰かを「花嫁」と讃えているわけです。
 その誰かとは誰でしょうか。教会の母マリア以外にいないでしょう。

 聖書記者は福音書や書簡を書くにあたり、イエスを讃えることこそが聖母を讃えることと考えていたようです。
 そして、聖母に関してはほんの少し控えめに書くだけにとどめます。しかし、決して聖母を無視しているわけでも軽んじているわけでもない。控えめにほんの少し書くことが聖書記者のたちの最大の敬意の表れなのです。