ユダヤ教、キリスト教、イスラム教のうち

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321Harba
こんばんは。
カラスさんとは、中東紛争の話はこのへんで、と話を終えたので(意見の一致点と、互いの違いについて、いちおう相互に分かったので)、傍観してましたが、いろいろな人の書き込みも加わったので、それについての私のコメント。

中東において、イスラエルのみが、まがりなりにも民主的選挙で政権交代させ得るデモクラシーを実現しており、デモクラシーの程度ではアラブのいかなる国より進んでいるのは確か。
ただし、「あずみ」さんが指摘するように、イスラエル領内のパレスチナ人の権利はあからさまに侵害されており、イスラエルのデモクラシーは国内に「アパルトヘイト」を抱えたままの限定されたもの。
確か過去に「カラス」さんも認めていました。
だからイスラエルの民主主義もあまり誇れるものでもない。(アパルトヘイト時代の南アでも、白人らによる「デモクラシー」は存在していた。)

無論、イスラエルの民主主義が不完全だからといって、アラブ諸国の株が上がるわけでもない。
また、イスラエルに民主選挙があり、アラブに民主主義がないからといって、イスラエルに迫害されているパレスチナ人の独立・帰還の権利の正当性が影響を受けるわけでもない。
そもそも、A国(民族)に民主主義がなく、B国は民主選挙をしているからと言って、A国の領土をB国が奪ってよいことにはならない。

これだけ噛みくだいて言えば、「アラブの民主化」とパレスチナ問題解決はとりあえず別の話であると誰にもわかってもらえると思いますが。