神道(古神道)の鎮魂・帰神について

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491スクネ

◎特様

 〜 罪の意識、と、神道 〜

  欧米キリスト教におきましては、まず、〃人間は罪の存在〃であり、この罪を
  消して頂くには、キリストの血に拠ってでなくてはならない。つまりキリスト
  が自らの犠牲で全人類の罪を背負ってくれたので、人類はおのずからキリスト
  を信仰せよ。ですね。これはある意味では他力です。日本の仏教では浄土真宗
  が近い、と言う説もあるようです。

  神道では〃人間には元々、神の分霊である直日(ナオヒ)と言う最高潜在意識
  が宿っているので、これを喚起煥発して全身を制し、神と一体になる。つまり
  そのために、みそぎ、をするようです。そしてこれは〃自力〃です。

  考え方としては、欧米キリスト教では、神と人間が完全に対立しているようで
  すが、神道では基本的には性善説で、神の延長が人間ですので、みそぎ、をし
  て元に戻せる、つまり霊魂が穢れてもみそぎで元に戻るようです。かと言って
  悪いことをし放題でみそぎして良し、というわけではないようですが。