◆◇親鸞会とは?(親鸞会総合スレ)◇◆

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>>547 名前:親鸞会は蓮如会に改称せよ
>「信心を獲得せずば、極楽には往生せずして無間地獄に堕在すべきものなり」(御文章二帖目二通)と蓮如は教えているよ。

 べし【可し】は助動詞です。非常に広い意味を持ちます。広辞苑は、当然の意・確実な推量の意・可能の意・命令の意という四通りがあると言っています。堕在すべきものなりの「べき」は、当然の意であるというのが親鸞会の主張です。当然の意であれば、「当然、無間地獄に堕在しなければならない」という意味になるでしょう。それでいいのでしょうか。
 意味解釈に選択肢がある場合、他の文献と照合することが必要です。「信心を獲得できなければ、極楽には往生しないで当然、無間地獄に堕在しなければならない」という文脈の文献が、他にあるのでしょうか。
 どういう人が地獄に堕ちるのか。地獄に堕ちる条件は往生要集を読んでください。詳しく書いてあります。信心を獲得できないことを無間地獄に堕在する条件に挙げている古典は、往生要集を含めて存在しません。唯一の例外は、昭和・平成期の親鸞会関係の書籍だけでしょう(笑)。
 蓮如の記述は、可能の意の文脈で読まないといけないと思います。「信心を獲得できなければどうなるでしょう。極楽には往生しないで、無間地獄に堕在する可能性も決してないとは言えません。(貴方は大丈夫ですか)」という意味でしょう。