東方正教会(オーソドックス)について語るスレッド

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447ななし〜
>>443

「なぜ正教徒に・・あえて正教徒に」という問いですが、私個人の場合、
「体質に合っていた」ところにキリストに導かれた、というのが答えでしょうか。

今でも私は神社の清明で清浄な雰囲気や、禅堂の清冽な張り詰めた精神性、
古刹の奥深い儀式に共感・共鳴します。特に神道には心引かれるものが
あり、神道については神社本庁公認の講義も聴いています。
ただ、子供時代に初めて読んだ「精神書」である「聖書」、その影響が
決定的だったんです。そんなわけで神道の信仰を奉ずることにはなりません
でした。(聖書を下さったのは聖公会の方)

そういうことなので余りにも西ヨーロッパやアメリカの匂いのする
キリスト教には馴染めなかったのですが、あるとき、ローマカトリック司祭
で、アメリカのフォーダム大学でシュメーマンやメインドルフといった
世界最高峰の正教神学者の講義も受けた、古谷神父様の監修された
『シルワンの手記』(翻訳・ブジョフトスキー神父様)を読み、「コレだ!」
と思ったんです。ヘシカスムの霊性、含蓄豊かな奉神礼など、そして
「聖書」の世界・キリストの福音がある、まさに自分の体質に合った
世界があったわけです。
正教会でキリストに懐かれるまでの過程には、日本の先祖伝来の信仰、
聖書とキリストに出会わせて下さった聖公会の方、東方の霊性に気づかせて
下さったローマカトリック司祭という恩人がいます。
まさに感謝、です。