原理研!!死ね

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237カルト教団規制、裁判所に解散権も 仏「セクト法」採択
 カルト教団(セクト)によるマインドコントロール的な行為の違法性
を広く認め、場合によっては裁判所が解散を命じることもできる「セク
ト法案」が30日、フランス国民議会で、左右両派の賛成により採択さ
れた。青少年らの間で被害が広がっていることを受けた対策で、「世界
で最も厳しい法」といわれている。議員らは欧州各国へも同様の規制を
設けるよう働きかけていくという。

 法案は、セクトを「信者の心理的、身体的依存状態をつくり出し、利
用しようとする団体」と規定。詐欺行為や不法医療行為、薬物利用など
によって有罪となった場合、大審裁判所が解散させることができると定
めた。また、不安定な精神状態にある信者や未成年をだましたり操った
りする行為の違法性を広く認定。被害者が団体や教祖の責任を追及しや
すくした。

 同時に、強力な教団と被害者個人が対決することの難しさを予想し、
支援団体が私訴原告人となることを認めた。当初計画された「マインド
コントロール罪」の導入は見送られた。

 信者の自殺事件を起こし、今回の法案成立のきっかけの一つとなった
「サイエントロジー教会」は反対を表明。キリスト教会関係者からも「
セクトの定義があいまい」との懸念が上がっている。

 フランスでは約30万人がカルト集団の被害に遭っているといわれる。
危険性を指摘する報告書「フランスにおけるセクト(カルト)教団」が
95年12月、国民議会で採択されるなど、議会と司法界、民間団体
が協力して対策を進めてきた。

 日本では、カルト集団を規制する法律として「団体規制法」があるが、
適用対象が事実上オウム真理教に限られている。(22:29)