482 :
名無しさん@1周年:
「あなたたちの前世は悪い殿様と家来で、親子で3000人殺している。
その何倍もの人を救わなければ子供の病気はなおらない」−
神道系宗教集団コスモメイト(現・パワフルコスモメイト、以下コスモメイトと略表記)の教祖・深海青山のそんな「神示」に、「子供の病気につけ込んだ商法で焼く6500万円をだまし取られた」と、
94年5月末、同団体の元会員夫婦が深見らを相手取って慰謝料を含め役8500万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。
同団体はこれまでも、女性職員へのわいせつ行為で深見教祖が訴えられ慰謝料を払った事件、深見教祖による職員への暴力事件などの内部的な事件で世間から問題視されてきたが、
今回の事件で「除霊」という新手の「霊感商法」に奔走するコスモメイトの実体が暴露されはじめた。さらに94年8月には、関連会社が壱億数千万円の申告漏れで、東京国税局の査察を受け、修正申告に応じていたことが明らかになっている。
483 :
名無しさん@1周年:01/10/27 23:04
いい加減な前世鑑定や因縁話しをして恐怖心と罪悪感を植え込み、病気を治すためと称して教団の操り人形の如く利用し、家や財産をそっくり奪い取る−。
報道されたこの事件を見る限り、コスモメイトの所業は統一協会と同じく、一般の人達が正しい霊的知識を持たないことに付け込んだ極めて悪質な「霊感商法」であり、自分達の欲得のために、人々を不幸に陥れる組織的な「宗教詐欺」である。
484 :
名無しさん@1周年:01/10/27 23:06
わずか数年の間に「総額6500万円を騙しとられた」コスモメイト元会員
コスモメイトの問題点を教えと行いの二つの面から見ていきたい。同教団は悪霊の影響を断ち切るという「除霊」をはじめ、種々の祈願や鑑定を実地している。
冒頭に述べた元会員の訴えも、こうした「鑑定」に端を発している。
。新聞報道などによると、今回、損害賠償を求めて裁判を起こしたのは、東京都内在住の会社員(50歳)とその妻(46歳)である。
二人は約七年前、次男が突然、意識混濁に陥る原因不明の病気にかかったため、藁をもすがる気持ちで深見青山に相談したところ、
「この子の前世は殿様、母親は勘定役で、親子で3000人を殺している。その倍の人を救わないと救済されない。自宅を売却しなければ病は直らず、悪因縁が及ぶ」などと謂れ、コスモメイトの「救霊師」になるように示唆された、という。
485 :
名無しさん@1周年:01/10/27 23:07
二人はそれを信じて世田谷にあった自宅を売却して、一人700万円、夫婦で総額1400万円の資格取得料を支払って「救霊師」となり、同団体で無料奉仕をさせられてきたが、子供の病気はいっこうに治らない。
そればかりか、その後も各種の除霊や秘方、セミナーなどの玉串料などで、お金の支出を強要され、一昨年までに総額6500万円を教団に騙しとられたという。
仏教では、こうしたお金目当てに、霊感商法などの騙しのテクニックを使って説教と経済行為を結び付けることを「邪命説法」いい加減な因縁話や霊視などによって人を欺いたり、脅したりする宗教者を「邪命外道」として、ともに厳しく諌めている。
486 :
名無しさん@1周年:01/10/27 23:08
自己責任の原則をうやむやにする「除霊」
コスモメイトの霊感商法の中心が、人間が幸福になるのを邪魔する悪霊を祓うとする「除霊」である。
今回裁判を提起した元会員夫婦も、自らが何度となく「除霊」を受けさせられたうえ、一般会員に対して「除霊」を行う「救霊師」として無料奉仕をさせられていた。
「除霊(救霊)」とは、その人に憑いているキツネやヘビなどの動物霊をはじめさまざまな悪霊を除去することである。
コスモメイトの「除霊」を理論的に支えるのが、人生の不幸の原因をすべて悪霊や先祖の霊の責任に帰し、個人の自己責任を放棄させ、会員をひたすら「除霊」に走らせるコスモメイトの邪悪なる教義なのである。
487 :
名無しさん@1周年:01/10/27 23:09
深見はその著書の多くで、運・不運の原因はすべて「前世と家(祖先)の因縁」であり、その因縁を良くするためには守護霊のパックアップを受けた明るい性格が大切であるとし、その性格改造の必要性を説く。
しかし、その後で、通常はそうした性格改造は困難であるから、「除霊、あるいは悪霊からの救済が、性格にまとわりついている黒雲を払いのけ、性格改造をやり易くする大木かきっかけとなりうるものなのだ」
(深見青山『大除霊』たちばな出版)と、結局はコスモメイトの「除霊を受けるように言葉巧みに誘導していくのである。
ここに典型的な「邪教の論理」、すなわち自己責任の原則を完全に放棄し、不幸の原因をすべて他者に帰する「悪魔のすり替え」がある。
488 :
名無しさん@1周年:01/10/27 23:10
確かに、悪霊や動物霊が人間に取りつく憑霊現象というものは存在する。しかし、自己責任の原則を抜きにして憑霊現象を語ることはできない。
霊障は本人の心の波長が憑依するものと」合致しているから生ずるのであって(波長同通の法則)反省によって自らの心の曇りを取り除いていけば、悪霊は憑いていることができずに自然に離れていく。
また足ることを知り、感謝の念を深めれば、波長が合わなくなって悪霊は憑けなくなる。霊能者による除霊などはそもそも不要なのである。
逆に、本人がその努力もせずに除霊したところで、自分の頭の上のハエを追うのと同様、当座いなくなってもまた暫くして念いに応じた霊が憑依するだけである。
真の智慧ある宗教者は、本当にその人のためを念うため高い料金をとって除霊をするより、一言この心の法則、すなわち悪霊、邪霊のもっともいやがる反省や感謝の大切さを教えるのである。それをなしえてこそ救済を旨とする宗教者としての真の愛を実践していると言えるのである。
489 :
名無しさん@1周年:01/10/27 23:12
信者を「除霊蟻地獄」に堕とす宗教詐欺団の手口
コスモメイトの場合、「除霊」などに必要なお金は5万円から30万円と高額なうえ(玉串料が数百万円も必要な宗教行事も少なくないという)、その「除霊」の回数に限度がない。
「私達には、種々の霊が複雑に絡み合っているので、なかなか一回や二回の『除霊』では救いきれません少しづつ少しづつ、薄皮をはぐように(中略)たんねんに時間をかけてようやくきれいになるのです」「直系の先祖だけでも何千体、何万体に」なる、
とコスモメイトのパンフレットに記載されているように、不幸を招く悪霊を取り除き幸福になるためには、際限なく「除霊」を受け続けなければならないのである。
しかも、、一回の「除霊」で救われる霊の数は、その玉串料の額に比例するとさえ言われており、コスモメイトの会員は、次々と「除霊蟻地獄」に堕ちて行く事になるのである。合計数千万円も支払った人も少なくないという。
490 :
名無しさん@1周年:01/10/27 23:13
実は、深見自身別の著書では「いくら除霊しても本人がマイナスの想念の霊波を出していると、すぐまた邪霊・悪霊が憑くようになってしまう」(深見青山『神界からの神通力』橘出版)と述べている。
結局深見は、いくら除霊しても本人が心を光明転回して将来に向けて良き種を蒔いて行く努力をしないかぎり、根本的な解決とはならないと言っているわけである。
つまり、深見の論理をつき詰めていくと、除霊など必要がないことがおのずと明らかになってくる。これらの所業をなすコスモメイトは、もはや宗教団体とは言えない。それは宗教を騙る宗教詐欺集団の行動そのものなのである。
491 :
名無しさん@1周年:01/10/27 23:14
修行論を捨て、先祖に責任転嫁する邪教の論理
また深見は、憑依する悪霊には先祖霊もあるとし、その理由は神の計画としての本人の魂への焼き入れ、人間形成のための天の試練だと言う。
さらに、本人と先祖霊がともに苦しむことで本人の前世の贖いをするとともに、それによって家代々の因縁が清算されるともいう(前掲『大除霊』)。
先に紹介した家の因縁といい、この先祖霊の問題といい、霊障や憑依の原因を先祖に求め、先祖供養をする宗教団体は多いが、こうした教えは自己責任の原則を放棄する悪見であり、邪見である。
なぜなら、不幸の真の原因、その根本の原因は決して外にあるのではないからである。先に述べたように本人が地獄的な生き方をしているからこそ、波長同通によって迷った先祖霊が取り憑くのである。
仏法真理に則った生からをし、精進して徳を積んで光を増せば、自分はもちろん、徳を手向けることによって、先祖も救われる道が開かれる(廻向)。深見は自己責任の原則をしっかり認識すべきである。
492 :
名無しさん@1周年:01/10/27 23:15
仏法では「戒・定・慧」(戒律を守り、禅定を修め、智慧を身につける)の三学という修行論が説かれているように、正しい宗教は必ず、自らの心を調え、
真実の「幸福」−即ち、「悟り」の彼岸に導くための、正しい信仰と正しい法(教え)にもとづいた心の研鑽の道を説く。それが、この世的なる様々な苦しみや不幸を乗り越え、この世とあの世を貫いた真実の幸福を手にする唯一の道だからである。
しかし、そうした修行論を放棄して、不幸の原因をすべて悪霊や地獄に堕ちた先祖霊などに転嫁するのが、地獄霊が支配する邪教の特徴なのである。
地獄に堕ちた先祖霊の憑依を人間形成のためだとか、神の計画などというに至っては論外である。
さらに、本人が先祖霊に憑依されて苦しむことで前世の贖いをするとか、それによって家代々の因縁が清算されるなどという教義は邪見(縁起の理法に反する誤った見解)の極みである。
493 :
名無しさん@1周年:01/10/27 23:16
ミイラとりがミイラになる「除霊の極意」
除霊に憑いて付言すれば、除霊する側も悪霊の影響を受けるわけだから、心の曇りを取り除いて自己確立していなければ大変危険である。深見は「たたり霊除霊の極意」として次のような話をしているが、実際〈危ない話〉なのである−。
494 :
名無しさん@1周年:01/10/27 23:17
深見 たたり霊というのは、自分が苦しめられたから恨んでいるのであって、この恨みがあるからこそ霊界に帰れないのです。だから、これを晴らしてやればいいのです。
高山 具体的にはどうするんですか。
深見 私は「プロレスラー必殺の逆襲秘法」と呼んでいるんですが、要するに自分自身が身代わりになってある程 度恨みを晴らさせてやるんです。
たとえばプロレスを見ていますと、最初は必ず善玉が一方的にやられ、最後の最後のところでドンデン返しにして悪玉に勝ちますね。(中略)あれですよ。
高山 だから深見先生は除霊の前はいつも顔面蒼白になって倒れるのですね。(前掲『大除霊』)
495 :
名無しさん@1周年:01/10/27 23:18
また別の個所ではこう述べている−。
「かくいう私も、超過敏な霊媒体質の人間である。誰よりも霊を受けやすいタイプといってよいだろう。
そのため、四六時中悪霊に襲われて、吐き気を催したり、目が血走ったり、筆舌に尽くし難いほどの苦しみを味わっているが、
そんな時は、著作にふけったり、書道に打ちこんだり、絵を描いたり、笛を吹いたり、焼きソバをドカ食いしたり、とにかく、目前の様々な仕事に精一杯集中することにしている。(前掲『大除霊』)
496 :
名無しさん@1周年:01/10/27 23:19
修行者は身(健全な肉体生活)・口(言葉の調律)・意(心の統御)の三密を常々しっかり点検していないと、悪霊に憑依されてしまう。
ましてや悪霊相手に除霊などをやっていると、よほど自らを律して修行していないと大変危険であることはいうまでもない。三密の観点から深見の修行者としての生活降りをチェックしてみよう。
497 :
名無しさん@1周年:01/10/27 23:21
マスコミ報道によると深見は?@「夕方まで寝ていて、夜になると活動を始め、突然、事務所に顔を出す」生活で、
?A「平成四年十一月、自宅前で〈ワシは人を狂わせ、家庭を狂わせ、神様の御心を成就させるのじゃぞ〉と大声で叫んだ」という奇怪な行動を取り、
?B「とにかく感情の起伏が激しい男で、機嫌が悪いと突然、訳が分からないことを叫びながら、男性スタッフならステンレスのお盆で、女性スタッフなら素手で二、三十発、頭や顔を殴打する」(いずれもサンデー毎日93年四月8日号)という。
498 :
名無しさん@1周年:01/10/27 23:24
仮にこれが真実だとすれば、「三密」以前の社会常識の問題だが、あえて言えば?@は身に、?Aと?Bは身・口.意の全部にそれぞれ引っ掛かると言える。
“悪霊能力者”を見抜くことは簡単である。彼らの行いを見てみればよいのだ。
奇妙きてれつな、常軌を逸した生活をしているような教祖は、たいていの場合、悪霊の支配下にあると言ってよく、深見のこうした言動も、すでに悪霊に憑依されている証左なのである。
先に述べた「顔面蒼白になって倒れ」たり。「筆舌に尽くし難いほどの苦しみを味わっている」深見の様子も同様で、だからこそ「焼きソバをドカ食い」したりするのである。
そして深見は悪霊に憑かれていること自体が、自分の心が悟っていないことの証拠であると知るべきである。
499 :
名無しさん@1周年:01/10/27 23:25
深見はこのほか、夜中に自らの事務所にナタや斧を持って姿を現し、職員の見ている前で事務所のなかの机をことごとくたたき壊すという乱行を演じている。
この件について深見は、「あれは机を交換するために打った芝居とマスコミに釈明しているが、どこの世界に机を交換するといって現に使っているものをナタや斧でたたき壊すふとがいるだろう。
もしこれが深見の釈明通りだとしても、自著の著者紹介欄で「福祉としての宗教活動を続けている(中略)常識豊かな福祉事業家であり、(中略)文化人でもある」
と記されている深見の、どこが「常識豊か」であり、どこが「文化人」なのか。深見はまた、生涯不犯を誓っているそうである。
しかし元女子職員に対するわいせつ行為騒動に示されるように、心が肉欲でいっぱいになっていれば、異性交渉があるなしに関わらず、それだけでも堕ちてゆく世界は色情地獄である。当然のことで、心こそすべてだからである。
501 :
名無しさん@1周年:01/10/27 23:27
「自分を知りたければ、自分を見つめる周囲の人の眼を見ることである。そのほうが、はるかに簡単だし、正確である」(深見青山『大天運』橘出版)
「わたしがどんなに偉そうなことを書き、偉そうなことをいったとしても、私自身の日々の生活、一瞬一瞬の心のもち方が道にはずれていたならば、人を教育することなど絶対にできやしない。
それどころか、人は去っていくだろう」(同)「客観的にみて先生がおかしくなったのなら、それは先生が悪霊に憑かれておかしくなったのだと言えるだろう」(前掲『大除霊』)。
深見は自著のなかでもこう述べているが、まさにその通りである。深見は自らの言葉を噛みしめて周囲の自分の見る目を謙虚に認識し、自分自身の言動をしっかり反省すべきである。
502 :
名無しさん@1周年:01/10/27 23:28
国税局の操作のメスから、脱税容疑で捜査へ
教祖・深見青山のこうした奇行に加え、コスモメイトの運営面でも、94年になって法律的問題が噴出した。
8月1日、産経新聞朝刊の一面トップで、コスモメイトの関連会社が一億数千万円の申告漏れで東京国税局の強制調査(捜査)を受け修正申告に応じていたことが明らかになった。
産経新聞が一面トップという形で取り上げたのも、同団体が社会的な「問題団体」であるとの認識が背景にあると見られる。
東京国税局の査察に対し、深見は9月4日都内で記者会見し、「憲法二十条に定められている信教の自由を国家権力が介入して侵害するものだ」などと反論した。
さらに、査察とその報道に対し、深見らは9月29日、「報道で名誉を傷つけられた」として、日本テレビなどに対し約一億5千万円の損害賠償などを求める訴訟を、10月4日には、
「国税当局が提供した情報で記事が作られ、名誉を傷つけられた」として、国と記事を書いたジャーナリストを訴え、国に計三億円の賠償を求める訴訟を
同7日には、「国税局の強制調査に伴って違法な調査をされ、基本的人権を侵害された」などとして、国に総額約13億円の損害賠償を求める訴訟を、それぞれ東京地裁に起こした。
503 :
名無しさん@1周年:01/10/27 23:29
しかし、憲法13条の「納税の義務」を怠っておいて、それが発覚すると、「信教の自由」「基本的人権」を振りかざして開き直るなど言語道断である。「盗人猛々しい」とはこのことを言う。
同31日にはついに検察当局が、「コスモメイトは宗教法人と認証されていないにもかかわらず、93年までの三年間に、
会員からの祈祷両などの収入40億円を申告せず、約16億円の法人税を脱税していた疑いが強まった」として、本格捜査に乗り出す方針を固めたと報道されている。
宗教法人核の取得が難しいのは、宗教法人に対する優遇税制を悪用して脱税を試みるケースをチェックするためであると言われている。
そうした意味で、コスモメイトのような「脱税団体」への宗教法人の許可は、きわめて慎重に扱わなければならない。
504 :
名無しさん@1周年:01/10/27 23:30
宗教の社会的信用の確立は日本の宗教会全体の課題であり、 は宗教界の改革、浄化を押し進めている。
そのためには社会の一般常識から見ても納得のいく行動が不可欠であるが、深見の一連の言動は明らかにこれから逸脱しているものばかりか、逆に宗教の社会的信用を失墜させている。
こうした悪しき「宗教家」の存在がどれほど世間に宗教を誤解させていることか、その罪の重さははかり知れないものがある。
505 :
名無しさん@1周年:01/10/27 23:31
悟りとは無縁の「神通力」
ところでコスモメイトは「神人合一」(神と人が一つになること)のできる人材を育成する組織だという。
この神人合一については、「私心と我欲を捨てる修業をして、誠の道を極めることが神と一つになる大切な方法」「地力と他力がピタッと十字に組んで〈中〉にはまっている状態、(中略)、
バランスのとれている状態」(いずれも前掲『大天運』)などと説明されている。そしてまたその一方において神通力や超能力を喧伝している。
506 :
名無しさん@1周年:01/10/27 23:32
神人合一に到るための体系だった修行論が示されていないことはさておき、この神通力、超能力の内容を見れば、コスモメイトが神人合一のできる人材を育成している団体でないことは、誰の目に見ても明らかである。
これは深見やその弟子といわれる人びとの著作物にも如実に示されている。いわく、「決定版・ダイキン運』『決定版・大天運』『大創運』『奇跡の開運』『大モテ運』『タナボタの大福運』等々。
これは一例である。なかには「読むだけでみるみる超能力が出てくる」といううたい文句の本で紹介されている奇跡や超能力で、
「相手によかれと祈っていたら、相手の好みのケーキを出すことができた」「祈りではげにならなかった」といった類いのモノもある(西谷泰人『アッという間に超能力がつく!』橘出版)。およそ悟りや人格の向上とは無縁お「神通力」であり「超能力」である。
507 :
名無しさん@1周年:01/10/27 23:32
さらに神人合一してオールマイティな神力を発揮した人物として、深見は空海、出口王仁三郎、聖徳太子、菅原道真、白隠禅師、イエス・キリスト、マホメット、釈迦といった偉人を挙げるが、
真の自在性を持って超人的な働きをしたのは日本神界に霊籍を置く日本人だけで、イエス、マホメット、釈迦はその域に達せず、現在霊界で修行中という(前掲『大天運』)。
508 :
名無しさん@1周年:01/10/27 23:36
真実は、これらの高級諸霊は、それぞれの霊格に応じて霊界の異なる次元に存在されている。
釈迦とイエス・キリストは人間として最高度に発達した救世主の世界である九次元、マホメット・聖徳太子・空海・出口王仁三郎は八次元(ただし出口王仁三郎は裏の世界)、白隠禅師は八次元と七次元の中間にある梵天界、
菅原道真は六次元の存在である。こうした次元構造に全く無知な深見の無茶苦茶の見解からも、深見のいう神人合一がいかにデタラメか、はっきり読み取ることができる。
コスモメイトでは、「深見青山こそがご神業の神人合一のモデルであり、ヒナ型となっている」という。だとすれば、会員を集めた研修会で月光仮面やタイガーマスクのコスチュームを着ては悦に入ってはしゃぎ回り、
信者の前で「生涯不犯」を公言しながら裏では若い女性職員に強制ワイセツまがいのセクハラを繰り返して訴えられ、理由もなくナタや斧を振り回して事務所の机をたたき割る深見と「合一」する“神”など、
せいぜい、欲望と感情のコントロールが出来ずに地獄に堕ちたカラス天狗の類いか、たちの悪い修行者かなにかの霊でしかないのである。
509 :
名無しさん@1周年:01/10/27 23:39
誤りだらけの霊界知識
このほかコスモメイトには首を傾げたくなる奇妙な教義がたくさんある。以下、おもだったものを仏法真理に照らして見てみよう。
[守護霊]「守護霊には多くの場合、その人の先祖のなかで10代以上前の霊格の高い霊である」「織田信長にはなんと5000人近い超巨大守護霊団がついていた。
(中略)しかし、皮肉なことに守護霊団をさらに上回る7000人ほどの霊が、霊障として信長を殺そうと狙っていた」(いずれも深見青山『教運』たちばな出版)。
守護霊は本人の魂の兄弟であり、一人の人間につき守護霊は一人であるという霊的真実から見れば、深見の説く守護霊論は、全くの無知にもとずくもの。
数千体の守護霊団や、数千体の憑依霊に至っては、荒唐無稽である。ちなみに、守護霊との交信として深見が挙げている例は、「守護霊の導きによって満淫電車で席を譲ってもらえた」とか、
「どの家具を買うか迷っていたら、遊人の言葉を通じて守護霊の指示があり、安物買いの銭失いをしなくて済んだ」といった類いのものである(前掲『神界からの神通力』)。
これは明らかに動物霊か程度の低い悪霊との交信である。
510 :
名無しさん@1周年:01/10/27 23:40
[UFO]「これまで主神と人間との」間をとりもってきた中間役、つまりリュウや天狗や狐などは次第に後退し、科学時代を迎えた現代の実情に合わせたかたちで、ニュー中間役としてのUFOが出現しはじめたのである。
」深見青山『神霊界』たちばな出版)とあるように、UFOは異星人ではなく、龍や天狗や狐と同種の、神と人間をつなぐ「中間役の神」ということになっている。
UFO出現の理由は「科学時代に龍や天狗、狐というのでは、あまりにも古すぎる」(同)からでそうで、正体はほとんどが霊界のギャングだから関心を持たない方がよいのだそうだ。深見の霊界認識の程度は推して知るべしである。
511 :
名無しさん@1周年:01/10/27 23:42
[前世鑑定]前世鑑定の意味については深見は、
単に前世を知るだけでなく、「前世のどこが悪くてどかがよく、今世はどういうテーマをもって生まれてきたのか。そしてどこをどのように気をつければ幸せとなり、不幸を未然に防げるのか。そこまで具体的に示」すという(前掲『大天運』)。
だが、人生は一冊の問題集である。そんなことをせずとも現在の自分の抱えている人生問題、魂の傾向性を見れば、前世からの宿題は簡単に知ることができる。
除霊同様、わざわざ前世鑑定など必要ないのである。
512 :
名無しさん@1周年:01/10/27 23:44
[仏教理解]形あるものはすべて無に帰する、だから空しいのだという〈諸法無我〉は、執着心や煩悩にとらわれている人間や祟り霊、地縛霊、浮遊霊などを救霊するとき、
あるいは死んだ人間を悟らせるとき、これを説かなければならないが、生きている私たちが〈諸法無我〉などと聞くと、何事も空しくなってしまい、やる気、勇気が出てこなくなってしまう。
(同)。これは深見の仏教理解の一端である。生悟りの典型と言えよう。真実は、釈尊の説かれた諸法無我とは、「一切は、本来は存在しないものであるが、
仏の光によって仮に存在せしめられていて、人間のおおいなる魂修行の場になっているのだ」という力強い教えであり、何事も空しいという意味ではない。
「不昧因果」についても深見は「悟った人間はカルマや因果に関係なく、幸せな自分の境地を保って生きるのである、ということだ」(同)としているが、
これはまさに野狐禅、即ち「無門関』の第二則「百丈野狐」の公案にでてくる、地獄に堕ちて狐となった和尚の「悟った人間は因果に落ちない、即ち不落因果」という解釈とそっくり同じ。
真実は、不昧因果とは、「因果の理法は昧ますことはできない。たとえ悟りを得ても、その人が罪を犯せばやはり不幸になる」という教えである。
以上、紹介した霊界知識の間違いや認識不足はじつは他愛ないでは済まされないのである。こうした教義の誤りが人びとを邪見の道に引き入れているからである。
513 :
名無しさん@1周年:01/10/27 23:46
宗教の正邪を逆転させ人びとを不幸に導く溝口敦・島田裕巳らの重罪
ところがこともあろうに、この邪教がさも無害な宗教であるかのような言論を弄し、間接的にコスモメイトの霊感商法に加担し、罪のない人びとを不幸に誘ってきた言論人がいる。
私たちは彼らに対しても、現にその責任を追求し、反省を求めるものである。
その典型が、『中央公論』(92年5月号)に「“使い捨て”時代のサバイバル戦争 新新宗教「大川隆法」の次はこれだ」を書いたフリーライターの溝口敦であろう。
この記事は、幸福の科学とコスモメイトを対比して宗教ブームの背景を記事にしようとしたものである。
この中で溝口は深見を「こと女性問題にはクリア」と評したうえで、なんとコスモメイトの「除霊」を「高付加価値商品ないしサービス」と持ち上げ、
同団体を「頬を撫でる風のように爽快にして無害」「心のサービス業としての宗教」「しっかり将来を見定め、教団の基礎(アルカイ〜ダ)を築いている」と評価しているのである。
514 :
名無しさん@1周年:01/10/27 23:46
邪見ここに極まれり。霊感商法で多くの人びとを不幸に落とす行為を「爽快にして無害」というのだ。信仰の尊さを理解出来ず、宗教を単なる金信者けの手段としてしか見ることができない溝口のフィルターを通した時、まさに、正は邪に、邪が正に映るのである。
その記事を読んでコスモメイトに入信し、霊感商法の被害に会った人も皆無ではあるまい。その意味で溝口の記事は、いわば霊感商法の薦めであり、そのお先棒を担ぐものであるその誤った言論の責任をどう取るつもりなのか。
いやしくも筆を持つものとして、自ら弄した言論の責任を真摯に受け止め、反省すべきだろう。
さらに、コスモメイトの悪行を助長させてきた人物が、エセ宗教学者・島田裕巳である。
515 :
名無しさん@1周年:01/10/27 23:48
島田は、これまでも統一協会やオウム真理教などの邪教を擁護するなど、ことごとく正邪の逆転した邪見ぶりを露呈しているが、
このコスモメイトに関しても、多くのマスコミに登場し、「コスモメイトは大学のサークル的な役割を果たしている」「そうした楽しさや明るさ、気楽さといったものが若者の心を攫んでいる」などとコメントしている。
また本章冒頭に伝えた元会員たらの訴えが提起された直後にも、「意図的に信者から金を巻き上げようとしているかどうか、証拠がない限り、普通の宗教の献金やお布施と同じではないか」
などと、性懲りもなく邪教擁護の発言をテレビで行っている。
一般人としての発言なら失笑で済むが、こと宗教学者としての発言としては、その社会的責任はきわめて重い。
今や邪教の「誤用学者」に堕ちた自らの不見識が、どれだけ多くの人びとを不幸に陥れ、地獄に導いているか−。その害悪を、罪の重さを、島田は知らねばならないだろう。
こんな無責任な学者の言に騙され不幸になる人が出ないことを祈りたい。
516 :
名無しさん@1周年:01/10/27 23:52
若者に迎合する現世利益宗教の危険な体質
コスモメイトは、個人主義で組織にしばられるのをきらう現代人の若者気質に対応した「私さがし」の宗教だと一部のマスコミから言われてきた。
そして、ロック・コンサートまがいの派手なイベントなどを開催する一方、この世的な自己実現願望と安易な霊能力志向に迎合して、悪霊的なハウツーを売り物にし、怪し気な除霊や祈願、前世鑑定をして人びとを集めてきた。
しかし本章で見てきたように、コスモメイトを率いる深見の超能力、神通力は地獄に通じる悪霊能者のものである。
感情に翻弄されて心のコントロールが出来ず、我欲のままに生きている状態が悪霊に取りつかれている修行者の特徴であるが、深見はまさに、この特徴を端的に示している。
今日、霊能者の90パーセント以上が悪霊能者といわれるが、驕らず自らの生活を正し、日々謙虚に心を磨いていないと霊能力はすぐに地獄へ通じてしまう。
教祖がこの世的な欲や執着の部分につけこまれて憑依され(これは常識では考えられない奇行、乱行がはっきり示している)、結果として全体が悪霊や動物霊の餌食となり、
霊感商法に明け暮れる宗教詐欺団となっている反社会的な教団、それがコスモメイトなのである。
(了)