WMコピペ専用スレ(第3幕)

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週刊新潮93年3月18日号
コスモメイト特集
深見青山教祖女性信者4人とセクハラ

神様をダシにして信者の女性に迫るのだから、この教祖様、バチ当りもいいところではないか。
浮き沈みの激しい新興宗教界で最近売出し中の、『コスモメイト』なる会を率いる深見青山氏(四二)が、問題の教祖様である。
信者の前では「生涯不犯」と公言し、独身を通しているのだが、内実は、ことのほか若い女性に目がなかったらしい。
信者だった四人の女性が、教祖の「セクハラ」を告発した。
『コスモメイト』では、信者のことを会員と呼ぶ。
精密機械会社のOLだった木村由紀子さん(二九)=仮名=が会員となったのは、昭和六十二年末のことだった。
「私が会員になった時に、“ご奉仕”というのですが、先生の接待の役目を頼まれましたので、一般の会員さんよりは先生と接する機会が多かったんです。
接待のな内容は、コスモメイトのセミナーが開かれる時に、控室で先生にお茶を出したりする仕事でした」
と木村さんは話す。彼女は地味な印象を与えるおとなしい女性である。
「はじめのうちは、とくに何もなかったんです。それが平成二年八月のことでした。
控室で先生はソファーに横になっていて、果物を食べたいと言うんです。
その時にいきなりスカートをめくられたんです。月に三回くらいご奉仕のために呼ばれていましたが、それ以来、呼ばれるたびにスカートをめくられました。靴を脱いでソファーに座っていて、足でめくられたこともあります。ご奉仕の役目は、ズボンをはいてはいけないんです。
スカートでなくちゃいけないんです。先生は、服装やお化粧のことを注意したりします。こういう色が似合うとか。いつも綺麗な服装でいてくれとか言われました」
それが教祖様の行為は次第にエスカレートしてきて、
「そのうち指で頬をつつかれたり、わざと身体をぶつけてきたり。
話をするときに、身体をくっつけてくるようになり、だんだん手も伸びてくるようになりました。
“君は性的な欲求を押し込めているような気がする”と言われ、指を一本突き出して触ってきたこともありました。
嫌だなあ、と思いましたが、役目を頼まれた責任もありますので、辞めるわけにもいきません。
先生、やめてくださいと言ったこともあります。でも、その頃は先生のことを信じていたので、多少のことはがまんしないといけないかな、と思っていたんです」
それでも控室でくつろぐ教祖様には常に付き人が取り巻いていて、人の目があったから、この程度の「セクハラ」ですんだ。
これが密室で信者と二人きりになった場合には、後述するように、教祖の行為はもっと露骨なものになる。
深見青山氏が主宰する『コスモメイト』は、昭和六十年に設立された神道系の新興宗教である。
現在の信者数は全国で約二万人を数えるが、新興宗教界では、今や鳴りを潜めた『オウム真理教』や『幸福の科学』に代わって、わずかな期間で急激に信者を増やした宗教として、注目されている。
教祖の深見青山氏が一躍脚光を浴びるようになったのは、その著作による。
全国紙に大広告を打ち、『神界からの神通力』を皮切りに、『強運』『神霊界』『愛の守護霊』などといった単行本を次々に出して、これが十万部を超えるベストセラーになった。
今では著作は二十七冊を数え、大手の書店では深見青山コーナーが設けられているほど。
その著作を読んで、信者になったという人が多い。
なぜか二十代、三十代といった若い年齢層に人気を集めている。
新興宗教に詳しい日本女子大学の島田裕巳助教授によれば、
「大学のサークル的な役割をコスモメイトが引き受けているのでしょう。
集会では、教祖である深見氏自らが歌を歌ったりする。
儀式的な内容のものではなく、若い人を中心に楽しくやるというのが基本にあるんです。
神道には厳しい教義がありません。
コスモメイトは、組織として何かをやるとか、布教活動を行うということもない。
そうした楽しさや明るさ、気楽さといったものが今の若者の心を掴んでいるのでしょうね」
現世ご利益的なイメージを与えたことも、信者を集めた理由であるという。
「揉み姫」の役目

正会員になるためには、入会金が五千円で、月二千五百円。
深見青山氏は「六大神通力」なる霊能力と超能力を用いて悪霊を払い、善霊を呼んで、運を開いてくれるそうだが、そのたびに高額の料金をとられることは、新興宗教のご多分にもれない。
とはいえ東京都杉並区に本部を置き、全国二十四カ所に支部を持つ『コスモメイト』は、宗教法人ではない。
静岡県下に神社を建設し、宗教法人の認可を申請中とはいえ、目下のところは社員百人あまりを抱える株式会社なのである。
宗教グッズを販売し、それ以外にも関連会社を設け、学習塾や占い喫茶の経営、ファッション時計の販売などを手掛けて商売繁盛というのだから、宗教家というよりは、たいした経営者といわざるをえない。
そしてやっていることといったら、一般の会社の上司が部下の女性に手を出すのと何ら変りはないようなのだ。
昭和六十二年に入会した川井晴子さん(三一)=仮名=は、住宅メーカーを退職して、平成三年に『コスモメイト』に入社。
年齢よりも落ち着いて見える彼女は、本部で総務関係の仕事に就いていたのだが、
「コスモメイトに引かれて入ったものの、中に入ると何か殺伐としていて雰囲気がちがうんですね。
それで辞めたいといったら深見に呼び出されたんです」
それが昨年七月十四日の深夜のこと。
「一階に本部が入っているマンションの、救霊室になっている三○二号室に通されて待たされたんです。
深見はお付きの人を遅いからといって帰しておいて、机を挟んで二人きりになると、“辞めたがっているのは、邪気があるからだ。御霊(みたま)返しをしないといけない”と言うんです。
そして生い立ちの話をさせられて、“君はいつ処女を失くしたの”“相手はどんな人”“今まで何回セックスしたの”などとしつこく聞いてくるんです。
それで、もう朝の六時くらいになっていましたが、深見の顔が急に真顔になって、“抱擁してあげよう”って言うんですね。
エッと思っていると、テーブルを乗り越えて私の身体に飛び乗ってきたんです。
キスされて、夏でしたから白いワンピースを着てたんですが、片手で肩を押さえられて、スカートの裾からバアッとまくりあげられたんです」
「私は何がなんだか判らない布団の上に押し倒されました。
“君は男性に傷つけられた。僕が御霊を浄化してあげる”と言って、頭を押さえられ、ディープキスをされました。
私は肩を押して抵抗したんですけど、アッというまにワンピースを首もとまでまくり上げられて、下着一枚にされたんです。
ですが、ちょうど生理が始まって、ガードルの上に血が滲んでいたんです。
そしたら急に深見が驚いて、布団の上に正座したんです。
深見は首を振って部屋を出ていきました」
大手電気機器メーカーのOLだった中山恭子さん(二八)=仮名=は、平成四年から教祖の秘書となり、秘書室に勤務することになった。
丸顔の美人で、明るい性格の彼女の場合には通常の秘書業務の他に、教祖から特別な「接待係」の仕事を仰せつかっていた。
内部では「揉み姫」と呼ばれているその役目とは――。
「先生はよく疲れて倒れるんです。
人の霊を扱っているので、霊障を受けられるからなんですが、そういう時に、マッサージをやらされるんです。
先生は、女性からマッサージを受けると、他人から受けた霊障がなくなると言っていました。
そうした役目は、“気”がよい女性でなければできないそうで、マッサージをする人は何人かに限られていました」
(中山さん)
深見青山氏は、マンションの三○三号室を使っている。
3DKの広さで、奥の六畳間に布団を敷いてお休みになるのだそうだが、
「夜遅くまで先生のお仕事がある時には、いつマッサージで呼ばれるかわかりませんから、帰っていいといわれるまでは待機していなければなりません。
いつも会社を出るのは夜中を過ぎていました。
自宅にいても電話で呼び出されることはしょっちゅうでしたので、私は自転車で通っていましたが会社の近くに住まざるをえないんです」
『コスモメイト』内部では「“揉み姫”は教祖好みのかわいい女の子が選ばれる」
といわれているが、中山さんがセクハラの被害に遭ったのは、昨年十月十七日のことだった。
教祖の寝室

中山恭子さんは告発する。
「先生の部屋に呼ばれていつものようにマッサージを始めると、急に頭が痛いと言い出して“これは君の想念のせいで、君と話をしなければ想念がなくならない”と言うんです。
午前二時ごろだっだでしょうか。
(コピペ注:432はコピペミス。以下は中山恭子さんの発言の続き)
同席していた秘書に席を外すように命じ、一時間したら戻ってくるように言い渡したんです」
二人きりの密室になったところで「君の御霊が傷ついている」というお決まりのセリフに始まって、過去の男性経験を根掘り葉掘り聞き出そうとするパターンは、先の川井さんのケースと全く同じ。
寝そべって話を聞いていた教祖様は、やおら布団をめくって手招きをする。
固持する中山さんの態度にシビレを切らした深見氏は、無理やり彼女の腕を引っ張って、布団に倒れ込んだのだ。
「私が先生の上にかぶさる形で抱きかかえられて、先生は私の背中を摩(さす)りながら“僕がこうして慰めてあげれば大丈夫だ”と言うんです。
先生の力はものすごく強くて、抵抗したんですが駄目でした。
それに先生に抵抗すると“キツネが憑(つ)いている”といわれて地方に左遷されてしまうんです。
コスモメイトにいられなくなる。
キツネ憑きにされると思うと、抵抗できなくて・・・・・。
先生は“男性の肌の温もりを感じて、御霊が喜んでいる。
こういうことを何回かしていれば御霊がきれいになる”と恋人みたいに囁(ささや)くんです」
と、今度はいきなり彼女の上に馬乗りになるや、
「両手で顔を挟まれてキスされ、舌を入れてきました。
ここまでされては許せないと思い、顔をそむけて逃げようとしましたが、口が塞がれてしまう。
そのうち服の上から胸を触られて、その日、私はブラウスを着て膝まで隠れるタイトスカートだったのですが、襟元から手を入れられて直接胸を触られました。
さらに足を開かされて、スカートの上から腰を押しつけてきたんです。
そんな最中に、“彼氏とはこんなふうにしていたのか?”と言いながら、腰を何度も動かしてきました。
私は絶句してしまって何もできません。固くなっているのがわかりました」
中山さんが咄嗟(とっさ)に
「先生、一時間たちましたから人が来ます」と機転を利かせたことで、教祖様は我に返ったようだ。
「ホッとして起き上がろうとしたら、“最後にこれだけ”と言うや、スカートの中に手を入れてきて、パンティーの上から触られました。
深見青山は、“生涯不犯(ふぼん)”と言公し、独身を通しているんです。
ですからそんなことをするとは思わなかった。不快感で一杯です」」
と彼女の怒りは収まらない。
地方の役所勤めから、平成三年に本部の受付嬢になった安西ゆかりさん(二四)=仮名=も、マッサージ役に“抜擢”された一人。
彼女はパッチリとした目に幼い感じの面影を残す小柄な女性だが、セクハラの現場のやはり教祖の寝室だった。
昨年十月の末ごろ、背中を押している最中に、強引に抱き寄せられたのである。
「その時、深見から“僕は神様にいわれて結婚はしないけど、気がいい女の子の元気なエネルギーを吸収しないと駄目なんだ。
二年間は僕のものになってくれ”と言われました。
フレアスカートで、まくり上げられやすい恰好だったんですが、バッとまくられて、手を入れられてパンティーを引き下げられそうになって・・・・。
足を固く閉じて、必死になって、先生、人が来ますと言って、泣き出しちゃったんです。
それでようやく放してくれたんです」(安西さん)
宗教家の仮面

安西ゆかりさんは訴える。
「抵抗するとクビになると思って、逃げられなかったんです。
けれどもそれでマッサージが終わるわけじゃありませんでした。
それどころか、深見が東京にいる時は毎晩のように呼び出されました。
それが二ヵ月ぐらい続いたんです。昼は受付の仕事があるのにあまりにも酷い。
でも気に入らないと集中的にいじめられるから、マッサージに行かざるをえないんです。
あんな目にあったのは私だけだと思って、人には言えなくて悩んでいたら、別の受付の子も“実は私も”ということだったんです。
なんでも深見が埼玉の方に行ったときにホテルに休憩用の部屋を取って、二人きりになったらしいんです。
ベッドでマッサージをしているうちに、ガバッと起き上がってきて、私と同じ目にあったそうです」
「セクハラ」を告発した四人の女性信者は、次々に『コスモメイト』を脱会した。
彼女ら以外にも、辞めていく女性が後を絶たない。
とんでもない教祖がいたものである。
深見青山氏は、本名を半田晴久といい、兵庫県西宮市に生まれた。
大本教の信者だった父親の影響を受け、同志社大学を卒業後、職業を転々としながら宗教活動にのめり込んでいった。
霊能者といわれる橘カオル氏(五九)と出会ったことが、『コスモメイト』を興すきっかけとなった。
今でも二人三脚で会を運営しているのだが、信者の間では二人の男女関係も噂になっている。
「天から言われて四十五歳まではマスコミに出ない」
(コスモメイト広報室)という教祖様であるが、さすがに今回ばかりは深見青山氏も、
「宗教家というものは、名前が出てくると必ず金や異性、権力争いに関する中傷が出てくるもの。
本人が否定すればするほと、みっともなく、見苦しいもので、真実かどうかは解る人には解る」
と反論する。が、とっくに宗教家の仮面は剥(は)がされているのではないか。(了)

Acknowledgement
"Zouhans" are indebted to Mr.Jijyoutu for his many efforts.