ＴＭって何？

知人が通っているらしい。
私はヨガか、瞑想教室と思っていたら、
空中浮揚をすると聞いてびっくり。
どーゆーものだか、教えて。

その団体の名前はマハリシ創研だったかな。
ＴＭ瞑想というのを教えている。
なんでも、マハリシヨーギーなるグルがこれを世界中で広めているらしい。
本部はオランダ。
空中浮遊？とは違うと思うけど、これを習うのは
その先のクラスだった。

北インドのシャンカラ哲学者グル・デヴの弟子マハリシ・マヘッシ・ヨーギが広めた超越瞑想のことです。
７０年代に欧米で大流行した瞑想方法。
ビートルズやローリング・ストーンズが支持したことで爆発的人気を得ました。
ひとりでできる瞑想法というのが売りです。

理論と方法は９世紀の哲学者シャンカラの方法論に乗っ取ってます。
修業者ひとりづつが導師から与えられるマントラを心の中で唱えつつ、朝夕２回２０分行うのが基本。
このマントラはチベット占星術によってきめられているらしく、ひとりづつ個別のものになっている。
ランクが進むと瞑想前にヨガや呼吸法などが追加される「シダー・プログラム」へと進みます。
その過程でいろいろな神秘体験がおこるとされ、空中浮遊や未来予見などがおこりやくすなりますがあくまで修業の過程にすぎないとしています。

ただし、修業にはある程度の現金がかかるため８０年代には下火になりつつありましたが、
カリフォルニア州マリブに共同体を組織化した本部を設立し、９０年代初頭で約３５０万人が実践しています。

ついでに…
ＳＦテレビシリーズの「スタートレック」のメインスタッフはすべてこの瞑想法をやっているそうである。
あのドラマで語られる思想はＴＭの思想方法にのっとっているそうな。

>ビートルズやローリング・ストーンズが支持したことで爆発的人気を得ました。

ジョン・レノンやジョージ・ハリソンが傾倒したことがあります。
マハリシ・マヘッシ・ヨーギは彼らを良き広告塔になると考え、自ら指導を行いました。
ある日マハリシ・マヘッシ・ヨーギは２人に対し「空中浮遊を見せてやる」と述べました。
期待に胸膨らませた彼らの前に現れたのがヘリコプターでした。
上空でマハリシ・マヘッシ・ヨーギは「これが空中浮遊だ」と自慢げにのたまったそうです。
その時点で２人の心はＴＭから離れたのは言うまでもありません。
しかし、その後ジョンとジョージは破壊的カルトの一つハレー・クリシュナと付き合い始めます。
心の性向はなかなか変えられないものですね。
ビートルズのリアルタイム・ファンとして残念な結末と言わざるを得ません。

TMのパクリもオウムはやっていたのか！

知人の話ですと、ヘリコプターなんかではなく、
呪文を唱えると、本当にオウムが宣伝で見せていた様な、
座ったままでピョンピョン跳ねる「空中浮揚」が出来たそうで、
何か敷物をしいてやるのですが、中には、敷物からはずれて、
尾てい骨を骨折する人さえいるのだそうです。
知人はこの空中浮揚体験に驚いて、興奮して話してくれており、
３の「もののすけ」さんは、修行の過程とおっしゃいますが、
この空中浮揚を過程として、行き着く先はどこなのでしょうか。
知人によると、空中浮揚でどこまで遠くまで移動できるかの
コンテストもあるとのことで、
素人が話を聞くと、
超能力を身につけることを目的にしているとしか思えないのですが。

えーと、実はおいら昔やってました。
空中浮揚は麻原とかが自分の空中浮遊の映像公開する前だけど、
映像を見たことありますか？

私がやっていた当時ＴＭでは動画の撮影は禁じていて、
入会時にこんなことがあるという写真をみせられます。
ヨガとかやってる人は知ってるけど、普通に起こることなんですよね。
宗教的空中浮揚はキリスト教などにも実例はあるみたいです。

瞑想中に下半身が熱くなって跳ね上がるような感じでとびます。
たしかに下にマットをしいてないとものすごい音がします。
上にあがる力はあるのですが、落ちるときは物理的におっこちますからね。
私の場合コース中でなく自宅で突然起こったのですごいことになりました。

最終目的はいくつかあって
「１％効果の実現」「大統一理論の発見」とかありましたね。
基本的に動機がどうであれ、超越瞑想そのものが自己実現に役立つ…
というところからスタートします。
瞑想者の目標には瞑想法を指導する教師になる道と
実社会でＴＭをつづけることで世界平和を実現することが目標となるみたいです。
一般に会員になるとその都度新しい目標が提示されてました。
いまは離れているからわからないけど…

で、そういう現象が起こるのをシャンカラの方法論で学習するんですが、
これもコーストして設定されていて、お金がかかります。
そこをすっとばして現象だけ話すととてつもなくヘンに思われるので
一般の人には話さないようにと釘をさされるはずですが
７さんの知人はおしゃべりですね…おいらもですが…。

日本ではあまり紹介されていませんが、
ＴＭの弊害は実際にあります。
実社会で生活できない程ノイローゼにおちいった人や
いわゆる神憑かりになって宗教の教祖になったひともいるみたいです。
ＴＭの歴史が日本より長い欧米では、そこから脱出した人の体験談が本になっていたりします。
たしか東大の先生でそういう研究してる人がいたはずですね。
ＴＭをふくむ現代の瞑想にかんしては、いくつかの大学で研究されていて
論文とかもあるはずです。

＞5さん
すくなくともリンゴはわたしがやってるときはまだ実践していたとおもいます。

もののすけさんは日本のTMの草分け的存在だったんですね！
ヒッピーの世代ですか？
バグワンとかベトナム戦争反対とか学生運動終盤の時代や
LSDとか（笑）。

＞9
いーえ、そのころよりは後ですね。
おいらの導師筋の方はその世代でしたが…

おいらが始めたのは８０年代半ばぐらいです。
ちょうどそのころは学生の実践者がふえていたころで、
東工大の学祭で講師を招いていろいろやってたのを見にいったこともあります。
オウムの第一世代ぐらいとかぶるんじゃないかな…

このころから別スレッドにありますが
アールユベーダ関係や、企業向けの瞑想指導とか
いまのＴＭの事業の中心になるようなことはしてましたね。

ＴＭレボリューション（笑）

＞１１
TMネットワークとか、いまじゃ超越瞑想とかいっても
わかる人いるかな？

確か、TMって、ストレス解消とうたい文句にしていたんじゃなかったっけ？
私は受験とかでストレス感じていた頃にTMやって、そこそこ効果は
あったように思う。
空中浮遊のコースは金かかるから、やらなかったけど。
ノイローゼ気味になる人が多いとは、驚きです。いや、実際自分も
そうなりかけて、自然にやめたんたけど。もう少しお話聞かせてくれると
ありがたいです。

ナダームというTMの本が昔あって、細野晴臣が昔はまっていた
そうです。

＞13
起きることは個人によって違うみたいですが、
人間関係のウラが読めてしまったり、
自分の将来がはっきり見えてしまったりすることが
ノイローゼにつながるみたいです。
最初は小さな自己実現って形でやってくるんですがね…

８で紹介した本の中には自分の手を見ていると
老婆の手になったり、死後の白骨化した手になったりしたのを見て
ノイローゼになった若い女性の実例が載ってます。
まあ、いわゆる“超能力”は持ってしまったらそれなりに大変だということです。

ＴＭの場合そっから脱却するのに上級コースに進む＝お金がかかるということで
やめる人が多いんですね。

お金ってどれくらいかかるんですか？（興味津々）

全財産

ってほどでもないが…
自己啓発セミナーとほぼおなじぐらいだった。

うんこやろうキリスト