>>17 すべてを捨て去る。。。ということは、 世界の本質。。 ゼロ基底が現れることを意味する。
たとえば、 人間や物は、特定の空間を占領してるわけだが、 人や物がもし空になったら、 そこには空間だけが存在していることになる。
空間は相対を越えたゼロだが、 このゼロというのが、勘違いしやすいところ。
ゼロだから、人間の相対基準である「無」と考えがちだが、ゼロは「無」じゃない。
たとえば、人間の認識による赤い世界や、青い世界、善い世界、悪い世界があったとしても、
それ一色のみの世界が無限に広がっているとするならば、 それがその世界のゼロ基底となる。
その時それらは、全く「無」と同等のものとなる。
ある世界があるとすると、その世界はゼロ基底たる本質と、 人が作った分別による偽の世界と、二つに分かれるだろう。
それらが混在している世界となる。
基本はゼロ基底。
人は真の思いやりの中に、ゼロ基底をみる。
植物が種から育って、素晴らしい実を成らせたとき、そこにゼロ基底の本質を見ることが出来る。
植物が枯れるのが、この世界のゼロ基底じゃない。
人間同士が協力しないのが、ゼロ基底じゃない。
人が悟りを開いて無になったとき、 自然に円満が現れ、 植物や人間の成長は混沌ではなく、
素晴らしい果をもたらす。。
これがこの世界のゼロ基底。。。
空間 = 愛 人が空となれば、 その空間は愛に満たされる。
全体が愛一色であれば、 人が占領してるその場所を明け渡せば、 その場所は愛に満たされる。