悟りなんて無いですよね。ね?

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109神も仏も名無しさん
スレの流れがグダグダになって来たので、また最初から書きましょうか。

人間は、迷い、悩み、苦しみます。その根本は何なのか?
それは、自由である、選択できる、ということです。
人間は、高い知能を持ち、自己を認識し、状況を認識し、考え、選ぶことができます。
その選ぶことの出来る範囲が他の生物に比べてもだいぶ広い。
だから、どうすればいいのか、どうしてあんなことをしたのか、と、悩み、苦しむことになるわけです。

どちらを選べばいいのか、という葛藤の材料の1つが欲です。
欲とは何なのか。それは、生物として、DNAを後世に残していくために
有利な行動をとるように動機付けとして刻み込まれたものです。
ただし、欲に従うだけではDNAが残る率は上がりません。
従って、人間には、生物として、欲を抑えたり、よくないものだと思う気持ちも刻まれています。

何故、単純に欲に従うだけではダメなのか?
それは、より複雑な状況に対応するため、ということもあるでしょうし、
人間が、集団で生活するように出来ている生物だ、ということが大きい。
集団で効率よく生活するには秩序が必要です。
簡単な秩序は上下関係。上の者がより欲を満たし、下の者は我慢する。

集団で生きる上で「やっていいこと」と「やっていけないこと」を
おそらく我々は本能的にある程度知っていて(狼の群にも秩序がありますね)
それを知能によって拡張し純粋な概念としたのが「善悪」です

人間は、本能と社会的積み上げによって、自分自身の中に悪を、罪を感じ
己を責めるように出来ています。それによって、欲が抑えられ、集団の秩序が保たれる
という具合なわけです
110神も仏も名無しさん:2013/06/09(日) 16:47:31.38 ID:7NUxj8Ni
以上のことから、人間は、欲からも、罪の意識からも、逃れられない
迷いや悩みや苦しみから、逃れることは出来ない

一時的に楽になるときがあるとすれば、
それは、社会の中である程度安定したポジションを築けたとき
生き物としてある程度欲が満たされたときです

「悟り」はどこにもありません
それは人間が考え出したフィクションです
悲しい作り話です
永遠に届かない切なる祈りです

悟りなんてどこにもありません