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私はTV(NHK)で以前、朝鮮半島に進出した日本軍人が“狩出し”といって街や村にくり出して、未
婚のうら若き乙女を見つけ出して、両親の前でレイプしてから殺していた、という驚きの証言を生き
残り軍人である当人たちの口からそのことを聞きました。
やり口としては、まず三十代の夫婦を見つけてきます(十代の少女を娘に持つから)。隠れている
若き娘を見つけ出すのは実に簡単なことで、この夫婦に銃を向けて「殺すぞ!」と怒鳴ると、「どうか
助けて欲しい」といって娘が自分から出てくるからです。そして、三人の命は保証するからと嘘の約
束し、両親の前で娘との性行為に及ぶ。そして行為が済めば、口封じ(日本軍の痴態の封印)のた
めに皆殺しです(娘を銃殺するところを両親の目に焼き付けてから、その両親を殺す)。
彼らは、「当時は自分達の精神はまともではなかった・・・。今では、自分がそうだったことがとても
信じられないのです」と証言していました。私はこれらを見ると、当時の日本軍部がしていた慰安婦
の酷い実態も目に浮かぶような気がします。
日本人が、特に意識レベルが低いという見解は神智学にも私にもありませんけれど、ただ逆にい
えば、これも“神国日本”なる意識の影響なのか・・・日本が世界をリードする(に相応しい国家)とか、
日本民族が世界で一番優秀なのであるとか、救世主は日本に現れることになっているのだとか(或
いは、天皇がそうであるとか)、といった特別意識(選民意識)の方こそが私は問題だと思っています。