仏教 議論スレッド 67

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893宝珠愚者@(規制代行)
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>>867
>・カースト制
>「更にまた、あなたは自己の義務を考慮しても、おののくべきではない。---中略---
>本性に定められた行為をすれば、人は罪に至ることがない」18:47

 ギーターにおけるクリシュナの教えというのは、人間というものは、それぞれの置かれた立場、条件、
環境の中での“己れの義務(成すべき勤め)を精一杯に(無執着で淡々と)果たせ”と、説くことにすべ
ての主眼が置かれているのです。
 当然、クシャトリアにとってはクシャトリアの、ヴァイシャにはヴァイシャの果たすべき勤めがあるとい
うことであり、それぞれどういう姿勢で日々を努めるべきかを説いているのです。この教えが実際上、
役に立つのです。クリシュナは分りやすく、自分の果たすべき義務において一生懸命に遂行した仕事
というものは、たとえ他者と比べて不完全にものであっても勝れている、としてその努力と精神を称賛し
ているのです。ギーターは差別是認の教えでもないし、差別を増長する意図もそこにはない。