1/2
>>91 まっ、確かに・・・サロメさんのいうように、
言い方を変えれば“逃げられた”感も間違いではない。
しかし、このクリシュナムルティ脱会の件は、ハイアラキーの覚者方からの叡智である神智学のせいでも
ブラヴァツキーのせいにあったのでもなく、当時、神智学協会の第二会長ベサント女史による権威主義的
な運営の在り方と協会体質の堕落とにそのすべてが原因しており、そのために時をほぼ同じにして名立た
る主要なメンバーたちが脱会し、神智学協会はこのとき一度、文字通り組織の空中分解を起したのです。
また、クリシュナムルティは当時、確かにマイトレーヤ出現の媒体としてのオーバーシャドウの過程にあっ
た弟子の一人でした。けれども、マイトレーヤは通常とられる弟子の肉体を通しての顕現ではなく、ご自身、
自らによる直の降臨へと計画を変更されたために、クリシュナムルティのオーバーシャドウを解かれたので
す。その一連のクリシュナムルティ自身における内的変容の体験が、世界教師としての育成機関であった
(神智学協会によって組織された)“星の教団”を彼が解散させた本当の理由です。
(クリシュナムルティのマイトレーヤ体験と意識の変容の過程についての詳細は、彼の伝記であるメアリー・
ルティエンス著『クリシュナムルティ・目覚めの時代』と続刊『---実践の時代』を参照のこと)