( 。´_`。)ノ ほんわかGLAA

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322神も仏も名無しさん
作家・平井和正の証言

 1978年の夏、それまで九ヶ月間関わり合っていた新宗教から離脱しました。
苦い幻滅と失望が私を捉えていました。私は、さながら宇宙船から放り出されて、
巨大な虚空に漂流しているアストロノートの根源的不安を味わうことになりました。
 新宗教の指導者も組織も、私が信じたいと願っていた理想とは、およそ程遠い
実態をさらけだして、宗教法人という法制度によって過保護にされる人間と組織が、
どれほど堕落できるか、私に教えたのでした。
 全力を傾けて書きあげるのにまる九ヶ月間を費やした、三冊の指導者名義の大ベ
ストセラー本を残して、私の理想は空しくなりました。