仏教 議論スレッド 63

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485宝珠愚者@(規制代行)
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 問題となっている転生までの帰還の状態についてですが、通常、何事も問題がない場合には、人
は死後、肉体、エーテル体、アストラル体、メンタル体がそれぞれ順次に崩壊し、これら生前のパー
ソナリティを喪失後に魂(阿頼耶識やジーヴァ)は至福の状態であるデヴァチャンへと入ります。
 これはキリスト教の天国の概念に殆ど近いものです。魂はここで休息を摂ってから(期間は個人に
よる)次の転生へと向かうのです。仏教の浄土もほぼ同じ意味合いとして見なしていいと思います。
 魂がデヴァチャンにスムースに入ることができないでいるのは、生前のアストラル体(想念形態)が
餓鬼地獄の状態にある場合です。この痙攣のような縛りが解消されないことには魂はいつまでもデ
ヴァチャンに入れず、従って、次の転生が遅れて進歩が大幅に停滞することになるのです。
 このアストラル体(想念形態)が餓鬼地獄の状態にある期間もそれぞれです。数ヶ月、数年〜数百
年など・・・(永久ということはない)。
 仏教の説く死者救済は、これを少しでも早く解消して魂がデヴァチャンに入れるようにしてあげるこ
とをいいます。この餓鬼地獄に堕ちている死霊は、現象界及び生存している人間に悪影響を及ぼす
ことがあります。現象界から彼らが捉えられた場合には、これを一般に幽霊などといっているのです
(尚、これらも五蘊の一部なので、能力やそのときの精神状態、及びタイミング等々によっては知覚
可能です)。