仏教 議論スレッド 63

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466宝珠愚者@(規制代行)
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 神智学的理解について述べると、バルドの転生までの帰還というのは、本当は個人(の業や個人
の特質など)によって様々に異なります。
 「中陰の四十九日」(すべて“7の倍数”を用いて21日+28日=49日?)というのは実際的な根拠は
ないと思われます(下記、リンクは参考になると思う)。---このことに限らず、仏典中の具体的な数
値には殆ど根拠がないことが多いと思います(多くの場合には象徴的に解する必要あり)。
 大雑把にいって進化レベルの高い人、つまり、第三、第四段階イニシエート、仏教でいう阿那含(不
還)クラスなどになると、次に転生してくる時期は大幅に早まる傾向にあるといわれています。まる
でエンジンのターボが掛かって急激に加速してくるような感じです。
 中有で餓鬼地獄に堕ち入っている人というのは、生前に悪業を積んだ者や精神状態が憎悪や激
しい嫉妬などの高ぶった感情にある者、悪鬼非道な人格の者なとが該等するでしょう。また、死の
間際の精神状態も非常に重要であるといわれています。
 そして、これらの悪趣の恐ろしいところは、次の転生において過去世の業を背負わされるという点
にあります。死後中有の苦しい状態だけでは済まないのです。