仏教議論スレッド58

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840神も仏も名無しさん
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 大師はある懐疑家達が考えたような神話の人でもなければ、霊媒の想像の産物でもなかった。そ
れは夜の夢でもなかった。午前9時から10時の間の出来事だったのである。太陽が輝いていて、
静かにこの風景を上から証言してくれた。私は肉体をまとい、血の通った大師を目の前で見ている。
そして大師は優しいアクセントで話しかけて下さっている。これ以上、何を望むことがあろうか。幸せ
すぎて、私は押し黙った。大師の優しい語調とお言葉に励まされて、少し言葉が話せるようになるま
でには、大分時間が経過した。 大師のお顔の色は、クート・フーミ大師ほど色白ではなかった。しか
しこのようにハンサムで背が高く、威厳のある顔立ちを今まで見たことがない。肖像画にあるように、
短い黒いあごひげをつけ、胸のところまで長い黒い髪を垂らしておられた。ただ大師の服装だけが
違っていた。白いゆったりとした衣の代わりに、皮で裏打ちした黄色の外套を着けておられた。そし
てターバンの代わりに、頭には黄色いフェルト製の、チベット帽を被っておられた。この国の何人かは
ブータン人がこのようなものを被っているのを見たことがある。最初の瞬間の歓びと驚きが終わった
時に、私は静かに状況を理解し大師と長い話を交わしたのである。(S・ラーマスワーミ・アイヤー著
 『神智学の五年間』)』
(C・W・リードビーター著『大師とその道』竜王文庫刊p50-52)

私(宝珠)の体験もグループ内の世界中に紹介されました。