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その内容の一端は、『その小食のためにわたしの肢節節は、草の節のようになった。その小食
のためにわたしの臀部は駱駝の足のようになった。その小食のためにわたしの脊柱は紡錘の連
鎖のように凹凸有るものとなった。その小食のために、譬えば老朽家屋の垂木が腐食し破れてい
るように、わたしの肋骨は腐食し破れてしまった。その小食のために、譬えば深い井戸における
水の光が深くくぼんで見えるように、わたしの眼窩における瞳の光は深くくぼんで見えた。その小
食のために、譬えば生のうちに切り取られた苦い瓢箪が風や熱によって皺よって萎縮してしまうよ
うに、わたしの頭皮も皺よって萎縮してしまった。そこでわたしは、腹皮に触れようとすると、脊柱
をとらえてしまい、脊柱に触れようとすると、腹皮をとらえてしまった。その小食のために、わたしの
腹皮なるものは、脊柱に密着してしまった。さてわたしは、その小食によって、『わたしは糞をしよう』
あるいは『尿をしよう』と思って、その場で頭を前にして倒れてしまった。そこでわたしはこの身体を
いたわりつつ、掌で肢体を按摩した。すると、わたしが掌で肢体を按摩したときに、その小食のた
めに、わが身毛は腐食したその根とともに、身体から脱落した。』(マハーサッチャカ・スッタ)
というものでした。
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