>>598 『放逸に耽るな。愛欲と歓楽に親しむな。おこたることなく思念をこらす者は、
大いなる楽しみを得る。』(Dhp.27)
『村でも、林にせよ、低地にせよ、平地にせよ、聖者の住む土地は楽しい。』(Dhp.98)
『人のいない林は楽しい。世人の楽しまないところにおいて、愛著なき人々は楽しむであろう。
かれは快楽を求めないからである。』(Dhp.99)
『飢えは最大の病いであり、形成せられた存在(=わが身)は最もひどい苦しみである。
このことわりをあるがままに知ったならば、ニルヴァーナという最上の楽しみがある。』(Dhp.203)
『健康は最高の利得であり、満足は最上の宝であり、信頼は最高の知己であり、
ニルヴァーナは最上の楽しみである。』(Dhp.204)
『つまらぬ快楽を捨てることによって、広大なる楽しみを見ることができるのなら、
心ある人は広大な楽しみをのぞんで、つまらぬ快楽を捨てよ。』(Dhp.290)
『修行僧が人のいない空家に入って心を静め真理を正しく観ずるならば、
人間を超えた楽しみがおこる。』(Dhp.373)
『個人存在を構成している諸要素の生起と消滅とを正しく理解するに従って、
その不死のことわりを知り得た人々にとって喜びと悦楽なるものを、かれは体得する。』(Dhp.374)