>>586>>592 この話は、
青年が遊女と遊び終えたところ、なんとその遊女が自分の持ち物
(金銭等々・・)を盗んで逃げてしまっていることに気づいた。
それでその遊女を探しまわっていたところで偶然、ゴータマと出遭ったのです。
そこでゴータマがいったというのが、
「あなたは婦女を尋ね求めることとアートマン(真実の自己)を求めることのどちらが価値があると思うか?」
(Vin.Maha^vaggaT,13.p.23)というもの。
この言葉に心から感銘を受けた青年は、
アートマンを見出すべくゴータマに帰依したのです。
一応、注意点として・・・
ここでの「アートマン」は一般的で精神論的な意味としての“真実の自己”(自分探し)と思われ、
特に超越的概念の恒常不変なるアートマン存在としての意味合いとしては使われていません。