仏教議論スレッド54

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961宝珠愚者@(規制代行)
 『三昧・禅定体験の感受を、我・アートマン・実在・本質と捉えるのは、五取蘊のどれかを
捉えているに他ならないと釈尊は説かれる。その点で諸テキストは一致しています。』
http://www28.atwiki.jp/buddha/pages/31.html

ですから、これまで私も何度もいってきたように、
「魂」のレベルというのはアートマンではないのですが、
バラモンたちは自分達の三昧・禅定体験によって、これが究極のアートマンであると錯覚し誤解を起しました。
この魂存在(及び魂を自覚する高レベルの三昧状態)に固執してしまうとそこから抜けられなくなって、
結果的に輪廻を脱することに不成功に終わるのです。
最終段階では、この魂次元の自己すらも放棄して死を体験しなければならない。
これは完全なる究極的な自己の死としての体験であり、消滅の大変な恐怖を味わうことになります。
このことが、『梵網経』が指摘したゴータマによるバラモン批判であったと私は見なしています。

>訳もいいよ。読んでみて。

はい、わかりました。
一代による推奨本は“確かである”ことは私も認めますから。