仏教議論スレッド47

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684神も仏も名無しさん
 滅尽 nirodha ほろびつきてしまうこと。心のはたらきがすべて尽きてしまった禅定を「滅尽定」(nirodha-samaapatti)といって、欲界の煩悩を断じ尽くして再び退転しない位(不還果(ふげんか))の聖者(しょうじゃ)以上の者が修することのできる禅定である。

 択滅 pratisaMkhyaa-nirodha 涅槃の別名。智慧によって煩悩を斷滅させることによって得られる寂静の状態のこと。

 涅槃 nirvaaNa 涅槃は、「さとり」〔証、悟、覚〕と同じ意味である。しかし、ニルヴァーナは「吹き消すこと」「吹き消した状態」という意味だから、煩悩の火を吹き消した状態をいう。その意味で、滅とか寂滅とか寂静とか訳された。

 解脱 vimukti 繋縛を離れて自在を得るという意味である。誤った執着心から起こる業の繋縛を開放し、迷いの世界の苦悩を脱するから「解脱」という。
この「解脱」という言葉は、けっして仏教のみの術語ではなく、涅槃とともに、古くからインドで用いられ、人間の究極の目標や理想を示すことばとして用いられた。 wikidharmaより