>>630 時折り、
大乗に洗脳された者による言い回しがなされるので、
知らず知らずの内に周囲の人々もその影響に感化されます。
以下に、正しい本来の「阿羅漢」について掲載しておきます。
『(2)応供(arhan, arahan) 阿羅漢と音訳され、略して羅漢ともいう。大乗仏教では、阿羅漢とか
羅漢の語は小乗声聞の悟りを得た最高の聖者であり、自利のみを目的とする者とされたが、これ
は阿羅漢の本来の意味ではない。阿羅漢の原意は応供と訳されるように「供養に応じられる人」
「供養を受ける資格のある人」の意味である。--中略--故に阿羅漢のことを無上の福田ともいう。
このように阿羅漢は存在するというだけで世を救い人びとを幸福ならしめる者であって、仏は当
然に阿羅漢である。
弟子(声聞)の中では最高の悟りを得た人を阿羅漢という。この点では仏も弟子の阿羅漢も同じ
であるといえる。ところが大乗仏教では、阿羅漢とは教化活動をしない小乗の聖者のように見ら
れたが、これは阿羅漢の本来の意味をゆがめたものである。』
(水野弘元著『仏教要語の基礎知識』新版第1刷/春秋社刊p80-81)
>>592 了解!!