>>341 >一つ言える事は、阿羅漢に下生とか化身とかして地上で救済してくれる、
>という設定は大乗だけでなく上座部にも無い、ということだ。
>阿羅漢になり、死を迎えれば、もう救済はできないわけだ。
そう。本来的には仏教の基本としては、
“救済する”とか“救済してもらう”というスタンスではないからです。
(であるから、情的に訴えで“救済”という聞こえのいいアプローチを打ち出すことが嫌いなのです)
しかしながら、
善行(積徳)として困っている人には手を差しのばすという
純粋な行為の必要が説かれているわけですから、
これで何も問題ないでしょう。
途上の者は自己の修行として、完成者はそのレベルでこれは続けられていくわけですから・・・。