「本当に不思議なキリスト教」Y

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815ローズ
イエス復活の記述に関しても、矛盾があることは承知しています。また4福音書よりも
パウロの書簡が先であったということも。ですから顕現の順番もバラバラ。エピソードも
後に書かれたものの方が濃密になっていっています。

ですがそれは「イカサマ」でしょうか・・? 私にはそうは思えないのです。
また、パウロの聖霊体験を「作文」と見ることもできません。それはその後の彼の生涯が如実に物語っている通りです。
熱心なキリスト者迫害者から一変してイエスを伝える者になったパウロ。彼のその後の人生は茨の道でした。最後は処刑されました。

現実的にも、パウロのような劇的回心を経験し、人生を180度変えて証しのために生きている方達を多く知っています。
そして多くの証人達が雲の上で私達を見守っているとも、思っています。

不思議なのはこんな誤謬だらけを隠さずに聖典として乗せているというところです。
聖書は聖なる書ではありません。一貫して読めばドロドロとした罪だらけの人間の証し集です。
ですから編纂に誤謬があったとしても、別に驚きません。(映画「パッション」が罪だらけの
監督の手を離れ、私達にスピリチャルなものを届けてくれているのと同じように(それと同一視はしませんが))