>>699 >苦しみを知ることは改善点に気が付くということで、
>進化するためには必要なように思うんだけど、
それこそ神智学の提示する教えそのもの。
確かに、輪廻転生と人間の苦悩は必要あって生じています。
経験を通して進化するためです。経験し、更にこれを超えていくのです。
当然、流転変滅を繰り返す現象界も必要あってそのように生じている。
そして、これら物質現象界を超越していく・・・。
>>704 >>“20世紀の仏陀”とも評されるクリシュナムルティがそういう教え方をする典型です。
>>688 >
>仏教の聖者で認める人はいないでしょう。
現在の仏教徒たちは、
寺院において(高僧によって認定されて)排出する者以外に
覚者を認知することはできないでしょうね。
一応、ここで誤解が生じないように補足しておきます。
“20世紀最大の巨人”や“20世紀最高の覚者”、“孤高の哲人”などと評されるクリシュナムルティですが、
もちろん、これらは仏教的に認められた仏陀ということではなくて、
もっと一般的で広義的な評価であり、特に“精神世界”と呼ばれる分野のカテゴリーにおいて顕著です。
彼をマイトレーヤの顕現(器)として世界の全面に押し出そうとしたアディアール派
(ブラヴァツキーというよりは、二代会長ベサント色濃厚の『神智学協会』現主流グループ)の人々と、
協会退会後の彼を信奉する直接的なグループの人々は確かに、
クリシュナムルティをニルヴァーナに到達している本物の完成者だと見ていることでしょう。
私は違います。
クレーム派から得ている情報によれば、
クリシュナムルティは第三段階のイニシエートとして1895年に生誕し、
49歳のときに第四段階のイニシエーションを受けた(仏教の説くニルヴァーナ境地は第五段階)。
恐らく、そのジュニャーナ的な勝義一辺倒の見解、
それ以外をまったく認めない偏狭性と固執が彼にとっての最後の足枷(最後の壁)になっていると、
この私は見ています。
一見すると、大王も似た印象を放ってはいるけれども、
彼の場合は単なる勘違いからきている。