十十十 カトリック+210 十十十

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892サロメ☆ボウディア ◆wHb3.gs/E2
旧約時代

神は、人の進歩と繁栄をまって、アブラハムを選び、その子孫をとおして、まことの教えと救い主に対する希望を
たもつようにおみちびきになりました。(創世記12・1−6)

アブラハムの孫ヤコブ(イスラエル)はパレスチナからエジプトへ移住し、その子孫は数百年間そこで栄えましたが、
神はモーセをおこして、彼らをエジプトの圧政から救い、シナイ山で十戒を授けて律法と祭儀を定め、
かれらと契約を結ばれました。

神の契約とは、神がイスラエル人を選んで神の民とし、かれらが神の掟を守るならば、神とともに生き、
子々孫々に栄えるという約束です。この契約を「旧約」といいます。神とイスラエル人との契約は、
その後もたびたび更新されました。(出エジプト記19章以下、エレミヤ31・33、詩編25・14)

その後、イスラエル人は、その使命を忘れて、たびたび神にそむきましたから、神は多くの預言者を遣わして
これを戒め、またかれらを罰するために、いくたびか敵の手にお渡しになりました。

預言者とは、神の啓示を受けてそれを人々に告げ、神への道を教える人です。旧約の預言者の中には、
来るべき救い主について、いろいろ予言した人々があります。

 「アブラハム、召命を受けてパレスチナへ移る」(創世記12・1−6、17・1−8)
 「モーセ、イスラエルをエジプトから救う」(出エジプト記3・1−10、19・1−6)
 「サロモン、神殿を建てる」(列王記6・1−13、7・1)
 「イザヤ、救い主の到来を予告する」(イザヤ書9・2−6)