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基本。:
45年ほど前は、東京帝国大学出の二代真柱に疑問を抱いていました。
隠し子問題とか、独裁者とか、奈良にいる愛人の噂とか、芹沢光次郎さんの著作の影響で、悪い話ばかりがあった。
高校のある先生からは、基本君の話では天理教は素晴らしい教えだけれど、今の教団の真柱、悪すぎる。大丈夫なの?と問われました。
私の周辺には単独布教から教会設立したバリバリの初代会長ばかりで、その師は、一言諭せばみな当たるという老師で、教会本部の先生なんかは、お授けも効かない馬鹿ばかりだと、軽蔑する風潮の周辺でしたから、
全く、わたしも馬鹿にし抜いていて、おやさまの教えを曲げてきたどうしようもない奴と、真柱の事は、悪く思っていました。
けれど、二代真柱の著作物で、或いは講話で、信仰の本筋、教義教理の本道を教えられて、あまりに深い信仰心に、見方は一変しました。
この人には勝てない。
このお方から学ぶより無いと、真柱派になりました。
「六十年の道草」と、自らの人生を定義されていた御態度。
神が切りを入れた「一二三、一二三」の六十年の道。応法の道。
その道草時代の天理教真柱として、原典の公刊をし、次の復元の真柱に道を託された二代真柱は、あそこで死んで、良かったのです。
医師からこのままでは死にますといわれて、それなら死ぬわと、出直しされた。
その死生観には、脱帽しています。